助)また原作と内容いじってきて大丈夫なんかぁい!?
マ)な……何とかなる……はずっ!(爆)
「じゃあ、一夏君の白式を急ぎ作る為に簪の打鉄二式の制作は中断されたわけ?」
束さんから聞いた話ではそういう事だった。しかも、今後は白式をベースとした新型ISの研究開発に本腰を入れる事が決まっていて、簪の専用機開発に回す人員も減らされる事になって、いつ完成するかも分からなくなってしまったので簪は制作途中のISを受け取り自身で残りを作り上げる決意をしたらしい。
「何だよそれ……簪の専用機完成させるのが先だろ普通」
「新しく新鮮な方にもう完全に意識が移っちゃったって感じかな?」
「……ッツ!」
簪の悲しそうな表情を見て、俺は即行動へと移っていた。
「束さん……」
「何かな? そんな真剣な眼差しで見つめて……はっ♡まさかこんなとこで愛の告は――『簪のIS制作を手伝ってくれないかな?』――だよね〜★」
「!?」
俺の発言に驚いた表情をした簪だったが、直ぐに束さんの方を期待した眼差しで見つめ始めていた。ISの母ともいうべき最高のIS博士が制作に協力してくれるともなれば…………
「えぇ〜やだよー。ナオ君の妹の本音ちゃんならまだしも、私その子の事全然知らないし〜」
まぁ、予想通りの反応だった……束さんは自身の中で身内か興味範囲内以外の人間には塩対応だからなぁ〜しかし、本当は嫌だが束さんにもメリットがあると思わせれば…………
「そこを何とか! 空いた時間でアドバイスするとかそれだけでもいいから!……それに簪も俺のずっと幼馴染だから束さんの知らない俺の幼い頃の秘話とか聞けちゃうかもよ〜?」
「…………にゃっ!?」ピクッ!?
後半をヒソヒソ話で束さんにしか聞こえないだろう小声で囁くと、ピクリと反応を見せる束さん……あと一押しかな…………
「勿論、俺からも可・能・な範囲でお礼はするつもりだし」
「…………(んだとぉ!?)」ピクピクッ!?
可・能・なというところを強調した上でお礼という名のエサも提示する。更に反応を強くした束さんは俺の方を向き直り…………
「……やる♡」
「!?」
タバネモン……ゲットだぜぇ! ♪
「えっ、ホントに手伝って貰えるんですか!?」
「ナオ君の幼馴染ちゃん……名前何だったっけ?――『更識簪』――あぁ〜そうだった! じゃあカンちゃんね☆私が手を加える以上、生半端なISなんて作り上げないからね! 制作を投げ出した倉持のダメ研究者達を驚かすレベルには仕上げてやろうじゃないさ☆(その代わり……色々と語ってもらうからねぇ〜ニヤリ★)」
束さんの怪しいニヤケ顔に少し冷や汗をかきながらも、これで簪の専用機の完成が見えた事に少し安堵したのだった。
「あっ、それと簪、小学生の頃遊んでた【ファンファン】の事覚えてる?」
「【ファンファン】って確か……リンちゃん?」
「そうそう! 二組に転入してきたんだよ! しかも中国の代表候補生になっててさぁ」
「!? うわぁ〜懐かしいなぁ」
「今度会いに行ってみろよ。というか簪の事も伝えてるから向こうから会いに来るかもだけどね」(笑)
そんな話をして俺は教室へと戻っていった。簪は束さんに捕まり、ギリギリまで教室に戻れなかったようだ。
そして放課後……今度は予想通り鈴に捕まって連れて行かれる簪の背中を見たのだった。
束)さてさて〜とりあえず現状確認だけ済ませとこうかなっ☆
簪)あの、よ、宜しくお願いします!
束)うんうん。それでカンちゃんはさぁ〜幼馴染って話だけどナオ君の事はどう思ってるのかな?かな??
簪)えっ? 私が尚兄をですか?……(あっ、もしかして束さんって)私はもう……幼馴染のお兄ちゃんの様な存在でしかないですね。
束の表情から簪は自身の姉同様、この人も尚人を意識しているのだと思った。その為今の自分の素直な気持ちを述べたのだった。
束)ふ〜ん(「もう……」かぁ〜★)、ならなら、これから昔のナオ君の事を色々と教えて欲しいんだなぁ〜☆手伝う代わりにさ♪まぁ、勿論私も一応は仕事しないと(ちーちゃんに怒られる)だから、常にカンちゃんのISに付きっきりってわけにはいかないけど★
簪)話せる範囲で良ければ……あっ、でも私から聞いたのは内緒にしてくださいね!(やっぱり束さんも尚兄を……)あと、指摘してもらえれば直すのはこちらでできる限りはやるつもりですので!
束)うんうん☆じゃあ早速残り時間でカンちゃんのISの現状も確認しちゃおうかぁ〜♪
簪)お願いします!!
かつては自身も想いを寄せ諦めた男の子へと想いを寄せる新たなる女性の出現……簪の心中では、(ホントは大好きな)姉とその女性こと束の間に挟まれ、どっちを応援しようかと悩む簪なのであった…………
尚、本当は自分がその彼に好かれている事をこの時の簪は全く気づいて無いのであった。
助)ドンマイ! 尚人くーーん!!