インフィニット・ストラトス〜消えた歌姫〜   作:仏のマスター

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皆様台風にご注意を★

今回ヒロイン候補が更に一人(実質的に)脱落します。


53 活動再開

「ねぇねぇ、【Nature's】の新曲聴いた!?」

「勿論だよ〜♪ みんなはどの曲が一番気に入った!?」

 

 クラス内でひろげられるトークは今、一点集中で皆同じ話で、他のクラスの騒がしさもキット同じ事を話しているのだろう。

 昨日かんちゃんを説得した後、おにいちゃんが寮でダッシュで編集→アップした時間は就寝時間ギリギリのところだった。

 

 

 

 

「ま……間に合った…………」

「お疲れ、おにいちゃん」

「すまぬ、本音よ……兄はこのまま……チーン」

 

 今日に関しておにいちゃんは晩御飯を作ってくれず、私は寮の食堂で友人達と食べた次第で、おにいちゃんは栄養ドリンクを飲んだだけの様だ。

 

「ホント最近大変な事ばかりだよね、おにいちゃん」

 

 ベットに飛び込み死んだ様に突っ伏して眠るおにいちゃんのほっぺをツンツンしながらキット明日は騒がしくなるんだろうな〜と思いながら私も眠る準備に入り、明かりを消そうとしたところで…………

 

「【NAO】くーーん☆ 新曲聴いたよ〜♪」 バン!

 

 空いていた窓から束さんが入ってきて……私は……

 

「シィィィィィー……静かに」

「あれっ? 【NAO】君寝ちゃってる? コレは寝顔ゲットのチャンスと――『帰って』――およっ?」

 

 私はおにいちゃんと束さんの間に入って、おにいちゃんに近づこうとする束さんに帰ってもらおうとする。

 

「えぇ〜ちょっとくらい――『ダメです、帰って下さい』――ムゥ」

 

 少し怒気も混ぜた声で言うと、不満げながらもとりあえず一歩下がった束さん。そもそももう就寝時間ってところで来られても迷惑なだけである。時と場合を考えて欲しいものである。その辺も踏まえ説明して帰ってもらおうとしたところで部屋がノックされ開き、二人の人物が入ってくる。

 

「遅くにゴメンナサイ……束様を私では止められず」

「束……条約違反だ」

「げっ、ちーちゃん!?」

 

 そこからは早かった。千冬先生に捕まった束さんは引きずられながらそのまま部屋の外へ……恐らく寮長室に連れて行かれるのだろう。

 

「それでは私も戻りますね。夜分に本当に失礼しました」

「――あっ、助かりました。ありがとうございます」

 

 深々と頭を下げたクロエさんはホントに申し訳なさそうな表情で、それだけを言って静かに部屋を出て行こうとしていたのでとりあえず感謝の意だけでも伝えようと返事をした私。 

 

「いえ、尚人様もお大事に」

「……ありがとう、クロエさん」

「!? おにいちゃん何時から起きてたの!?」

「束さんの不法侵入」

 

 これはもう案件ダナ……おねえちゃんに報告シナイト…………

 

 

 

 

 今回の一件で更に制限が厳しくなった束さんなのであった。特に虚様のお怒りを買った束さんは次の日地獄の説教を受ける事になるのであった。

 




束)……ううっ、ただ【NAO】君への愛が溢れてしまっただけなんです!
虚)ギルティ。

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