インフィニット・ストラトス〜消えた歌姫〜   作:仏のマスター

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 あの人降臨! またあの伝家の宝刀が見れるんだ!
 


6 歌姫降臨、○○降臨、そして襲われる歌姫

「先ずはこの映像を見てほしいんだ……ポチッとな☆」

「これって……」

 

 そこに映し出されたのは、刀奈姉に頼まれて出演したIS学園学園祭での特別ライブの映像だった。

 

 

 

 

「さぁ、お待ちかね♪ 生徒会主催スペシャルライブの時間だよ! うだうだ長話もなんだから早速いくよ! ここにいた事を幸せに思えお前達★ 紹介なんてしないよ……声を聞けばみんな分かるはずだから…………」

 

 そういって生徒会長楯無はステージ脇へ。それと同時に照明と音楽が止まり、【NAO】は舞台センターに姿を表す。それと同時にスポットライトが照らされ、黒マントに狐のお面をしたその人物は片手にヴァイオリンを持ち、マイクの前に立った。

 

 

 

 

「えっ、誰?」

「狐のお面? 顔分かんねーよ」

 

 静寂の中にヒソヒソと話し合う生徒達の声。でも大丈夫……私は確信している。曲が終わった後の歓声を……!!

 ヴァイオリンの独奏から始まり、ついに彼がその声を解放する…………静寂…………響くのは彼の声のみ。さっきまでヒソヒソと話をしていた人も、遅れてやって来た人も彼の声を聞いて黙って聴き入る。

 皆が分かっているんだ。この場に雑音は不要だと、むしろこの世界を壊してならない事を一瞬で理解するのよ。外の学園祭の喧騒もフィールドバリアの防音に包まれたこの会場なら響いてこないしね☆

 ヴァイオリンの独奏が終わり、一曲目が終わりを告げた。完全なる静寂が訪れる。

 

 

 

 

「えっと……その、静かだね。こうしてみんなの前で歌うのは初めてでちょっと緊張かな……はじめまして? その【Nature's】のボーカル【NAO】です。」

 

 俺は観客席を見渡してペコリと頭を下げた。因みに声は女声を出している。所謂、両声類って奴です私。

 自己紹介が終わったところで刀奈姉が再び出てくる。

 

「驚いた? 驚いたよね〜☆ 今回のスペシャルゲストは【NAO】さんでーす! 因みにこのライブは【NAO】さんの公式ワイチューブで生配信中ですので安心して聴き入って下さーい!」

 

「「「「「!!!!!」」」」」

 

 ワァァァァー!! と会場内に響き渡る大歓声が響き渡る……興奮に声をあげる人、泣き出す人もいる。暫く会場内を眺めていると最前列に簪と本音がいる事に気づく。大粒の涙を流しながら、ずっとこっちを見ている……良い思い出になってくれたらイイな★

 

「さて、1曲目から名曲バラードで泣かせにきて、2曲目は何を歌ってくれるんですかね?」

「1曲目でしんみりする感じだったので2曲目はノリの良い曲を」

 

 そういって俺は黒いマントを脱いで、下に着ていた衣装をあらわにする。

 

「この衣装って……言わずもがなですね!(あーん♡ 相変わらず女装が似合い過ぎなのよ尚人君!)」

 

 【Nature's】デビュー曲「カナタ」のアニメーションPVで俺が着ていた服です。はい!

 声援鳴り止まぬ中、曲は流れだし、俺は歌い始めた。

 

「響け……私の歌声……あなたの心で…………」

 

 

 

 

「ハァ〜ン♡ やっぱ何回見てもこの生配信動画良いなぁ♪――っと本題、本題! でねっ、実はこの時におかしな事が起きてたんだよ。それがこのデータなんだけどね……」

 

 ライブ配信を写していた画面とは別に、何かの資料データーが別画面に浮かび上がる。

 

「これね、実は私が作った世界中のISコアの状態を管理する画面なんだけど、赤く表示されてるコアがあるよね? これはコアが異常な状態になってる時に赤くなるんだけど1つ共通点がある事に気づいたんだ。何か分かる?」

「……いや全く」

「では束さんが解説してしんぜましょう!」

 

 束さんの話をまとめると、異常な状態にあったコアは全て同じ場所にあったらしい……そしてそれが学園祭ライブをしていた会場の格納庫に配置されていたISの機体だったと言うのだ。更に異常な状態にあった期間は【NAO】が歌い始めたところから歌い終わるまでだったらしい。

 

「【NAO】君の歌はね、ISコアの心まで奪っちゃったって事なんだよ!」

「えっと……はい」

 

 正直なところあまり分かってないがとりあえず返事をする。

 

「だからね。そこの調査や実験に協力してもらいたくてここに連れてきたんだ」

「協力するのは良いんですが、一応歌手としての活動やまだ学生なので――『大丈夫!』――はい?」

「各局に暫く活動停止するって書状送っておいてあげたから! あと【NAO】君の生活は一生私が見てあげるから、もう学校に行く必要も無いんだよ★」

 

……活動停止?……一生私がって……えっ? それは流石にと返事をしようと思ったのだが……目の前の束さんが急に服を脱ぎだして……だ、ダメだ! 見ちゃだめだ!

 

「だからね……私と♡――『尚人(君)!!』――あん……誰なのかな? 私と【NAO】君の愛の語らいを邪魔――『何が愛の語らいだ!#』――フギャア!?」

 

 開いた扉からよく知った姉二人と黒スーツの女性が現れた。てか頭掴まれて束さんの体が宙に浮いてるんですが…………

 

 ポキッ☆「……ピッ!」パタリ。

 

 あっ、おちた。束さんがおちたのを確認した黒スーツのお姉さんはこちらに振り向いてきた。

 

 




助)おっ! 今日は珍しく文字数が多いぞ☆
ウォ)初2000文字超え……やはりカンヅメ効果はデカイ様ですね。まだ書いてますし。
マ)……カリカリ……ガリガリ…………カリ……プツン
助)あっ、倒れた。
ウォ)流石にコレが限界ですか、今のマスターには。




(追記)
マ)お気に入り50人突破オマケ話のプロットができたどぉー! オマケ第一話は束さんの気持ちがLIKEからLOVEに変わった時のお話です☆
助)あっ、復活した。
ウォ)ほう。それは楽しみな内容ですね!
助)あとはいつ投稿できるかだね★
マ)グサリ……パタッ。
ウォ)助手ちゃん容赦無いですね…………
助)アハッ★またやっちった☆
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