おかげでこっちに時間回せてますしね(笑)
「ふむ……どうやら無事のようだな」
「……織斑千冬さん?」
「フッ」
見上げた女性はブリュンヒルデこと世界最強の女性、織斑千冬さんだった。それと同時に背中に抱きついてくる二人の女性……こっちは分かる。刀奈姉と虚姉だろう。
「尚人君! 大丈夫だった!? 変態兎に変な事されてない? まだ襲われて無いわよね!?」
「尚人、どうなの!? 尚人の体はまだ清いままなのよね!?(そうじゃなかったら……クソ兎共は………)」
二人に言われてハッと気づく……俺襲われそうになってたの?
「束様に【NAO】様、お食事の準備が……っと、これはどういった状況でしょうか?」
「イタタタタ……ごめん、クーちゃん。それどころじゃなくなっちゃったかな★」
あっ、もう復活してる。というか凄く微妙な雰囲気になっちゃったんだけどどうしよう?
皆が皆どうしたらいいのかって状況だし、ここは仕方ない。
「とりあえず食事でもしながら話し合いませんか? せっかくクロエさんが食事用意してくれたみたいですし、俺もお腹空いてて……」
「束さんも賛成! このピリピリした中で話すよりねっ★ クーちゃん全員分用意できそう?」
「今回はシチューで少し多めに作っているので何とかなるかと」
「……尚人、あなた今の状況分かってるの?」
「あぁー微妙なとこだけど、とりあえず落ち着いて話し合う場が必要かなと……」
「「「…………」」」
紆余曲折あれ、何とか落ち着いて話し合う事ができた。
「つまり束はそのISコアの異常反応を調べる為に彼に近づいたと?」
「まぁ、そうなるね☆ それに関しては【NAO】君からのOKも貰ってるから!」
千冬さんが首だけ動かし、こちらに確認を求めてきたので、とりあえず頷いておいた。
「ふむ。ならそれは良しとして、私達が突入した時の状況はどう説明する?」
「あれは……その私の【NAO】君への愛が溢れ出したというか何というか……はい」
「この変態兎、やっぱり尚人君を!?」
「……1つよろしいですか?」
今にも飛びかからんとする刀奈姉の肩を抑えて、虚姉が束さんに向かい立つ。
「ん? 誰かな? 関係ない人は会話に入ってこない――「尚人の姉ですが?」――はえ? 【NAO】君のお姉様?」
「はい。尚人の事を誰よりも大切に思っている姉の布仏虚です」
「おっ、お、お姉様ぁぁぁぁ!?」
この時、束さんの頭の中でどういった思考が巡ったのかは分からないが、椅子の上に正座になり、ピシッと背筋を伸ばした姿勢へとなり虚姉を見つめている。
「私からは一つだけ……篠ノ之束さん。貴女はどれだけ真剣に尚人との事を考えていますか? ただの変態に尚人を任せるつもりはありません」
「…………私は!」
この作品はラブ【コメディ】である(爆)