探求者たちのタイムクライム   作:Okubo Masau

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 札幌記念から戻ってきたジャングルポケットには、明確に焦燥の色があった。さっそく合宿所の練習コースを、速度こそ抑えながらも走り出す彼女の姿を見ながら、指導を担当しているキングヘイローは自らの伝え方について熟慮を続けている。そんな中、折良くか悪しくか練習に合流したアグネスタキオン、彼女に練習させている距離を見たキングは、鷹木トレーナーがいよいよタキオンの復帰レースを現実視している様に気づく。


共に先行き、視線は辿り易く

 札幌記念を三着という結果で終えたジャングルポケットは、翌日には早くも合宿所に戻ってきていた。

 

 同じく札幌レース場で開催される、8月末の阿寒湖特別に出走するマンハッタンカフェの練習相手となる選択もあったろうが、今のジャングルポケットは札幌記念での敗因を探り、それを克服しようとすることで頭がいっぱいであった。

 

 トレーニングに打ち込むとならば、他のウマ娘も利用希望を出している札幌現地の練習場を占拠するよりも、夏季期間中に用意された合宿所に帰る方がいい。

 

 それに何よりもマンハッタンカフェは、ジャングルポケットが出走を予定している菊花賞での、最大のライバルとなるであろう存在に他ならなかった。

 

「ジャングルポケットさん、まだ札幌記念での疲労は回復しきっていないのだから、無理はしてはダメよ。」

 

「分かってる。トレーニング再開に備えて脚を慣らしておきたいだけだ。」

 

 札幌を発つ朝一番の飛行機、そして結城トレーナーが回しておいた合宿所への専用バスのおかげで、午前中には帰って来れたジャングルポケットは、バスから降りると早々に脚の筋肉をほぐすストレッチを始めていた。

 

 ポッケの分の荷物も抱えて合宿所建物内へと運び、キングヘイローが再びグラウンド上へと戻ってくる頃には、既にジャングルポケットは練習コース上を走っていた。

 

 無理はしないように、と告げたことはきちんと守っているのか、あくまでも流し程度の速度である。とはいえ、その歩調からは明確にジャングルポケットの抱える焦りが見てとれた。

 

「何を身につけさせるべきかであれば、明確に見える……けれど、それだけではダメだったわね……。」

 

 キングヘイローの中でも、焦燥感は増していた。

 

 それはジャングルポケットが感じているのと同様の、この秋に出走を予定している菊花賞で勝てるのかという懸念だけではない。自分の指導が、担当ウマ娘にこの先はたして勝利をもたらせるのか、という根源的な不安である。

 

 桂崎トレーナーのサブとして実地での経験を積んでいる最中とはいえ、もはやトレーナーとしての活動を初めて1年半近くなるというのに、自分自身はトレーナーとしての勉強を始めた頃から何も変わっていないかのように感じられた。

 

「レースが終わったあとで、どう走るのが良かったのか言うだけなら、どんなへっぽこでも出来るわ。それこそ、トレーナーでなくとも、ウマ娘レースのファンなら、誰でも……。」

 

 自分自身に言い聞かせるようにキングヘイローは呟きながら、逸る気持ちを抑えつけるかのように速度を不自然に緩めて練習コースを走っていくジャングルポケットを見つめていた。

 

 札幌記念、確かにジャングルポケットは100点満点で評価するならば100点の走りを実行した。だがウマ娘レースに“満点”という上限は無い。

 

 キングヘイローと共に立てた、直線の短い札幌レース場でジャングルポケットが勝つための作戦。それを忠実に再現している以上、他の競走相手にとっては充分に想定の範囲内の走りを見せたに過ぎない。

 

 競走相手達がジャングルポケットに比肩し得るだけの能力を有していることは、同じレースに出走できているという大前提が既に証明している。その上で、勝てる作戦を立てた者が、勝利を必然の域へとたぐり寄せたのだ。

 

「エアエミネムさんは、ジャングルポケットさんから一定のリードを保ち続けてゴール。ファイトコマンダーさんは、ジャングルポケットさんをぴったりマークし続けて、ゴール直前で抜け出した……完全に、ジャングルポケットさんへ講じられた対策が実った形ね……。」

 

 ジャングルポケットが、実際に走っている際、どう判断を下すべきだったのか。それを教えることは可能であったが、レースが終わったあとでは遅い。

 

 そして、次なるレースで、対戦相手が同じ手を再び見せるはずもない。レースに出走するウマ娘は、どうすれば勝てるのか、教えてもらうのを後手で待っているだけでは勝ち続けることなど叶わない。

 

 担当トレーナーとして教えるべきなのは、単なる作戦だけではなく、勝つための判断を自ら下せるようになる思考、イマジネーションの柔軟性であった。

 

 札幌記念の後、キングヘイローは即座に結城トレーナーのもとへ教えを乞いに行ったが、レジェンド級トレーナーをもってしても、その教え方を教えることは難しかったらしい。

 

「ウマ娘の性格や思考パターンによっても変わってくるし、何よりもトレーナーが担当ウマ娘との距離感を明確に掴んでいなければ、ただの情報を超えた思考というものは伝えられないだろうね。」

 

「では、トレーナーの助言をかなり素直に受け入れるジャングルポケットさんの場合は……様々なレース展開をビデオ等で見せることによって、判断力を鍛えるのが良いのでしょうか。」

 

「効果が無いとは言わないけれど、彼女の場合はレース全体の展開を大きくつかむよりも、これと決めたライバルを強く意識させる方が力を発揮できるんじゃないかな。推測ばかりですまないね、ジャングルポケットを専属で担当し続けていない限り、確たることは言えない。」

 

 すなわち、今はトレーナーとしての務めを得ているキングヘイローが判断を下す他にない、とのことであった。

 

 言葉を交わしつつも、キングヘイローは結城トレーナーが走らせているマンハッタンカフェの練習風景から目を離さなかった。

 

 漆黒の長髪を靡かせ、コース上を滑る風のように翔っていくカフェ。周囲を吃驚させるほどの加速力はもちろんながら、状況に応じて柔軟に位置取りを変化させ得る、あの判断力をいかにして身につけているのか……見ている分には、易々とつかめるものではない。

 

 キングヘイローの視線が向く先に気づいたのか、結城トレーナーは自身の担当への指導についても言及した。

 

「いや、僕には特別な指導法も何もないよ……強いて言うなれば今、ずるいやり方をしている、ということにもなるからね。」

 

「ずるい……?」

 

「トレセン学園の入学前に、基礎的な能力がほぼ身についているウマ娘を見定めて、スカウトしている。そういった思考の地盤が出来上がっているウマ娘なら、レース中に勝てる判断を自力で下すよう、直接教えるのではなく、促すことも出来るから。」

 

 逆に、そもそもの身体能力が追いついていなかったり、レースでのペース配分やコース取りの基本が身についていないウマ娘に対しては、まずその基本から教えていかなければ形にならない。それは桂崎トレーナーや片桐トレーナーといった、中堅以下のトレーナーが担いうる部分である。

 

 結果として、大ベテランである結城トレーナーの指導下に、元より優秀な能力を有するウマ娘が集結することには誰も異論を唱えぬものであった。

 

 優秀なウマ娘を安心して任せられる存在こそが、結城トレーナーであると言うべきでもあったが。

 

 結城トレーナーに助言への礼と一時の別れを告げ、札幌を発って合宿所に戻ってきた今になってもなお、キングヘイローの脳内には難解な助言が渦巻き続けていた。

 

「直接教えるのではなく、促す……情報を超えた、思考……?」

 

「あぁ確かに、ジャングルポケット君に教えるのは難しい概念だろうねぇ!その点、既に理解の及んでいる天才ウマ娘たる私を担当できたのは実に幸運なことだ、そうは思わないかいトレーナーくん!」

 

 わざわざ声のした方へと振り返らずとも分かる、アグネスタキオンの言葉がキングヘイローの背中にかかる。

 

 同行している鷹木トレーナーは、タキオンにすぐ返せる言葉を見つけられずにいるのだろう、何か言いたげな雰囲気だけを発して、結局無言のまま練習コースへと出ていくタキオンの背を見送っていた。

 

 誰からの返答も求めぬまま、アグネスタキオンはちょうど練習コースを一周してきたばかりのジャングルポケットにも絡みに行く。

 

「やあやあ、これは札幌記念で三着だった、今年のダービーウマ娘、ジャングルポケット君じゃないか!早くも今世代の三強として数えられるのは私タキオン、マンハッタンカフェ、そしてエアエミネムくんとなりつつあるかねぇ?」

 

「うるせぇ、走ってもねぇ奴がデカい口叩くんじゃねぇ。つーか何が三強だ、ダンツのことも忘れんじゃねぇよ。」

 

 相変わらず遠慮のないタキオンからの絡みに対し、ジャングルポケットはハッキリと顔をしかめ不機嫌そうな表情を露わにしていた。

 

 が、札幌からここまで帰ってくる間ムッツリと黙り込み続け、何を言うにもボソボソとした口調ばかりだった彼女が、ようやく声量を張って言い返す様を見せたのも事実であった。

 

 タキオンの挑発的な言動をハラハラしながら見守っている鷹木トレーナーを隣にして、キングヘイローは口を開く。

 

「やっぱり、タキオンさんとのやり取りが一番、ジャングルポケットさん本来の調子を取り戻させてくれるようですね。」

 

「そう、だろうか……本当に毎度毎度、タキオンが遠慮ない言い方ばかりで済まない。」

 

「いえ、むしろ気を遣われたりフォローされたりと、腫れ物に触るような扱いを受ける方がよほど、ジャングルポケットさんにとって不本意でしょうし。」

 

 何よりも、アグネスタキオンこそ現時点で、ジャングルポケットが勝ちたいと最も強く意識し続けている相手である。

 

 自分が乗り越えるべきライバルと認識した相手が、ターフの外側に居り、競い合える場に居ないこと。それこそが、ジャングルポケットが想定内の走りに収まってしまっている理由ではあるまいか。

 

 札幌にて結城トレーナーから受けた助言の、片鱗が掴めたような気がしていた。強力すぎる同期ライバルに囲まれていたキングヘイロー自身の体験とは、対照的な状況であった。

 

「トレーナー!今からタキオンと併走、やらせてもらっていいか?ちゃんと抑えて走るぜ、タキオンがレース復帰を遅らせる言い訳にされてもムカつくしよ。」

 

「おやおや、手加減した私に先着されてもジャングルポケットくんは機嫌を損ねるんじゃないかねぇ?」

 

「よろしいでしょうか、鷹木トレーナー?……では、ジャングルポケットさん、さっきも言ったけれど札幌からの移動での疲れもあるのだから、決して無理はしないで。」

 

 だからこそ、ジャングルポケットが大声で提案を投げかけてきた時には、キングヘイローは鷹木に確認し、彼の了承を得た後、慎重な言葉を告げながらも首を縦に振った。

 

 鷹木としては、もはや長期休養前と同様の負荷をかけても問題ないと思われるところまでタキオンが回復していることは明白であり、わざわざ相手の機嫌を損ねに行ったタキオンがトレーニングの一助となれるのならばという思いの方が大きかった。

 

 ……それに、アグネスタキオンも、そろそろ実戦形式での練習相手が必要な段階であった。鷹木は先んじて、併走練習の条件を提示する。

 

「コースは、札幌記念の条件に少し距離を足して、右回り芝2200mという形でいいだろうか。ジャングルポケットも秋の菊花賞に向けて練習距離を伸ばしていかなければならないだろうけれど、帰って来ていきなり長距離を走らされるのも厳しいだろう。」

 

「えぇ、構いませんけれど……そちらのタキオンさんが得意とする距離は、ちょうど2000mでしょうに。」

 

 何か引っかかる様子ながら、キングヘイローは併走練習の条件を準備運動中のジャングルポケットとアグネスタキオンに伝えにいく。

 

 両者がスタート位置につき、スタートの号令と共に駆けだしていくジャングルポケットの脚運びを注意深く凝視し終えた後……その引っかかる思いの正体にキングヘイローは早くも気づいた。

 

「オールカマー、ですか?タキオンさんを出走させる予定のレースは。」

 

「……気付かれた、か。同じく秋からの2200mのレースなら神戸新聞杯もあるが、さすがはキングヘイロー、勘の良さは随一だ。」

 

「タキオンさんが結果を残されているのは……と言っても全レースで一着ですが……右回りの中山レース場ですから。左回りの中京レース場で行われる神戸新聞杯を敢えて選ぶことはないでしょう……長期休養からタキオンさんが復帰する初戦には。」

 

 自分が説明し得ることをほぼ全てキングヘイローに言い当てられ、鷹木はただただ首肯するばかりであった。

 

 タキオンの脚が万全の状態にまで回復したとしても、菊花賞を走らせる予定は皆無であった。あまりにも勝手が違いすぎる長距離レースへと、復帰早々のウマ娘を送り出すことは出来ない。

 

 そこで、タキオンが勝利した弥生賞や皐月賞に200mの距離がプラスされたレース、そしてコース配分にも慣れている中山レース場で行われるオールカマーを出走予定として鷹木は判断していたのだ。

 

 キングヘイローの推測は、そこで止まらなかったが。

 

「中山レース場で行われるオールカマーに出走する、ということは……菊花賞ではなく、優先出走権が得られる天皇賞へ?今年の秋天は、例年の東京レース場ではなく、やはり右回り2000mとなる中山レース場での開催ですし。」

 

「まぁ、その、勝てれば、の話ではあるけれど。」

 

「タキオンさんの能力であれば、一着となっても何ら不思議ではないでしょう。俄然この秋からのレースが楽しみになってきました。」

 

「えっと、まだ、世間には公表していない予定なので、この件は口外なしで頼みます……。」

 

 いつもの気弱な調子で頼んでくる鷹木に対し、キングヘイローは当然とばかりに頷きつつ、視線は練習コース上を走っていくジャングルポケットを追っていた。

 

 常通り、先行のペースで脚を運ぶタキオンの背を追うように、ジャングルポケットが数バ身の間合いを保ち速度を維持している。力は加減するとの宣言通り、本番での8割程度の走りでしかないが、ひたむきさは明確に表れていた。

 

 自分が為せる最善の走りを再現しようとだけしていた時のジャングルポケットと比べれば、一歩一歩に込められた勝利への執念が圧倒的に強まっていた。先行くタキオンの背が、そうさせるのだろう。

 

「鷹木トレーナーは、担当への指導をどうお考えですか?」

 

「えっ……。」

 

 唐突にキングヘイローから投げかけられた問いを前に、鷹木は言葉に詰まる。

 

 それは鷹木自身の内面でも定期的に湧き上がってくる自問であり、全トレーナーが抱え続ける永遠の課題であり、そして咄嗟に答えるにはあまりにも重すぎる設問であった。

 

 さすがに、ジャングルポケットの走りを凝視しつつ上の空のまま問いかけたことを反省したキングヘイローは、改めて問い方を変える。

 

「いきなり変な聞き方ですみません、札幌レース場でも、結城トレーナーに助言をうかがったのですが……鷹木トレーナーの場合は、どのような心掛けをなさっているのか、拝聴したくて。」

 

「そ、そうだな……と言っても、俺自身、その答えは見いだせないままだ。担当してきた経歴を見ればわかると思うが、俺の指導のおかげで勝利に導けた、と明言できる状況はあんまりない。」

 

 キングヘイローにとっては頷きづらい返しであったが、それは事実だった。

 

 鷹木が現在担当しているアグネスタキオン、その前はテイエムオペラオー。

 

 いずれも、入学当初から奇天烈な言動で問題児扱いされ、その面倒見のためあてがわれた鷹木の前で、天性の才能を発揮して優れた戦績を刻んでいるウマ娘である。

 

 彼女らを担当するよりも更に前、新米トレーナー時代の鷹木は、まったく無名なトレーナーとして、デビューに漕ぎつけても条件戦にどうにか手が届くかどうかといったウマ娘の指導を担当しているばかりであった。

 

「俺は今も、担当ウマ娘に対しては当たり前のことしか話せない。作戦ごとに目指すべき通過タイムだとか、コースごとにどの位置で仕掛けるべきだとか。そんな分かり切ったこと、タキオンも、オペラオーも参考程度に聞くだけで、実戦ではほぼ自前の判断で走ってもらってばかりだ。」

 

「難しいものですわね、事前に予測できるはずもない、他の競走相手の作戦を見切って、その場で判断を下すというのは……私も現役時代にやっていたことのはずですけれど、いざ教えるとなれば、こんなにも伝え方が分からないだなんて。」

 

「偉そうなことは言えないな、俺は……片桐トレーナーは、ひたすらに条件戦や地方レースに出して、本番の経験を積ませるというやり方だ。メイショウドトウを指導している時もハードスケジュールで本番をこなさせ、あの勝負強さを鍛えさせていた。が、タップダンスシチーが怪我をしてしまってるように、リスクは常に伴う手段だな。」

 

「やっぱり、ウマ娘自身が学ばなければならないもの、かもしれません……幾度敗北しても、折れずに走り続けられるだけ、心身ともに強くなければなりませんが。」

 

 鷹木は、キングヘイローの目の色があまりにも真剣すぎる様を横目で見て、密かに胸中圧倒されていた。

 

 いや、鷹木自身もGⅠウマ娘を担当するトレーナーである以上、同程度の覚悟と苦悩を乗り越えていなければならないのだが、鷹木の場合は他に考慮すべきことばかりにかまけて、意識には緩さが残っていると言わざるを得ない状態であった。

 

 タキオンの仮説を証明するように続々と観測される非現実的な現象は、確かに無視できぬ域にまで拡大しているが……その前に、現実が存在するのだ。

 

 どれだけ最善を尽くしても、勝てないで苦悩するウマ娘が存在する現実が。

 

「自分が何を学び取るために練習しているのか、それをウマ娘自身が意識することが大事なのかもしれないな。そういうのは結城トレーナーのやり方だが……すまない、これじゃ俺自身じゃなくて、他のトレーナーに尋ねに行った方が早いかも。」

 

「いえ、経験を積んだトレーナーさんでも、解決しない悩みだというのを知れたことも、大きな収穫です。」

 

 練習コースを回ってきたジャングルポケットとアグネスタキオンがほぼ並んでゴールし、キングヘイローと鷹木はストップウォッチを押す。

 

 事前に宣言していた通りのことではあったが、タキオンはハッキリと最終直線で力を抜いて走っていた。

 

 札幌からの長距離移動を終えたばかりのジャングルポケットが、無茶な負荷を脚に掛けてまでタキオンを追い越そうとするのを防ぐため、であろうことは明瞭に読み取れる判断であった。

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