景虎と行く、聖杯探索   作:ぐだぐだイベの復刻ください

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お久しぶりです。
今回はほとんど脳みそで出来上がっていたものを文字にしたのですが、少し寝ぼけていた時もあり、文章がおかしかったらすいません。
楽しんで読んでいただけたら幸いです。


龍の主従と盾の主従。キャスターと魔術師を添えて

止めろと言われてもどうしたものか、と立花は立ち尽くす。

目の前で激闘を繰り広げる二人はまるで檻の外で喧嘩を始めた猛獣の

ようにしか見えない。

 

「マスター、とりあえず平和的に話しかけてみるのはどうでしょう?」

 

マシュはそう言うや否や二人に精一杯の大声で呼びかけるが、二人の刀と槍がぶつかる音に掻き消されて届かない。

 

「力で競ってるヤツは力で止めるしかねぇだろ?お二人さん。心配すんな、俺も手伝ってやるよ。」

 

そう提案したキャスターに何かしら策があるのかとその“手伝い”に期待してキャスターの方を向く立花とマシュ。

しかし、キャスターは

 

「おーい!オレたちも混ぜてくれよ!」

 

二人の勝負に火球で横槍を挟んだ挙句にこう言い放った。

景虎と謙道の瞳がギラリと光ったように見えた。

 

「アハハハハ!マスター!これは楽しくなりそうですよ!」

「ッハハハ!良いだろうとも!楽しもうじゃないか!」

 

キャスターはこともなげに

 

「オレはランサーのサーヴァントの相手をする。マスターの方も中々のバケモンみてぇだからな。頼んだぜ?」

 

キャスターが景虎にもう一度火球を当てると景虎はキャスターと対峙する姿勢に入る。

 

「マスター、来ます!」

 

一方でマスターである謙道も刀を構えてマシュを見つめる。

 

「ハァ─────!」

「にゃーー!!!」

 

マスターとサーヴァント、戦闘狂の二人は奇しくも同時に声を上げながら味方へと踊りかかった。

ガン!と音を立てて謙道の刀がマシュの盾に受け止められる。

デミ・サーヴァントと同等かそれ以上の膂力にマシュの額に冷や汗が流れる。

 

「どうしたァ!」

 

続く二撃目。刀を持つ右手ではなく、左手での大振りの殴り。マシュは先ほどより力を込めて構えることでなんとかその拳を盾で受け止めるが、凄まじい衝撃と風が巻き起こる。二、三発とそれが続く。

マシュはその合間を突いて盾を押し出し謙道を下がらせると助走をつけて盾で殴りかかる。渾身の一撃だったこともあり、謙道の顎を的確に捉えた一撃は彼の脳を揺らし、彼をその場でよろめかせた。

しかし、倒れず、その顔に浮かぶ笑みはさらに深まっている。

 

「ッハハハ──ハハハハハハハハ!!!!いいぞ!だがまだ足りん!」

「マシュ!伏せて!」

 

立花が叫ぶ。

マシュが伏せると、その頭上を魔力により延長された刀身による一閃が通り過ぎる。大振りの一撃、振り抜いたその無防備な胴体にマシュが盾を叩き込む。大きく後退する謙道。景虎もキャスターと支援のオルガマリーのペアに苦戦しているらしく、二人は背中を合わせる形になる。

 

「マスター、近接最強じゃなかったんですか?鈍ってますねぇ」

「戦闘慣れしてないとはいえ相手はサーヴァントだ。しかも盾を振り回すなどという珍妙な手合いの相手は初めてでな。しかしそろそろ感覚を掴んだ。……本気でやれば、あと二手で殺れる。」

「アハハ!ならば最初からそうしてください!」

 

主従が再び動き出そうとしたその時

 

「……っガンド!」

 

オルガマリーの渾身の一撃が二人に直撃し、その動きを止める。

 

「アナタたち二人とも!いい加減に頭を冷やしなさい!!」

 

呪いで動きを止められては頭が冷えたのか、二人ともが無言で立ち尽くす。

 

「……さて、これで戦力に不足はないでしょう!そう、これは試験だったのです!ね?マスター?」

「あ、ああ、そうだな。その通りだ。」

「「ハハハハ」」

 

先ほどの獰猛なものとは打って変わって引き攣った笑みを浮かべる二人。

 

「騙されないわよ、正座!」

 

戦いが終わり、その場に残ったのは何故かほぼ傷のない景虎と謙道、そして立香、マシュとオルガマリー。

ついでに大混戦の発端であり、景虎にズタボロにされたキャスターだった。

オルガマリーの怒りの説教は特異点という緊急事態だということもあり、およそ三十分で終了した。

そして、その後のこと

 

「いやぁ、カルデアに戻ったらマシュさんともお手合わせ願いたいですね。マスターと戦えたのならかなり期待できそうです」

 

と反省のかけらもない景虎を尻目に謙道は

 

「俺たちがハメを外しすぎたことは認める。しかし、立花とマシュの実力も認めてやれ。マシュは俺の攻撃を正面から受け止め、立花は回避すべき攻撃の瞬間を見抜いてみせた。その実力はこの特異点でのマスターとサーヴァントとして申し分ないものだ。」

 

彼の先ほどの戦闘狂と同一人物とは思えないほどの変わりように一瞬ぽかんとしたオルガマリーだが

 

「えぇ、そうね。タツマサが相手であそこまで戦えたのならこの特異点で負けることはなさそうね。」

 

と客観的な事実を述べる。

そんなオルガマリーに

 

「貴女の魔術もなかなかのものでした!おかげですごく戦いづらかったですよ!」

 

と景虎が率直な感想を述べる。

 

「そ、そう、ありがとう」

 

オルガマリーは少し照れくさそうに礼を言いつつも二人の先程の所業を思い出して顔を険しく引き締める。

 

「さて、それで?キャスター、この特異点の主の真名は?わかっているんだろう?」

 

傷の治癒を終えたキャスターに謙道が言う。

その言葉に緩んでいた空気が引き締まる。

 

「あぁ、アイツの真名は─────」




読了ありがとうございました。
次回、セイバーさんを多対一でフルボッコにはならないように考えておりますのでご安心を。
どうでも良い追記
実は景虎さんと謙道の主従二人、あの状態でまだ余力がありました。
対サーヴァント戦で同じサーヴァントだった景虎さんはともかく
謙道は余力を残していた上に奥の手を出し惜しんでおりました。
まさにチート……かも?という感じです。
謙道はしぶといだけで殺せば死ぬので、チートじゃないのかもと思ってたりします。

原作の大幅コピー(規約違反)に引っかかるのが怖いので本作主人公が活躍しない部分は……

  • 省略してええで(^^)
  • 関係ない、書け(DIO風味)
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