景虎と行く、聖杯探索 作:ぐだぐだイベの復刻ください
皆さんはクリスマスイベ、何箱開けました?
僕はまだ百箱も開けられてません。
福袋で当てた(仮定)上杉謙信さんを強化するために素材集めなきゃなのに……
みなさん、頑張りましょう!
…………空き時間に書いているのですが、空き時間が減ったり色々で不定期になり始めてるのでタグにもそう入れさせていただきました。
これからも楽しく読んでくだされば幸いです。
「真名はアーサー・ペンドラゴン。聖剣を携えた騎士王だ。」
「聖剣か、ならば防ぐのはマシュの盾以外にはないな。」
キャスターが告げたセイバーの真名に、謙道はそう呟いた。
立花も隣でそれに頷く。
そうしてカルデアのメンバーはキャスターの案内で大聖杯があるという洞窟へ赴く。その道すがら
「……その、信頼していただけるのは嬉しいのですが、わたしに防げるのでしょうか?音に聞こえたアーサー王の聖剣が」
「そこは根性で乗り切るしかねぇわな。だが、オレの見立てじゃ相性は抜群にいい。」
不安そうに俯くマシュにキャスターはそう告げた。
「そうだよ!マシュは私の頼れるサーヴァントなんだから!もしもの時は私もそばにいるから」
立花はそう言ってマシュを励ます。
「……ありがとうございます、先輩。」
マシュは先ほどの不安げな様子が少しだけ明るくなった。
そして会話が途切れた時、謙道が口を開く。
「……多くの魔術師は、『サーヴァントとは使い魔であり道具である』と言う。だが、俺はそうではないと思っている。サーヴァントとは例え遠くの昔に死んだ者だとしても人間であり、即ち戦友と呼ぶべきであるとな。」
だからこそ、と言い謙道は言葉を続ける。
「お前たちの信頼関係はサーヴァントとマスターの関係として最良と呼べる。
今まであまり会話を交わさなかった謙道からの賛辞にポカンとする立花。謙道はそれを見て少し首を傾げながらまとめる。
「まぁ、つまりは……お前達は運命を共にする二人だ。互いを信じて前を向くべきだと、そう言いたかった。」
互いを信じる、その言葉にマシュは立香を見つめる。
そして、その瞳に確かな光が宿った。
「そうですね、先輩のためにも私は負けられません。……それに、先達マスターからのお墨付きです。頑張りましょう、先輩!」
マシュは立花の手を取って言う。
立花はマシュの手を握り返して微笑む。
「うん、頑張ろ!マシュ!」
そうしてたどり着いた洞窟、その内側をしばらく歩くと、唐突にキャスターが立ち止まって言う。
「おい、構えな……信奉者の登場だ。」
「……ふん。信奉者になったつもりはないがね。つまらん来客を追い返す程度の仕事はするさ。」
アーチャーのシャドウサーヴァントは立香、そして謙道を見てほくそ笑む。
「やはりマスターは二人か。……誘導して来た甲斐があるというものだ。」
次の瞬間、洞窟の壁を突き破って現れた巨躯が謙道に岩のような斧剣を叩きつける。謙道は咄嗟に無銘の宝刀を引き抜き防御したものの、そのまま洞窟の壁へと叩きつけられる。洞窟全体が揺れ、砂埃が舞い散る。
「バーサーカー!?……テメェ、コイツを呼び寄せたな」
キャスターがアーチャーを睨む。
アーチャーはその視線などどこ吹く風という様子でニヒルに笑う。
「私一人では全員の排除は困難だからな、もう一人用意させてもらった。効果は覿面だな。」
「……っ、テメェ!」
しかし、砂埃が晴れた時、叩きつけられたはずの壁面に謙道はおらず、彼が叩きつけられたであろう場所に窪みと罅が残っているだけだった。
「■■■■■■■■■■■―――!」
叫びを上げて立花に斧剣を振り上げようとするバーサーカー。
しかし、狂化しようとも戦士としての勘は残っていたのだろうか、動きを止める。
そして、洞窟の暗闇から現れ天井を蹴って上から刀を振り抜いた謙道の攻撃をその斧剣で受け止める。
「……キャスター、アーチャーはお前が仕留めると考えて良いか?」
「あぁ、任せろ。」
「……ならば立花とマシュ、そしてオルガマリー、お前たちは今すぐ洞窟の奥へ走れ。ランサー!立花たちの援護をしろ。いいな?」
「なっ、マスター!?死ぬ気ですか!」
「死ぬ気など毛頭ない、最小限の戦力の消費で次へ向かうためにはこれが最善手段だ。」
立花、マシュ、オルガマリー。その全員がこの場で彼の言葉に従うべきかを悩んでいた。そして、一番早く判断を下したのはオルガマリーだった。
「……っ行くわよ二人とも!これは所長命令よ!」
その言葉と共に、後ろ髪をひかれながらもマシュと立花は走り出した。
「マスター……、やはり私は──」
「アイツらの援護をしろと言っただろう?……それとも、お前のマスターはそれほどに信用ならんか?」
それを言われれば景虎はそれ以上何も言えなかった。
景虎は何も言わず、霊体化してその場を離れた。
キャスターはすでにアーチャーと争いながらも戦いの場所を変えた。
謙道の前に立つのはあの漆黒の偉丈夫、バーサーカーただ一人だ。
「■■■■……」
バーサーカーは唸りながら謙道を睨みつける。
謙道は全身に魔力を流し込み、全身を強化する。
身体能力のみならず、思考速度や動体視力まで、肉体の強化し得る能力の全てを強化する。
「■■■■■■■!」
バーサーカーが謙道に飛び掛かる。
謙道は無銘の宝刀をもう一度抜き放ち、その刀身でバーサーカーの斧剣を洞窟の壁面へ深く刺さるように逸らす。
狙い通り斧剣は洞窟の壁面へと深く突き刺さる。
しかし、バーサーカーは異常なほどの膂力で壁面を砕きながら斧剣を無理やり引き抜き、そのまま謙道へと振り抜く。
「……っぐ…は──っ」
バーサーカーの斧剣は僅かに逸らされ、その腹で強化された彼の胸板を叩き、まるで野球をするかのように彼を吹き飛ばした。
強すぎる衝撃にその肺から全ての酸素が押し出される。
「……がはっ、これは、想定以上の怪物だな。…狩り甲斐があると言うものだ!」
謙道は自身の凄まじい魔力量に物を言わせて自らの魔術を回路が焼き切れる寸前まで行使してバーサーカーに肉薄する。
「■■■■■■─────!!!!」
バーサーカーが吠える。斧剣を出鱈目に見えるほど素早く、しかし的確に謙道の乱撃を弾き返すように振り回す。
そしてさらに追撃を加えるべく彼を追うバーサーカー、気がつけば二人は洞窟の外にいた。
これはバーサーカーの攻撃で洞窟が崩れることを考慮した謙道の策だった。
「……さて、ここからだ。」
バーサーカーが再び吠える。
バーサーカーは洞窟の奥で起こった争いの気配を察知したのか、洞窟内へと戻ろうとする。
しかし、謙道はバーサーカーの前に立ち、毘沙門天が如く立ち塞がる。
「この先は通さんぞ、偉丈夫。」
謙道は刀を構える。
「■■■■■■■■■─────!!!!」
バーサーカーはこれまでにないほどの大音声で叫ぶ。
そして、これが最後だと言わんばかりに深く構える。
「我が手には八刀、即ち毘沙門天の化身なり!
……
白い光が溢れ、刀を光が覆う。
「はぁ─────っ!」
謙道は地面が割れるほど強く踏み込み、バーサーカーが斧剣を振り下ろすよりも早く、バーサーカーを両断する。
バーサーカーに勝利した。しかし、その顔は……何か嫌なもの思い出したように眉間に皺が寄っていた。
「……ぐ、」
一文字に結ばれた唇の端から血が溢れる。
「……先を急がなければ。」
謙道は立花達が向かった洞窟の奥へと向かった。
読了ありがとうございました。
ヘラクレスが復活しないのはシャドウサーヴァントとなっているので宝具は使えないだろうという解釈で書いているためです。
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場合によってはこれが年内最後かもしれません。
生活リズムが崩れておりまして、これを投稿した際も寝ずに書いております(汗)
そのため、気がついたら日が経っていることが多いのです。
年内にもう一話投稿されたらFGOで☆5が当たる、くらいの確率だと思っていただけると気が楽になります。
よろしくお願いします。
原作の大幅コピー(規約違反)に引っかかるのが怖いので本作主人公が活躍しない部分は……
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省略してええで(^^)
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関係ない、書け(DIO風味)