景虎と行く、聖杯探索   作:ぐだぐだイベの復刻ください

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福袋の分け方が公開されましたね。
僕はもちろん当てられなかった謙信を当てに行きます!
今度こそ当てたい……!
第一特異点第一話でございます。
楽しんでいただけたら幸いです!


第一特異点。気ままな二人旅(聖杯探索)

「はぁ……、おいオルガマリーとロマニ?聞こえているか?二人だぞ……たった二人になったぞ。藤丸とマシュはどうした?」

 

謙道が通信機に言葉を投げかけると気まずそうに

 

『……ごめん、座標がズレたみたいだ。立香ちゃんとマシュは無事だよ。二人もすでに探索を始めてる。そちらでも探索をしつつ合流を目指してくれると嬉しい』

「聞いたか?合流するまでは二人旅だそうだ」

「そうですか、じゃあ洋酒というものを試してみましょう!」

「そういう話ではないぞ。──構えろ。何か来るぞ」

 

森を抜けた頃、遠くに空を飛ぶ影が見えた。

近づくにつれて顕になったその全貌は、大量のワイバーンとそれを扇動するような()()()()()だった。

 

「ジャンヌ、こ奴らでございます。貴女の復讐を阻む不届者……、異邦の魔術師が言った脅威、その最たるもの!この場にて処断すべき二人です」

「そうなのね。えぇ、いいわジル。コイツらは私がここで殺します」

 

黒龍に乗ったモノクロの女とそれに語りかける目を剥いた狂人。

会話時の互いの名前の呼称から真名は知れる。

しかし、その二人の背後にも数人のサーヴァントが控えていた。

 

「聖女が復讐?滅多なこともあるものだな」

「黙りなさい。バーサーク・バーサーカー!」

「っ!?ランサー!」

 

その声と共に、景虎の槍とバーサーカーの剣が激突する。

景虎は相手の剣を跳ね上げ槍での一撃を狙うものの、バーサーカーは上体を逸らしてそれを躱す。

 

「バーサーク・ランサー」

 

黒い聖女の呼び声に応じ、バーサーク・ランサーが謙道へと長槍を振るう。

謙道は魔術により身体能力を強化するとともに、放たれた突きを刀で上に逸らし、逆に自ら踏み込んでその喉元目掛けて刀を振るう。

しかし、バーサーク・ランサーはその体を霧へと変えて後退する。

 

「ほう、余の一撃を躱し一撃返すまでやってのけるか。貴様、中々の戦士だな」

「お褒めいただき光栄だ」

 

謙道は皮肉めいた返しと共にもう一度刀を構える。

 

「ランサー、そっちはなんとかなりそうか?」

「えぇ!今のところ、大丈夫です……よっ!」

 

バーサーカーの剣を弾き飛ばしつつそう返した景虎。

バーサーク・ランサーは

 

「余所見をしている場合か?」

 

バーサーク・ランサーから杭が飛んでくる。

なんとか逸らして地面に叩きつけた謙道だが、そこでバーサーク・ランサーの真名に思い当たる。

 

「貴族的な喋り口、おそらく貴族。霧化と杭……吸血鬼伝承と杭だとしたら───、まずいな。ランサー!撤退するぞ」

「──?何故です?今我々は中々に優勢だと──」

「俺の予想が正しいならヤツはヴラド三世。ヤツの宝具は串刺しの伝承だ。どこまでの威力かわからん。今戦うのは危険すぎる」

「御意に──放生月毛!」

 

景虎の馬が現れる。

景虎はそれに飛び乗ると鞭を入れ、通りすがりに謙道へと手を伸ばす。

 

「マスター!」

「っああ!」

 

バーサーク・ランサーからの追撃を去なし、返す刀で一撃を喰らわせ決して浅くはない傷を負わせた。

そして、やってきた景虎の手を掴む。

謙道が自身の後ろに乗った途端、景虎はもう一度放生月毛に鞭を入れて風の如く走り出す。

─────

ロマニから街の位置やその他諸々を聞き出し、街の方向へと向かう最中。

陽が落ちた森の中で焚き火を囲み、二人はキャンプをしていた。

 

「ふぅ、なんだか今回は慎重すぎませんか?マスター」

 

持ってきた薪をその辺りに置きながら、景虎がそう溢した。

 

「慎重で悪いことはないだろう。そこまで楽しい戦いだったのなら、あの首はお前が落とせばいい。それでいいだろう?」

「まぁ、そうですね。別に悪いことでもないからいいですけど、少し気になっただけです。何はともあれ今日はここで野宿ですね」

「そうだな」

 

謙道は木に背中を預けて座った姿勢で眠ろうとしていた。

 

「その姿勢だと体を痛めますよ。私の膝、使います?」

 

座った自らの太ももをぺちぺちと叩いて示す景虎に謙道は

 

「そこまでお前に世話をされなければならんほど弱くはない。冗談を言う暇があったらお前も寝ておけ。即席だが結界もあるから寝ても構わん。サーヴァントとしては不要かもしれんが精神は人だからな、寝ておいて損はないだろ。」

 

そう言って眠りについた。

少しいつもより口角を下げた景虎に気がつかないまま。

 

「……人の好意を無碍にするなんて、酷いマスターですね?」

 

景虎は立ち上がり、眠った謙道に歩み寄り……




読了ありがとうございます。
謙道さんは一応冬木よりも歪みがひどいとかその辺りも聞いていて
前回戦ったものとは違う劣化なしのサーヴァントなので
めっちゃ警戒して戦ってます。
さぁ、次回はどうなるのか……?
来年もよろしくお願いします

原作の大幅コピー(規約違反)に引っかかるのが怖いので本作主人公が活躍しない部分は……

  • 省略してええで(^^)
  • 関係ない、書け(DIO風味)
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