景虎と行く、聖杯探索 作:ぐだぐだイベの復刻ください
ストーリーはアプリ版を読み返して見つからなかった部分は漫画を参考にしているので辻褄が合わなかったりしたら、感想でそっと教えてください。
どうにかもうどうにもならないほど前のやつでなければ頑張って修正します。
楽しく読んでいただけたら幸いです
森の中でキャンプをしていた立花たちと合流し、ファヴニールの存在とドラゴンスレイヤー、ジークフリートの確保。
そして、ジークフリートにかけられた呪いの解呪には聖人のサーヴァントを探さねばならないことを聞いた謙道たち。
森からの出口を示すことと交換に協力を取り付けていたサーヴァント二騎を立香たちに付け、自らはジャンヌと共にモンリュソンへと向かう。
マリー・アントワネットとジャンヌが会話をしているその時、景虎が謙道に話しかける。
「何を悩んでいるのです?私に教えてくれませんか?」
「…っ、言っただろう。俺はお前に気遣われるほど弱くは──」
「それは聞きました。でも、悩むことは弱いことではありません。……私だって、苦悩だらけの生でした。でもその時の私には、その悩みを理解してくれる友も、聞こうとしてくれるような家臣もいませんでした。でも、あなたには私がいる。ですから、その心を聞かせてはくれないかと聞いているのです」
「………………そうか、すまなかった、少し気が立っていた。近々、お前に全てを打ち明けよう。」
少し、憑き物の落ちたような顔で謙道は景虎にそう言った。
そしてその後、誰にも聞こえないほどの小さい声で
「そして、受け入れ難いものだったのなら、お前の手で俺を─────」
そう、呟いた。
「あ、そろそろ連絡しないといけないんじゃないかしら」
マリー・アントワネットが謙道を振り向いてそう言うと、謙道は自身の端末から立花へと通信を繋ぐ。
「藤丸、聞こえるか?こちらはそろそろ目的地に到着し、調査を開始する。そちらはどうだ?」
『こっちもそろそろ到着!お互い頑張ろ!』
(──敬語は無しでいいと言ったが、態度の変わりようが凄まじいな)
そのフランクさが様々なサーヴァントと打ち解ける鍵なのだろうか?とも考えつつ、謙道は相槌を打って通信を切る。
そうして謙道たちは聖人ゲオルギウスを見つけ出し、立花たちと合流すべく街を離れようとしたその時、ジャンヌが竜の魔女の接近を伝える。
街を守るべく残ろうとするゲオルギウスに
「その役目をわたしにお譲りくださいな」
そう言って微笑むマリー・アントワネット。
「ですから、お優しいマスターさん。アマデウスにはわたしのかわりに謝っておいてくださいね。ピアノ、やっぱり聴けなかったって」
そう言って、謙道の手を取ったマリー・アントワネット。
謙道はその手を優しく振り払い、刀を抜き放つ。
「すまんが却下だ。ピアノはお前の耳でしっかりと聴いてやれ。……いわゆる虎の子、奥の手と言うやつだ。ここでお披露目といこう。」
「……でも、あなたはそれで悩んでいたでしょう?それほどに、あなたにとって苦しいものなのでしょう?」
「そうだな。精神的苦痛で言えば、これまで味わった何よりも苦しいだろう。だが、いつまでもそれを言い訳にして仕舞っておく訳にもいかん。彼の邪竜の相手は俺がする。その他はお前たちに頼む」
苦虫を噛み潰したような顔で、謙道はその刀を強く握りしめる。
大地を踏み締める足は、ほんの一瞬だが震えていた。
しかし、その表情には一片の迷いもなく。
「あら、たかが人間に何が出来ると言うのです?宝具もない、魔術師風情が」
薄ら笑いと共に現れたのは黒いジャンヌ。
謙道以外のサーヴァントたちは街の住人の避難誘導と共に現れたサンソンへの対処へ向かった。
そしてたった二人で対面した黒いジャンヌと謙道。
彼女のその表情や仕草、そして瞳を見て何かを確信したように謙道は目を細めた。
「そうだな。ただの人間ならば、何一つできることはないだろう。だが、俺は違う。……望まれたんだ、お前も同じだろう?醜い贋物よ」
「……ハァ?私が、偽物?おかしくなっちゃったワケ?」
「さぁ?どうだろうな?お前もじきに答えを知るだろう」
「……チッ、なんなのよアンタ。心底気持ち悪いわね」
黒いジャンヌが指示をすると、ファヴニールがその口腔に凄まじい量の魔力が集まる。
しかし、臆することなく謙道は叩きつけるように叫ぶ。
それは、現代ならば決して罷り通らない魔術。
人の身に一つの神の力そのものを降ろす自殺行為。
しかし、彼ならばできる。
何故なら彼は、そのために生まれたのだから。
「我が手には八刀、即ち毘沙門天の化身なり!我が神威を持って敗北は無し!神威抜刀!
……
空より光が降り注ぎ、その刀が白く輝く。
謙道の魔術回路、そして流れる魔力が神性を帯びて白く輝き浮かび上がる。
「真名偽装開放、我が手に在りしは一つ太刀、即ち毘天の宝刀なり!切り拓け!『毘天八相・塩留めの太刀』!」
「「■■■■■■■■■─────!!!!」」
ファヴニールのブレスに、白き光が正面から激突する。
街一つなど簡単に焼き滅ぼすはずの邪竜の吐息は、しかし毘沙門天の神威の前に霧散した。
「─────は?」
そう溢したのは、黒いジャンヌか、それとも景虎か、そのどちらもだったのかもしれない。
しかし、その場にはファヴニールのブレスと同等の威力の一撃を放ってみせた男と、それを見て固まる黒い聖女。
そして、怯んだファヴニールとそれを見つめる数体のサーヴァントが残された。
「……どうする?黒い聖女。今ここで、消え去るか?」
「……っ、いいでしょう。ここは退きます。でも、次はないわよ、その首洗っておきなさい!」
踵を返した黒いジャンヌの背に、謙道は
「お前をお前たらしめるものを探せ。その
「……私を、私たらしめる──」
一瞬足を止めた黒いジャンヌ。
しかし、振り返ることすらせずその場を去った。
「……景虎」
「なんです?」
「あの女は、黒い聖女は去ったか?」
「えぇ、今目の前で逃げたじゃあ───、もしかして、見えてなかったんですか?」
「あぁ、ここが、限界だ。最大火力はやはり、俺といえども……っ」
膝から崩れ落ちそうになる謙道を景虎が慌てて支える。
「……とにかく離れるぞ、もう一度襲撃が来れば、次はどうなるかわからん」
ということで、謙道くんの奥の手お披露目回でした。
魔術的にどうやって等の話は次回です。
この部分は色んな場所から情報を集めてしっかり考えてます。
しかし、二次創作&オリ主チート作なので深く考えすぎず
ほどほどに楽しんでいただけると幸いです
今回も読了ありがとうございました
原作の大幅コピー(規約違反)に引っかかるのが怖いので本作主人公が活躍しない部分は……
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省略してええで(^^)
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関係ない、書け(DIO風味)