景虎と行く、聖杯探索 作:ぐだぐだイベの復刻ください
今年もよろしくお願いします。
今回は番外編で正月の謙道と景虎の二人です。
本編に関係ないイベント時空のようなものです。
楽しんでいただけたら幸いです。
そして、福袋で上杉謙信を当てました!
Lv.100にしました!
あとはとりあえずスキルをマックスにしたいのですが
QPが足りない(血涙)
深夜0時を過ぎ、カルデアのスタッフ達は互いに新年の挨拶を終えて眠るスタッフや業務に戻るスタッフに分かれた深夜のこと
「マスター!新年ですよ!!」
いっそ清々しいほどに喧しく謙道の部屋のドアを開き、景虎が現れた。
謙道は予想していたというように、うんざりとした目でドアから入ってきた景虎を見つめる。
「せっかくの新年ですから……呑むか
「はぁ……、そんな思考しかできないのか?お前は。ほら、食え」
謙道が差し出したのは焼き餅と醤油と海苔、きなこなど。
景虎が来ることをあらかじめ察して焼いていたらしい。
「おお、良く焼けてますね。いただいちゃっていいんです?」
「勝手に食え。お前が来ると思ってなければ三つ、四つ焼いたりはしない。俺はそこまで健啖家ではないのでな」
「そうですか」
景虎はそれを聞くと、スッと餅に手を伸ばす。
そして、海苔と醤油を付けて食べ、舌鼓を打ちつつ元から飲むつもりであったのだろう酒瓶を取り出して開ける。
「飲みます?」
「少しだけ、いただこうか」
酒瓶から直で豪快に飲む景虎と、酒器からチビチビと飲み進める謙道。
朝日が昇った頃に、景虎が先に潰れているのは自明の理であった。
「す〜、んにゃあ〜」
「まったく……、こういう所さえなければ伝え聞いた完璧な武将そのものなんだがなぁ」
心地良さそうな寝息を立てて眠る景虎を背負って、眠る彼女の自室を目指すのは、彼女のマスターである謙道その人だった。
「あれ?謙道さん、こんな時間に珍しいね」
「あぁ、藤丸か。そうだな、いつもは寝ている時間だが、このバカを部屋に送ってやらねばならんからな」
そう言って、謙道は未だ謙道の背でそろそろよだれが垂れそうな程に緩み切った表情で眠る景虎を目線で指す。
「あ〜、また飲んでたんだ。」
「まぁな、しかしコイツは限度がなさすぎる。節度を持てとアレほど……」
「でも、そういう割には謙道さんって景虎さんに優しいよね」
立香の言葉に、そうか?と首を傾げる謙道。
「ほら、結構文句は言うけどそうやってダメなところカバーしてあげるし、色々言いながら景虎さんの誘いはほとんど断らないじゃん?」
「……そうだな。まぁアレだ、親近感と言えばいいのか?そういう物をこいつに感じてるんだよ。だから、こいつの事は無碍にはできないんだ」
「そうなんだ。……相性バッチリなんですね」
「あまり揶揄わないでくれ。それじゃあ、コイツを早めにベッドに投げ込んでくるよ」
少しの笑みを浮かべながら、謙道は景虎の自室を目指して歩いて行った。
そして歩く事数分、景虎の自室の前に到着した謙道は、そのドアを開けて中に入ると、景虎をベッドに横たえた。
しかし、そこで景虎の片手が彼の洋服の裾を強く握りしめていることに気がついた。
「……面倒だな。剥がすか」
謙道は景虎の手に自分の手を重ね、自らの裾を掴むその手を剥がそうとする。
(……華奢だな)
自らの指とは比にならないほどの細さ。
白磁のように白いそれに思わず力を緩めた次の瞬間、凄まじい力で引き寄せられる。ベッドに引き摺り込まれ、寝技のような姿勢で抱き込まれる。
「なっ!?景虎、お前起きて……っ!?」
「ん、すぅ……」
景虎はそのような暴挙に出てもなお眠っていた。
謙道にかかる力が大きくなる。
「ちょっと待て、起きろ景虎。俺に寝技をかけるな」
「ん゛ん゛っ」
謙道が景虎を起こそうと揺すると、景虎は寝心地の悪そうな唸り声を上げてさらに強く謙道を締め付ける。
「ぐっ!?待て!起きろ!俺が限界を迎える前に起きろ!」
「んにゃあ」
半ば怒鳴るような声で呼ばれようと、酒で眠った景虎は起きない。
謙道への締め付けはさらに強くなる一方だ。
「おい!起きろ!……まて、その腕を戻せ!首は不味い!景虎!おい!っこの馬鹿者がァ!」
謙道の断末魔は、誰に聞かれることもなく消えていった。
景虎が目を覚ましたのはそこから数十分後
「……やっと目を覚ましたな、この馬鹿虎」
「なっ!?人が起きるなり馬鹿呼ばわりとはどういう了見ですか!?」
ベッドに寝転んだまま、上体のみを起こして謙道へ驚愕の目を向ける景虎。
謙道は呼吸が整わずにゲホゲホと咳をしながら返答する。
「こちとらお前に殺されかけたんだぞ。寝相で人に寝技を繰り出すとは恐れ入った」
「……本当に?」
ここで嘘をつくやつがあるか、とため息をつく謙道。
景虎は自身の所業にベットに寝転んだままピシリと固まる。
「に、にゃ〜ん」
「腹を見せて許されるのは猫だけだ」
「そんなぁ……」
誤魔化せなかったかと少し残念そうな表情をした景虎に、謙道は非常な裁きを下すことにした。
「よし、決めたぞ景虎」
「……なんです?」
「今月は酒類禁止だ」
「そんなご無体な!?」
景虎はなんとか処遇の改善を訴えたものの、そこから一ヶ月の間は、食堂で水を飲む景虎が何度か目撃されることになった。
読了ありがとうございます
新年明けましておめでとうございます
今回は少し書き方を変えてみました。
アンケート取ろうと思います。
原作の大幅コピー(規約違反)に引っかかるのが怖いので本作主人公が活躍しない部分は……
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省略してええで(^^)
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関係ない、書け(DIO風味)