景虎と行く、聖杯探索 作:ぐだぐだイベの復刻ください
これから本編の息抜きで少しずつ書きます。
某日、藤丸立花はいつも通り微小な特異点を修正するため、レイシフトを行った。
『いいかい立花ちゃん?今回の特異点は人理定礎値の観点からすれば極々小さい、塵のような特異点だ。でも、同行できるサーヴァントが長尾景虎一騎だったり、特異点内部から妙な反応が検出されていたりと不審な点が多い、くれぐれも注意してくれ。……さて、今回レイシフトさせたのは越後、現在の新潟だ。』
「そう!つまり私の故郷でもあるわけです!なんたって越後の竜ですからね、私」
立花に説明をするロマニの言葉に長尾景虎が自信満々にそう言い放つ。
同行できるサーヴァントが自分一人という状況もあってか、景虎は少し張り切っているように見えた。
二人はふと、遠くで鉄と鉄のぶつかる争いの音が響いていることに気がつく。
『サーヴァントと……魔力反応のある何かが争ってるみたいだ』
ロマニのその報告を受けて立花と景虎は音のする方向へと向かう。
そこで争っていたのは、武田信玄と謎の鎧武者たちだった。
「亡霊といえど囲めば恐るる事なし!謙信様の期待を裏切るわけにはいかぬぞ!かかれ!」
鎧武者の一人が言う。
しかし、助太刀をしようとした景虎たちを見た途端、何事かを話して鎧武者達は撤退した。
「あ、晴信!」
「……謙信か、俺は別の世界に迷い込んだわけじゃなかったらしいな。ということはアレは別の何者か、ということか。」
「……?何の話です?」
「俺はついさっき召喚され、それから間もないうちに『毘』ののぼり旗を掲げた鎧武者を率いた男に襲撃を受けた。黒のロングコートに白髪の男だった。奴は………………」
『サーヴァントライダー、武田晴信だな?』
信玄を襲っていた鎧武者たちが突如左右に道を開けた。そうして出来上がった道を悠々と歩く黒いロングコートを着込んだ男は、鞘に納めた刀を腰に差し、その柄に手をかけながらこちらへと近づいてくる。
『ああ、その通りだがお前は?』
『……っハハハハ!敢えて名乗らせてもらおう。俺こそが戦の裁定者にして越後を統べる龍、上杉謙信であると。俺こそが、毘沙門天の神威にてこの地を守護し、貴様を殺す男であると』
男の力は凄まじいものだった。
後一歩で信玄の首が落ちる、その瞬間……男は膝を突き、立ち上がったかと思えばコートを翻し踵を返した。
『……やはり安定にはもう少しの用意が要るか。お前達、この男を殺しておけ、案ずるな。お前達には毘沙門天の加護がある』
そう言った男は鎧武者達の隊列の向こうへと消えていった。
「…………といった具合だ。奴はまさに、景虎と同じか、それ以上の力量を持った男だった。俺はてっきりこの特異点の謙信は男なんだと思っていたんだがな」
「……そんなことが」
立花がそう言ったその時、立花の背後から迫った刀を景虎が防ぐ。
刀を振るったのは沖田総司。この特異点にて召喚されたサーヴァントだった。
「──同じ気配、あなたですね?」
「……?なんの話をしているんです?」
「いえ、ただここで死んでもらうのみ!」
沖田総司はもう一度刀を構え直した。
読了ありがとうございました
完全に話の根本から分岐してるIFなので本編との関わりはほぼ無いです。
この√の謙道は白髪ですが、これは景虎に近づきすぎたからであって本編の謙道さんは黒髪です。
ぼかしとかって、いりますかね?伏線等々の理由で今後の展開に少しだけ影響します。なんか隠したりしずらい分ぼかしがない方がわかりずらい感じの部分が減ると思われます。(ぼかしがいらないという意見が多かったらすでに使った回のぼかしも消します)
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要らないと思う
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あっていいんじゃない?