蟲使いの間桐君   作:寝仔猫

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相変わらず長くなり、ナンバリングされたIFルートダイジェスト。今回は、教会に逃げ込んだ後の敵対ルートとなってます。
なので、それに伴ってギルガメッシュとの行動が増えてます。やったネ☆慎二君(?)
そして、本編でも発揮した無自覚人たらしを遺憾無く発揮した事で、ギルガメッシュに……?


IFルート 2-1

《ルート分岐②》

・ライダー敗退後、原作通り教会へ逃げ込む→敵対ルート

 

《敵対ルート》

・原作の慎二の言動を借りながら物語通りに進める慎二

・戦う覚悟は残っていると判断した言峰がギルガメッシュを紹介する

・ギルガメッシュ紹介後、令呪を貰う慎二→流れが違うな?と疑問に思う慎二だが、なぁなぁに流される

・言峰退去後、ギルガメッシュが慎二に先程の言動について言及する

 

「……雑種。貴様、いつまで道化を続けるつもりだ?」

 

「は……?」

 

 対面して早々に言われた言葉に、一瞬理解が追い付かなかった。そんな、すぐにバレたって言うのか?あんなに原作通りに、台本通りに進んでいたと言うのに?

 

「は、ははっ。何を言っているんだか。僕が道化だって?そんなワケ無いだろ。この僕だぞ?間桐の人間であるこの僕が、道化だなんてありえない……!」

 

 違う。そんな訳が無い。と思いながら、間桐慎二を演じるのだが、

 

「だから道化だと言っているのだ。顔や言動のみの心が伴わぬ道化の分際で、この我が騙せると思うなよ」

 

 どうやらこれ以上は悪手だったらしい。いくら鈍くとも明らかに分かる圧倒的な威圧感を感じ、俺はギルガメッシュから一歩退いた。それと同時に、背中に冷や汗が流れるのも感じていた。それは、自分よりも遥か格上の猛獣に目を付けられた獲物にでもなったかのようだった。

 

「っ……!仕方ねぇだろ!!こうでもしねぇと、俺が死ぬ!こんな、アイツの為だけに用意された茶番で死んでたまるかってんだ!!」

 

 原作通りの道化を演じれば何とかなるだろう、なんて言う甘い考えだったのは認めよう。けれども、そんな程度で立ち止まっていられるような生半可な覚悟を持っている訳では無かった。だから俺は、今だけ間桐慎二という役を取っ払って王と対峙する事にした。

 

「ほう?茶番とな?」

 

 それが功を奏したのか、威圧的な瞳だったのが少しだけ緩み、こちらを観察する瞳になった。

 

「あぁ、そうだよ!テメェは知らねぇだろうが、俺はこの世界がただ一人の出逢いと成長の為に用意されたモノだと識っている。そして俺はそんなアイツの為に用意された踏み台だって事もな。冗談じゃ無い!俺の命の使い道は俺が決める。決して、アイツの成長の為になんて使ってやるものか!!」

 

 傍から見れば八つ当たりにも等しいヤケに見えるだろう。しかしこの言動は至って本気であり、一種の賭けにも等しい行動だ。死ぬ気なんて一切無いからこそ出来た全力投球だった。

 

「落ち着かんか、戯け。貴様、何を知っている」

 

 流石に全力投球し過ぎたようだ。窘められ、俺は一度深呼吸をして、話す事にした。

 

「…………全部だよ。あのエセ神父の本性もこの世界の行く末も、アンタの最期だって識ってる」

 

「全部という事は、貴様も千里眼持ちか?」

 

「違う。俺はそんな大層な物は持ってない」

 

 ギルガメッシュが眉をひそめた。が、気分を害した訳ではなく、先を話す事を促すような態度だったので俺は話し続けた。

 

「俺はアンタの言う千里眼の様に直接見たワケじゃない。識っているだけだ。だから確定している出来事じゃねぇし、不確定要素が多い。でもな、一つ確かに言える事がある。それは、この世界は俺がどう足掻いても茶番でしかなくて、ちょっとでも選択をミスれば簡単に死ぬっつう事だ。それに、この際だから言っておくがアンタ、絶対に負けるぞ」

 

「何……?我が絶対に負けるだと?貴様、自分が何を言っているのか分かっているのだろうな?巫山戯た事を吐かせば、その首斬り落とすぞ」

 

「だぁぁぁ!!??だから道化のままで居たかったってのに!!話す!!話すからソレを仕舞えよ!」

 

 俺のギルガメッシュが必ず敗北する宣言が琴線に触れたのか、彼は『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』を展開し、殺す気満々になっていた。口では命令口調だが、これは流石に殺される……!と感じて、頭を庇うように覆い、目を閉じた。

 

「・・・・?」

 

 されども、いくら待とうとも切り裂かれる衝撃が来る事は無かった。

 

「貴様……筋金入りの道化か」

 

 何故かと思い、顔を上げるとそこには何故か眉をひそめてこちらを睨みつけるだけのギルガメッシュが居た。

 

「……っ、道化で結構。誰かの消費物になるのは癪だが、それで俺の死を避けられるのならばいくらでも道化を演じてやるよ」

 

 その顔に一瞬ギョッとして逃げたくなったが、それをすれば殺されると分かっている俺は再びヤケにならない程度に生きる為に道化になるのだと宣言した。

 

「何故そうまでして死を避ける」

 

「は?当たり前だろ。()()()()()()()()()()に決まってる。それに、俺は卑怯な臆病者なんだ。他人の人生の為に死ぬのは真っ平御免だし、俺は()()()()()()()()なんだっつうの」

 

「ほう……?」

 

 俺の発言がギルガメッシュの何かに触れたのか、彼はこちらを睨む顔から一変して、ニヒルに笑った。

 

「な、何だよ。文句あんのかよ」

 

「───フ、いやなに。少々興が乗っただけの事よ。久方ぶりに良いモノを見た」

 

「あぁ、そう……」

 

 そう言ってクスクスと嗤うギルガメッシュに、俺は困惑する事しか出来なかった。俺、何か変な事言ったか?

 

「雑種、名は何という」

 

「……は?」

 

「疾く述べよ。我の気は長くない」

 

 あれほど俺をそこらのゴミと同じと言わんばかりに見下していた筈なのに、今度は愉悦を孕んだ瞳で見てくるものだから、何か企んでいるのかと一瞬間抜けな声が漏れた。その事にギルガメッシュは眉をひそめて答えを催促してきた。

 

「・・・・。慎二。間桐慎二だ」

 

 意図も思考の変化理由も分からず答え倦ねたが、黙っていればそれはそれで今すぐにでも殺されそうな気がしたので、流石に素直に答える事にした。

 

「ほう?マトウとな……。シンジよ、貴様はあの小娘の身内か」

 

「小娘……?」

 

 ギルガメッシュが言う小娘とは桜の事なのではないか?と嫌な予感はしたが、まだ詳細を聞くまでは確定はしていない。なので、素知らぬ体で聞き返す。

 

「惚けるでない。貴様ならもう分かっておろう?あの歪な杯を宿す娘の事だ」

 

「…………身内だったら、何だよ。まさか、お前アイツに何かしでかすつもりか?」

 

 嫌な予感が当たってしまった。こう来ると言い逃れは出来ない。ここは大人しく認め、彼が何を言いたいのか尋ねる事にした。

 

「ハッ!戯けが。我はそのような不粋な真似はせぬわ。むしろしでかすのは貴様だ」

 

「なっ、俺が……?」

 

「何だ。貴様の未来視には無かった事か」

 

 俺の反応で分かりきっている筈なのにクツクツと嘲笑うようにそういうギルガメッシュに、実力差とか関係無く殴りつけたくなったが、グッと我慢した。

 

「だから言っただろうが。俺の千里眼紛い(コレ)はあくまでも知識なんだよ。だから違う事なんて多々あるんだっつうの」

 

「そうかそうか。ならば心優しきこの我が貴様に警告してやろう」

 

「は?警告?」

 

 どの口が言うんだ、とは思ったが再び我慢し、オウム返しの要領で先を促した。

 

「熟成させる期間が長すぎたな。あの小娘の身体は最早中身が溢れ出る寸前の器のようなものだ。些細なキッカケで均衡が崩れ、その身を滅ぼす事になるぞ」

 

「…………分かっているさ。そんな事。でももう引くに引けねぇ所にまで来ちまったんだよ」

 

 聖杯戦争は始まっている。ライダーも失った。それでも尚、引けない理由が俺にはあった。

 

「ならば我が直々に殺してやろう。あの程度の小娘、赤子の手をひねるよりも楽であろうよ」

 

「ぁ゙?」

 

 だからこそ、この発言は聞き捨てならなかった。桜を殺す?そんな事をさせる訳が無いだろうが。アイツは俺の■■だ。断じてテメェなんかが軽く扱って良い人間じゃねぇんだよ。

 

「巫山戯んじゃねぇよ。アイツは俺のモノだ。断じてテメェが好きにして良いモノじゃねぇ」

 

「フハハハ!貴様程の頭脳ならば我に敵わぬ事は分かっておろうに、こと身内の為ならば我に歯向かうか。よいぞ。そうでなくてはつまらぬ」

 

 敵わないとは分かっているが、俺は胸の奥底から湧き上がる感情の赴くままに全身に魔力を回し、使い魔を召喚する。そんな俺に対してギルガメッシュは、負け犬の遠吠え、または子どもの癇癪だとでも言うかのように嘲笑し、見下してきた。というか、むしろこの反応を楽しんでいる様子もある。

 

 どうにも上手いこと接しきれないサーヴァントに先行きが不安になりながらも俺は、今後について考える事にしたのだった。

 

 

・本音で話した事により、ギルガメッシュの中で慎二に対する扱いが、有象無象の雑種→オモチャ(子犬)に昇進

・一応仮契約は結んだので、一個二個くらいまでは言う事を聞いてくれるようになる

・ギルガメッシュの単独行動や魂喰いには基本的に触れないスタンス。ただし衛宮達の意識をキャスターに向ける為、あまり頻繁にするな、とやんわり抑制はしている

・が、いまいちそれが面白くないと思うギルガメッシュは慎二に頻繁に絡みに行くようになる→ある日、無理矢理外に連れ出される

 

 

「コトミネの前ではあれだけ戦う意思はあると息巻いていたクセに、コソコソと屋敷に籠もって何をしている」

 

「何って、見りゃ分かるだろ。錬金術だ」

 

 さも当たり前と言わんばかりに背後に立つギルガメッシュに俺は、ぶっきらぼうに吐き捨てた。

 

「何の為だ」

 

「そんなの俺が生き残る為に決まってんだろ。俺はアンタらサーヴァントになんて到底敵わないし、この聖杯戦争に参加したマスターの中でも下から数えた方が早い雑魚魔術師なんだ。それなら雑魚なりに足掻ける手段は増やしておくに限る」

 

「前線にでも立つつもりか貴様」

 

「大した実力も無いクセに前線に立つのは死亡フラグまっしぐらだからやらねぇよ。雑魚魔術師だっつっただろ?……まぁ、なんだ。アンタが共に行動してくれるってんなら考えなくもないがな」

 

 どうせすぐに『戯けめ』と罵られ、断られると思っての冗談だった。だが、予想に反してその言葉が出る事は無く、沈黙が部屋を支配した。

 

「…………それもまた一興か」

 

「───ぇ゙?マジで一緒に行動してくれるの?」

 

 まさかこの人がこんな乗り気になってくれるとは思わなくて、我ながら凄く間抜けな顔をしていたと思う。

 

「貴様……」

 

 振り返りざまに見たギルガメッシュの顔は物凄い不機嫌そうな顔をしており、すぐにでも殺されるのではないかという錯覚に陥った。

 

「し、仕方ねぇだろ?!俺はアンタを識ってるんだ。アンタは誰かの下につく事を良しとしないのも、ヘコヘコ頭を下げるだけな奴だって嫌いな事を識ってる!だから協力は望めないと思って戦略から外してたんだよ」

 

「……よく識ってるではないか」

 

 俺の知識はキチンと合っていたのか、ギルガメッシュは少しだけ驚いた表情を見せたが、すぐにこちらを嘲笑う笑みを浮かべた。

 

「あぁ、そうだろ。だからこそ外して────」

 

「だが、我は貴様に手を貸さぬとは一言も言って居らんが」

 

「へ……?」

 

「─────フ」

 

 俺の反応を面白がってか、ギルガメッシュの口が歪な三日月型になる。

 

「喜べシンジ。この我自ら前線に立ってやる。故に貴様も来い」

 

「はぁぁぁぁぁ?!?!」

 

 そして紡がれた言葉に俺は真夜中である事を忘れ、驚きのままに叫び散らした。

 

「それの何処を喜べってんだよ?!間抜けにも死にに行くようなものなんだぞ?!」

 

「フハハハハハハハ!死んだらそこまでよ。我の知った事では無いわ。そら行くぞ」

 

「やめろ!!俺にはまだやる事が残っているんだっつうの!!!降ろせよっ!この!!」

 

 そう言うが、ギルガメッシュは問答無用と言わんばかりに俺を俵担ぎすると器用に窓を片手で開けた後に外に連れ出しやがった。

 

 

・嫌がる慎二を無視して夜の街を駆けて行くギルガメッシュ

・家からだいぶ離れた所で漸く観念した慎二は柳洞寺方面にて怪しい気配を察知する→柳洞寺で蟲爺&アサシン、衛宮(瀕死状態)と接種する

・尚、セイバーは既に影に取り込まれ済みである

 

 

「おい、ジジィ。それは俺の獲物だ。何勝手に殺そうとしてやがんだ」

 

「しん、じ……?」

 

 俺は何とか寸の所で蟲達に身体を喰われ満身創痍の衛宮と、衛宮に蹴りを食らわせようとしていたアサシンの間に割り込んだ。

 

「……何故ここに居るのだ、慎二よ。お主は脱落したであろう」

 

 それを見たジジィが一瞬驚いた顔をしたが、すぐにこちらを嘲笑うかのような笑みを浮かべていた。

 

「ここに来たのは偶々だ。あそこに居る新しい俺のサーヴァントに無理矢理連れ出されたんでな」

 

 そう言って俺は、山門前に居るギルガメッシュを顎で軽く指し示す。その瞬間、ジジィの側に居たアサシンが彼の元へと飛んでいった。

 

「新しい、サーヴァント?」

 

 その様子を見た後に、俺の指し示した方向を衛宮が見る。すると奴はギルガメッシュの事を見た事があったのか、声には出していないが、とても驚いた様子を見せていた。

 

「フン。教会に弱みでも握られたか」

 

 そんな衛宮とは反対にクソジジィは、こちらを嘲笑う姿勢は崩さずに徴発を投げ掛けてきやがった。

 

「馬鹿言え。弱みを握ってんのは俺だっつうの」

 

「ほう……どんなモノやら儂も聞きたいのだがね?」

 

「テメェなんかにゃ、教えねぇよ」

 

 だがしかし、俺はそんな安い徴発には乗らずあくまでも弱みを握った結果なのだと主張する。ま、本当の所は弱みを握ったからではなく、闘志を認められたからなのだが、知らぬが仏ってヤツだ。

 

「そんな事よりも、老い先短いテメェの身を案じた方が良いんじゃねぇですか?なぁ、オジィサマ?」

 

「減らず口をたたくではないか小僧めが……」

 

 どうやらジジィは高々十数年程度しか生きていない俺に煽られるのは余程好かないらしい。ちょっと煽っただけで青筋を立ててやがる。

 

「ハッ!老いぼれは老いぼれらしく隠居してろよ。いつまでもテメェが優位に立てると思ってんじゃねぇよ。俺の獲物まで取ろうとしやがって」

 

「仕方なかろう?お主は一度敗北しておる。儂が動くのは道理じゃろうて」

 

「勝手に決めつけんな、クソジジィ。俺はまだ負けてねぇっつうの!」

 

 ブワリと影を波打たせ、そこから多種多様な蟲の使い魔を召喚する。それに対抗するようにジジィも翅刃蟲を召喚してきた。そうして出て来た蟲達は両者の指示を受けて自らの身体をぶつけあった。

 

「何故そうも反抗的なのじゃ、慎二よ。桜のようにしておれば良いものを……」

 

「それもう聞き飽きたんだが?あとさ、何度も言ったよな?俺は俺のやりたいようにこの聖杯戦争を戦うと。だから黙って見てろって。だがテメェはアレ()を利用してこうしてアサシンを召喚して衛宮を殺そうとした。それなのにさぁ────」

 

───俺が大人しくしてるとでも思ったか?

 

「っ……!!」

 

 特攻させていた蟲達を一度引っ込めた後にそう言う俺に、ジジィが一歩退く様子を見せた。

 

「そもそも反抗的反抗的ってテメェは言うが、常に服従を望む奴に誰が大人しく従うかってんだよ。少なくとも俺は御免だね。俺はテメェなんかの人形じゃねぇし、それは桜だって同じなんだよ。自己の意志を確立した個だ。テメェなんかが自由に扱って良いだなんて言う要素はこれっぽっちも無ぇんだよ」

 

「生意気を言うでないわ。所詮お主は儂には逆らえぬ。桜が居る限りはな。そうであろう?」

 

「桜が……?」

 

「・・・・。」

 

 桜、という言葉にそれまで黙っていた筈の衛宮が反応を示す。それに対して俺は黙り込む事になってしまった。だがそれは、弱みを出されたからではない。

 

「───クク、ははは。アハハハハ!」

 

 それは、未だに俺という人間を知らないジジィの話に笑いが込み上げてきたからだった。

 

「何を笑っておる。気でも狂うたか」

 

 そんな様子を見たジジィはこちらに嫌悪を示すかのように眉をひそめて、笑い始めた俺を気が狂ったのだと吐き捨ててきた。

 

「まさか!俺は正気さ。いつだってな。この笑いはいつまでも慢心してやがるテメェに対する滑稽さに対する笑いだよ」

 

「何だと……?」

 

「なぁ、ジジィ。いつ俺が、テメェに逆らえないと言った?今世の肉体の腐敗が早くなってきているが故に本体で行動する事が出来ず、コソコソと分身を使って俺達の前に現れているだけの存在に。この俺が逆らえない?ハハハハッ!…………認知症も大概にしろよ」

 

 どうやらこの糞野郎は俺の地雷を踏み込むのがとことん好きらしい。いつもそうだ。コイツは俺が生意気な口を利けば、次に出すのは桜の事。あの時の事を全く覚えていないようだ。俺をキレさせればどういう事が起きるのか。

 

「自覚して無ぇテメェにも分かるように教えてやるよ。俺の蟲を扱う技術はテメェなんかよりも優れている。だから今ここに居るテメェは脅威なんかじゃねぇって事をな」

 

 そう言った後に深く、ゆっくりと深呼吸をし、言霊の要領で、コイツの余裕を地の底に叩き落とす発言を放つ。

 

『間桐臓硯の身体を構成する蟲よ。今すぐその生命活動を止めろ』

 

「カカカッ!そんな言葉程度で何が出来───!!??」

 

 それ(言霊)はすぐには効果が現れなかった。だが、ジジィが俺に対する行動の意図を問おうとした時、それ(言霊)はジジィに牙を向いた。

 

 ジジィの指先から蟲がポロポロと崩れ落ち始めたのだ。そしてそれを皮切りに今度はボトリと右足が落ちた。片足を無くした事でジジィはバランスを崩して地面に這う形となった。

 

「しん、じ……!お主、儂の身体に、一体……何をした!」

 

 身体を構成する殆どの蟲が生命活動を停止した事で、もう話す事さえも苦しいだろうにジジィは、恐ろしい形相でこちらを睨みながら叫び散らす。

 

「何って、簡単な事だ。俺はただ、テメェのその身体を構成する蟲共に、『生命活動を停止しろ』と命令しただけだぜ?」

 

 だが、それは俺にとっては分かりきっていた反応だったので、俺は嘲笑の笑みを浮かべながら親切に説明してやった。

 

「あり得ぬ!そんな、そんな事がある筈が……!」

 

「あり得ぬも何も、事実なんだから受け入れろよ。テメェだって薄々は気付いてたんだろ?俺の蟲の扱いがテメェよりも優れているって。だからあの時、テメェは逃げた。そうだろ?」

 

「っ……!」

 

 ほらやっぱりな。図星を突かれて言葉を失ってやがるぜ。そして言葉を失った時点でもうチェックメイトだ。もうここに居る分身は新たな身体を形成する事は出来ない。俺の自死の命令は未だ有効だからだ。

 

「いい加減諦めろよ。無駄な足掻きは苦しみが増すだけだぜ?」

 

────(断る)!!」

 

 ついには声すら出せないくらいに自壊していたが、蟲の声を聴き取る事が出来る俺には何を言っているのか分かった。そして聴き取ったその醜い足掻きに心の底から冷える心地に陥った。

 

「…………あっそ。じゃあ、俺が直々に殺してやるよ」

 

 俺は分身の核となっていた蟲の元へと近付き、ソイツを掴みあげた後に、握り潰した。

 

「な……!?」

 

「漸く一体目か。一体、いつになればあのクソ外道野郎を葬れる事やら」

 

「慎二!流石にそこまでする必要は……!」

 

 ハァ?あれだけの事をされておいてまだそんな甘い事を吐かすってか?久々にコイツの酷い偽善を見た俺は、ジジィの事以上に衛宮に対してブチギレたくなった。だが、ここでキレたってコイツはどうせ変わらない。理解をしようとすらしないだろう。だから俺は衛宮の方を振り向く事は一切せず、この場から立ち去ろうとした。

 

「慎二───!!」

 

 だがしかし、衛宮は満身創痍な身体であっても俺から事情を聞き出さねば気が済まないのだろう。すれ違う寸前の所で、腕を掴まれた。そこまでされると流石に堪える事は出来なかった。

 

「テメェのような偽善者なんかに俺の気持ちが分かる訳無ぇだろ」

 

「っ……!!」

 

 衛宮の偽善に対する嫌悪感を隠しもせずそう言うと、流石の衛宮も地雷を踏んだと分かったのか、掴んでいた腕を離して後ろに数歩退いた。そんな衛宮に今度こそ振り向く事はせず、柳洞寺を後にした。

 

 

・八人目ルートとは異なり、衛宮の治療&アーチャーとの会話イベントも無し

・ランサーも映画通りに早期脱落

・裏で慎二は蟲爺の分身を潰し回る(例)アインツベルンでの挨拶後など

・基本的に一人作業のつもりだったが、面白がったギルガメッシュが共に行動するようになる→結果、好感度がそこそこに高くなる(最終的に礼装に関わるから絆10くらい?)

・そんな中、路地裏にはあまり近付くなよと注意はするのだが、ギルガメッシュが素直に聞くわけもなく食事中の桜と接触する

・完全に喰われる寸前の所で駆け付けた慎二が令呪を使用する事によって一時的な延命になる

 

 

 嫌な予感を感じてその方向へ駆けて行くと、路地裏にて今まさに桜に捕食されかけているギルガメッシュが居た。

 

「こっちに来い!ギルガメッシュ!!」

 

 俺は咄嗟に、本人に『不敬』だとか『気安く呼ぶな』と言われる事も厭わずに令呪による強制移動という荒技で、桜から距離を取らせる事によって完全な捕食を回避させた。とは言っても片脚どころか左半身が捕食されている為、消えてしまうのも時間の問題だろう。

 

「気安く、我の名を……呼んだのは……不敬だが、よくやった」

 

「褒めてくれてありがとうございます!?だけど、俺は路地裏には近付くなって注意したよな?!アンタ、千里眼あるクセに何で近付いて死に掛けてんだよ!!」

 

 『後々困るのは俺なんですが?!』と、ギルガメッシュを捕食しようと迫り来る影をパニックになりながらも何とか避けて叫び散らかす。

 

「ハッ……、貴様の苦労なぞ我の知った事ではないわ」

 

「あー!もう!そうでしたね……!!」

 

 満身創痍そうなのにいつもの余裕を崩す事無くクツクツと笑うギルガメッシュに、そういえば彼はこんな奴だったわ、と思い知らされた。

 

「くっそ……!今すぐ正気に戻れ!桜!!」

 

「無駄だ。あの小娘の意識が今戻る事は無かろうよ」

 

「はぁ?!ノンレム睡眠にも程があるだろうが……!!」

 

 そんな風に少し的外れな事を考えながら、今居る路地裏から出るのは得策ではないなと現状を分析する。いくら夜とは言えどもまだ人気の多い場所であるし、身体が欠損している人間を抱えているのを見られでもしたら通報は避けられないだろうと思ったからだ。一応入口付近には認識阻害の魔術を掛けてはいるが、長くは持たない。何とかしなければ……

 

「────雑種」

 

 思考にふけていた時、さっきまでの余裕の笑みは何処へやら、いつになく真剣な表情をしたギルガメッシュに呼ばれた。

 

「何だよ。とっとと回復して逃げる気にでもなった?」

 

「戯け。この我が逃げるなど万に一つもあり得ぬわ」

 

「だったらどうするつもりなんだよ。流石のアンタでも回復しねぇと消えるか呑まれるかだろ?」

 

 そう言うと、ギルガメッシュは何故か黙り込む。

 

「おい、ちょっと?何で黙り込むんだよ。何か策があるなら早く言えよ。このまま逃げててもジリ貧なんだが?」

 

「…………策はあるにはある。だが、これを我が実行に移すのは不本意だ」

 

 漸く口を開いたかと思えば不本意だからやりたくないって?王様らしいと言えばらしいが、早いこと決断して貰いたい。いくら身体強化の魔術があると言えども体力は無限じゃない。いつあの影に呑まれてもおかしくないのだから。

 

「不本意ってなぁ……!!どの道それをやらなきゃ、俺らは死ぬんだが?!策があるならさっさと出してくれよ!慢心捨てろよ慢心!」

 

「ええい!喧しい!我に指図するでないわ!!慢心せずして何が王か!」

 

「ぁ゙ぁ゙ー!!そこで名言要らない!死亡フラグなんで!!俺まだ死にたくないんです!!!」

 

 巻き添えで死ぬから!!自重してください!そんな思いの下叫び散らかすが、

 

「だから喧しいと言うておろうが!!少しは黙らんか戯け!こうまで暴れられては策を講じるも何も無いであろう!」

 

 ギルガメッシュは俺のこの態度を糾弾してきたのだった。しかも暴れるなって?無理に決まってんだろ!止まった瞬間に呑まれるに決まってる!そんな思いの下、ギルガメッシュの方を見ると、彼は眉をひそめた後にため息をついてきた。

 

「な……!ため息とかどんだけ余裕があるんだよ!お前死にかけだろうが!」

 

「少しは黙れと言うておろうが」

 

「っ……!」

 

 ピリピリと肌が痺れるような威圧感と殺気を以って睨まれた俺は、それまでの文句なんか全て吹き飛び、ただ黙って迫りくる影を避ける事しか出来なくさせられた。その間に、ギルガメッシュは『王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)』を展開すると何やらゴソゴソと中の財宝を整理しているようだった。

 

「お前、何してんだ?」

 

「・・・・。」

 

「おい、無視かよ。こちとら逃げ回るのに必死になって───」

 

「シンジ」

 

「何だよ?王様」

 

 流石に無視されたのにはイラついて、責めるように言葉を紡ごうとした時、名前を呼ばれた。彼が名前で呼ぶのは珍しかったので、意趣返しとしてこちらも普段は絶対に言わない王様呼びをしてやった。だと言うのにこちらの意図に気付いてかは知らないが、何故かギルガメッシュは不敵な笑みを浮かべて、何やら銀色に輝く鍵を手渡してきた。

 

「え、何コレ。銀鍵?って、オイ待て……それまさか」

 

「気付いたか。泣いて喜べよ?シンジ。貴様に我の宝物庫を開ける権利をやる。先の選別はその為のものだ。貴様は、この我の財宝に触れる権利を得た唯一の人間なのだからな」

 

「───ぇ゙?」

 

 いま、なんといいました??ほうもつこ?宝物庫って、言いました?それでコレがそれを開く鍵と?は???つまりコレは、マジモンの王律鍵だと??銀色だけど?

 

「いつもの聡明さはどうした。そのような間抜け面を晒すでないわ」

 

「いやいやいや……!無理だろ?!宝具だぞ、宝具!!んな大層なモンが俺に扱えるワケ無ぇだろ!!」

 

「戯け。何の為にこの我自ら財を態々選別してやったと思っている。それで開けられるゲートの中にあるのは貴様が扱える粗末なモノしか入れておらぬわ」

 

 いや、それでも宝具を人間が扱う時点で十分やべぇだろ。と思ったがこの王様、完全にこの鍵を俺に使わす気満々である。

 

「いや、でも扱えな────」

 

 扱えないと言おうとした声が出ることは無かった。身体の半分以上を失い、らしくもなく顔色を悪くしても尚、力強さを失わぬ紅い瞳が完全に脅しに来ていたからだ。

 

「……っ、有難く使わせて戴きます。ギルガメッシュ王」

 

 けれどもそれ以上に、この王様が態々こんな事をしたのにはきっと何かしらの意図があるのだろうと悟った俺は、彼を王と敬い、鍵を受け取る決意を示した。

 

「───フン。初めからそう言って居れば良いものを」

 

「そりゃ、無茶があるっての」

 

「貴様は最後まで生意気なヤツだな」

 

───だが、我を飽きさせなかったのは大儀であったぞ。

 

 そう言ってギルガメッシュは、俺を突き飛ばして自ら影に呑まれていったのだった。

 

 

・ギルガメッシュが宝物庫を触る権利を与えたのは慎二の今後を千里眼で見た為&人たらしによる好感度の高さ

・原作と比べて時間は開いたが、ギルガメッシュを完全に呑み込んだ影は膨大な魔力に食あたりを起こして新都一帯の人を無差別に喰らう

・桜の意思の強さ(無意識)か、英雄王の加護か、慎二は捕食から奇跡的に逃れる

・ギルガメッシュに鍵を託された後、再び部屋に籠もる慎二

・理由は衛宮のアーチャーの腕を使った副作用を無くす為の薬を開発し始める為

・その部屋に衛宮の家に行けと言った筈の桜が訪れる

 

 

 ギルガメッシュに半ば押し付けられる形で受け取った鍵の扱いや、衛宮のアーチャーの腕を使う事による副作用を何とか軽減出来ないかと模索している時、部屋の扉が開けられた。また何かジジィが邪魔をしに来たのかと思っていたが、まさかの人物の訪問に、俺は唖然とさせられた。

 

「桜……?」

 

「・・・・。」

 

 扉の先に居たのはクソジジィの分身を殺し回る前に衛宮の家に行けと指示した筈の桜だった。

 

 何故桜がここに来た?俺は桜に事が全て終わるまで帰って来るなと指示した筈だ。それに、今ここに帰って来る事はジジィに利用される確率が上がるという事になる。現に、俺がギルガメッシュと仮契約を結ぶ前、桜は蟲蔵に入れられ掛けていた。だと言うのに、彼女はこうしてここにやって来たのだ。

 

「桜。お前、誰の許しを得てここに来た。少なくともこの聖杯戦争中、俺は一度も帰宅をする許可を出していない筈だが」

 

 自分の命が関わっているにも関わらず、命令違反してこの部屋に来た桜に、静かな怒りが湧いた。何の為に俺が原作に無い事をしていると思ってんだ。それをお前の身勝手な行動でパァにされてたまるかよ。

 

「……ごめんなさい、兄さん」

 

 だがそんな俺の意図なんて知らない桜は、ただ俯いて謝罪を述べるだけだった。いつもの事だ。

 

「ごめんなさい?謝るくらいならそもそもここに来るんじゃねぇよ。ここに来てもお前はあのクソジジィに利用されるだけなのは分かっているだろ!」

 

「はい……分かっています」

 

 だからいつも通りに怒鳴りつけて、衛宮の元に戻らせれば良い。そうすれば気の弱い桜は俺の指示に従う筈だ。

 

「お前なぁ!!だったらとっとと衛宮の所へ戻って、大人しくアイツに守られてろよ!」

 

「…………いや、です」

 

「ぁ゙?」

 

 そう、思っていた。

 

「嫌だと?お前、兄であるこの俺に逆らうってのか?」

 

 なんと桜は、衛宮の所へ帰るのを拒絶してきたのだ。何でも言いなりにならなくなったのは良い事だ。けれど今は状況が悪い。いつあのジジィが桜の帰宅を察知するとも限らないのだ。

 

「……はい。逆らいます」

 

 なのに、だと言うのに桜はこの期に及んで俺に逆らうと言う。その成長は本当に褒めたくなるくらいに良いものだと思う。だが先も言ったようにここでジジィに見つかれば計画は成り立たなくなる。だから頼む、この聖杯戦争が終わるまでは───

 

「桜!!!」

 

「だって、もう我慢出来ません……!」

 

 

───あぁ、そうなのか。

 

 

「………………もう、我慢出来ないんだな?」

 

「兄さん……?」

 

 その屈強な精神でさえソレを抑えきれなくなったのなら、もう、駄目だ。これ以上、暴走しない内に■■ねばならない。だから俺は、

 

「そうか……。来い、桜」

 

「っ……!兄さん!」

 

 呼ばれた嬉しさに頬を赤らめてこちらに駆け寄る()()の胸に隠し持っていた仕掛け付きのナイフを突き刺した。

 

「に、ぃ……さ……?どぅ、して……」

 

 桜が突き立てられたナイフに唖然としながら、数歩退いた。

 

「俺だってこんな選択は取りたくなかったさ。だが、お前は我慢出来ないと言ったな。耐えられないと言うのならまだ救いはあった。我慢出来ないと口にした時点で、お前は()()()()()()()()()存在に成り下がったんだよ」

 

「ころ、す……?兄さんが……私を……?」

 

「そうだ」

 

 義妹から殺すべきターゲットへと、己の中の桜に対する認識を下げながら心臓を爆破する為の仕掛けのスイッチを押そうとした。その時───

 

「───ふふ、あはっ!あはははははは!」

 

 桜が笑い出したのだ。その事に驚いた俺は、スイッチを押すのを躊躇ってしまった。それはとんでもない悪手だという事に気が付かずに。

 

「うふふふ……嗚呼、嬉しい……!嬉しいです、兄さん!!貴方が、私と()()()()()()()()()()()()なんて!」

 

「同じ所……?」

 

 クスクス、ケラケラと狂ったように嗤う桜に呼応するように、足元から見覚えのあるあの闇が広がり始めた。逃げねばマズいと分かっているのに、動けばそれはそれでマズい事になると脳内で警鐘が鳴り響く。

 

『ハハハハハハハハッ!ついにやりおったか!』

 

 それと同時に、部屋の中にクソジジィの笑い声が響き渡った。

 

「ジジィ!テメェ、桜に何を吹き込み、何をしやがった!」

 

『人聞きの悪い。儂は何もしておらぬよ』

 

 高みの見物でもするつもりか、それとも俺にまた分身を殺される事を恐れてか、ジジィはこちらを嘲笑いながらも姿を現す事はしない。その余裕な態度が、酷く癇に障った。

 

「だったら何故!桜からアレが出て来るんだ!」

 

 俺は叫び散らかしながら、天井で渦巻く影を指差す。

 

『それはお主がよく分かっておろう?アレは聖杯の中身ではあるが、同時に桜自身でもあると』

 

 だが、ジジィは明言する事は無く、『分かっているだろう?』と、ただこちらを嘲笑うだけだった。

 

「そういう意味じゃねぇよ!俺が言いてぇのは───」

 

『名残惜しいが、時間切れじゃな』

 

「は?時間、切れ……?───っ゙!??」

 

 ジジィの言葉をキッカケに、立っているのも辛くなる程に強い風が部屋中に吹き荒れた。その渦中に居るのは、先程まで狂ったように嗤っていた妹。白く色素の薄い髪、赤い歪な線が入った黒のワンピースのような服。見覚えのあるその姿は、桜が黒聖杯として覚醒してしまった時の姿だ。

 

「さ────ぁ゙、がッ?!あァァァぁ゙ァ゙ァ゙ァ!!?」

 

 その姿に意識を取られた俺は、足元に近付く泥に気が付けなかった。泥に汚染され苦しむ俺の元に、桜が恍惚な笑みを浮かべ、ブツブツと何かを言いながら近付いて来た。

 

「ねぇ、兄さん。私、すっごくワガママなんです。聖杯戦争に関わる度に怪我を負う先輩の事を外に出したくない、先輩を姉さんには渡したくない、先輩を強くなった私が守ってあげたいって。でもですね?それ以上に私、ずっと、兄さんに対して思ってた事があるんです」

 

────兄さんにも同じ所にまで堕ちてもらいたいって。

 

 そうして耳元でそう囁いた桜は俺を泥の海へ突き落としたのだ。

 

「ま───」

 

「怖がらなくても大丈夫です。兄さんなら、きっと受け入れられるって信じてますから。事が済んだら迎えに来ますね?兄さん」

 

 ドプン、と泥の海に突き落とされた俺が最後に見たのは、これ以上ないくらいに歪んだ笑みを浮かべた桜の顔と、その側でこちらを同じ様に嘲笑う()()()()だった。

 





〜クソ長Q&A〜
Q.何してんの?何でギルガメッシュが宝物庫の鍵渡してんの?使えなくない?

A.作者にはカッコ良すぎる英雄王なんて書けないんですよ…、だから常時上機嫌王になっちゃったんです……。あと何か脳内でキャラクター達が暴れまわってこんな感じになっちゃいました…()
鍵を渡したのは慎二君が彼に見初められたから。という作者なりの表現です。絆礼装の鍵とは違うとは言えども、実際はあり得ないでしょうけれどもね…ハイ。
使用については、宝物庫全てを扱うという点ならば慎二君には到底扱えないですが、逆に言えばめちゃくちゃ制限付きで中身を把握しきっているのならば使えるのでは?という作者の独自解釈から来てます。ですので、鍵は正式なモノとは色合いを変えましたし、使用できる数を制限したりしたので、余程のチートにはなってない……のかな、とは思います。(それでもなってたら、IFルートだし、この程度の知能しかない作者なんだなって、思ってください…)

続きは、現在七〜八割くらいは書けているのでまた一週間を目処に頑張って執筆したいと思います。

そういえばアンケート取った癖にオベロンが出てないな?アレレ〜?た、多分共闘ルートでは登場する筈です。……ウン。




あと実は最近、作者が深夜テンションの末にトチ狂ってエロ小説を書いたらしいよ(アホだね)
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