失われた運命   作:くまたいよう

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 冒頭のは漫画版みたいなノリ。


悪夢 ~じつげん~

(何、アレ・・・・)

 

『議長から聞かされた日』

 

 私、ルナマリアは?その日のコンサートを終えた2日後に『ソレ』を見た・・・・会談を終えたのか?建物内を案内されてる途中に、人目をはばからずに軍やら力やらに関しての反論?みたいのを説いてると言うか吠えてるのは。

 

『カガリ・ユラ・アスハ』

 

 何て言うか?服装からして他国へ赴くようなものじゃないわねえ?メイクも髪型も何も無頓着・・・・議長に『事前に』話を聞いてなければ、どうしちゃった事やら、隣にいるのは付き人か何か?代表を止めなさいよ、しかし?戦艦やMSを多少新しくした程度で強すぎる力って?

 

 あの代表は、ザクやミネルバが?量産型のフリーダムやらアークエンジェルやらに見えるってのかしら?それ言うなら、オーブ内ではどうしてるのよ。

 

 そもそも、訪問理由は?

 

『オーブを脱出したコーディネーターがプラントを含めた外国で軍事的な事に携わってる』

 

 そんな事が問題になって、噂通りかどうか訪問しに来た。

 

 何よそれ?オーブの獅子の娘ならはね除けなさいよ?って、最初は頭に来たけど?今は冷えた。ありもしないものについて喚いてて、これが拡散されたらどうなる事やらね?ってのが普通なんだけど、プラントではそれは無い。あの代表さんは?

 

『3隻同盟のお姫様』

 

 これが全てよ。メイリンみたいのはどっちを支持するでしょうね?って冷めた目で退散したわ。

 

 それにしても、直接出向いた理由って何なんだろ?今の私で言えば、何かあったら現地に出向きたがるのと仮定した場合、それとは悪い意味で次元が違うわよ。にしても、議長は何を考えいるのか?

 

 アスハ代表が、このまましつこく喰い下がって、議長とかが、秘密裏にオーブ内のコーディネーター運んだとか言い出したらどうするのかしらね?

 

 いや、そもそもプラント内に地球に住んでるコーディネーター、しかも前大戦で色々やらかしたのはお互い様だけど、オーブ内のを不用意に受け入れて居住させるなんて発想は・・・・やったとしても居場所は精々?と考えた時、まさかとは思うけど?議長はその流れになったら?

 

 

『サーカスでも見せる気かしら?』

 

 

 いや、これは一旦止めとこう。

 

 そう言えば、私はもうパイロットなんかじゃない。戦場でMSに乗りながら歌うようなのは寧ろ・・・・って、考えた辺りで、周りが慌ただしくなって来たわね?そして、更に翌日?網の目を掻い潜るように流れ込んだ情報にプラントは大慌て?になった。

 

 対岸の火事とやらにできるなら、どれだけ良いか?って話題になったしね。大まかに言うとね?

 

『オーブの地下で密かに修復されていたフリーダムが何者かに強奪された』

 

 そして、正確には直後か数日後にか特定出来ないけど『悪夢』が始まった。

 

『強奪されたフリーダムにより、地球各所が無差別攻撃に晒され始めた』

 

 

 

 

 

 一方、アメノミハシラでは?

 

 

 

 

 

「フリー・・・・ダム」

 

 私にとっては因縁の機体、フルバーストとやらをやりながら敵や施設を徹底破壊。その周りには?

 

 前大戦の初期のMSや戦闘機が入り交じって数に任せた戦法でフリーダムに近付けないようにして、多少優位になったら撤退を繰り返す事を各地でやっている。

 

「マユよ、案外早くて喜んではいないか?」

 

「何よ、私がそうしたがっていると?」

 

「そう見えるぞ」

 

 項垂れた。そう、出来れば私はフリーダムを倒してやりたい・・・・けど、戦争が起きて欲しいワケではないから今回の件は?と思ってしまっている。

 

 でも、聞いたのと見た通りなら?何故かオーブから強奪されたフリーダムが各地で暴れ回ってるけど、アレは?

 

「気付いたな?動きがおかしいな?『フリーダムのパイロットは、決してコックピットを狙わない』・・・・まあ、余程の事が無ければにせよ、そう広まってはいるが、あれは違うな」

 

 そう、ひたすら増設された火器を含めた攻撃をしているけど?目にした者全て殺しつくさなけりゃって思い込んでいる動きだわ・・・・けど、何で?

 

 良く覚えている機体は、翼に収納されたバラエーナ?とか言うビーム砲を同サイズの陽電子砲みたいのに換装して、ライフルを二丁にしてるけど・・・・。

 

「気付いたな?・・・・『勝てるぞ』・・・・」

 

「待って、この機体は核エンジンでしょ?デスティニーを使ってる私が言えた義理じゃないけど、迂闊に倒したら大惨事よ」

 

「ふん、陽電子砲を使ってる時点で危険であろう?貴様は『前大戦後のオーブ』を知っているのであろう?」

 

「・・・・『ポジトロニック・インターフェアランス』・・・・っ」

 

 陽電子砲を上空に撃って?その影響を使って脱出した戦艦か・・・・仮に汚染被害を少なく改良しているなら、何で本土防衛に使わなかったとかキリが無いけど。

 

「さて、逃げるか?」

 

「はい?」

 

「知られてた場合の話だが、ロスト・デスティニーは現時点では最強で、傍目には核エンジン搭載機と見なされる機体だ。そんなものを持っている我々がこの後にどうなると思う?」

 

「・・・・まさか、私達がフリーダム強奪の下手人扱いされる?」

 

「ご名答、難癖も政治と考えればな?それに、プラント付近で戦ってはいけない理由があるのだよ、それを説明しながら地球旅行とでも行こうかな?」

 

『難癖』

 

 そう言えば、オーブ内ではその難癖でジタバタしてたんだっけ、自分達が爆殺したコーディネーター達が、実は生きてて外国で色々やっている?とかになるけど。

 

『事故で死んでますで良いのに』

 

 いや、やめとこう、真相はまだしも?で、文句言おうにも。

 

『見苦しい言い訳する奴等にしか会えない』

 

 そう言われてるしね、私は運が良かったんだよ。誰だってミナさんみたいになれるなら苦労は無い。

 

 

 

 で、地球に来た。

 

 

 

 展開が早いわね、強奪されたフリーダムのテロのせいで各地で混乱が起きているわ・・・・で、私とミナさんは『ギリシャ』にいます。

 

 道中、寄った店で食べたオリーブオイルの効いた料理は正直ハードで鮮烈だけど、美味しいものですってとこなんですけど、何をしに?と思ってますが?

 

「目立ち過ぎでは?」

 

「ほう?」

 

 長い黒髪なせいか、直ぐに鎧を脱ぎたがる大和男子キャラがサングラス掛けたみたいな服装をしているけど、身長が190近いミナさんはすれ違う女性が見とれてるわね、私も発育は良かったから、既に160越えているけど、この人みたいには・・・・因みに、私は黒基調なミニスカ軍服みたいな服です。としてたら?人混みに飲まれて転びそうになった女性を背後から支えてあげたら?

 

 ふにゅっ。

 

 アレ?お胸を掴んじゃった?これはいけないわ、びっくりして騒がれたら厄介と思ったら?

 

「・・・・うぇい?」

 

「?」

 

 私の左手をしげしげ見てる?そう言えば、義手だから違和感を持たれたかな。まあ、とにかく?

 

「迷子?」

 

 こくこくと頷く、柔らい金髪でぽ~っとした目よね?そう言えば、こういうタイプって?と思った時。

 

 なでなでされた?あの~?これ、一体?

 

「泣いちゃ駄目」

 

「はい?」

 

 なんか、感じられたの?確かに、私はこの子を?

 

『お兄ちゃんが好きそうなタイプ』

 

 そう思ったけど、まあ良いわ。袖すり合うも多生の縁?で、迷子は迷子らしく。

 

「あの、ついでに迷子預かってくれる場所にでも連れてって良いですか?」

 

「・・・・好きにせよ」

 

 何か、緊張感が増した目ね?何かあるのかしら、ああそうだわ?

 

「私は『セツコ・オハラ』・・・・貴女は?」

 

「ステラ」

 

 用意してた偽名を使った私に素直に答えてくれた。私は年甲斐も無くステラさんと手を繋いでミナさんの後に着いて行った。




 多少背が伸びたマユは、ゲームで兄と縁がある女性の名を偽名にしてます。
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