冒頭は初期から思ってた要素入れてます。
「首都の様子はっ!?」
「空調の様子を確認しろ、空気漏れが起きては最悪だぞっ!」
プラントの各コロニーは所々で大混乱を起こしていた。システムダウンを始めとした事態が起きているが、これは全て。
【予め用意されてたのだ】
残されたデータを嗅ぎ付けられ、ハッキングの気配があり次第作動するように仕掛けた主にすらバレないように念入りに。
【当事者達はバレないようにするのは苦労したが】
それは、招いてしまった者には関係がないし何よりしてやられている。システムダウンする際に出たメッセージ。
【アナタは知りすぎた】
これすらもフェイクの一端なのだから。そして当人は呆然としながら騒ぎの中心になった場で拘束された。
その内に面会に来た人物が【身内】なので甘えと拒絶が混じった反応をした。
「メイリン!これはどういう事なのっ!」
拘束されたメイリンは締め殺されかねない危機感を感じた。ルナマリアは正に鬼の形相である。自分なりの新天地で軌道に乗り掛けた矢先の身内の不祥事だからと思ってしまうのは、最初に拘束された時に周りにいた者達から吹き込まれた事であるがメイリンのコンプレックスを見透かしていた策でもある。実際はその程度の対応で済めばどれだけ良いかの被害が出ていたのだが。
「そ、それは任務で・・・・」
「わかってるわよ!けど、言われてたようにやり始めに掴んだ情報をそのまま報告すれば良かっただけじゃない!調子乗って自軍の最高機密に繋がる場を許可無く弄り回しちゃったなんて・・・・何って、バカな事をしたの!」
【フリーダムデストロイヤー】
オーブから強奪された量産型フリーダムを地球各地で次々と葬る謎の機体の正体を探るべく情報部に協力を求められ、核心に近い情報を得た迄は良い。
しかし?
【フリーダムデストロイヤーの正体は、オーブ解放作戦の際に生き延びていた民間人コーディネーター】
それの真偽はルナマリアも気になるが、知っている側からしたら恐らくブービートラップに等しい。そこから欲を出してしまって手当たり次第に誘導されながら探った結果なのだとした時にルナマリアが最近に何度か対面した人物が入室して来た。
「デュ、デュランダル議長」
「メイリン・ホークだったね、姉を会わせたのは落ち着いてもらいたかったからだが、少々酷な流れになったな・・・・さて、メイリン君。今回の件については私からも説明をしよう」
デュランダルは簡略に話した。
話しは前大戦でのクライン派のフリーダム強奪前後からだった。
当初、どうやってフリーダムやその運用艦を強奪出来たかについては根回しが相当だったとされた辺りで一端は区切った。
「当事者ではない私にも未知数だが、エターナルを始めとした三隻同盟はどうやって活動していた?」
「そ、それは各地の支援を・・・・」
「その中の一つにはね、プラント内に残ったクライン派からの横流し品が含まれていたのだ。国内の財政帳簿の肝心な部分が穴だらけになればどうなるかな?」
「て、徹底的に調べ直す・・・・」
「うむ、その際に証拠隠滅のトラップやウィルスが仕組まれてたワケだ。言うまでも無いが、ユニウス7を核で破壊されたプラントがその核を使った機体を開発した。その辺りの警戒具合がどんなものなのかの一端が今回の真相かもしれんのだ。当時からの不発弾に等しいものを君がつついてしまったと言うワケだな」
メイリンの両目から光が消えた。素人が嵌められたではなく、多少は学んだ者がそれをしてしまった事は重大極まる。
「と言うワケだ。理解して貰えたかな、君のような電子戦等を適職とするべき者を積極的に情報部等に取り入れようとしなかった理由を・・・・危険なので迂闊にプラント内の機密に近付けたくなかったのだ」
遠回しに、メイリンは電子関連やハッキングについての能力は極めて優秀だが、安全な対象や相手が無警戒な者に対してな話であり、今回みたいなケースは簡単に罠に引っ掛かるだろうから任せるワケにはいかなかったのだと言い放たれた。
ルナマリアも情報や電子関連担当としては優秀な妹が卒業後に精々が戦艦のオペレーター辺りになるとされていたのは何故かとする疑問が解けた。気弱で軍人適正が足りない程度と思っていたが簡単だ。好き勝手にやらせたら歯止めが効かなくなる性質の典型だったと理解した。
「メイリン。改めてわかってるわね、これから経緯を調べ直すにしても欲を出して自国の最高機密を許可なく弄り回しちゃってこの有り様なんて・・・・」
「落ち着きたまえ、今回のは予め仕組まれてた可能性が高い。しかし、過ちを認め次に活かせば等と言える規模では済むまいな・・・・メイリン君は暫く拘束をさせてもらう」
ルナマリアはデュランダルに圧力を掛けられて無言で退室した。プラントのシステムダウン等は確かに情は掛けられない、この隙に近くに潜伏していたブルーコスモスにミラーの幾つかを破壊されたら終わりだからだ。
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「万事、予定通りに」
「うむ・・・・メイリン・ホークについての情報は正しかったな。良い目眩ましをしてくれたよ」
今回の件を仕組んだ者達は高笑いを堪えていた。クライン派を正義とみなした市民は掌返しをしてパトリック・ザラを新たな議長として選んだ自分達の責任逃れをしたのは受け入れた。だが、それ故の見落としを突けない程【現場】を味わった者は愚かではない。
「ギルバード・デュランダルが噂より弱腰な故に手間取ったが、これで上手く行く!この混乱に乗じて【フレア・モーター】を運び出せ!」
この日、本来の歴史に近い事態が動き出してしまった。
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「ねえ、何の冗談?」
協力してくれる人がいるからとかでミナさんは潜水母艦に連れて来たのは予想外な外見の人物。
【ジェーン・ヒューストン】
前回の戦いで【白鯨】とか言われてザフトの水中部隊に恐れられた人ですって、金髪の短めな凛々しい人で女戦士って感じだけど。
「発育の良い姉妹って感じよね、この二人が本当に貴女の秘蔵っ子なの?」
「ちょっと自信が無いが、実力だけはある。この二人には【大人】が必要なのだ」
「はあ、それで私に水中を担当してもらうのは母艦が潜水式だからよね・・・・次に?」
私とステラが発育の良い姉妹とか言われるのはともかく、何のつもりかまだわからないとした時。
「シミュレーションをしてもらう、公平にする為にマユのデスティニーは翼無しの状態でだが【対艦刀アロンダイト】を装備してジェーンの機体と対戦してもらうぞ」
何のつもりかは知らないけど、機体全長より長いのをシミュレーションでジェーンさんの機体フォビドゥン・ブルーに振り下ろそうとしたけど?
「うっ!」
振りかぶった瞬間をジェーンさんの機体にランスを投げ付けられていた。左腕の実体シールドで弾いたけど、ワイヤーでも使ったようで直ぐに相手は回収して襲い掛かって来る。立て直そうにも懐に飛び込まれたら、せめて他の装備が無いと・・・・と、しながら二分で負けた。
『どうだマユ、その女はアロンダイトよりは扱い易いが対艦刀を装備した機体に乗って【切り裂きエド】と呼ばれたエースと縁があるので対艦刀装備のMSには強いのだ。徹底的にしごいてもらうが良い』
モニターで見るジェーンさんが、何か複雑な目をしていたけど・・・・有り難く相手をしてもらう事にした。確かにアロンダイト使いながらの戦いでフリーダムじゃなくてジャスティスが出てきた場合、この人みたいに対戦経験豊富な人との訓練が役に立つとしてシミュレーションに没頭する日々が始まった。
メイリンがオペレーターやらされてた理由の人ってこんなんだったのかもしれない要素を一部入れた回。まだまだ続きでやりますが。