アカデミー卒業前に、パイロットから歌姫への転向を持ち掛けられて決意して?何か妙に持ち上げられてる気がするルナマリア・ホークです。
何か話が飛び過ぎて慎重と言うか冷静になれてる?
まあ、あのままだと?自力じゃ鳴かず飛ばずな軍人(汗)だったから冷めてるのかしら?と思ったら?
「あ、あの・・・・何故、プラント議長が私に会いに来たのでありますか?」
「うむ、今回ばかりは急で申し訳ない・・・・しかし、前例が無い存在の把握はしておきたかったのだ。空いているのは今日くらいだったので急遽面会を頼んだのだよ」
まあ、唐突な面会理由とタイミングに関しては、そりゃそうよね?生真面目だけど少し天然で部下を騒がせるタイプとは噂はされてた。とにかく、最近の近況から生い立ちにアカデミー入った辺りとか一通り聞かれた。
「ふむ、基本的にプラント育ちだが?一時的に月や地球にいた事があるか?その類いの経験も慰問等をやるようになれば貴重になるだろう、ところで?君はプラント以外に住んでいるコーディネーターを見た事があるかね?立場上で参考になる話が聞きたいので、良ければ聞かせて欲しいのだが?」
「はい、覚えているのは近所にいた一家くらいですが・・・・」
「ほう、親交はあったのかね?」
「はい・・・・ですが、歳が一つ下くらいの『ちびな男子』に、そいつより少し下な割に発育が良い妹の兄妹と遊んだりしたくらいで、当時はまだ開戦はしてませんでしたから平和でした」
嗚呼、そう言えば『妹持ち』って事で?気が合うと思ってたら?振り回されてるのを若干気にしてる分?妹より力関係が上な私に憧れてくれてたわね・・・・『シンの奴』。
「ふむ、平和に暮らせてたか・・・・では、その一家とはそれきりかね?」
「え?・・・・はい・・・・あの一家は?情勢がおかしくなり次第に直ぐに引っ越してしまいました。そのパターンを繰り返していたそうなので、少ししたらオーブ・・・・っ!?そう、オーブ・・・・辺りに行った・・・・とか聞きましたが、それだけです」
「そうか、君の言う通りならば、危険と感じて直ぐに・・・・例えば『スカンジナビア』のような場に引っ越したかもしれんな、いや・・・・すまなかったね」
「いえ、私も・・・・その、出来れば無事でいて欲しいと、今思い出したばかりと言うかで・・・・」
「いや、良い・・・・君も前例が無い事をやるのだから、当面の事に集中したまえ?君の歌を楽しみにしているよ」
「は、はいっ!光栄であります!」
退散したデュランダルであるが、恐らく生きていないだろうと割り切った。ルナマリアにしてもオーブに行ったと思い出して、漸く前大戦で戦火に巻き込まれたりしたかもしれないと思い当たったのは見て取れた。出来れば手元に引き入れたかったのだ。アレの発現を可能にする因子を持つ者を。
『Superior Evolutionary Element Destined-factor』
(カガリ・ユラ・アスハ・・・・いや、違うな・・・・『ヒビキ』・・・・彼女を含めた関係者を除けば、アレを発現出来る『因子』を持っていたのは、あの一家の両親の間に産まれた『兄妹』のみの計算・・・・『キラ・ヤマト』を倒すには、アスカ兄妹を手に入れるのが手だったが、今思えば、早期に手に入れられる事態にならなかったのが幸いだったかもしれん)
そう、デュランダルはインパルスの件を始めとした決め手を手に入れられない日々で頭が冷えていたのだ。
そして、アメノミハシラでは?
「アスカ一家がオーブに居住していた期間は短いな・・・・これでは、マユが目覚めてからどう語るべきか」
マユが目覚めて、まあ殺される程度の覚悟はしている。家族の仇として自分は良いが?やがては?
『キラ・ヤマトのフリーダムに復讐心を抱く』
だが、それだけだ。フリーダムを倒したいだけなら最適だが?その後はどうするのだ?それ以降は明確な目標等は無い、下手をしたらそこがピークだろう・・・・それはいかん!死神扱いをするだけではいかんのだ!
ビビーっ!
(ふふ・・・・怪物とはこの事・・・・)
終了のブザーが鳴った。パワーを始めとした条件を同じ程度に設定したら?最早データ上の敵では相手にはならん・・・・シミュレーションの中では予定通りに仕上げる『機体』の試作型の前には前大戦で猛威を振るったガンダムタイプ達が爆散して出来た残骸の山で死屍累々だ。あのフリーダムにジャスティスにプロヴィデンスですら例外ではない。ガンダムデストロイヤーとでも言うべきか?ガンダム顔が集まる場に行かせたらどうなる事かだ。
(だが、目覚めた際にこの通りになるとは限らん・・・・何故なら雑念が入らないからこそだ。例えば・・・・『オーブを焼きたがらない』・・・・そう考えるような者ならどうなるという疑念があるからな?)
そう、自分は思い付く限りな強敵達を倒せるようなら後は簡単と思う程に愚かではない
今、プラントで策を練るデュランダルもそんな愚か者になる要素が無くなりつつあると見ている。その意味を考えない者達は・・・・と、考えた時。計器が全て安全域を示す色に変わって、程無く?
『意識が戻った』
安眠カプセルのハッチが開いて、震える身体を起こす少女を見つめる。片腕が無いと戸惑っているが・・・・何故、自分がこんな所にいるのかと・・・・それでも、必死に立ち上がり何かを探し始めている。
(兄を、両親を探しているのか?そうだ。先ずは探せ!そして、現実を見よ!次に?考えて、私を認識するが良い・・・・ここだ!お前の仇の一人は・・・・ここにおる!)
虚ろな目が徐々に活力を取り戻して行くな、何かが弾けたように鮮明さを取り戻した。あの瞳、光を失くしたようだが、平和の象徴たる鳩を食用として解体した時に出る血を思い起こしそうな赤色だ!『覚醒』している!
(美しい、美しいぞ・・・・その瞳に映る『赤』は何が相応しいのだろうなあ?)
家族を求めて、最も来てはならない場の人口の地に立った少女の運命は決まった。仮に、この場に来たのが『兄』の方だとしても結果は同じだっただろう、お互いに最も相応しく最も危険な存在として二人は出会った。マユの意識が完全に戻った時が、時間を掛けた惨劇の歴史の始まりだった。
そして、別の世界でも。
ガキイッ
模造刀を弾かれたシグナムは戦慄していた。訓練自体は続ける事になったシンだが、何かがおかしい・・・・先程迄とは様子が全然違う。身体の感覚からして基本能力が数段跳ね上がった?何かに『呼応』していかのようだ。
(な、何だ?此方の動きに全て対応されているだと、それに・・・・何だあの生気を無くしたような目の色は・・・・あれでは、まるで?)
まだ自分が負ける程ではないのだが、余裕を無くし始めたシグナムは本気で後悔し始めた。少しでも可能性に賭けた存在、単に目の色が同じ『赤』だからとした錯覚だと思いたかった。冷静に見ると全然違うが、それなりに人望を得たシンの穏やかな目が豹変している。その目から感じる『無意識に出る殺意』に満ちたオーラと言うべきものから感じるのは。
『闇の書』
自分達が開放されたハズなもの、そうだ。あれは壊れてしまっていた頃。主を殺してしまう程の危険域に入り、例えば現れてしまった時に悪用しようとする存在を含めた者達を殺し尽くす寸前の『彼女の目』に近い感じだ。
(わ、私は恐ろしい事をしている?お前を狂わせた元凶である者達と、同じ事をしようとしているのか?・・・・『リインフォース』!)
そう、両方の世界では二人の『因子』を無駄に損なうような存在はいない。それが惨劇の一因だった。
まとめ?
放送当時からの雑誌とかに乗ってたりな意味不明レベルの設定で。
シンとルナマリアは幼馴染み。
シンはルナマリアに憧れていた。
ルナマリアが言うように、ちび気味なシンや発育良いマユは昔の二次で良く目にした。
実は、オーブに滞在した期間短かったアスカ一家。
誤解されているが、シンは家族を失った場だから気にしているだけに近い。
キラを倒すためにシンを手駒にしたとかな割にはやる気が感じられない議長絡みは多少改善?
私作のミナが危惧するようにオーブを焼くのに支障が出るだろう理由は、国土か家族との思い出か?は言うまで無し。
改めて忘れられたりがマシな設定を多めに入れた。
今回はこれ等は一応は後書きに載せた。