帝国艦隊召喚ス   作:オクチャブリカ

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「帝国艦隊召喚ス」やってまいりましたよ。
日本国召喚のパクりだって?。そうだよ(便乗)。
まぁ、ほぼパクリみたいなもんです。でも、ちゃんと国家とかはオリジナルですよ?
...クワ・トイネ公国→ラ・クラ公国とか、クイラ王国→ルイラ王国とか、名前変えただけで中身はほとんど一緒って国もあるけど...。
とにかく、楽しんでいってください!






我、転移ス!

1983年、大宮泊地。帝国が誇る戦艦に空母、重巡や潜水艦、さらにその他補助艦等の数百隻が泊地全体を埋め尽くすように停泊している。今年で建設から45年ほどが経つが、この光景は変わらない。

そして、その光景を今眺めているのは、20歳にも届かないような見た目をしている、海軍式制服を身にまとう男。名は出雲良清(いずもりょうせい)中将。

高校卒業ぐらいの年齢に見えるが、実際は23歳であり、全く見た目とあっていない。だが、その若さながら第一艦隊司令長官を務め、海軍生粋の頭脳として活躍しており、直近では東南アジアの武装組織を被害ゼロで鎮圧するなど、自軍の被害を最小限に抑える戦法で勝利を手にしてきた。

 

現在、第一艦隊、第二艦隊、第一航空艦隊、その他多数の艦隊から構成される聯合艦隊は近々行われる大規模演習につき、大宮泊地にしばらくご用になる予定だ。

その間は司令長官は暇なので、書類を片付けようと、机に向かう出雲。仕事があるなら暇じゃないだろと言いたいだろうが、そんなことは気にしない。だが、机に向かってもその手は一向にペンを握ろうとは思わない。そして、そのまま時は過ぎていく。実は、彼が書類仕事を嫌いだ。だが、それを知る人物はごく一部しかいない。

そんな仕事をおサボりしている彼のもとに、ドアのノック音が響く。

 

「どうぞ。」

 

そう返事を返すと、ドアが開く。

 

「失礼します。」

 

姿を現したのは、がっちりとした体形の大男。出雲が艦長を務める戦艦“大八洲(おおやしま)”、の副長である山崎佐五郎(やまざきさごろう)大佐、(よわい)21歳である。どうやら、自分が仕事をしていないと思って来たのだろう。まぁ、現にそうなのだが。

 

「全く、長官。その書類の山は何ですか?」

「...大規模演習に関する書類だ。」

「それ以外もたくさんあるでしょう。手伝いますから早く終わらせましょう。」

「マイペースでやらせてくれ。」

「その結果がこれでしょう?さっさとやりましょう。」

「...しょうがない、やるか...」

 

渋々書類仕事を始める出雲、それを手伝う山崎は手馴れた手つきで紙の山を仕分けていく。

 

「いつもコツコツしてくれたら頼もしいんですけどねぇ...」

「うるせぃ。大本営のやつらがこんな量の仕事をよこしてくるからだ。」

 

そう、文句を言いながら出雲は右から左へ書類を流していく。

 

ー五時間後ー

 

「ふぅ...これで終わりかな?」

 

最期の書類に判子を押す。

 

「五時間ぐらいですかね?いつもよりちょっと早かったですか。」

 

そう言い、完成した書類の山を山崎は手に抱える。

 

「それでは、書類は提出しておきますので。失礼しました。」

 

そして部屋を出ていく。一人になった空間で出雲はふと窓を見る。外はすっかり暗くなっており、一面に艦艇の照明が光り輝いている。時計の方を見ていると、ヒトハチゴーマルほどを指していた。

 

「...飯でも食うか。」

 

そう考え、席を立とうとすると、ドアがノックされる。

 

「んあ?どうぞ。」

「失礼します。」

 

中に入ってきたのは、身長160cmほどの女性で容姿も良い。そして、手に持っているのはお盆の上に乗せられた食事であった。

 

「晩御飯、持ってきたわよ。」

「あぁ、ありがとう。綾香。」

 

彼女の名前は加藤綾香(かとうあやか)。年齢はいまだに明かしてくれず、本人は20~25歳の間と自称している。最近増えてきている女性士官の一人で、所属は陸軍、階級は大尉である。大宮泊地を防衛している戦車第10連隊の第2中隊の中隊長をしており、暇なときはこうしてご飯を持ってきてくれたり、何かと出雲をサポートしてくれる。

 

「仕事をため込むのもほどほどにしときなさいよ。山崎がかわいそうでありゃしないわ。」

「わかったよ、今度から気を付ける。」

「何度目かしらね、その返答。」

「...用はそれだけか?ほれ帰った帰った。」

「まぁ、いいわ。それじゃ、失礼しました。」

 

彼女が部屋を出て、再び一人になる。机に置かれたお盆にはご飯や、みそ汁などが湯気を立てている。出雲は割り箸を手に取り、それらを頂く。将官用の食事は別であるのだが、出雲はいつも、下士官等の食事を選んでいる。質素な方が、自分の舌に合うからだ。

 

ーーーーーーーーーー

 

食べ終わる頃、時間はもうヒトキュウマルマルを過ぎていた。

 

「あー、美味かった。ごちそうさまっ、と。」

 

そう、手を合わせながら言う。そして、食器とお盆を返そうと席を立った瞬間だった。

 

ゴゴゴゴ...

 

その音の数秒後、地面が小刻みに揺れ始める。

 

「地震か?珍しいな。」

 

震度は2か3ぐらいだろうか。焦る程でもないので、揺れが収まるまで待とうと思っていた時だった。

 

ピカッ!

 

窓の外から、眩い光が室内を照らす。

 

「んっ!」

 

反射的に、腕で目を隠す。だが、光はなかなか止まない。そして、揺れも同じくだ。十秒ほどが経ったとき、やっと光と揺れが収まった。

 

「敵襲か!?なんなんだっ...って。え?」

 

その時、出雲の目に入ってきた光景は信じられないものだった。

先ほどまで、窓の外は夜の暗闇を艦艇の照明が照らしていたのだが、昼間のように明るくなっている。というか、昼間になっている。

 

「ん?????」

 

さすがの優秀な頭でも、理解が追い付かない。昼と夜を逆転させるなんて、あのドイツやアメリカ、我が大日本帝国でさえもそんな芸当は出来ない。そんなことを考えていたが、とにかく現状の報告を最優先にする。

見た感じ、艦艇は無事のようだ。暗くてよく見えなかったのが、鮮明に見える。自分の身にも何もないようなので、電話を取り、大本営に連絡を取ろうとする。

...だが、繋がらない。

 

「...どういうことだ?」

 

番号が間違っているのかと思って、もう一度掛けてみる。だが、それも無駄だった。軍専用の秘密回線を使ってみるも、やはり繋がらない。そんなことをしていると、廊下を全力疾走する音が聞こえてくる。

 

「失礼します!長官!ご無事ですか!?」

 

入ってきたのは山崎だった。

 

「あぁ、俺は無事だ。」

「なら良かったです...。とりあえず、報告を。」

「頼む。」

「大本営との連絡が断絶。その他、友軍基地との無線も途絶えました。それどころか、テレビさえ映らない始末です。ですが、レーダー類は稼動しています。」

 

友軍基地との連絡...果てにはテレビもときた。出雲は大規模電子攻撃を疑ったが、この近辺でそれをできるのは、中国かインドネシア辺りにある国家保安本部かCIAの支援を受けた過激派組織ぐらいしか思い当たらない。最も、それらはつい最近撃滅したはずのなのだが。それに、レーダーは動いているというのが引っかかる。

そう思考を巡らせる出雲の前で、山崎は自身を落ち着かせるように深呼吸をする。

 

「ん?どうした。まだあるのか?」

「...はい、あと一点だけ。」

 

深刻そうに山崎が言う。普段、そんな様子は滅多に見せないので、相当重大な事なのだろうと察する。そして、意を決したように山崎は言った。

 

「ロタ島の反応が...レーダーから消失しました。」

「...は?」

 

思わず、そんな声が出る。ロタ島とは、大宮島北東に存在する小さな島である。もし、それが本当だとしたら、島がまるまる一個消滅したことになる。

 

「それは本当か?」

「はい、何度も確認を取りました。確実な情報です。」

「...そうか。」

 

山崎がここまでいうのなら事実なのだろうと、出雲は自分を納得させる。なら、やることは一つだ。

 

「なら、現状の把握が一番大切だな。ここの航空隊の奴らに水上機の部隊がいただろう?」

 

そう山崎に聞く。

 

「えぇ、八五三海軍航空隊がいますね。」

「よし、大宮泊地周辺海域の偵察に行かせろ。大宮泊地(ここ)の海軍航空隊の司令は誰だ?」

柏崎(かしざき)大佐だったはずです。」

 

流れるように話が進む。だが、海軍航空隊は現在聯合艦隊隷下の部隊なので、聯合艦隊司令長官に動かしてもらうしかない。

 

「...長官に頼んで動かしてもらうか。」

「あ、長官...。その...聯合艦隊司令長官、参謀長ともに連絡が取れない状況でして...。」

 

その考えも、その言葉で打ち砕かれた。

 

「なら、現在確認している中で一番階級が高いものは?」

「...出雲中将。長官であります。」

「わかった。泊地内に放送をかける。」

「了解しました。」

 

部屋に備え付けてある放送器具を手に取り、少し操作して放送をかける。

 

「あー、総員に次ぐ。現在、泊地は異常事態に直面している。加えて、聯合艦隊司令長官、参謀長ともに連絡が取れておらず安否は不明だ。このままでは、指揮系統に混乱が生じると思われる。そのため、我、出雲が一時的に聯合艦隊の指揮を代行する。」

 

出雲は、自分が聯合艦隊の司令長官を一時的に勤める旨の内容を伝える。

 

「まず、八五三海軍航空隊は、総員泊地周辺の偵察任務を下達する。それ以外のものは、その場で待機せよ。」

 

そういい終わると、放送を切る。偵察に行った奴からどんな報が入ってくるかはわからないが、それが良い報であることを祈る出雲であった。

 

 




ここまで読んでいただいてありがとうございます!

転移してきた部隊を載せときます。詳しい数とかは後で調整がききやすいように明かさないでおきます。
(*´Д`)<ユルセェイ

海軍

・聯合艦隊
 ・第一艦隊
  ・第2戦隊:長門、陸奥、扶桑、山城
  ・第3戦隊:金剛、比叡、榛名、霧島
  ・第6戦隊:青葉、古鷹、笠置、六甲
  ・第9戦隊:北上、大井
  ・第12戦隊:大八洲
  ・第1水雷戦隊:鴨
   ・第6駆逐隊:雷、電、響、暁
   ・第21駆逐隊:島風、沖風、夕風、冬風
   ・第27駆逐隊:時雨、春風、台風(たいかぜ)、海風
   ・第30駆逐隊:空風、陸風、沖風、萩風
  ・第3水雷戦隊:庄内
   ・第10駆逐隊:微風、浦風、北風、強風(つよかぜ)
   ・第13駆逐隊:朝露、下露、霜雪(しもゆき)、積雪
   ・第20駆逐隊:夕焼(ゆうやけ)日出(ひので)、夕暮、梅雨(ばいう)
  ・第7航空戦隊:瑞鳳、龍鳳
   ・第48駆逐隊:野分、朝焼(あさやけ)
 ・第二艦隊
  ・第1戦隊:紀伊、尾張、土佐
  ・第4戦隊:大和、武蔵
  ・第5戦隊:高雄、愛宕、摩耶、妙高
  ・第7戦隊:最上、鈴谷、矢筈(やはず)、石立
  ・第8戦隊:利根、筑摩、天神、高瀬
  ・第2水雷戦隊:鈴鹿
   ・第15駆逐隊:朝霧、濃霧、村雨、天霧
   ・第16駆逐隊:高波、波浪、風浪、風波(かざなみ)
   ・第19駆逐隊:高潮、満潮、引潮(ひきしお)、大潮
  ・第4水雷戦隊:日野
   ・第2駆逐隊:夕立、小雨、山雪、里雪
   ・第3駆逐隊:夕凪、(こがらし)、離岸、山背
   ・第8駆逐隊:霰、霞、(みぞれ)、長雨
  ・第8航空戦隊:龍驤、飛鷹、大鳳
   ・第49駆逐隊:不知火、灯火
 ・第一航空艦隊
  ・第1航空戦隊:大龍、皇龍
   ・第34駆逐隊:柳、松、竹、梅
  ・第2航空戦隊:天城、赤城、加賀
   ・第24駆逐隊:樫、桂、粟、榧
  ・第3航空戦隊:鳥鳳、海鳳
   ・第4駆逐隊:初風、旗風、朝凪
  ・第4航空戦隊:飛龍、蒼龍、神鷹、赤鷹
   ・第20戦隊:吉野、桂
    ・第11駆逐隊:夜風、谷風、上風(うわかぜ)寒風(さむかぜ)
    ・第14駆逐隊:淡雪、積雪(つもゆき)、白雪、玉雪
 ・第二航空艦隊
  ・第5航空戦隊:龍鶴、栄鶴
   ・第31駆逐隊:楓、睡蓮、桜、檜
  ・第6航空戦隊:信濃、瑞鶴、翔鶴
   ・第33駆逐隊:雛菊、桃、菘、椿
  ・第10戦隊:三河、越後、磐城、出雲
  ・第21戦隊:湧別、十勝
   ・第17駆逐隊:大波、渦潮、夕波、漣
   ・第18駆逐隊:門波(となみ)、荒波、逆波
 ・直轄艦隊
  ・独立旗艦:秋津洲
   ・第12航空戦隊:鳶鷹(えんよう)大鶯(たいおう)軽鶯(けいおう)
    ・第35駆逐隊:茜、樅、棗、菊
  ・第1潜水戦隊:四万十、芦田、あきつ丸、おきつ丸
   ・第3潜水隊:海鯨、赤鯨、鮫鯨
   ・第5潜水隊:明鯨、冷鯨、龍鯨
  ・第3潜水戦隊:岩木、富士、神州丸、さつき丸
   ・第4潜水隊:雷鯨、潜鯨、鉄鯨
   ・第8潜水隊:迅鯨、海龍、深龍、雷龍
  ・第23戦隊:米代、那賀
  ・附属艦隊
   ・工作艦:明石、湘南、知床、桜島
   ・運送艦:神威、越前、神谷
   ・病院船:南海丸、大阪丸、未来丸
   ・水雷母艦:雷母
   ・電纜敷設船:屋久島、種子島
   ・測量艦:筑紫

・海軍航空隊
 ・第一四一海軍航空隊:三一式夜間戦闘機「撃光」、三五式艦上偵察機、彩雲改二
 ・第三二二海軍航空隊:四〇式艦上戦闘攻撃機、三一式夜間戦闘機「撃光」、彩雲改二
 ・第五二四海軍航空隊:一四式爆撃機「龍山」、三四式艦上攻撃機「炎星」
 ・第七六七海軍航空隊:一四式爆撃機「龍山」、二四式爆撃機「大山」、三九式艦上攻撃機「光星」
 ・第八五三海軍航空隊:四一式飛行艇、二〇式水上戦闘機
 ・第九三六海軍航空隊:三五式対潜哨戒機「南海」、二〇式水上戦闘機、三三式艦上戦闘攻撃機
 ・第一〇七一海軍航空隊:二〇式輸送機、三八式輸送機、四二式輸送機

・海軍陸戦隊:約1500人、特三〇式内火艇、二八式装甲車

陸軍
・第29師団:約2万人、三四式戦車、四〇式戦車、三三式装甲車、三六式自走墳進砲、三九式自走砲
 ・歩兵第18連隊
 ・歩兵第50連隊
 ・歩兵第61連隊
 ・歩兵第64連隊
 ・工兵第29連隊
 ・第29師団輜重隊
 ・第29師団戦車隊
 ・第29師団支援連隊
 ・第29師団海上輸送隊
 ・第29師団野戦病院
 ・第29師団通信隊
 ・第29師団兵器勤務隊
 ・第29師団制毒隊
 ・第29師団防疫給水部

・飛行第64戦隊、三〇式戦闘機「神風(じんぷう)」、三八式戦闘機「極風」

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