今回も今回とて何とか書けました!
前置きを長く書くのは面倒くs...ゲフンゲフン。皆さんに早く本編を呼んでもらいたいのでここらへんで、それではお楽しみを(=゚ω゚)ノ
~ラ・クラ宮殿、応接室~
レーダンの質問により、自分たちが保有する兵器を一部開示することになった出雲達。
「では、まず何からお話すればよろしいでしょうか?」
出雲がそう聞くと、二人は少し考えこむ。
「それでは、海軍からお願いします。」
レーダンがそう言うと、出雲が、
「分かりました。」
とだけ返し、話し始める。
「まず、我が海軍の軍艦には艦種と言うものがございます。」
「艦種、ですか。我が国の砲船や高速魔法船の様な感じですか?」
「そうですね。現在、ラ・クラ沖に停泊しているのは航空母艦と駆逐艦と言う艦種の船です。」
「コウクウボカン...たしか、それに似たようなものでミデュライト王国の魔法飛行母艦と言うものを見たことがありますね。魔写ですけど。」
「ミデュライト王国ですか...六大列強国の一員でしたね。写真...いえ、魔写って持っていますか?」
「いえ、その魔写は情報部の機密情報でして、別室で保管しております。」
出雲が写真...彼らで言う魔写をもらおうとするが、レーダンにお断りされてしまう。だが、それを見越したように、出雲は写真を取り出す。
「そうですか。では、その魔法飛行母艦と言うのはこのようなものではございませんか?」
出雲が取り出した写真は1941年頃に撮影された空母「赤城」の写真であった。その写真を机に置く。
「!。...そうですね。私が魔写で見た魔法飛行母艦に似ています...それどころか、私が見た魔法飛行母艦よりこっちの魔法飛行母艦の方が大きいですね、どこでこれを?」
「いえ、それは我が国の航空母艦を撮影したものです。」
「なんと!それでは、貴国はミデュライト王国より技術面で部分的に優れている可能性があることになります!」
「お褒めいただき光栄ですね。それでは、もう一度お願いしたいのですが、ミデュライト王国の魔法飛行母艦を写した魔写を持ってきてくれませんか?」
「...わかりました。少々お待ちください。」
何とかミデュライト王国の魔法飛行母艦の魔写を入手することに成功した出雲。レーダンが魔写を取りに行っている間、出雲と秀寺はシェパードと話をしていた。
「えっ!?お二人は軍人なのですか?」
「そうですよ。」
「へぇ~。では、これが初めての外交で?」
「まぁ、そうなりますね。」
「大変でしょう?外交の仕事は。」
「えぇ、身に沁みましたよ。」
「俺はほとんど付き添いみたいな感じですけどね。」
「ははは、でも気を付けてくださいね。」
「?。何にですか?」
出雲がそう聞くと、シェパードは少し息を吸って言い始める。
「お二人の前いた世界に列強国の様なものは存在しましたか?」
「えぇ、存在していますね。」
「その列強国は他の国家に対してどのような外交をしていましたか?」
「そうですねぇ...我が国も一応列強国だったのですが、基本的には友好的に接していたり、アメリカと言う国も同様に友好的に接していたりですね。ドイツと言う国は別ですけどね。」
「なるほど...でしたら、あなた方の前いた世界の外交の常識は基本的に通用しないと思ってください。」
「ほう?」
「まず、この世界の列強国は基本的に列強以外の国には対等に接しようとはしません。」
「それは...確かに私たちの前いた世界では考えられませんね。」
「ですから、あなた方がこれからも外交をするというのなら、それだけは心得てください。」
「分かりました、肝に銘じておきます。」
そのタイミングでガチャっとドアが開く音がする。レーダンが魔写を持って戻ってきたようだ。
「こちらが魔法飛行母艦の魔写となります。」
そう言い、差し出された一枚の魔写。そこには、空母「鳳翔」に酷似している船が写っていた。そして、甲板には航空機が並べられている。その航空機はいずれも単葉機と見受けられた。
「これは...確かにうちの航空母艦に似ていますね。というか、そのまんまですね。」
「でも、そちらの船にはカガクと言うものを使用しているのでしょう?」
「そうですね。」
「...ちなみに先ほど見せてもらったコウクウボカンの全長って教えてもらえますか?」
「いいですよ。ええと...確か...」
出雲がなかなか思い出せずにいると、隣の秀寺がレーダンの質問に答える。
「260mとちょっとですね。」
「「に、260m!?」」
その回答に驚愕する二人。
「と、とんでもない大きさですね...」
「っていうか、そんな簡単に教えてもいい情報なんですか?」
「えぇ、この写真の空母も40年以上も前に撮影したものですし。今となっては旧式艦ですよ。」
「「きゅ、旧式艦!?」」
またも驚愕する二人。
「あぁ...頭が痛くなってきそうです。」
「まだ海軍の事しか話していませんよ。」
「そうですけど...」
今までの話だけで、弱音を吐くシェパード。彼らはもしかしたら、ミデュライト王国以上の技術力を持っているのではないかと思い始めていた。
「あぁ...コウクウボカンと言うものに気を取られましたが、貴国にはそれ以外の船はあるのですか?」
「えぇ、たくさんありますよ。駆逐艦からお話ししましょうかーーー」
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三時間ほど話をした後、出雲達は時間が来たので大宮泊地へと帰っていった。レーダンとシェパードは、応接室から宮殿のベランダに場所を移して話を続けていた。
「全長200m越えの鋼鉄の軍船に、時速1000kmを越える飛行機、戦車と呼ばれる地上を走る化け物...それに伝説でしか言い伝えられていない魔法誘導弾に酷似した兵器。彼らの情報が正しければ、列強国でさえ手も足も出ない。」
「聞いてるだけで頭が痛くなりますよ。唯一の救いは、彼らが列強国の様な高圧的な態度で接してこなかったことですね。」
「そうだな。...勝ち目がないと言われてきた対ロデリア王国の戦いも、彼らの支援があれば我らは必ず勝てる。」
宮殿のベランダから夕焼けを眺めながらそう話す。
「そうですね。私はそろそろ仕事に戻ります、報告書を作成しないと。」
シェパードが身体を反転させて建物の中へ戻っていく。
「...俺も作らなきゃだな。忙しくなりそうだ。」
レーダンも情報卿として、これまで以上に気を引き締めて、仕事に挑むのであった。
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~大宮泊地~
ひとまず食糧の確保に成功し、安堵する出雲。隣では、山崎が燃料の備蓄に関する書類とにらめっこをしている。
「長官、燃料の確保は出来そうなんですか?」
「あぁ、ラ・クラ公国の隣国であるルイラ王国から原油と思わしき液体が大量に算出されているという情報を手に入れた。俺がもう一回交渉してくるよ。」
「もう一度出向くんですね、了解しました。」
そう言い、書類をトントンと机に当て、出雲の前に置く山崎。
「原油が湧き出るだけじゃダメなんですよ?長官。」
「さすがに分かってるさ。しっかりと油井の建設から輸送まで考える。」
「ならいいです。」
そのまま仕事をしていると、部屋の扉が開く。入ってきたのは加藤だった。
「お二人ともお疲れ様。お茶、置いとくわよ。」
そう言い、お茶を二つお盆から机に置く。
「おっ、ありがとう。」
「ありがとうございます。」
早速置かれたお茶に口を付ける出雲。すると、何かをひらめいたような仕草を取った。
「そうだ。綾香。」
「ん?何?」
部屋を出ようとしていた綾香は再び出雲の方を向く。
「お前の第29師団って、工兵いるよな?」
「えぇ...第29工兵連隊がいるわね。」
「油井の建設とかって頼めそう?」
その質問に綾香は一瞬フリーズする。
「...あっ、油井の建設?別に彼らならいけるんじゃないかしら...私からは何とも言いかねるわ。それだったら連隊長呼んできてあげようか?」
「あぁ、頼む。」
その後、やってきた連隊長に確認を取ると、
「朝飯前ですよ。」
と言われた。ついでに精錬も担当してくれるらしい、工兵ってスゴイナー。輸送は輸送船を回すことにして、ひとまず燃料事情も解決しそうである。だが、自分がルイラ王国との交渉に頓挫したら、これらの考えはすべて無駄になることを思い、気を引き締める出雲であった。
性能諸元
樫型駆逐艦一番艦「樫」
基準排水量:4,650t
全長:149m
全幅:16m
主機:ガスタービンエンジン4基 78000馬力
最大速力:35.5kt
航続距離:7500浬(13890km)(22kt時)
乗員:250名
兵装
・10cm55口径単装速射砲2基2門
・20mm超速射機関砲2基2門
・艦対空誘導墳進弾垂直発射基(20×45)
・対艦誘導墳進弾四連装発射筒2基
・対潜誘導墳進弾八連装発射筒1基
・61cm三連装魚雷発射管2基
・螺旋翼機発着甲板(格納庫なし)
装甲
・舷側15mm
・甲板10mm
同型艦
・二番艦:桂
・三番艦:粟
・四番艦:榧
その他多数
いやー駆逐艦って建造数多いからね。全部書くのは大変なので四番艦までにしときます。まぁ、転移前の世界に取り残された同型艦もいるからね...出さないものを考えてもね...。
ってなわけでここまで読んでいただきありがとうございます!
あと読んでいただいてる方々には申し訳ないのですが、リアルの方が忙しくなっちゃうので、しばらく投稿できないorさらに不定期投稿になっちゃうかもです。
ゴメンヨ(;´・ω・)
それでは、またいつか会いましょう。
Я надеюсь увидеть вас снова когда-нибудь. До свидания.(またいつか会えることを願って。さようなら。)