フェルンサービスショット付き
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「うわぁ!?なんだ」
「ひゃっ」
草の多い湿地帯を歩いていると、フェルンとシュタルクがスライムに襲われた。
ベトォ~ ベタベタ~
「うわ、なんだこれ、気持ち悪りぃ!」
「スライムですよ!シュタルク様!さっさと倒してください」
「倒すってどうやって!?」
「知りませんよそんなこと」
グリーンスライムに襲われた2人がジタバタともがいている。
「落ち着きなよ、2人とも。別に害のある種類じゃないから」
「そうなのかよ。ならいいや」
「だからって座りこまないでください!」
「えっ、でも暴れてもしょうがねーし、その内どっかいくだろ」
「あ~シュタルク様!服!服!」「
「服?あっ、なんか溶けてきてるな・・・」
「スライムだから、当然でしょ」
「フリーレン様!害がないっていったじゃないですか、だいたいなんでさっきから飛んでいるんですか」
「えっ、だってスライム気持ち悪いし、服溶かされたくないし」
「自分だけずりぃなぁ~」
「シュタルク様はもう少し慌ててください!」
「フェルン、あんまり動くと見えそうだぞ?」
バシッ!
「バカですか!見ないでください!」
「別に見たくて見てるわけじゃないのに」
「見たくないんですか?バカですか?ああ、バカでしたね」
「どっちだよ」
「女心も複雑だね」
フリーレンはぷかぷかと暢気に浮かびながら2人を眺めている。
「フリーレン様、どうすれば・・・」
「う~ん。その種族ならお風呂にでも入ればさっぱり洗い流せるけど」
「ああ~いいなぁ、俺も風呂入りてぇ」
「風呂って・・・どこにあるんですか」
「隣町まで行けばあるんじゃないかな」
「あの服が・・・」
「しょうがないよね。溶けちゃったんだし」
「しょうがないですまないです!」
「俺がおぶってやるからよぉ、心配すんな」
「バカですか!」
「ひどい・・・」
2人の服がだんだんと溶けてきて、シュタルクは面倒くさくなって服を脱ぎ捨てた。フェルンは残った服を抱えるようにして必死に隠している。
「あっ、そうだ。確か・・・温泉を湧き出す呪文があった気がする」
「それですよ!フリーレン様」
「でも、あれ・・・けっこう魔力使うんだよね、ヒンメルが好きでよく出してくれっていったけど」
「汗かいたら温泉入りたくなるもんな~」
「シュタルク様はバカなんですから黙っててください」
「俺何か間違えたこと言った!?」
フリーレンが杖に魔力を集めている。
「フェルン。今夜はおかずにチーズケーキが食べたい」
「栄養バランス悪いですよ・・・って、こんな事態に晩御飯のおかずの交渉しないでください」
「こんな事態だから交渉するんでしょ」
「あ~いいな~俺はチョコケーキ」
「シュタルクの今夜のおかずのもう決まったでしょ」
「?」
「シュタルク様のバカ~~!!」
「なん・・・ゴフッ」
フェルンに叩かれたシュタルクは納得いかない表情をしている。
「じゃ、いくよ」
フリーレンが杖を高く掲げるとあたりは光に包まれて、ドーンッ!と温泉が湧きあがった。
「おおっ、さすが」
「ほんと役立たない魔法ばかり覚えて・・・」
「役立ってるじゃん」
「・・・そうですね」
温泉はやがて小さな池のようになった。周りはご丁寧に石で囲われて少しおしゃれだ。
「いい温泉だな!」
「わたしもついでだし入ろうかな」
「なんで、こんな豪華に作れるんですか・・・」
「ヒンメルがこだわってたからね、少しずつ魔法を混ぜていったんだよ」
「・・・フリーレン様・・・」
ザブンッとフェルンが温泉に入った。続いてシュタルクも飛び込む。
「ぶはっ!湯加減もいいなっ!流石フリーレン」
「・・・シュタルク様・・・あっち向いて入ってください」
「なんだよ~こんなでかい風呂なんだから好きに入らせろよ」
「もっと離れて、あっちのすみっこがシュタルク様のとこです」
「え~やだよぉ、泳ぐ~」
「バカですか?」
バシャバシャと裸で泳ぎはじめるシュタルクを溜息をつきながらフェルンが見ている。
「じゃ、わたしも」フリーレンが地上に降りてきた。
「待ってくださいフリーレン様。フリーレン様にはまだ仕事があります」
「仕事?」
「私達の服を街まで買いに行ってください」
「わたしのマントを貸そうか?」
「シュタルク様はどうするんですか」
「シュタルクは裸でも平気でしょ」
「シュタルク様が平気でも、私が平気じゃないです!」
「年頃だね」
「わかったら、さっさと行ってください」
「まったくエルフ使いが荒いね」
フリーレンはしょうがないなぁという風に、ふわふわと飛んでいった。
「アハハハハッ。なぁなぁフェルン、楽しいぞ~、お前も泳げよ」
「泳ぎません」
「お前・・・もしかして泳げないんだろ」
「・・・なんで裸で泳がないといけないんですか、考えたらわかると思いますが」
「? 俺、バカだからよくわかんねぇけど、大きなお風呂あったら普通は泳ぐだろ」
「・・・泳ぎません」
「そうか?お前変ってるな」
「シュタルク様がガキなだけです」
「・・・ひどい」
こうして、フリーレンが戻ってくるまでの間、2人は温泉に浸かって待つのであった。
(おしまい)
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