レッドアイズ等の報告を全員で共有し、作戦会議を終わろうとした時。
来海からの着信で状況が変わった。
どうやらクラスメイトである月菜の親が経営している会社が襲撃を受けているらしい。
レッドアイズが動くまで待機を命じていた葵だが、思っていたより早く行動してきた。
現在は事件が起きている横浜港へと向かう準備を行っていた。
ふぅ。まさかいきなり襲撃があるとは思わなかった。
とりあえずフィリオスの整備が終わっていてよかった。
他の子たちも準備が終わってきてるから予定通り出発できるか。
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葵の通常装備は「フィリオス」と呼んでいるハンドガンと魔力で自らが作るダガーである。
・フィリオス
葵のメインとなる愛銃。
装弾は16発。
通常射撃はもちろん、魔力を流すことによって魔力弾、バスター砲も撃てる優れもの。
他にも機能は多数あるらしい。
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準備が終わり少女たちは七森家の屋上に集まっていた。
「さて。そろそろ行こうか。」
「とりあえず作戦地点である横浜港に向かうよ。」
菜乃が屋上に置いてある何かしらの装置を触り始める。
装置が起動されるとなにもなかった空間から軍事用のヘリコプターが出現した。
どうやら認識阻害で隠しているらしい。
菜乃が運転席に乗り手際よくヘリコプターを起動させる。
菜乃からゴーサインをもらい、少女たちはヘリコプターに乗り、空中へと飛び立った。
葵が今回の作戦について説明を始める。
「とりあえず殲滅はするけど、情報も欲しいからできる限り探れるところは探ること。」
「あとは多分会社の防衛能力はほぼ警察と同等だと思うから」
「着いた時には全滅もあり得ると思う。」
「とりあえず陸側と海側に二手に分かれて行動することにするよ。」
「海側は咲と椿に裏から敵を叩いて。七瀬と菜乃はバックアップ優先。」
「陸側はボクと結衣で正面から殲滅。」
「できるなら今回の指導者を拘束できたらいいと思ってる。」
「六花と夏芽は増援の警戒。海側から来る可能性のあるから気をつけて」
葵が説明を終えると椿が話してきた。
「葵?こてんぱんにしてよいのか?」
「よいぞよいぞ」
「ええい!久しぶりに暴れることができるのぉ!」
「情報を取るのが優先ってことは忘れないで」
「...わかったのじゃ。」
「そろそろ横浜港上空なのです~」
菜乃が全員に合図を送り、ヘリコプターの後方のハッチが開き始める。
「さ、楽しもうか。」
葵の言葉と同時に少女たちはヘリコプターから飛び降り始めた。
5~600mから少女は地面に向けて降下し、近くの公園に着地する。
当然、魔法等で全身を覆っていたのでダメージなどはない。
「それじゃ、二手に分かれて。」
「そっちは七瀬の指揮で動いてね」
七瀬に指揮権を渡し、葵たちは横浜港の陸側へと向かった。
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葵と結衣が現場に着くと、そこは破れた警備の亡骸が転がっていた。
どうやら正面から突破していったようだ。
「結衣。魔力痕が残ってる。」
「あぁ。どうやら爆撃で一掃された感じだな。」
「うーん。進んでみるしかないかな」
そこには応戦した痕跡がなく、不意打ちであったと思われた。
中に進んでいくごとに交戦した後が増えてきた。
「結衣。多分この先に複数人いる」
「私も確認してる。7人ってところだな」
「ボクたちも不意打ちで挨拶しよっか」
葵はフィリオスを構え、魔力を流していく。
敵に標準を合わせ、葵は呟く。
「アディオン。」
フィリオスから複数の銀色の魔弾が放たれる。
それと同時に結衣が敵に近づき、無力化する。
不意打ちは成功し、敵が奥から敵がやってくる。
「結衣。そっちは任せるよ」
「任されるぞ~」
結衣は奥から出てきた敵を閃光のように切り裂いていく。
その光景を見て、敵も徐々に後退していく。
「逃がさないよ」
葵は後退する敵にアディオンの放ち、目視できる敵はすべて撃退した。
「とりあえずこんなものかな」
「そうみたいだな。後は海側がなんとかしてくれるだろうからな。」
「ボクたちは中に入ろう。」
「りょーかい」
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一方その頃。海側では大規模な戦闘になっていた。
物陰に隠れている咲が叫んだ。
「おい!!なんで重機関銃とか出てくるのよ!!」
「そんなこと言われてもじゃ。」
「椿!!なんとかしなさいよ!」
「仕方ないのぉ~」
咲に言われ、重機関銃に対して魔法を放つ。
「式漸拘束」
魔法が放たれると重機関銃は突然弾倉部分が大爆発した。
どうやら弾倉部分にある弾薬に対して放ち、爆発させたのだろう。
「これでよいか?」
「最初からやりなさいよ!!」
咲がギャーギャー騒いでいるが、耐えてたのは別の理由があった。
七瀬から報告が入る。
[とりあえず中には入れたぞ。時間稼ぎありがとう。]
[どういたしまして!じゃないわよ!!死にかけたわ!!]
[すまんすまん。そっちは頼んだ。]
無線を切ると同時に敵の増援と思われる集団が向かってきた。
「ホントなんてタイミングなのよ!!」
「まぁまぁ。咲も暴れてくるのじゃ~」
「言われなくても!!」
咲は増援に対して魔法を放つ。
「インフライヤ!!」
発動と同時に敵は木端微塵に砕け散った。
周りはそこに人物など存在していなかったように静かになった。
「咲よ...やりすぎじゃ。」
「はっはっはっ!!」
横浜港に咲の高笑いが木霊していった。
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中に潜入した葵と結衣だが、不気味な空気を感じ取っていた。
全く人の気配が感じれないのだ。
「葵。結界が張られている。その近くに二人ほどいる。」
「結界か...。」
「結界は部屋の中で戦闘中って感じかな。」
結衣と相談していた時。反対側から見慣れた人物が歩いてきた。
「陸側は片付いたのですね~」
「菜乃。七瀬。そっちはどうだった?」
「テロリストの装備じゃなかったのです」
「多少だが魔法も撃ってきたから並な組織ではないことだ。」
「うい。結界はわかってる?」
「多分ですけど、天防壁が発動していると思うのです」
「天防壁...?」
葵は前の商店街での出来事が過った。
似たようなものを使っていた人物がいたことを。
「...早く行ったほうがいいかもしれない。」
「わかったのです!」
葵たちは結界が発動されている地点まで急いで向かった。
結界の前に着くと一つの会議室と思われるところてあった。
「結界が弱くなってるのです!」
「菜乃。出来そう?」
「任せるのです!!」
菜乃が結界に対し翳す。
その瞬間、結界は粉々に破られる。
「葵ちゃん!行くのです!」
「おー」
葵は勢いよく部屋に入り、
敵と思われる2人とその奥でひたすら耐えていた少女がこちらを見た。
「はーい。救世主のさんじょー」
「あ、あおい!?」
そこに居たのは奥の扉を守っていたと思われる来海の姿であった。
姿はボロボロで衣服が破れていた。
「やっぱり来海だったか。」
「葵!そいつらが主犯だよ!!」
「はいよ~」
葵は主犯がわかったところで突っ立っている犯人に向かって話す。
「さて、君たちはボクの知り合いをボコボコにしてたらしいね」
「目的さえ話せば痛くしないよ」
犯人2人は多少驚いているが、威勢は崩さなかった。
一人の見た目は大柄な巨人なような女性。
もう一人は緑色の髪の少女であった。
緑色の少女が話始める。
「外の雑草が倒されたのね。あなたたちは何者よ。」
「名乗る前に名乗ってよ」
少し顔をニヤけると少女は名乗り始めた。
「私はネルミ。あなたとは格が違うものよ。」
「ふぅーん。ボクは葵。君とは格が違うだろうね」
「ふふっ。あなたの所属はどこなのかしら?」
「知っても意味ないよ。」
なるほど。確かに実力者であることは確かみたい。
見た感じ魔力が周りを手繰っているからね。
「それで。君たちは詰んでいるけどどうするの?」
「こうするのよ!」
「な」
葵に向かって爆裂なような魔法を放ってきた。
葵以外の少女は瞬時に防壁を張り難を逃れたが、
葵とネルミの姿は無く、葵の後方にあった壁が吹っ飛んで消えており、
外の景色が見えるようになっていた。
それを光景見た来海は動揺する。
「えっ!?葵ー!?」
「あーあ。始まっちゃったのです」
「菜乃ちゃん!?どういうこと!?」
「外を見るのです」
来海が外を見ると、ネルミと葵が平然とした顔で空中に立っていた。
「ん!?えっ!?」
「来海ちゃん。葵を見くびりすぎなのです」
「だって!?わけがわからないよ!!」
来海は初めて見るから動揺するのは仕方ないだろう。
七瀬が口を開く。
「とりあえずそこの長人。失礼するぞ。」
「は!?」
「おやすみ。」
あっさりと巨人のような女性は拘束され、七瀬によって眠らされていた。
七瀬さん強すぎ...。
「よし。こっちは終わったから後は葵だけですな。」
「えっ!?こんなあっさり捕まえれるの!?」
「来海ちゃん。七瀬ちゃんは強いのです」
「う、うん??そうだね!」
葵は目の前の緑髪の少女、ネルミと正面で対面したいた。
「さて。ここなら邪魔は入らないよ。」
「そうね。あなたが何者かはわからないけれども」
「老兵みたいなものだよ。気にしなくていい。」
「そう。どこかで見たことがあるような気がするけど」
「今日でいなくなるのは変わらないものね。」
「無理だね。ボクは倒せないよ。」
お互いに言葉をぶつける。
結構実力者っぽいからどうするかな。
「それじゃ。はじめましょう!」
「はいはい。よーいどん。」
葵の言葉と共に戦闘は始まるのであった。
おしらせ
活動報告でもお話しましたが、
データ飛びにて、続行が不可能になりました。
続きが書ける状態になるまで、未完状態にさせていただきます。
ホントに申し訳ないです。
次回作をご期待ください...。