最強少女はのんびりしたい。   作:raihaku

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最強少女のお昼ご飯と焼きそばパン。

 

チャイムの音が鳴り響く。

 

「ん...もうお昼?」

 

どうやらお昼まで寝ていたらしい。

 

「もー!!葵!もうお昼だよ!」

 

 

来海が呆れたように声をかけてきた。

 

「チャイムの音で起きた」

「ほんとネボスケさんなんだから!!」

 

しっかりと来海に怒られ教室を後にしようとする。

 

「あおいーどこいくの?」

「ちょっと購買で昼ごはん買ってくる」

「わかった!来海ちゃんもついていこうじゃないか!」

「えぇ...」

 

どうやら来海もついてくるらしい。

一人でこっそり食べようと思ってたのに...。

 

「じゃあレッツゴー!!」

 

来海の掛け声とともに購買へと向かった。

 

「葵は何買うのー?」

「今日は焼きそばパン」

「好きだねー!焼きそばパン!」

 

そうして話してるうちに購買に到着した。

 

「おばちゃんいつもの」

 

はいよーっという声が聞こえ、焼きそばパンが出てきた。

無事に購買でお昼ご飯を手に入れ、満足である。

 

「じゃあボクはこれで」

「いやいや!一緒に食べようよ!」

 

案の定来海に止められた。

 

「ほらほらー!来海ちゃんも買ったからせっかくだから!ね!」

「逃げるが勝ち」

「あっ!待てー!」

 

葵はすごい速さで窓から飛び降りた。

 

「ちょっと!ここ3階なんですけどー!!!」

 

なにか来海の声が聞こえた気がするけど気のせいということにしよう。

______________________

 

 

無事に来海から逃げ切った葵は屋上へとやってきた。

 

「...やっぱり一人じゃないと落ち着かない」

 

購買で買った焼きそばパンを開けてもしゃもしゃと食べ始めた。

 

「やっぱり焼きそばパンは世界を救う」

 

っと一人で呟いてたら屋上に誰か入ってきた。

 

「楠木さんいますか?」

「いないでーす」

「いるじゃないですか。」

 

そこに立っていたのはこの学院の上級生だった。

 

「ご飯中失礼します。わたくし、この学院の生徒会のものです。」

「...(絶対めんどくさい奴だ)」

「生徒会書記の夏風 御子 というものです」

 

夏風。

それはこの日本による民間軍事会社の名前で3大民間軍事会社の一つである。

そこの令嬢がボクに何の用事なのだろう。

 

「楠木さん。単刀直入に言わせてもらいます。」

「断ります」

「...話だけでも聞いてもらいませんか?」

「嫌です」

 

御子はちょっと動揺している。

それでも御子は話をつづけた。

 

「私が運営して、いや 私の両親が運営している民間軍事会社に勧誘しに来ました」

「...。」

「楠木さんが卒業してからでも構いませんので、ぜひ考えて...」

「...(めんどくさいなぁ)」

 

どうやら勧誘らしい。

たった1つの国際組織をつぶしただけなのになんでそんなにボクを欲しがるのだろうか。

っと考えていたら御子が口を開いた。

 

「私たちはあなたの実力を知っています。

単独で世界最強と言われていたレッドアイズを空中分解どころか完全に終わらせたのは...」

「だからなんですか?」

「えっ?」

「潰したからなんなんですか?」

 

御子は黙ってしまった。

結構自信があって来たようだが動揺が隠せていない。

 

「まずボクはそういうの興味ないんですよ」

「自信持って来たみたいですけど動揺するぐらいなら帰ってください」

「楠木さんは自分の価値がどれぐらいのものなのかわかってませんよ!」

 

御子は少し声を荒げはじめた。

相当心がへし折れてるらしい

 

「楠木さんがいれば日本、いや世界でも飛びぬけた会社になるので」

「...」

 

この御子って少女は相当両親に訓練させられているらしい。

動揺しているぐらいじゃまだまだだけど。

会社がー軍事力がーみたいなこと言う歳ではないのに。

 

「ボクは普通に高校生活を楽しみたいだけなんで興味ないです」

「っでも!」

 

どうやら引き下がりそうにもないらしい。

 

「(あまり使いたくないんだけど仕方ないか)」

「どうして!?こんないい話ないのになぜ断るの!?」

「...(フロスティア)」

 

葵がつぶやいた途端に地面から強烈な光が放たれた。

 

「えっなに!?」

 

さすがに御子も臨戦態勢をとる。

だがその時には遅かった。

 

「夏風さんだっけ...? ボクは気になればあなたのことを消せます」

「えっ??」

 

葵は一瞬で御子の後ろに立ち、サバイバルナイフを首元に当てていた。

 

「もうボクに勧誘はやめてください」

「...あきらめないから」

 

っと御子がつぶやいた途端にもう一度強烈な光が放たれた。

 

「...消えた?」

 

屋上には葵の姿はなかった。

「あの一瞬でそんなことできるなんて...」

 

御子も生徒会のメンバーでもあるのでそれなりに武術や技術は学院内でも上の方である。

その御子さえも何が起こったのかわからなかった。

 

「作戦は練り直しだわ...」

 

こうして御子は屋上を後にした...。

 

「全く...焼きそばパンをゆっくり食べたかっただけなのに」

 

御子が屋上を後にしたのがわかってから葵は元居た場所に座っていた。

葵は消えたのではなく屋上にずっといたのである。

 

「...(これがわからないのならボクを勧誘する意味ないよ)」

 

 

魔法名「フロスティア」

元は自分の存在を隠すようなもの。

認識阻害と言ってもいいのだろう。

光を放ち、その隙に姿が消えたような錯覚をさせる。

実際には消えていなく認識阻害で見えなくしていただけである。

その隙に裏に回っただけなのだ。

 

「(このレベルはさすがに見破れると思ったんだけど、感情はちゃんと制御しないとね)」

 

なんて考えていた。

焼きそばパン食べないと。

 

「ボク食べるの遅いから間に合わないかもしれない...」

 

結局チャイムがなってしまい葵は諦めて食べ続けることにした。

 

_________________________

 

「あおい!!!来海ちゃん置いてどこ行ってたの!!」

「焼きそばパン食べてた」

「ちがーう!!!時間になっても来ないから逃げられたと思った!!!来海ちゃんはおこです!」

 

結構真面目に怒っているらしい。

とりあえず誠意を見せておこう。

 

「ペコリ(頭を下げる)」

「...」

 

おっどうだ...?

 

「まぁ来海ちゃんの懐が大きい心で許そうじゃないか!!」

 

「...(バカでよかった)」

 

っと言い合っているうちに依頼の時間が迫っていた。

 

「あっ!ヤバい遅れちゃう!」

「じゃあお先」

 

っと言い葵は一人でそそくさと向かってしまった。

 

「来海ちゃん置いてくなんて!!バカー!!!」

 

なんて声が聞こえたような気がするけど気のせいということにしておこう。

 

 

だか結局遅れてしまい月菜に叱られたのは言うまでもない。

 

 

 

 




次回猫探しです!
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