なんだかんだ年明けになってしまいました。
来海の決意が決まったらしいので、葵と六花は来海を待っていた。
「来海はどうなるかな」
「今回は結構重要なことだからね~」
っと話してるとインターホンが鳴る。
「来たみたいだよ」
「行ってくるね~」
六花は玄関に行き、来海が家に入ってきた。
「おっす!来海ちゃんが来たよ~!!」
「ずいぶん早い決意表明だね」
「とりあえず座りな~」
来海がソファーに座り、葵が話をし始める。
「それで来海。両親にはちゃんと話したの?」
「ちゃんと話したよ!」
「どんな反応だった?」
「しっかり怒られました!」
この自信はどこから生まれるのか。
ほんとメンタルどうなってるのやら。
「それでどうなったの?」
「行ってこいって言われました!」
「...ん?」
「止められなかったの?」
「うん!」
どうゆうことだ。
普通親というものは娘が危険な場所に行くって聞くと止めるはずだが。
「だから!」
「...来海はそれでいいの?」
「来海ちゃんだってちゃんと考えました!」
「葵が来海のことをしっかり考えてくれてるのもわかってる」
「だけど来海は覚悟をもって決めました!」
「...」
来海は葵を見つめて話す。
しっかりとした目をしている。
覚悟を決めているようだ。
「...戻れないよ?」
「大丈夫!来海ちゃんは最強なのだ!」
「...わかった。」
「来海。答えを教えて」
「わかった!」
少し緊張しているのだろう。
来海の手は若干震えている。
「葵。来海を強くして!もっともっと経験をしたいの!」
「...なるほどね」
「六花。ちょっと廊下に来て。」
「...?わかった~」
「来海。少し待ってて」
葵と六花は立ち上がり廊下に出る。
「...六花。どう思う?」
「うーん...。」
「私としてはちゃんと決意は固まってるし」
「何より鍛えようがあるから合格かな~」
「そっか」
六花は来海のことをちゃんと評価した上の答えだろう。
決して六花はバカじゃないからね。ネジが飛ぶことはあるけど。
「葵はどう思うの?」
「...大丈夫だとは思うけど。」
「ボクでいいのかなって」
「葵?私達なら来海ちゃんを育てれる自信はあるから大丈夫だよ~」
「...六花がそういうなら大丈夫かな」
「葵がそう考えるのはわかるよ。けどね」
「私達なら育てれる。私は自信があるよ。」
「...そっか」
「わかった。ありがと六花。」
六花と話して葵は決意を決めたようだ。
ほんと六花様々だよ。
葵と六花は廊下からリビングに戻り、来海に話す。
「もー!!二人とも遅い!」
「ごめん」
「それで葵。どうなったの?」
「もしかして来海ちゃんダメだった!?」
「残念ながら」
「そうだね~残念だね~」
来海はすごく落ち込み始めてしまう。
どうやらダメだったと思ってるらしい。
「来海ちゃんは落ち込みました。どうしてくれるのですか!」
「なんで落ち込んでるの?」
「だって不合格なんでしょ!!」
「来海ちゃん...。まだ話の途中だよ~」
「えっ?」
「来海。早とちりはよくない」
「えっえっ?」
「来海。地獄へようこそ。」
「ボクたちと一緒に行こ。」
来海はその言葉を聞き。満面の笑みになる。
ほんと単純だ。この少女は。
「いいの!?ほんとに!?」
「いいよ」
「来海ちゃん。よかったね~」
来海はソファーの上で飛び跳ね始めた。
バネが痛むからやめてほしいんだけど...。
「とりあえず来海。今日から地獄のはじまりだから」
「覚悟しておいてね」
「やった!葵!来海ちゃんはすごく嬉しいです!!」
「とりあえず来海に情報共有するからちゃんと聞いててね」
「わかった!!」
葵は来海に今回掴んでいる情報を教えた。
「なるほど!そのレッドアリンっていうやつを潰すってのが目標なのね!」
「...話聞いてた?」
「レッドアイズね。頭おかしい奴らだよ」
「来海にはとりあえず今は力をつけてもらうから作戦には参加させないけどね」
「...わかった」
来海は少し残念そうにしている。
とりあえず来海には力をつけてもらわないと前線に出すわけにはいかないからね。
「とりあえず来海はボクが呼ぶまでは待機ってことで」
「わかった!待ってるからね!!」
来海は少しわくわくしているようだ。
地獄の特訓が始まるんだけどなぁ...。
「じゃあ来海。帰っていいよ」
「来海ちゃんは門前払いですか!!」
「もう20時だから少女は帰りなさい」
「...わかった!」
葵と六花は来海を玄関まで送る
「それじゃあ葵!また明日ね!!」
「...明日も来るの。」
「明日も来るよ!来海ちゃんは寂しいのです!!」
「来海ちゃん~明日は覚悟しててね~」
「...えっ?」
「来海。頑張ってね。」
「...わかった?」
来海は疑問を抱きながら玄関の扉を開ける。
「じゃあね!葵!六花!」
「気を付けてね」
「また明日~」
来海は家へと小走りで帰った。
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来海が帰った後、葵と六花は気が抜けたようでソファーに座る。
「来海ちゃん、大丈夫かな~」
「来海なら大丈夫だよ」
「...明日からしごきまわすんでしょ?」
「うん」
「来海ちゃんがちょっとかわいそうで...。」
「その程度で悲鳴をあげたらボクが許さない」
「あはは...」
「とりあえずご飯」
「今準備するよ~」
葵と六花はご飯を食べ、寝る準備を済ませて葵の部屋へと向かう。
「ねぇ葵~」
「なに」
「来海ちゃんにどこまで話すの?」
「とりあえず力になるまでは伝えない」
「...まぁまだ話すのは早いか~」
「来海なら大丈夫だからね」
「...わかった~」
「六花も面倒見てあげてね」
「当たり前だよ~」
来海にはちゃんと力をつけてもらわないと。
来海のためにね。
来海の話をしていたら、いつのまにか二人は夢の世界に落ちていた...。
次回は3人の帰国します。