最強少女はのんびりしたい。   作:raihaku

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バタバタしていたらこんなに時間が経ってました。
作業という名のモンスターを倒してきたのでゆっくりと再開していきます〜。


最強少女の模擬戦見学。

 

急遽、葵の気まぐれで始まる模擬戦。

六花はさすがにいきなり模擬戦をするとは思っていなかったので少し驚いていた。

多分来海の実力を私たちに見せたいのであろう。

これだから気まぐれ屋さんは...。

 

来海は本格的な戦闘は行ったことがないのでどういう戦法でくるのか。

それにしても来海は緊張しまくってるみたいだ。どうなるかな〜。

ちょっと楽しみな葵であった。

 

「来海?準備は大丈夫なの?」

「あああおい...ダダダイジョウブ!!」

「挙動不審になってるよ」

 

ある意味来海らしい。

今はこんな感じだけど始まったらスイッチが変わるんだろうなぁ...。

 

一応結衣の方も見てみるか。

「結衣は大丈夫そう?」

「まぁな。私も久しぶりに対人戦だからどうなるかわからん。」

「結衣は偵察メインだったからね。」

「暇つぶしで夏芽とは手合わせしてたけどな。」

 

夏芽と手合わせできるなら身体は鈍ってなさそう。

なんだかんだで夏芽は部隊でも戦闘面で言えばトップクラス。

ボク抜きの評価だけど。

 

さて、そろそろ始めないと来海の情緒がかわいそうだ。

「来海〜始めるよ。」

「...(無言)」

「無言は肯定。結衣は大丈夫?」

「いいぞ〜」

 

来海と結衣は地下室の端に行き、両者武器を構える。

 

「じゃ。よーいどん」

 

葵の合図で両者動き出した。

結衣はダガーを取り出し、

来海はコンパクトの鎌のようなものを取り出した。

 

そしてお互いに様子見をするためにフィールドに置いてある木箱や柱に隠れる。

基本的に色々な障害物が設置されているが、ひらけた場所になっている。

結衣は情報を取るために隠れたのであろう。

来海は多分どうしたらいいかわからず同じようにしただけかな。

30秒ほどお互いに動かずにいた。

意外にも始めにアクションを起こしたのは来海であった。

 

来海は結衣の近くに光の玉のようなものを投げた。

結衣は障壁を張り、軽々と処理した。と思われた。

その光の玉は障壁に当たり、消滅するのが普通だが物が落ちたように障壁の下に落ちる。

結衣は何かがおかしいと思い、光の玉の周りに障壁を張り、

障壁で光の玉を押しつぶし消滅させた。

 

結衣が玉の処理をしている間に来海は結衣の方へ距離を詰めていた。

来海は鎌を片手に結衣に攻撃し始める。

結衣は左からくる鎌をダガーで受け流し、来海の背後に回ろうとする。

来海は身体を身体を上手く回し、その勢いで結衣に蹴りをいれる。

当然、結衣は後ろにステップし間合いのリセットをする。

 

六花と葵はフィールドの中心の端で見ていた。

 

「葵〜来海ちゃん中々動けるんだね〜」

「ふーん...。」

 

葵は違和感を感じた。

 

「ねぇ六花」

「どうしたの〜?」

「来海が持ってる鎌何かおかしい。」

「私には普通の鎌に見えるんだけど...?」

「気づかないなら見ていればわかるよ」

 

来海は自身の前に障壁を張り始め、そのまま結衣に近づき始めた。

結衣は同じように自身の前に障壁を張り、迎え撃つ体制に入る。

 

そのまま来海は障壁同士をぶつげ、お互いの障壁は散っていく。

結衣は即座に新しい障壁を張り直し、来海を跳ね返すような形を取る。

来海は障壁を張るのを予測していたように一歩後ろにステップし、鎌を思いきり障壁にぶつかる。

その瞬間、来海の鎌から謎のオーラが出始め、簡単に障壁は粉々になった。

 

「さすがの結衣でもびっくりしたんじゃない?」

「魔剣の真似ごとかぁ〜なるほどね〜」

「来海ちゃんも結構面白い事するね〜」

「まぁね」

 

結衣は少し驚いていた。

 

(なるほどな。)

(葵が言ってたように菜乃レベルになるって言ってたのは間違いではなさそうだ。)

(反撃する気はなかったけど仕方ないか。すまん来海...)

 

結衣は周りに球体を作り、来海に放ち始める。

来海は同じように球体を作りつつ、距離を取り始める。

だが、結衣の生成スピードには敵わず少しずつ防衛に集中する状態になり始める。

来海は防衛を集中しつつ突破口を探していたが、いきなり背後から声が聞こえた。

 

「ごめんね来海。」

 

ガッ

 

音と共に来海の意識は崩れ落ちた。

後ろから支えるように来海を抱きかかえ、葵の方へと戻る。

 

「すまん葵。やり過ぎたか?」

「結衣。ちょっと焦ったでしょ」

「焦ったというか手を出したくなったぞ。」

「ところで葵。こんな面白い原石どこで見つけてきたんだ?」

「見つけたっていうか勝手に近寄ってきたが正解。ダル絡み常習犯だよ。」

「...葵も苦労してるな。」

 

とりあえずそこで干物になってる来海を起こさないと。

葵は置いてある水を取り来海にかけ始めた。

そしたら来海は飛び起きた。

 

「えっ!?遅刻する!!」

「なに言ってるの」

「あ、あれ..?」

 

来海は普段親にどうやって起こされているかよくわかった。

今度家で寝た時にもう一度やってみよう。

 

「来海ちゃん負けちゃったかぁ...。」

「やーい敗北者〜」

「ちょっと葵!!」

「冗談だよ」

 

来海はいつものように葵をバシバシ叩き始めている。

こいつほんとにタフだな。

 

「ところで来海ちゃんはどうやって負けたのだ???」

「手刀」

「ありゃ...?」

「首にスパッとやったぞ」

「綺麗に決まってたよ〜」

 

「えっ??どうやって??」

「結衣が後ろにまわってだけど」

「その通りだな。」

 

来海は負けたことはどうでもいいが、いつ背後に回っていたのかが疑問だった。

目の前に捉えてた結衣が一瞬で背後に回るはずがないと思っているからだ。

 

「違うよ!!どうやって後ろに回ったか知りたいの!!」

「来海。違うよ。」

「葵。さすがにわからないのは仕方ないのではないか?」

「そうだよ〜私たちはわかっても来海ちゃんはわからないのはしょうがないよ〜」

 

それもそっか。

第三者の視点ならわかるけど本人がわからないか。

 

「来海。結衣は最初から後ろにいたんだよ。」

「ヴェ!?」

 

どこからそんな声出した。芸が多彩だな...。

 

「来海ちゃん。簡単に言うと最初から後ろに居たんだよ〜」

「えっ!?それじゃあ来海ちゃんが戦っていたのは??」

「結衣の分身だよ。」

「...なんでもありじゃん!!」

 

「ごめんな来海。どんな感じか試したくてな。」

「結衣さんは雲隠れ忍者みたいだね!!」

「皮肉なのかわからんな...。」

 

来海さん...?

初対面な人に喧嘩売らないでくださいよ。

結衣は怒ったら怖いんだから。

 

「とりあえずご飯。」

「はいはい準備してきますよ〜」

「葵。前より堕落になってないか?」

「気のせいだよ」

 

結衣にいびられ少女たちはリビングに向かい、昼ごはんを待つのであった。

来海には一回結衣の雷を体験してもらうとしよう。

楽しみだなぁ...。

 




戦闘シーンって初めて考えたのですが難しいですね。
次回は帰国組が集合すると思います!!
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