砲艦外交の前に   作:休日

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日本国召喚朝田泰司×レミール


18砲艦外交の前に別荘で

 

 

 

 黒を基調とした高級そうなドレス。高級かそうでないかは外交官などという職業上ある程度分かってしまう。

 

 して、彼女レミールのドレスは、最上級だろう。彼女自身も仰っていたように宮廷服飾職人が仕立てた最上質の物。余程良い腕の職人だと思われる。

 

 黒を基調にした美しいドレスは、ここが宮廷の舞踏会場ならば、さぞ、映えたこと間違い無しの服装だ。朝田自身もそう思う。美しい綺麗な衣服だと。高級別荘地であるこの別荘、レミール皇女の別荘にもみ合う衣装だ。

 

 ただ、そのドレスの美しさは、今はなんの意味も成さない。それ以上に美しい女性の身体が、ドレスの美しさを霞ませてしまっているからだ。

 

「あツ、ああツ……ツあ、たい、じ、たい、じツツ」

 

 パーパルディア皇国皇族レミール皇女。彼女の美しさの前ではドレスの美しさなど何の意味も成さない。

 

 膝下まで届く真っ直ぐな銀色の髪は滑らかにして煌びやか、艶やかで触り心地が良く。頭に戴く金のサークレットと調和を図っている。

 

「あッ……、ああっ……あ、ッんあ、たい、じ……ッ」

 

 鼓膜を震わせるソプラノボイスはどこまでも高く美しく。美しいと言えば月並みな話だがその容姿、体つき、美貌、正しく絶世の美女と言った風体。これで絶世の美女で無いならば、誰を以てして絶世の美女と計れば良いのか。

 

 ドレスの美しさに意味は無いと言ったのは二つの意味がある。それはレミールという女の美しさの前では意味が無いということと、今現在、ドレスの裾がまくり上げられていて、ドレスの体を成していないからというふたつの意味だ。

 

 ドレスがまくり上げられている理由。態々言う必要があるだろうか。レミールの別荘の建物。そのベッドがある部屋で朝田と深く愛し合っているからに過ぎない。朝田の雄々しい男をレミールがレミールの中へと収められているから。

 

 愛し合う二人が愛に溺れている、ただそれだけなのだ。レミールは二十代後半と若く、また大日本帝国への赴任への影響から長命種となりつつある。そして朝田泰司は三十前後と若く、長命種である大日本帝国人としては若きも若き年齢にあった。

 

「レミール皇女ッ……あ、ああッ……レミール、皇女ッ……レミール皇女、愛し合うというのはッ、素晴らしいッッ、行為ッ、なのですねッッ……ただ、気持ちいいだけでは無い、心と心で一つになる行為ッ、レミール皇女の心を感じますッ」

 

「う、うむッ、あ、ああっ、そう、だなッ、泰司に愛されるこの瞬間がッ、わ、私にはッ、なによりもッ、なにッ、よりッ、もッ……愛おしい……ああッ、もっと、愛して欲しいッ、泰司ッッ、私の、このレミールの最奥までもをッッ」

 

 どうしてこうなるか。どうして二人は愛し合い体を一つに繋げているのか。それは他でもない、二人が朝田泰司とレミールが心の底より愛し合う恋人。各国首脳の間では婚姻関係にあるとみられているからだ。

 

 無論事実としては違う、大日本帝国外交官朝田泰司とパーパルディア皇国皇族レミール皇女は。今はまだ恋人同士の関係。共に住まい、同じ職場で共に仕事をし、共に寝、共に食べる。そして愛し合う。──凡そ全ての婚姻関係は整っているのだが。二人の間は飽くまでも恋人関係なのだ。

 

 ただパーパルディア皇国皇帝が動き、皇族レミールに限り平民との婚姻を許すとまでお触れをだし、各国首脳はこれを受け、朝田泰司は大日本帝国外務省に勤めながら、パーパルディア皇国皇室にも籍置くという二重の職務体制となってしまった。

 

 なりつつあるといった方が正しかろうか? 結婚はまだなのだから。

 

 基本は大日本帝国外務省パーパルディア皇国担当出向という形で、仕事は今までと何ら変わらず。レミールの方もパーパルディア皇国駐日大使ながら、大使の仕事が無いときは外交官として朝田と共に浮遊航空艦デュロで第三文明圏と文明圏外、北側諸国を飛び回るという仕事をしている。

 

 その為、現在の二人は各国からも北側諸国からも婚姻関係にあると認められていた。レミールも朝田も、あのAEU宰相アドルフ・ヒトラーから祝電が届いた日には震え上がっていたという。

  

「レミール皇女……ッ、私とレミール皇女は――」

 

 ぐっと入る朝田。奥へとすり入ってくる朝田を受け入れるレミール。

 

「ッんああ、ッあ、たいじッ、私、たちは……なん、だッ?」

 

「世間ではッ、何故か婚姻関係にあるようですッ……結婚した覚えも無いのにッ、ですよッ」

 

 その世間とはパーパルディア皇国と北側諸国、最近では大東洋諸国圏でも噂が出だしているらしい。シーランド王国が関係しているとか。なにせシーランド王国は本土が大東洋に有り、多種族も訪れるようになった結果。パーパルディア皇国皇族レミール皇女が日本の平民と結婚したと話が流れてしまっているのだ。

 

「泰司はッ、嬉しくッ……ッない、のか」

 

 平民とパーパルディア皇国皇族の婚姻。本来あり得ざるこの婚姻を、自身の恋人は嬉しくないのだろうかと考えてしまうレミール。レミールとて不安なのだ。初めて抱かれたあの日から今日まで何度も繰り返し抱かれた、子供を生んで欲しいと言われ、レミール自身も三人は生むと宣言した。

 

 あの時の気持ちに嘘偽りは無い。今でももう一度同じことを言えと言われたなら一言一句違わずに言える。私は、レミールは、泰司の子を産むと。

 

 だが泰司はどうなのだろう? 私に無理をさせて付き合わせてはいないだろうか? 時々考えるのだ。泰司に嫌われていたらと……。これを伝えると。

 

「レミール皇女ッッ、嫌いな女にこんなことは致しませんよッ」

 

 ずっ、と、限界まで泰司が入って来る。膝下まで届く長い真っすぐなレミールの美しい銀色の髪が流れる。

 

「あああああああ~~~~~~んふううううう」

 

 限界まで泰司が入ったところで、レミールは泰司の全てを受けながら。深く深く口付けを交わされた。行為の最中での口付け。初めてかも知れない。

 

 一年物間付き合い続けてきて、この様に直接的に愛だけを伝えられる行為、もしかしたら初めてかも。泰司はレミールの長い銀色の髪を何度も何度も撫でながら、その初めてかもしれない口付けと、達するという愛の二大行為を同時に行い続けるのだ。それを思うとレミールの両の瞳から涙がこぼれ落ちる。ただただ嬉しい。嬉しい涙が。

 

「こんなことっ! こんなことっ! 私は愛するレミール皇女殿下以外にしませんよっ! 絶対にっ!」

 

「ああっあ! たい、じィィィィ───!!」

 

 終わりが無いくらいに泰司は出す、幾度も、幾度も。レミールの奥へと。この女は私の物。私だけの女だ。口付けと共に、パーパルディア皇国皇族レミール皇女は、狂犬などと呼ばれていたこの女は、今はもう私だけの、この、朝田泰司だけの女なのだと、刻みつけた。

 

 口付けは唇を無理矢理こじ開けて、口内に舌を入れてきて粘膜同士を触れ合わせるように口の中を舐め回される。

 

 歯茎からなぞられ、口内側部を舐め上げられ、舌の裏筋を優しく優しく何度も舐め挙げられ。

 

 そうして最後は舌を絡め取られる愛の口付けを私は味わわされた。

 

「ん゛んッ……ッちゅるちゅく」

 

 まだ粘りを帯びたそれは私の奥に出ている。口付けは続く。

 

 ああ、彼は泰司は怒っているのだ。私が泰司の私への愛を疑うような言動をしたから。すまぬ泰司。私はお前の愛を、お前の愛だけを信じる。

 

 

 ※

 

 

「はあ、はあ、泰司、分かったぞ、お前の……私への、愛が。私はこれほどまでに泰司に愛されているのだな。こんなにも思われているのだな」

 

「そういう、ことです、ですから、お疑いに成らないで下さい……悲しいですから。もし、今度お疑いになったときは、一日中愛します。腰が抜けても愛します。先に宣言しておきますよパーパルディア皇国皇族レミール皇女は朝田泰司だけの物なのです」

 

 言うと泰司は私から出て行く。

 

「んんッ」

 

 泰司の愛はどれだけ深いのか私の彼処はぐしょぐしょだ。泰司も。

 

 泰司はハンカチを取り出すと、私の大切なところを拭いてくれた、ハンカチとはそういう使い方をする物では無かろうに。

 

「ん……んんッ、だが、泰司が宣言するのならば私も宣言しておかなければな。大日本帝国朝田泰司外交官はパーパルディア皇国皇族レミールだけの物だと」

 

 こすこすっと私の大切なところを拭いてくれる泰司の手が一瞬止まり、笑顔を浮かべたのが分かった。互いの所有権は互いにこそある。私と泰司はそういう間柄なのだ。

 

 綺麗になりましたよと笑う泰司。やはり笑顔に少し変化が見て取れる。眼鏡の端から涙が。男の涙を指摘するほどに私も無粋では無い。見なかった事にしよう。その眼鏡をゆっくりと外す。ああ、私の大切なところを拭いたハンカチで眼鏡を拭くなど、曇るし、その良くないぞ?

 

 だが気にすることなく、そのハンカチで眼鏡を拭きながら、彼は眼鏡を外した。気のせいか眼鏡を外しているといつもよりかっこよくみえるな。いつもみているはずなのに。

 

 泰司の方は私のが付着したハンカチで自分を拭いていった。気持ち悪かろう。それとも気持ちいいと感じてくれているのだろうか。そうなら嬉しい。

 

 そうして一通り処理を終えると、私のドレスの裾を泰司が降ろし皺を取ってくれる。こういうところにも泰司の優しさや気遣いを感じて嬉しい。泰司は私にとても優しい。間違いは間違いと正してくれ、良きは良きと褒めてくれる。私の周りには私の身分を恐れて私に口出しをする者がいなかった。

 

 せいぜいが前皇帝愚帝ルディアスのみ。故にいつの間にか私の考えもおかしくなっていった。そんなおかしくなっていった私の目を覚まさせてくれたのが、この土下座外交すらいとわずに私に接近してきた泰司だった。

 

 そうして、あらゆる品々、珍しき物を、レミール皇女殿下のためにと差し出しプレゼントをしてくれた。それが私を引き留めるおべっかであったとしても当時の私には嬉しかった。

 

 そして、北側諸国の真実を私にだけ教えてくれ、信じられないでしょうが現実です。レミール皇女の出方一つでこの国には繁栄か破滅がもたらされます。と迫った。

 

 悩みに悩んだが、私の心は既に泰司に奪われていたため、泰司を信じた。泰司は肯く私に、肯定の肯きを以て返してくれ。結果として我がパーパルディア皇国には繁栄がもたらされた。

 

 バサバサと私のドレスの小皺を丁寧に取る泰司。

 

「泰司……」

 

 そんな泰司に私は声を掛ける。

 

「愛して居るぞ」

 

 スカートの中、泰司の動きが止まる。なんとも締まらない形だが。これが私たち夫婦の在り方やもしれぬな。

 

「私も、愛しておりますよ……レミール皇女」

 

 ばさッ、ばさりッ、泰司が私のスカートから顔を出す。

 

「終わったのか?」

 

「はい、終わりました。流石に宮廷服飾職人さんの仕立てたドレスをくしゃくしゃにしたままなのは、気分が悪いですからね」

 

「くしゃくしゃにしたのは泰司がしたのではないか。衣服を脱いで愛し合おうという私の意見を不意にしたのはそなたぞ」

 

「まあ、それ言われてしまうと、返す言葉も御座いませんが。その、報道陣が待っている中ではあまりお時間を取るのもと考え」

 

「ふう、報道陣と。ムー国の観戦武官か。最早誤魔化しも効かぬか」

 

 ここで誤魔化せば余計な不信を招く。それに北側諸国は積極的に国交開設を望んでいる国とは積極的に行く方針であったな。我が国も今や北側諸国の一国。それなりの態度を取るべきか。

 

 しかし――。

 

 私は浮遊航空艦の周囲、悲惨なことになった別荘の草地を眺めた。

 

「見事なまでに剥げてしまったな」

 

「まあ、植え替えるか、新芽が映えてくるのを待つことにしましょう」

 

「はーッ、とりあえず報道陣と言っても世界のニュースだが、ムー国大使ムーゲ殿、ムー国観戦武官マイラス殿、同じくムー国観戦武官ラッサン殿を第一外務局へあないしてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 砲艦外交の前に別荘で

 

 

 

 

 

 

 

 

 皇都エストシラント 第一外務局

 

 

 対ロウリア戦争の顛末。

 

 その説明を今よりレミール皇女と共にしなくてはならない。誰も信じない馬鹿げた情報群の開示に、胃に穴が空きそうだった。

 

「レミール様、はっきり答えて信じるでしょうか?」

 

「私が聞く側なら信じぬな。泰司は?」

 

「全てを疑って掛かることはしませんね。世の中何が起こるや分かりませんから」

 

「確かにな。それに少なくとも一人はすべてを知っている。ムーゲ大使はな」

 

 すると警備の衛兵が部屋の中を窺ってきた。

 

「どうした?」

 

「ムー国大使ムーゲ殿、ムー国観戦武官マイラス殿、ムー国観戦武官ラッサン殿、それと世界のニュースの報道官がご到着致しました」

 

「入って貰え」

 

「はッ」

 

 

 まず、レミールも良く顔を見知っているムーゲが入って来た。ムーゲは一礼すると席に座らず席の前に立つので、皇女である私に気を遣っているのだなと思い。

 

「座って下さいと」と進める。続いて入って来たマイラスやラッサンにも座るようすすめ、不気味な仮面を被り表情を隠している世界のニュース報道官にも席を勧めた。

 

 レミールが切り出す。

 

「まず皆さんと我が国の認識の違いのすりあわせを先にさせて頂く。ムー国、ムーゲ大使、貴国は本国より。また自らの目より見て我が国が武装解除していたというご認識か?」

 

「我が国としての認識は、まず、昨年、と少し前になりますか? 貴国パーパルディア皇国で起きた血の革命以来、貴国は温和で融和的な国へと変わられたという認識が御座います。軍事力につきましても1,000隻もの戦列艦を次々と『爆発解体処分し』あまりにも多すぎる竜騎士団も順次解体なされ、植民地についても自由都市として自治都市という裁量権をお与えになった。これだけの大改革を僅か一年と少しの間で成し遂げるとは真に以て、素晴らしきこと、感銘の念に堪えません」

 

「では貴国ムー国の総意は我が国が武装解除していたという認識でよろしいですね?」

 

「はい」

 

「ではまず一点、この総意見解を解いておきましょう。我が国は武装解除などしておりません。こちらについては既にムーゲ大使は御存じのはずですね? すべてをお見せしたはずですから。その確認の為にそちらの観戦武官殿をお寄越しになられた」

 

「……」

 

 ムーゲは何も言わない。ムーゲとて知っているからだ。実際にこの目で見、聞き、体験した事を嘘だと論ずることなど無意味な事だと。故にレミール皇女か朝田氏に失礼ながら本国まで来ていただき、ノートPCの一つでも見せていただけないかと提案したのだが却下されてしまった。

 

 この折衷案として、丁度ロウリア王国が無謀にもパーパルディア皇国に攻め込むという情報を訊き、技官に武官を観戦武官として寄越させたのだ。どうせ信じないなら自分たちの目で見て信じろと。

 

 そして世界のニュース。こちらは神聖ミリシアル帝国の報道機関だが、諸外国の報道機関でもある。曰くパーパルディア皇国が強大な戦力を手に入れたと聞き取材に訪れたのだ。

 

 そして、見た、聞いた、体感した、パーパルディア皇国が手に入れた圧倒的な軍事力を。パーパルディア皇国が軍備を放棄した? 誰がつかんできたがせねただ。

 

 特に技官であるマイラスとラッサンは乗艦での主砲の一斉掃射の際、反動で壁に激突しながらもその眼を開き、ロウリア海軍6,000余隻が消し飛ぶ瞬間を見たのだ。あれは無理だ。ラ・カサミがどうとかではない。あんなものには勝てるはずがない。例のグラ・バルカス帝国の巨大戦艦でも無理だろう。聞けば射程300㎞でその間にあるものすべてを薙ぎ払うらしい。あの超砲弾を止められる何かが現れるまで。

 

 世界のニュースの報道官も、今までこれまで触れてきた物こそが世界最高の物であると信じて疑わなかったが、今日この日、認識が変わった。何せ彼は此処に第一外務局の待合室に居ながらにして“色つきの鮮明な映像で”戦場を見たのだ。それは無人機や他の戦場カメラマンが持ち込んだ機材の電波を拾った物なのだが、それを見せ付けられて、今更ミリシアル世界一とは叫べなくなってしまった。

 

 

「レミール皇女。世界のニュースの報道官さんもいることですしお見せしましょう資料」

 

「良いのか」

 

「かまいません。貴国にとっては機密でも北側諸国にとっては機密でも何でも無いので。それに我が国の書店でも普通に売られているでしょう」

 

「確かに、な」

 

 

 言うと同時にレミールは自国の兵器の詳細資料をテーブルの上にばらまいた。

 

「なッ?!」

 

「こ、これが貴国の兵器ッッ!?」

 

 

 駆逐艦ミシュラ型:16艦

 

 基準排水量:2,200t

 

 全長:117.5m

 

 全幅:10.8m

 

 吃水:3.80m

 

 機関:ユグドラシルドライブ旧型×3、エナジフィラー×3、65,000馬力

 

 速力:36.0ノット

 

 航続距離:7,000海里

 

 乗員:250名

 

 兵装:12.7㎝連装砲×3基

 

    25㎜連装機銃×2期

 

    61㎝四連装魚雷発射機×3基

 

    爆雷18

 

 同型艦:レシーン、クション、パーズ等

 

 

 

 

 

 重巡洋艦パール型:4艦

 

 使用国:パーパルディア皇国

 

 排水量:14,500t

 

 全長:208.5m

 

 全幅:21.5m

 

 吃水:6.8m

 

 機関:ユグドラシルドライブ旧式×4、エナジーフィラー×4 130,000馬力

 

 速力:34ノット

 

 航続距離:11,000海里

 

 乗員:1,800名

 

 兵装:15.5連装砲×3基6門

 

    12.7㎝連装砲×6基

 

    7.6㎝連装砲×12基

 

    20㎜連装機関砲×12基

 

 同型艦:二番艦フィシャヌス、三番艦ディオス、四番艦ムーライト

 

 

 ゼロ式艦上戦闘機52型改×360機

 

 ゼロ式陸上攻撃機52型改×240機

 

 

 

 パールネウス型戦艦:4艦

 

 基準排水量:70180t

 

 満載排水量:76800t

 

 全長:275m

 

 全幅:39m

 

 吃水:11.2m

 

 フレイヤ炉搭載

 

 推進器:スクリュープロペラ4軸

 

 出力:180000馬力

 

 速力:32ノット

 

 航続距離:∞

 

 乗員:2800名

 

 主砲:50口径46㎝三連装超電磁砲3基9門

 

 副砲:60口径15㎝三連装砲4基12門

 

 対空砲:40口径12.5㎝連装高角砲6基

 

 20㎜バルカンファランクス4基

 

 装甲

 

 舷側:510㎜

 

 甲板:300㎜

 

 主砲防盾:750㎜

 

 二番艦クーズ、三番艦アルーク、四番艦カース

 

 

 

 001式コルベット:12艦

 

 基準排水量:1100t

 

 満載排水量:1315t

 

 全長:87.14m

 

 全幅:12.00m

 

 吃水:3.20m

 

 機関:ユグドラシルドライブ旧型

 

 可変ピッチ・プロペラ:2軸

 

 速力:36ノット

 

 航続距離:4000海里

 

 乗員:65名

 

 兵装:ファランクス20㎜CIWS1基

 

   :短SAM4基

 

   :SSM4連装発射筒4基

 

   :4連装短魚雷発射管2基

 

   :艦載機90式VTOL1機

 

   :戦術情報処理装置

 

   :3次元式レーダー1基

 

   :対空捜索用レーダー1基

 

   :対水上捜索用レーダー1基

 

   :射撃指揮用レーダー1基

 

   :電波探知装置

 

   :電波妨害装置

 

   :通信情報装置

 

   :72連装デコイ発射機3基

 

   :32連装発煙弾発射機2基

 

   :対魚雷デコイ1組

 

 

 

 軽斑鳩級浮遊航空艦デュロ:1艦

 

 全長:191m

 

 時速巡航:450㎞

 

 最高速度:1000㎞

 

 ブースター装着時:マッハ2~3

 

 乗員:230名

 

 充足時:340名

 

 フレイヤ炉搭載

 

 航続距離:∞

 

 兵装:単装砲(リニア砲)5問

 

   :ミサイル発射機2基搭載

 

   :スラッシュハーケン(近接用武装)

 

   :ブレイズルミナス

 

   :KMF無頼初期型最大14騎搭載可能

 

   :VTOL14機搭載可能

 

 

 カールレオン級浮遊航空艦パラディス:2艦

 

 全長:190m

 

 最高時速:960㎞

 

 乗員:210名

 

 充足時:315名

 

 フレイヤ炉搭載

 

 航続距離:∞

 

 兵装:単装砲×5門

 

   :ミサイル発射管:2基

 

   :ブレイズルミナス

 

   :KMFグラスゴー最大14騎搭載可能

 

   :VTOL最大14機搭載可能

 

 

 

 001式戦車揚陸艦・ドック型輸送揚陸艦:4艦

 

 基準排水量:10500t

 

 満載排水量:17000t

 

 全長:188m

 

 最大幅:27.8m

 

 吃水:7.0m

 

 主機:001式戦車揚陸艦・ドック型輸送揚陸艦エナジーフィラー×2基

 

 推進器:可変ピッチ・プロペラ×2軸

 

 出力:35000馬力

 

 最大速力:30ノット

 

 乗員:195名

 

 兵装:20㎜バルカンファランクス機関砲(CIWS)×2基

 

 搭載艇:エアクッション型揚陸艇(LCAC)×2隻

 

 レーダー対空捜索用×1基

 

 対水上捜索用×1基

 

 航海用×1基

 

 電子戦および対抗手段8連装デコイ発射機×4基

 

 揚陸能力陸軍部隊:520名

 

 民間人輸送:1400名

 

 収容能力陸軍部隊:520名

 

 60式戦車:35輌

 

 VTOL:3機

 

 

 

 60式主力戦車:1000両

 

 全長:8.31m

 

 車体長:6.40m

 

 全幅:3.0m

 

 全高:2.50m(砲塔上の重機関銃を含む高さ3.17m)

 

 重量:35.5t

 

 速度時速:50㎞

 

 行動距離:500㎞

 

 主砲:60式55口径90㎜ライフル砲

 

 副武装:7.62㎜機関銃

 

 12.8㎜重機関銃

 

 エンジン:60式エナジーフィラーエンジン

 

 乗員:4名

 

 

 

 震電改×500機

 

 BF109改×500機

 

 P51マスタング×500機

 

 旧式無頼・旧式グラスゴー×500機

 

 90式VTOL輸送用×500機

 

 

 

 ヴェロニア級40,000t空母

 

 使用国:パーパルディア皇国

 

 船体 基準排水量:40,000 t/46,000 t

 

 満載排水量:56,000t

 

 全長:285.05 m

 

 水線幅 / 最大幅:32.54 m / 47.78 m

 

 深さ:25.6 m

 

 吃水:10,2 m

 

 機関:倉崎重工製エナジーフィラー

 

 出力 200,000馬力

 

 推進器:スクリュープロペラ×4軸

 

 速力:35 kt

 

 兵装:5インチ単装砲×16基

 

    ファランクスCIWS2基

 

    40mm4連装機銃×21基

 

    20mm単装機銃×68基

 

    ミサイル:シースパロー8連装発射機×2基

 

    航空運用機能:搭載機数:136 - 145機

 

    燃料:倉崎重工製エナジーフィラー4基

 

    カタパルト:電磁式×2基 電磁式×3基

 

    制動索:4索

 

    エレベーター:3基

 

 一番艦ヴェロニア、二番艦セイレーン、三番艦アビス、四番艦ワーグナー

 

 

 

 

 

 供与された航空機、五機種の中より一機種。一番強いと思われる。

 

 

 制式名称:震電改

 

 使用国:パーパルディア皇国

 

 機体略号:J7W1

 

 乗員:1名

 

 全幅:11.914m

 

 全長:10.76m

 

 全高:3.65m、3.92m

 

 主翼面積:22.50m²

 

 翼面荷重:261.5kg/㎡

 

 自重:3,625kg、3,465kg

 

 正規全備重量 5,050kg

 

 発動機:倉崎重工製ハ43-42(MK9D改)エナジーフィラー

 

 出力:2530HP

 

   :1790kW

 

 最高速度:875km(計画値)/h 925㎞(計測値)

 

 高度:9,700m時

 

 巡航速度:625km/h

 

 航続距離:3000㎞~4000km

 

 (装備で変動)

 

 実用上昇限度:13000m

 

 上昇率:850m/min

 

 最大離陸:5,882kg

 

 離陸滑走距離:530m

 

 着陸滑走距離:550m

 

 武装:六式 30mm 固定機銃一型乙(機銃一門あたり弾丸120発携行、発射速度は毎秒7発から11発) ×4

 

 訓練用:7.9mm 固定機銃×2 写真銃×1

 

 爆装:60kg×4

 

   :30kg×4

 

 動力:ユグドラシルドライブ最初期型スメラギ重工製

 

 プロペラ:スメラギ社の定速6翅(量産型では4翅に簡略化予定)

 

 プロペラ直径:3.40m

 

 主翼:低翼、単葉

 

 動翼:前翼型式

 

 構造:全金属製、応力外皮構造、主翼・層流翼型、前翼・開閉式スロット翼

 

 降着装置:引き込み脚、前輪式

 

 

 既に見て知っているマイラスとラッサンも、詳細資料を見せられて目の色を変えている。

 

「こん、なッ、ばか、なッ、あり得ない、そんな、あり得てはならないツツ」

 

 最もショックを受けていたのはミリシアルこそ世界一を信じて疑わなかったニュースの報道官だった。特に、説明は受けていても資料という形で満載排水量76,800tの戦艦パールネウス型は、明らかにミリシアルの魔導戦艦を超えている。

 

 ただただ悔しい。第四列強と見下していたパーパルディア皇国が、たった一年で自国の及ばぬ戦力を手に入れていることが。そして同時に恐ろしい。これらをおもちゃと言ってぽんと渡せる国家連合の存在が。聞く分には手を出されさえしなければ何もしないらしいが、一度手を出す国あらば烈火の如く怒り狂うとか。

 

 どうニュースで報じたら良いか悩むところだ。こんな戦艦報じても誰も信じない。空飛ぶ戦艦なんてどうやって信じさせろと? やはり我が国も北側諸国とやらに一度取材を。いや、外交官を送るようこの資料と撮影した分の魔写を持って説得に行くべきか。この北側諸国を放置しておくのはあまりに危険すぎる。

 

 一年だぞ? たった一年でパーパルディアをここまで強大な国にしてしまえる国家連合。世界の均衡を崩す怖れがある。いや、あるいは先進国会議に招待してその実態を見極めるとか。

 

 ああ、ダメだ、一介の報道官にはどうするべきなのか分からなすぎる。

 

 せめてここに、ムーのような技官や武官といった専門知識があるものが派遣されていればどうにかなったのかもしれないが、なんの知識もない私ではできることは何もない。

 

 せいぜいパーパルディア皇国には排水量70,000tを超える戦艦が4隻もあって、その4隻の戦艦の最大射程距離は300km、時速7200㎞以上の超電圧の弾丸を24発一斉に放ち、敵軍を一撃のもとに粉砕することができるだなんて荒唐無稽に過ぎるバカ記事しか書けない。

 

 空には最高速度900㎞を超える速度を持つ戦闘機が舞い、30mm機関砲を雨あられのように撃ち出しては、ワイバーンを片っ端から撃ち落とし。最低でも600Kmの時速を誇るゼロ戦と呼ばれる機体が長距離からロケット弾を放ち、やはりワイバーンを打ち落としていく。

 

 最も信用されない記事はパーパルディアが古の魔帝のような空飛ぶ戦艦を持ち、それを与えたのが北側諸国だという事実だ。古の魔帝のような技術をぽんとくれてやる国家連合だぞ。ミリシアルなんかがかなうわけない。

 

 いや、だからこその外交であり報道だ。冷静になれ冷静に。外交をもって友好関係を築き共に反映していく道を見出す。大事なのは優劣じゃない。驚かされるだろう。悔しいだろう。だが大切なのは平和的接触なのだ。やはり外交官の派遣を打診してみるべきだろう。

 

 見たこと。聞いたことを正確に伝えて。

 

 

(どんな傾向かを知りたいのもありまして

  • ミリシアル好き
  • ミリシアル嫌い
  • グラ・バルカス好き
  • グラ・バルカス嫌い
  • ロウリアは徹底的にやっちまうべき
  • ロウリアにも救いを
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