ハリーポッターと花曇の魔女   作:madなサイレント

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文字数がなかなか安定しません...
ごめんなさい。
今回は短めです。

当然と言えば当然なんですけど、パチュリーの使っているスペルがほぼすべて攻撃用で防御魔法をどうしようかと考えている今日この頃です。

あ、あと1,2話で秘密の部屋編を終わらせるつもりです。
オーバーしたらすみません。


決闘クラブと2人のパチュリー

さて、ハリーの腕から骨が消え失せるという前代未聞の事件からまたしばらくたった。

いよいよ寒さが本格的になってきた。

ホグワーツでは、グリフィンドールの生徒でマグル出身者のコリンが石になるなんて言う事件が発生し、学校の中の空気は最悪だ。

 

そんな中、私がいつものように、暖炉のそばのソファーに座って魔法書を読みながらこあと雑談しているところにハリー達3人組がやってきた。

ハーマイオニーがおずおずといった風に訊ねてくる。ハリーとロンはパチュリーたちと目を合わせようとしない。

 

 

「ねぇ、パチュリー。私たちと一緒に決闘クラブに行かない?」

 

「決闘クラブ?そんなものあったかしら?」

 

「今朝見たら掲示板に書いてあったのよ。大広間でやるみたい。フリットウィック先生が教えるそうよ。先生は昔決闘のチャンピオンだったみたいなの」

 

「へぇ、面白そうじゃない。ロックハートがいないなら行くわ。最近ストレスがたまっていて、いい発散になるかしら」

 

そう言うとハーマイオニーの目は泳ぎ、ハリーとロンは何やら気まずそうに談話室を出て行った。

何かやましいことでもあるのだろうか。

 

因みに3人はロックハートが主催であることを当然知っている。

ハーマイオニーはこれを機にロックハートに対するパチュリーの認識を改めさせようと考えていた。

 

「まぁ、何を考えているのか知らないけどいいわよ。こあ、久しぶりに模擬戦をしましょう。どれほど腕が上がったのか確かめてあげるわ」

 

「姉様、よろしくお願いします!多分、それなりに強くなったと思います!」

 

「楽しみにしているわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しみにしているなんて思っていた時期がパチュリーにもあった。

久しぶりにこあと手合わせできるのも魅力的だったし、第一ロックハートのせいで最近溜まっているストレスを解消するいい機会だとも考えていた。それがまさか、ロックハートが主催だなんて...

 

パチュリーは隣にいるハーマイオニーにニッコリと微笑んだ。

それを見てハーマイオニーは背筋を凍らせ、なるべく目を合わせまいとよそを向いていた。

 

ロックハートはきらびやかな深紫のローブを着てなんと非常に不機嫌なスネイプ先生を連れて壇上に現れた。

そして生徒に手を振りながら「静粛に」と呼びかける。

 

「皆さん、さぁ集まって。皆さん、私がよく見えますか?私の声が聞こえますか?結構、結構。さて、ダンブルドア先生から私がこの小さな決闘クラブを始めるお許しをいただきました。私自身が数えきれないほど経験したように自らを守る必要が生じた万が一の場合に備えて、皆さんをしっかりと鍛え上げるためです。詳しくは私の著書を読んでください」

 

ロックハートが想定しているような危険な状況は決闘をいくらしたって解決しなさそうだ。双子の悪戯から回避するほうがよっぽどいい経験になりそうだ。

 

「では助手のスネイプ先生をご紹介しましょう。スネイプ先生がおっしゃるには決闘について、ごくわずか、ご存じらしい。訓練を始めるにあたり、短い模擬演技をするために、勇敢にも、手伝ってくださるというご了承をいただきました。さてさて、お若い皆さんにご心配をおかけしたくありません。私が手合わせした後でも皆さんの魔法薬学先生はちゃんと存在しております。ご心配召されるな」

 

「相打ちで両方やられちまえばいいと思わないか?」

 

とロンがハリーとパチュリーにささやく。

 

「ロックハートが一瞬で蒸発しておしまいよ。技術のレベルが違うもの」

 

そしてロックハートとスネイプ先生は向かい合って一礼した。

ロックハートのほうは腕を振り上げクネクネしながら大げさな礼をした。対してスネイプは不機嫌そうにグイッと頭を下げただけだった。

そして2人とも杖を剣のように構えて―

 

「ご覧のように私たちは作法に従って杖を構えています」

 

ロックハートはしんとした聴衆に語り掛ける。

 

「三つ数えて私たちは最初の術を使います。もちろん、どちらも相手を殺すつもりはありません」

 

「そのまま天に召されればいいのに...」とスネイプ先生を見ながらハリーとロンに呟く。

「全くだぜ」とロンも同意。歯をむき出しているスネイプ先生を見てどうして大丈夫だと思っているのだろうか。

 

「1,2,3―」

 

ロックハートが数えて3を言い切ると同時にスネイプ先生は

 

「エクスペリアームス ―武器よ去れ」

 

と叫んだ。目もくらむような紅色の閃光が走ったかと思うと、ロックハートの手から杖が吹っ飛ぶと同時に、ロックハート自身も舞台から後ろにものすごいスピードで飛んでき、壁に激突して、壁伝いにずるずると滑り落ちて床に無様に大の字になった。

 

ハーマイオニーはつま先でピョンピョンしながら、顔を手で覆い、指の隙間からロックハートのことを見ながら「先生大丈夫かしら」と悲痛な声を上げた。それに対してパチュリー達3人はこう思った。「「「しるもんか!」」」

 

ロックハートはフラフラしつつも立ち上がり、

 

「皆さん、分かったでしょうね!」

 

とよろめきながら壇上に戻ってくる。

 

「あれが、武装解除の術です。ご覧の通り私は杖を失ったわけです。ああ、ミス・ブラウン、ありがとう。スネイプ先生、確かに生徒にあの術を見せようとしたのは素晴らしい考えです。しかし、遠慮なく一言申し上げれば―」

 

と何やら見苦しい言い訳をしていたのでとりあえず聞き流す。

 

「模範演技はこれで十分!これから皆さんのところに下りて2人組にします。スネイプ先生、お手伝い願えますか。ああ、その前に、舞台の上で生徒たちにも一度やってもらいましょう。スネイプ先生、誰かよろしい生徒はいますかな」

 

「では二年のミス・ノーレッジはいかがかな?ミス・ノーレッジ、前へ」

 

そう呼ばれたので私は壇上に上がる。ロックハートは嫌そうな顔をしたが気にしない。

 

「誰か相手に希望はいるかね」

 

「では、私の従妹のコアトルと」

 

「ほう、しかし彼女はまだ一年だ。何か理由でも?」

 

「先生を除いてこの場で最も実力があるからです」

 

「なるほど。確かに彼女は優秀だ。よろしい。一年のミス・ノーレッジ、前へ」

 

そうして、私とこあとの決闘が決まったのである。

 

「姉様、胸をお借りします」

 

「ええ、構わないわ。ルールはいつもと同じでいいわね?」

 

こあが頷く。2人の決闘―というより模擬戦―のルール。初めの20回の魔法はパチュリーは攻撃目的で魔法を使ってはならない。また、こあより先に魔法を発動させてはならない。というものである。そして、2人は作法に従ってお互いに杖を構える。通常の決闘と違うところは杖以外にも二人とも魔導書を持っていることだろうか。

そしてパチュリーが周囲に影響を及ぼさないように結界を張ったことをこあが確認したところで、戦闘は始まった。

 

 

 

 

 

「インカーセラス ―縛れ」

 

「インセンディオ ―燃えよ」

 

こあが複数の縄を出しパチュリーが空中でそれらを正確に燃やす。

 

「エクスペリアームス ―武器よ去れ」

 

「ステューピファイ ―麻痺せよ」

 

紅色の素早い閃光と赤色の疾風のような閃光が空中で衝突する。パチュリーのほうが遅く呪文を発動させたのにも関わらず、ぶつかったポイントは中央よりややこあによっている。

互いに一歩も譲らない激しいぶつかり合い。

これでは不毛だと悟ったのか、こあが呪文を切り上げる。

 

そしてこあが素早く放った呪いをパチュリーが瞬時に撃ち落とす。

周りは初め唖然と2人のことを見ていたが、激しい戦いへと突入すると同時にあちこちから大声援が沸き起こる。

 

そして約束の最後の一撃の20発目。これ以降パチュリーが自由に魔法を使ってくるため、こあは最後の攻撃のチャンスである。実力差からここからは防戦一方となることは簡単に予想できる。

 

そしてこの決闘で初めて魔導書を使った攻撃を選択した。

こあの使う魔導書の魔法は日本の後期の魔法であり、パチュリーとは別系統のものだ。

パチュリーの好んで使っている魔法と比べると、あまり高い質の魔法力を必要としていないため、魔法力を練り上げるという工程が必要ないため、古代の魔法よりも発動が早いとされている。最も、魔法力の質が元からありえないほど高いパチュリーはそもそも練り上げるなんて言う工程は必要としていないが。古代の魔法よりも属性という概念が曖昧になり、古代の魔法と西洋の現代魔法を足して二で割ったようなものだ。

 

「”攻法三式・赤・極”」

 

まるで小さな太陽のような球体を創り上げ業火をまき散らしながらパチュリーに向かって飛んでいく。

 

「土水符”ノエキアンデリュージュ”」

 

それをパチュリーは直径5センチ程度の玉を何千何万と作り出し、こあの作り出した業火に向かって弾幕としてぶつけ、そのままこあの作った業火を消滅させる。

こあは肩で息をしながら

 

「姉様、強すぎです」

 

という。

 

「こあもなかなか強くなったじゃない。今の技、使えるようになったのね。どうする?このまま私がせめて大丈夫?」

 

「このままお願いします!」

 

そして事前にこあが予想していたように攻守が逆転する。

 

しばらくパチュリーが学校で習うような西洋の現代魔法で攻める。

圧倒的にパチュリーのほうが発動速度が速く、徐々にこあが呪いを撃ち落とせなくなり、自ら体を動かして回避するようになる。

そして、攻守が変わってから20秒少し経った後...

 

「フリペンド ―撃て」

 

「ッ!プロテ―」

 

パチュリーが放った放った衝撃呪文をこあが盾の呪文で守ろうとしたものの、間に合わずに当たってしまう。

そして後ろに吹っ飛ばされた。

しかし、壁に激突することはなく、徐々にスピードが遅くなり、やがてゆっくりと舞台の上に戻された。当然、パチュリーの魔法である。

 

持ちうる魔法力をほとんどすべて使い切ったのか、そのまま座り込んでしまう。

パチュリーはそんな彼女のもとへ駆け寄り、労う。

 

「お疲れ様。かなり強くなっていたわよ」

 

「姉様、ありがとうございます。でもさすがに疲れました。あの大技を使ったのに当然のように対処されたのはちょっと残念です...」

 

「ふふふ、当然よ。あの技をあなたに教えたのは私なのよ?あとは今からやる茶番を少し見て頂戴。すぐに寮に帰るわよ」

 

「姉様、茶番って...」

 

まあ、見てなさい。と声をかけるとパチュリーは途中からヤジを飛ばすことさえ忘れて2人の試合に見入っていた生徒や口を開けて固まってしまったロックハートを横目にちらりと見て、呆然と眺めていたスネイプ先生に向かって

 

「終わりました」

 

と告げる。それを聞いてハッとしたスネイプ先生は決闘をさせる2人組を作っていく。

 

ロンはフィネガンと、ハリーはドラコと、ハーマイオニーはブルストロードとそれぞれ組んで決闘をするように指示を出した。

スネイプ先生はそれをニヤリと笑いながら眺め、パチュリーに向き直って話し出す。

 

「さて、ミス・ノーレッジ。君は誰と組ませたものか。先ほどの決闘の様子を見るに生徒で君と渡り合えるのは君の従妹だけだと思うのだがね。しばらく見学でもするかね?」

 

「その事だけれど、私と組むにふさわしい人が一人だけ残っているわ」

 

「ほう。それは誰かね?」

 

「ロックハートよ。彼なら闇の魔術に対する防衛術の教師なんだし、小説によると偉大な魔法使いらしいわ。私ごときに負けるなんてことはないと思うのよ」

 

と意地の悪い笑みを浮かべてスネイプに答える。

するとスネイプもまた、彼女と同じような顔になって

 

「なるほど。ロックハート先生?いかがいたしますかな?吾輩はいい考えだと思いますが」

 

「ミス・ノーレッジ。目立ちたいのは分かりますが思い上がりもたいがいにしといたほうがいいですよ。私に教えてもらいたいという生徒は多いのです。君だけ特別扱いをするわけには...」

 

と言い訳をしている。大方、さっきの決闘を見ておじけづいたのだろう。

 

「あら、せっかくいい経験になると思ったのだけれど...先生が逃げたのならば仕方ないわね。帰ることにしようかしら」

 

「なっ!いいでしょう。さぁ、壇上へ!ちゃんと手加減して差し上げますとも!」

 

そう言い放ち、舞台に上がるロックハート。

スネイプとともに意地の悪い笑みを浮かべつつ壇上へゆっくりと上がっていくパチュリー。

 

再び全員の視線がパチュリーに向く。

この時、嫌いなスリザリンの連中と組まされた3人とその相手のスリザリン生は同じことを思ったことだろう。

悪魔が笑うとあんな感じなのかなぁ...と。

 

 

そしてパチュリーは再び作法に従って綺麗に一礼をする。まるで貴族の令嬢のような立ち振る舞いに見とれる生徒もちらほらといたようだ。

そしてロックハートは杖を構え、パチュリーは左斜め前方に魔導書を浮かべつつ杖を構える。

その様子を見て、ロックハートは馬鹿にしたように見下しながら語り始める。

 

「本を見ながらでないと魔法が使えないのかね?よくそれで私と決闘をする気になったものだ」

 

「あら、仮に私がそうだとしても本の中でしか魔法を使えない貴方よりはましよ。あと、この本に書かれている内容をあなたが万が一にでも読めたらあなたの勝ちにしてもいいわよ。最も、100年かかっても1割も読めないでしょうけど」

 

パチュリーに挑発し返され、こめかみに青筋を浮かべながらカウントダウンを始める。

 

「1,2,3 エクスペリアームス ―武器よ去れ!」

 

「水符”ベリーインレイク”」

 

パチュリーが水の弾幕を。ロックハートが武装解除の魔法を同時に放つ。

しかしロックハートの呪文はパチュリーの創り上げた弾幕を一つ消しただけでまともな効果がない。

さらに、先ほどはより高度な術の弾幕を何万と作り、目にもとまらぬ速さで飛ばしていたが、今度はせいぜい200個程度を一秒でせいぜい2、3メートルの速度で向かわせる。

 

「さて、ロックハート。手加減してあげるわ。こあに使ったものよりも低位の魔法をかなり数を少なく、ゆっくりとぶつけてあげる。死にはしないから、安心なさい」

 

そう言うとゆっくりと魔導書を閉じ、杖を懐にしまった。明らかな挑発だ。

しかし、ロックハートはそれどころではない。

必死に武装解除の呪文を唱えて水玉を一つ一つ消していく。まあ、圧倒的に遅かったが。

そして5秒もしないうちに弾幕はロックハートへと到達し、体中にぶつかり、本日2度目となるロックハートの吹っ飛ばしが実現した。

しかも先ほどよりも早く飛んでいったためか、今度は床に大の字になって気絶している。当然、びちゃびちゃだ。

 

それを見て満足したパチュリーは大広間をこあと後にして、談話室に戻り、先ほどのこあとの模擬戦の改善点と今後したほうがいいことを伝え、ゆっくりと2人でお茶をした。

 

 

 

 

 

 

パチュリーが去った後の決闘で、ハリーがパーセルマウス(蛇語使い)だと発覚し、彼がスリザリンの継承者だと疑われ始めたことを翌日の朝知った。

しかも、タイミングの悪いことに、翌日のうちに新たな犠牲者が出た。ハッフルパフの生徒のジャスティンとほとんど首なしニックだ。

ジャスティンは昨日の決闘でハリーが蛇をけしかけたように外からは見えた生徒でマグル生まれだった。

最悪なことにその第一発見者はハリーで、石になった生徒のそばにいたのをハッフルパフのアーニーが目撃し

 

「現行犯だ!」と叫び、ピーブズが

 

「おー、ポッター、嫌な奴だ!いったいお前は何をした!お前は生徒を皆殺し!お前はそれが大愉快!」

 

と歌ったせいで本格的にハリーが継承者だと言われるようになっていってしまった。

 

 

そしてクリスマスの日、パチュリーとこあは大広間でクリスマスパーティーを楽しんだ後、寮の談話室へ戻るために2人で廊下を歩いていた。

話す内容は今後、こあが習得するべき魔法についてだ。自衛の手段のために、魔術無効の結界と、物理無効の結界を学んだらどうかとパチュリーが提案していた時。

曲がり角からクラッブとゴイル、さらにはパチュリーが歩いてくるのが見えた。

 

一瞬パチュリーとこあが固まったものの、すぐに魔導書を取り出し、偽物のパチュリーに対して攻撃魔法を浴びせる。

 

「まっ...」

 

何か偽物が叫ぼうとしているが気にしない。

そのまま気絶させ、拘束する。

 

「「待ってパチュリー!」」

 

するとなぜか、同行していたクラッブとゴイルがいなくなり、スリザリンの制服を着たハリーとロンがそこにいた。

不思議に思って偽物のパチュリーを見ると、なんとハーマイオニーだった。

 

いったい何をしているのだろうか。この3人は。

 

 

 

 

 

場所は変わってとある空き教室。

パチュリーとこあは馬鹿3人組をそのまま連行し、事情徴収を始める。

 

「それで?どういうことなのか話してもらいましょうか。3人とも?」

 

びっくりするくらい冷たい目で見つつも笑っているパチュリーに対して、3人とも顔をひきつらせる。

しばらく沈黙が続いた後、観念したのかハーマイオニーが口を開いて話始める。

3人はマルフォイがスリザリンの継承者だと考え、ハーマイオニーの意見によって、『ポリジュース薬』を使って、スリザリンの生徒に成りすまして、話を聞きに行くという強硬策に出たらしい。

それぞれがクラッブ、ゴイルそしてパチュリーになって話を聞きに行ったところドラコが継承者でないことが分かる。

因みになぜパチュリーなのかというと3人の中では一番頭の切れるハーマイオニーがいないとそもそも話を聞いても情報がまとめられない。そして、変身するならドラコとそれなりに仲のいい生徒、つまり純血主義もしくはドラコが仲良くするべきだと思っている純血の家、かつ女で、グリフィンドールの生徒であるが3人が簡単に体の一部を手に入れれる生徒である必要がある。そこですべての条件を満たしているパチュリーに白羽の矢が立ったそうだ。

それで薬の効果が切れかかって急いで女子トイレに向かおうとしていたところ、パチュリー達にばったり遭遇して現在に至るらしい。

 

「全く、あなた達はいったい何をしているのよ。もうちょっとでハーマイオニーが全身複雑骨折するところだったのよ?事情を聞きたかったから殺してしまうようなことはなかったでしょうけど。他人に成りすますことは本当に危険なことなのよ?だからポリジュース薬の製法は禁書の棚にあるんじゃない。本当に何をしているのよ」

 

「でも、パチュリーがハーマイオニーに攻撃魔法を浴びせるから...」

 

「じゃあロン、貴方は廊下の角を曲がったところでもう一人の自分がいたらどうするのかしら?びっくりして大声を出すなり、固まるなりするわよね?まさかとは思うけど『ハーイ、もう一人の僕、調子はどうだい?』なんて言ったりしないわよね」

 

「...ゴモットモデス...」

 

ロンはパチュリーに何も言い返せなかった。それはそうだ。

そのままパチュリーはしばらく3人に説教し、何もしていないこあが泣きそうになり始めたところで5人はグリフィンドールの談話室へ戻った。

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