不知火カヤの立場になった一般転生者(星の怒りを更にチート化させたのを持っているとする) 作:鋼色
まぁ、戦うのは黒服が開発したヤツなんですけど
「で?私に要件って何?」
「クックククク、久しぶりですね、九十九さん」
「久しぶりって……………一週間前にも会ってるでしょ」
「嗚呼、そうでしたね。九十九さんが私に泣きつくっていう面白い事態になってましたね。思い出しました」
「面白いって言わないで欲しいんだけどね。あの時は本当に切羽詰まってたから」
「ちょくちょくゲマトリアに来て恋愛相談をされる私の身にもなってください」
「いやぁ、持つべき者は友達だよね!」
「私と貴方とは契約対象だったと思いますが」
「でも、単なる契約対象では無いでしょ?カイザーの所よりかは贔屓してくれてるみたいだし」
私が黒服に向かってそう言うと、黒服はため息を吐いた。まぁ、言った私自身も黒服とは友達とは思ってないけど。いや、流石に仲の良い知り合いくらいには思ってるけどね?
「それで?そろそろ私をゲマトリアに呼んだ訳を聞きたいんだけど?」
「ククク、そんなに焦らなくても教えてあげますよ。九十九さん、昔言っていましたよね。自分が使っているのは呪いの力だって」
「まぁ、そうだね」
「ですので、その呪いの力を参考に作らせていただきました。楽しんでください」
黒服はそう言った後、自身の右手の親指と中指で音を鳴らし、人工呪霊を呼び寄せた後、少し遠ざかる。めっちゃ急だねぇ……………まぁ、黒服には先生の恋愛相談で手伝って貰ったから良いか。私がそう考えていると、目の前の人工呪霊は私に向かって攻撃をしてきた。
人工呪霊の拳には炎が纏ってあるけど…………自身に炎を纏わせて強化する術式なのかな?私は『星の怒り』でこの術式をコピーするべく人工呪霊の様子を見るのだが、少しの違和感に襲われる。
これ、本当に術式なのか?私の力の
私ってね、呪力センスが飛び抜けてるのか、そういうの、呪力なのか術式なのかは勘で分かるんだよ。だけど術式を感じられない。今この人工呪霊から感じられるのは電気、つまりは呪力だけだ。
「なるほど、炎の呪力特性なのね。しかし呪霊とは言っても炎の呪力特性は身を焦がすだけ。つまり炎系の術式なのね」
「フン、小手調べデ炎ノ呪力特性ヲ使ッタノダカナ。呪力特性ヲ見タダケデ術式マデ見抜カレルトハ」
「力を見てた時から薄々勘づいていたけどさ、喋れるってなると特級か」
「ホウ?我等呪霊ハ喋レルト特級認定サレルノカ?」
「別に全員が特級と言うわけでは無いよ。ただ、喋れると高位の呪霊認定されやすくなるんだよ」
「ナルホド…………ナ!!」
目の前の人工呪霊はそう言った後、炎の呪力特性が乗った拳を私に叩き込もうとする。危ないねぇ、か弱い私に火傷痕が出来たらどうするのさ。まぁ、私がか弱いなんて事は無理があるだろうけど。………………先生なら、私の事を普通の女の子だって言ってくれるよね。
「少シ遅クナッタナ!」
人工呪霊はそう言った後、私に触れた後、術式を発動させて私に炎の一撃を喰らわせる。そして追撃と言わんばかりに私の背後に手を置き、更に術式を発動させる。
「オワッタナ、マァマァ楽シメタゾ」
「はぁ、ちょっぴり熱かったね。でも適温かな?」
「ナ!?何故生キテイル!?俺ハ確実ニ殺シタゾ!?」
「うん?嗚呼、呪力で身体を強化しただけだよ。流石に無強化だと厳しかったからね」
「ア、アレダケの攻撃ヲ避ケルノニ呪力強化ヲ無シデヤッテイタダト!?」
「うん、そうだね。呪力強化を無しでやってたよ。まぁ、ある程度分析は出来たからもう良いかな。少し力を入れさせてもらうよ」
私は呪力強化をした後、タイプ・地球のバージョン:アクセルを使用し、人工呪霊に向かって走った後、腹に拳を一閃喰らわせる。
くそ、タイミングを合わせて黒閃を出すつもりだったのに…………0.000001病以内に呪力と打撃を衝突させるつもりが0.000002秒になってしまった。修練をいくつ積んでも、狙って黒閃は出せないね。ま、出しても出さなくても_____
「ボガァ………!ガ、ア……ァ」
_____高威力なのには変わり無いけどね。
私は更に追撃をするべく、腹に拳を喰らい、今尚吹き飛んでいる人工呪霊に走って追い付いた後、人工呪霊の頭を掴んで壁に押し付ける。そして一度頭を離し、『星の怒り』を使用して殴る。
『星の怒り』、それは分類的には自身の付与に当たる。本来の術式の使い方でも質量を私に付与してるからね。ある一定の値まで高めればブラックホールにもなるし。分類的とは言っても、大雑把なのに分けられるのだが。
話を戻すと、『星の怒り』の分類は自身の付与である。しかしそれは術式の順転である。ならば『星の怒り』の術式反転は?自身の付与の反対は自身以外の付与、なんともわかりやすい。しかし私は自身の術式へ縛りをしているので、他の人、他人の所有物であるのは付与できない。まぁ、それは『星の怒り』の疑似術式である『付星呪術』で補ているのだが。
私が付与をするのは空間。ちょっと派手に行こうか。
タイプ・地球
「術式反転」
「院七裂果堂」
「バージョン:インパクト」
私は拳で人工呪霊に触れる事で、バージョン:インパクトを付与させ、吹き飛ばす。
ガラガラガラガラ!!!
うーん、このバージョン:インパクト、やっぱり威力が高いんだよね。建物で使うと大体壊れて崩れちゃうからあんまり使いたく無いんだけどね。まぁ、久しぶりに彼処まで楽しかったからね。仕方ない仕方ない。
それじゃあ、楽しかった戦いに終止符を撃とうか。
タイプ・アヴィオール
「
「見事だったよ、炎の人工呪霊」
「ククク、どうですか?楽しめましたか?」
「そうだね、楽しめたよ。面白いプレゼントをどうもありがとう」
「此方こそ、ありがとうですよ。術式反転、また面白い物を聞かせてもらいました」
「そう………………一つ言っとくけど、術式反転を使える呪霊を作ろうとするんじゃ無いよ。人工の呪霊だから多少は耐性あるだろうけど、それでも呪霊にとっては猛毒だから」
「なるほど、頭に入れておきますよ」
呪力、術式、そして新たに反転の情報を入手した黒服。
今度は純正な呪霊を目指した者ではなく、反転も使える呪霊も目指してるとの事。
いや、それはもう呪霊じゃ無いんよ。呪霊であって呪霊じゃないんよ。
すこーし裏話・第三弾
ちなみにゲマトリアの中だと黒服が一番好きなのだとか。
最終でベアトリーチェ、クソ程嫌いである