僕の周りに血の槍が降り注ぐ。対等な相手だが、少し物足りない。
けれど、僕の半分の力でここまで渡り合えるって事は…。
本気ってことだよね?
彼女の瞳はヴァイオレットだ。親愛を込めて、ヴァイオレットさんとも呼んだ方がいい。
まだ、
血の槍に乗り、僕は彼のやる事を考える。
彼は、力任せなところもある。けれど、彼は僕に追いつく。追い越したりもする。
…本気ってことではない…か。
僕はそう考え、血の槍の間を通り越える。さぁ、終わろう。ヴァイオレットさん、次は本気で来る事を祈るよ。
「本気の君と戦いたかったよ。」
対等な会話、僕はそれを望んだはず。なのに、彼の対話を望んでしまう。…やっぱり、ライト。君は…。
僕はそう思いを馳せながら、彼女を斬り、何処かへ飛んでいく。
けど…何故か、赤い扉が来るから、入ることになったんだよね。
「女神の試練…なしか。」
行きたかったが、あのシャドウが闘って消えたんだ。何もしてないし、悪い事件もない。
早く帰って、温泉に入ろう…。
俺は寝ぼけていたのか、異変に気づかなかった。
そう、宿の扉が赤い扉になってるなんて気づかずに。
「ここどこ…?」
白い空間、俺はそこにいた。寝てるのか…?
「カゲノー…?」
「え?ライト?」
俺はカゲノーの前にいた。何故か女性もいるけど。
…この女性、見たことあるな。
「君、知ってる子?」
「ああ、知ってるよ。けれど…バレる前なんだ。」
「秘匿…ってことね。」
何話してるか分からないが…久しぶりに何かするか。
「なぁ、ここって何処なんだ?」
「私の封印場所…と言えばいいかしら?」
「…つまり、夢ってことか。」
疲れてて頭が回らない。そうだ…、こんな時には…。
「俺の夢なら…、好きに考えていいんだよな。」
「え?何か勘違いしてない?」
「ああ、彼…いたけど眠たいんだ。」
俺はカゲノーがシャドウだったらと考える。あれ?変わらない?
「今、何考えてるの?」
「カゲノーがシャドウだったら…。」
「え?今やるの?」
カゲノーは何故か困惑した顔をしているけど、夢だからいいと思う。
「貴方、なってみたら?」
「でも…。」
「彼、夢だと思ってるのよ?」
「…なら、いいか。」
カゲノーはスライムの装備をつける。やっぱり、カゲノーの方がしっくりくる。
「ふぅ…、やるか!」
俺は戦極ドライバーをつけ、オレンジロックシードを取り出し、リリーススイッチであるキャストパッチを押す。
オレンジ!
「変身!」
左手持ちで、俺は右→左→右へと振り回し、上に掲げる。
カチッとドライブベイにロックシードを格納する。
その時、和風の待機音が鳴り響いた後、カッティングソードでロックシードを解放する。
オレンジアームズ花道 オンステージ!
オレンジの
「ここからは…俺のステージだ!」
ライト・ガーフィールが変身したオレンジの鎧を着けた仮面ライダー鎧武。その前にはシド・カゲノーがシャドウガーデンのリーダー・シャドウへと変わった。
今まで共闘であった彼らは本気の闘いを始める。
「ハァッ!」
「ぐっ!」
先に鎧武が、無双セイバーを使い、シャドウを斬る。
シャドウはそのまま受けるが、スライムソードは鎧武の鎧を削った。
「カゲノーの動きを思い出せ、シャドウと合わせるんだ…!」
「ふふっ!これを望んでいたのだ!お前との闘いをっ!」
シャドウと鎧武は一歩もその場を動かない。同等以上の力を両者は持っていた。
「ハァッ!」
シャドウが横切りをすると…鎧武はシャドウの剣を読んだかのように彼の頭を飛び越えた。
その時、剣から弾丸が
「危ない…!」
シャドウは寸前にスライムボディで弾丸を取る。
「くっ…。(これなら、逃げれば…。)」
シャドウは苦虫をくった顔をするが、ハッとする。
(どうして、苦戦してると判断した。…そうだ、僕は、シャドウは対等以上の戦いをしてるからだ。)
「お前に見せてやる…。生身で受けれるか?」
シャドウは剣を回し、周囲を紫の線に囲む。
「来たか…。」
鎧武は、ロックシードを取る。シャドウは瞬時に判断した。
必殺技で返すかと。だが、先に出たのは、僕の方が早い。と考えた。
「あ、ヴァイオレットさんは下がった方がいいかもよ?」
「ヴァ…!?」
「アイ…アム…アトミック!!!」
シャドウはそう言った。直訳すれば「僕は核。」。そう、彼は核になったのだ。
白い空間に、紫の爆発が染まる。その衝撃に、鎧武は巻き込まれる。
「終わったか…。」
紫の爆発が止まり、残ったのは煙とアリアナだけ。
シャドウは、容易い終わりだと思った。けれど、楽しかったと思った。
「それじゃ、また…。」
カチドキアームズ!いざ出陣!エイ エイ オー!
爆風が晴れた時、金色に光った騎士がいた。
全身を覆った重装甲の鎧、戦国の時代であれば、大名と称される仮面騎士だった。
「まだ終わってない!」
「ふふ…ははっ!!やっぱり面白い!君となら…僕の目的を完遂できるはずなのに…!」
そうシャドウは笑い、鎧武にスライムソードを向ける。だが、鎧武は微動だにしなかった。
いや微動だはした。そう、大きな銃「火縄大橙DJ銃」のDJピッチをマシンガンモードにし、DJテーブルを瞬時に動かしたのだ。
ダダダダダッ!!とマシンガンの様に連続射発する。
「ぐっ!!」
シャドウは剣で全ての銃弾を壊し、鎧武の首に向けて剣で刈ろうとした時…。
パリンッ!と記憶が壊れた。
「ここは…。」
ライトの変身は解除され、落ちてしまう。
その先は鎖に繋がったドアと、目の前に司教の男とアルファに似た少女がいた。
「いい所だったのに…。」
「夢…じゃない?」
「お前たちか!他の侵入者とは…!」
「誰だ、あれ。」
「本当に誰?アウロラ知ってる?」
頭が禿げている司教、ジャック・ネルソンの話は長ったらしく、聞いてなかった2人はアリアナに聞く。
「はぁ…簡単に説明するわね。彼が私を封印した張本人、…禿げてるけど。そして…私をディアボロスと化し…他の子を悪魔憑きにした関係者よ。」
そう言われて、司教は狂った顔をした。
「アウロラを連れてきたか…。だが、お前らには死んでもらう!恨むなら、あの魔女を恨むんだな!いけっ!オリヴィエ!」
司教は少女に命令する。
その時…少女は一瞬の間もなく、シャドウを斬ろうとする。
だが、その時…ライトは生身でシャドウを庇った。
「なっ…!?」
「かふっ…!!」
ライトは斬られた肩を見る。まだ骨までやってない。それに…血も切られてない。
「ふははははっ!お人好しか…!そんな愚かな者が、ここにいるとはな!」
嘲笑う司教、ライトは…何かを察した。今遣らなきゃ、死ぬと。
「シャドウ…、行くぞ。」
「だが、その傷は…!」
その時、ライトの肩はすぐ治された。シャドウの様に魔力で補強じゃない。ライトは魔力ではないモノで…治ったのだ。
「…分かった。だが、足は引っ張るな!」
「分かってる。そんなこと!」
ライトは左手にカチドキロックシードを取り出し、側部分にあるロックスリットを押す。
カチドキ!
「また、負ける気か?」
「剣には…剣だろ?」
ライトはすぐ戦極ドライバーのドライブベイにカチドキロックシードを格納し、ロックバウを固定する。
「変身!」
カッティングブレードを下ろす。その時、上から大きなカチドキのアームドが落ちる。
カチドキアームズ!いざ出陣!エイ エイ オー!
青のアンダースーツの上にカチドキのアームドが装着される。
仮面ライダー鎧武 カチドキアームズ。現る。
鎧武は無双セイバーをDJ銃の銃口部・火縄ゲートに挿す。大剣モードに変化した。
「ここからは…
すると、周りにオリヴィエと同じ姿が周囲を囲んだ。
「シャドウ…、どうする?」
「ふっ、決まってる。全てを殺し、ここから脱出するだけだ!」
オリヴィエの数は百人、それを相手にするには、どれだけ時間がかかる。
シャドウはそう考える。もし、アイ・アム・アトミックを出せば、ライトも死ぬ。
「シャドウ…!一点突破するぞ!」
「なっ!?まさか…あの禿げを!」
「そいつを倒して、その後にお前がアレを出せ!」
「だが…。」
「信じろ!俺は生きてるって!」
そう宣言され、シャドウは微笑む。
(やはり、対等な相手は彼しかいない。)
鎧武はカッティングブレードを一回下ろし、シャドウは、スライムソードを投げ、走る。
「ふっ!そんな見え透いた物…!」
「見え透いても…可能性を信じる!この記憶の終わりを…お前の最後を!」
カチドキ! スカッシュ!
鎧武はDJ銃の大剣を投げ、高く跳ぶ。
「司教よ。お前の首を獲る!」
オリヴィエはシャドウに斬りかかるが、シャドウは間をすり抜け、ジャックの腹に突き刺す。
「ぐふっ!」
「今だっ!仮面ライダー!」
「…!セイハァァァァッ!」
鎧武は司教にキックを向け、カチドキの変化前の円に入る。
そして、司教の腹にDJ銃が刺し込まれ、鎧武の右足が入る。
「ぐっ…!!お前たちは、何を目的にする…っ!富か!名誉か…!!」
「「違う。」」
「我は陰に差し込まれる邪を討伐する為。」
「俺は人の為に…いや、自分の想いの為に闘う!」
「ふふっ、そうか…!全て、無駄じゃなければいいな…!!」
そう司教は笑い…爆破した。その爆破は全てのオリヴィエを巻き込んだ。
アウロラとの話が終わり、僕とライトが隣同士になって、外の輝きを見る。
「カゲノーがそうなんだろ?」
「どうするつもり?僕は別にどっちでもいいよ?でも…。」
僕は煽る様に言う。だが、ライトはそれを無視して、肩を叩いて、立ち上がる。
「いや、お前に力があるってことは知ってたさ。納得できる。」
「…それで、気持ちは変わった?」
「うーん、変わんないかな。でも、シャドウがカゲノーで良かったって安堵したよ。仮定の謎も解決できたし。」
そう言って、ライトは手を差し伸べる。
「俺とお前の正義は違う。だけど、もし間違ったら俺がお前のストッパーになってやる。」
「…頼むよ。仮面ライダー。」
僕はライトの手を取る。これで対等。仲間じゃなくとも、僕は何かを彼に貰った。
「親友」という友情を。
「それで、帰ったらどうする気?」
「約束、忘れてないだろ?」
「ははっ、まだ覚えてんの?」
「お前は?」
「覚えてたさ。」
僕は彼の手を離さない。絶対に、離せるものか。
少し説明が不十分だったか?と考えてます。
この後の武神祭、どうしよ。(意見とか聞こうかな。)
最近投稿ペースが落ちてるのは、オリ主の入れ方や、ストーリーを軽くする様にしてます。いつの間にか4000文字になってるのは気にしないで。
一期終わりまであと6話(アニメ)です。
オリ主はどう?
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良い!
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普通!
-
悪い!