仮面ライダー《陰の実力者》になりたくて!   作:鏡蓮

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小話です。(戦闘シーンあり)

1.5章
シャドウの正体がバレる前、謎の転生者が現れる。その男の力は「アナザーライダー」。クウガ〜ディケイドの力を持っていた。ライトは進化した力を使い、その転生者を倒す為に闘う。だが、その転生者の狙いは、私利私欲に溺れていた。


1.5章 謎の転生者の出現/平成の力
0.1 Fの暴走/知らない男


「シェリーさん、まだエンゲージリングを?」

「はい!ライトさんは何もつけないんですか?」

 

俺とシェリーさんは海が見える塀にいた。

あの事件以降、シェリーさんの義父だったルスラン・バーネットは有罪となり、懲役10年となった。本当は死罪だったが、シェリーさんが説得したおかげか、懲役を取ることになった。

 

「いいのか?君の仇だったんだぞ?」

「いえ…、ライトさんの事を見習ったんです。ライトさんは義父様を助けた。それに…、ライトさんの様な考えになると、憎しみも不思議に湧かなくなるんです。」

「そ、そうなんだ。」

 

俺はただ「償い」をさせたいだけだった。もし、ルスランが死罪を望んでいたら…、ゾッとする。

 

「シェリーさんはどうするの?これから。」

「これからですか…。あの、ライトくん、もし良ければ何ですが、約束を追加してもいいですか?」

「約束?別にいいけど…。」

 

シェリーさんはどこか緊張してる。分からないけど、何を追加したいんだ?

 

「その…、ライトさんがもしよければ…付き合いたいな。と。」

「…え?」

 

それ約束じゃなく、告白では?…でも、付き合うと言われても…。

シェリーさんとは異性としての交流なんてしたことない。低くても友達関係だ。

それに…シェリーさんを巻き込む訳にはいかない。俺も嬉しいが…、この闘いはシェリーさんやアレクシアさん、延いてはシャドウガーデンも巻き込む訳にはいかない。

 

「ごめん、シェリーさんの気持ちもよくわかる。だけど、君を巻き込む訳にはいかない。いや…この闘いには。」

「俺には大切な人を守る力を持ってる。関係ない人を巻き込む訳には行かないんだ。」

「じゃあ…、貴方は1人で戦うんですか!!」

 

彼女は俺に怒声を出す。…独り。違う、俺は、君たちみたいに何も憎めないんだ。それを止められるのは俺しかいない。

 

「…シェリーさん、俺は君みたいに恋ができないんだ。」

 

そう言って、彼女に離れようとする。その時、彼女の悲鳴が聞こえる。

何かが起こった。俺は不安に駆られ、走る。そこに居たのは…、知らない男性だった。

 

「ひひっ!この力を持てば…こんな女も…。」

「や、やめて!!」

「シェリーさんを離せ!」

 

俺はシェリーさんの身体を触る男に怒鳴る。逃げる?そんなことできる訳ない。。

 

「ん?同じ転生者か。シェリー・バーネットを俺のものにする。この力を使ってな!!」

 

彼が黒いライドウォッチを持った。アナザーライダー……!?

彼はその力を使い、大きな雄叫びを上げる。その姿は…クウガのライジングだった。

 

「お前が、俺を勝てる訳ない!!」

「…そうかもな、けれど…お前は誤算をした。俺は「仮面ライダー」だ。」


 

俺はファングメモリを逆さまにし、メモリを出す。その左手にはジョーカーメモリを。

 

ファング!

ジョーカー!

 

俺の腰にはダブルドライバーが現れ、ファングメモリをライトスロット、ジョーカーのレフトスロットに挿す。

 

変身!!

 

カチャッ!とレフトとライトのスロットを倒す。

その時、ファングメモリの闘争本能が脳内に響き出す。

 

ウォォォォォォォッ!!!

 

大きな雄叫びを上げる。危険因子…「アナザーライダー」を殲滅する…!!


「ぐほっ!?」

 

俺はシェリー・バーネットの心に入ろうとした。だが…俺は神に言われなかった。「仮面ライダー」がいるといことに。

 

「クソがっ!!肉食動物かよっ!!」

 

俺はこいつの攻撃を塞ごうとする。だが、その一瞬を見極めて、こいつはガードしていない腹部や首を狙う。

 

「ぐっ!?こうなったら…!!」

 

俺は離していたシェリーの身体を盾にする。そう、コイツには悲しみを与える。そう決めたのだ。

そう考えてると、コイツはまんまと攻撃をする、くくっ!!これで、終わりだっ!!

 

「ライトくんっ!!」

 

だが、シェリーはこいつの名を呼んだ。


「ライトくんっ!!」

 

その言葉にWは手を止める。相棒などいない彼は、手を震えていた。

その時、Wは彼女の首をかわし、ファングメモリの尻尾・タクティカルホーンを触る。

 

アームセイバー!!

 

彼女の首を刈らず、彼の足に攻撃した。

 

「ぐっ!?どうしてだ!!」

「はぁっはぁっ…。ありがと、シェリーさん、やっと目を覚ました。」

「ライト…くん?」

 

Wの声はあの肉食動物の様な雄叫びではなく、落ち着いた声をしていた。

 

「ちっ…!制御したのか!だが、制御すれば弱くなるのが常識だろっ!!」

「…さぁな、ただ、お前に告げるのなら…。」

 

彼は右手を上げ、アナザーライダーに向ける。

 

「さぁ、お前の罪を数えろ。」

 

そう告げ、彼はタクティカルホーンを2回押す。

 

ショルダーセイバー!!

 

彼の肩に鋭利なブーメランが現れ、投げる。アナザーライダーは油断したのか、避けなかった。たかがブーメランだと…舐めていた。

それが仇になり、アナザーライダーの腹部を裂く。

 

「ぐっ!?」

「お前はアナザーライダーだ…。なら、遠慮は最後だけだ。」

 

倒れてるアナザーライダーを見て、タクティカルホーンを3回押す。

 

マキシマムドライブ!!

 

彼の足にファングの鋭利な牙が現れ、それと同時に低く跳ぶ。

 

ファングストライザー!!

 

彼は回転し、アナザーライダーに特攻する。アナザーライダーは立てないのか、ガードをした…。だが、大きな恐竜に驚いた時、ガードが途切れた。

そして…彼の身体をガブッ!と挟み、爆破させた。

 

「うおっ!?」

 

彼は回転したせいか、倒れてしまう。シェリーは彼の方に走るが、爆風で出されたモノが現れた。

 

クウガ!!

 

クウガライドウォッチが、爆風の中から現れ、ライトの手に収まる。

 

「ちっ!!」

「あ、おい!!待てっ!!」

 

ライトは立ちあがろうとするが、立ち上がれず倒れた。

 

「ライトくん…。なんで、私を?」

「理由なんてないだろ…。一つ言えるなら、助けを求めたから?かな。」

 

そう言って、彼はシェリーの肩を借りて学園に向かう。その後ろを見つめたアナザーライダーの人間がいた。


「絶対に、許す訳にはいかねぇ…。」

 

欲望の目を持った転生者、ダク・アナザーは言う。彼は今この世界に転生した「悪」だった。




ライドウォッチの事を感想で言われたので、せめて小話で出せる様にしました。
1話ずつ出して終わらそう。数的に…平成二期終わるな。

一期完結!

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