仮面ライダー《陰の実力者》になりたくて!   作:鏡蓮

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02 表と裏

「シド、ここはどうなんだ?」

 

俺は同じ黒髪、黒目の男子に話しかける。最近、何かと噂されてるが気にしなかった。高校生くらいになって、ミドガル王国魔剣士学園に入学できたのは奇跡だ。

 

「ああ、ここはね。」

 

シド・カゲノー。他の友達とは何か違う雰囲気を持っている男子だ。それに…、わざと演技してる様に見える。主に、鍛錬の時にだ。

 

「シドが一番有名な男・ライト・ガーフィールに話しかけられてますよ。」

「くっ…羨ましいぜ。」

 

有名?何だそれ。俺は後ろにいるカゲノーの友達を見る。前世で言うと暗めな性格だ。世間的に言えば陰気な人だろう。

 

「シド、後ろの子の方に話しかけたいなら、行っていいぞ?」

「え?…わ、分かった。」

 

他の友達を待たせるなんて事はしない。俺はカゲノーが向かう場所とは逆の方に向かう。

 

「バレてるかもな…。」

 

俺は学園の外に出る。カゲノーの目つき、少しだけ俺を疑ってる。自意識過剰かもしれないな。

 

「少し学校から出るけど、何も起こらないだろ。」

 

俺は学園の理事長に申請し終わった後なので、外に出る。数日間は平和である事を願って。


一夜の日、僕はシャドウガーデンを集め、情報収集を行う。有力な情報も多く、劇場の様にスラスラ進む。

 

「そういえば、シャドウ。告白したらしいわね。」

「…ああ。」

「え!告白したんですか!?」

 

くぅ…、アルファめ。僕の周りをずけずけと…。いや、待てよ。彼女らのフォローがあるはずだ!そうに違いない…!

 

「第二王女、アレクシア・ミドガル…!?まさか…、わざと告白して情報収集を…!」

 

よしっ!ベータのフォローが入る!フォローが入るなんて、嬉しいことだ!

 

「…そうだ。アレクシアの姉は、アイリス・ミドガルの情報や、アレクシアの婚約者・ゼノン・グリフィがディアボロス教団の可能性がある。」

 

僕の言葉でシャドウガーデンは騒つく。ディアボロス教団…、アルファは存在すると告げてくれたが、即行で作った犯罪者集団なんだろう。

 

「そういえば…仮面ライダー…という存在と戦っていたと教えてくれましたよね!何者なんですか!?」

 

デルタは僕が10歳の頃に戦った存在を聞く。仮面ライダー…、今はいるか疑う程だ。

 

「分からないな。だが、彼奴は敵ではない。彼奴は人を殺さない奴だ。」

 

そう告げると、疑念の目を向けられる。やはり、難しいか。

 

「そうなんですか?そんなの甘いですよ。」

 

私たちに比べたら、痛みなんて知らない。とガンマは言う。

痛み…か。彼奴は知ってるのかは分からない。だが、自然と分かるのだ。痛みを知ってても、甘いと。

 

「それは甘いだろう。だが、彼奴の正義は悪とは違う。彼奴は…俺たちシャドウガーデンとは違う()()使()()()だ。」

 

そう言うと、七陰は驚いた目をする。僕たちは陰の為、彼奴は人の為。そう信じれる奴だ。

ああ、ここでお前がいたら、どうなるんだろうか。ライト・ガーフィール。

お前は僕とは違う方向を向くんだろう。だが、主人公だ。止めれるはずない。

 

「なのに…お前が側にいたら、何でもできる様に感じるんだ。」

 

そう虚空に告げ、シャドウガーデンを離れる。明日は何が起こるんだろう。

そう楽しんでいた。


「今日はライトくん、いなんですね。」

「そうみたいだな。彼奴、行動がわからねぇから、予想つかねぇんだよな。」

 

ジャガ・イモとヒョロ・ガリはライトの席を見る。今日はいないらしい。

…シャドウガーデンに集中するか。

数日間経ち、ライトは学園に通い始めた。体調を崩してたらしい。

 

「カゲノー、アレクシアさんとの付き合い続いてるのか?」

「ああ、続いてるさ。けれど、付き合いは不調…だな。」

 

ライトは僕とアレクシアが付き合った事を今知ったらしい。僕がモブとして振られると思ったら、付き合うことになるなんて知らなかった。

それも彼女、性格悪すぎて引くわ。ライトを見習え。ライトはいい奴…。

 

「今日は、満月なのか?」

「そうだな。今夜は満月らしい。」

 

そう話しながら、僕は一つの作戦を陰の実力者としてどうするか、そう考えていた。

 

「カゲノーは友達でいてくれるか?」

「どうした突然。」

 

僕は突然の確認に困る。友達…か。そうだな、お前みたいな奴がいれば、僕は…。

 

「友達でいるさ。これからも。」

 

そう告げる。虚空ではなく、彼に。今夜、僕は、シャドウガーデンはディアボロス教団に突撃する。

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