仮面ライダー《陰の実力者》になりたくて!   作:鏡蓮

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04 陰の実力者と仮面騎士OOO(オーズ)

「厄介ね。ここで、彼を助ければ迎え入れるチャンスはあったのに。」

 

私は闘いながら、そう話す。彼の目的はわからないが、シャドウガーデンには必要な可能性が高い。

だが、この相手も素質はある。生まれ持つ気質…なのかしらね。

 

「貴女が誰なのかは知ってるわ。第一王女・アイリス・ミドガル。生まれ持つ魔力に20歳で紅の騎士団の騎士団長。」

「何処まで知ってるの。貴方は…。」

 

アイリスは私を警戒する。貴女の事はシャドウガーデンの情報収集で知ってる。シャドウの彼女さんの姉だってこともね。

スライムで作った剣をアイリスに与える。彼女の弱点は力任せ。なら、避ければ魔力はそこを尽きる。

 

「シャドウガーデン、それを知ってるかしら?」

「…!まさか、この暴動を出したのは。」

「いいえ、それは違うわ。だけど…貴女が邪魔するなら暴動になるのかしら?」

 

私はそう挑発する。すると、アイリスはそれに乗る。…殺すわけにはいかないわ。シャドウガーデンは「市民に危害を加えない事」。なら、騎士団の団長を殺せば、闘いが起きる。

それは良くないことね。

私はアイリスの剣を剣で止める。今はアレクシアの誘拐の事ね。少し熱くなったわ。アイリスの剣を軽く弾き、建物の上に飛ぶ。

 

「さようなら。あと、彼の事頼むわね。」

 

私はアイリスにそう告げ、撤退する。シャドウを探さなければ…!


「くそっ…!」

 

私は逃げたフードの人間を思い出す。…今は彼らを助ける事が最優先ね。私は闘いを忘れ、化け物がいる戦いの場へ走る。

 

「団長!」

 

私の団員はまだ死傷者がいなかった。それに安堵はしたが、1人、異なる者がいた。

 

「あれは?」

「彼は私たちの味方です。それ以外に…団長の妹君と同年代に見えます。」

「…どういうこと?」

「つまり…、彼は仮面を持つ騎士であり、私たちを助けた存在です。」

 

団員はそう言って、彼を見る。私たちの為に…?でも、どうして、倒さないの?

 

「この方法ならいけるか…!」

 

タカ・トラ・チーター!

 

仮面の騎士は姿を変える。その姿に私たちは驚く。そう、この魔力は私たちすらも見てない力だった。

彼が足を残像の様な速さで蹴っていく。

彼は…私たちに希望(絶望)を見せた。そう、化け物の腹部にどんどんと這い出たのが…女性だったのだ。

 

「持っててください!」

「は、はい!」

 

私は反射的に彼女を担ぐ。銀髪のショートヘアをした少女。それを私たちは…殺そうと…。

化け物は内部にこの少女がいないせいか、不安定な動きをする。

 

「終わりだ!」

 

スキャニングチャージ!

 

彼は大きな化け物の足を転がせ、黄色の脚を化け物の頭に向ける。

 

「セイヤァァァッ!」

 

そして…化け物は破裂し、大きな爆発をする。

 

「ここは…。」

 

少女は目を開ける。私はそれを見て安堵するが、仮面の騎士に目を向ける。

 

「大丈夫でしたか!?」

「あ、ああ。だが、建物は…。」

 

周辺の建物は大破していた。だけど…私はそれに目を向けれなかった。視界には彼しか見ていなかった。

 

「ねぇ、貴方。」

「は、はい。」

「私の団員になりませんか?」

 

その言葉に彼は驚く仕草をする。彼の力があれば、もしかしたら…。

 

「ごめんなさい!俺、そんな団員になる器じゃないので!それじゃ!」

「ま、待ちなさい!」

 

彼は残像の様に消え去る。逃げた…。そんな、器じゃないって…自信なしなのかしら。

 

「総員!市民の保護を!」

「はっ!」

 

私は心を切り替え、団員に命令する。次会った時は逃さないわ。仮面の騎士。


「危なかった…。」

 

団員になれって…言い過ぎだ。俺はただ…。

 

「まぁいいか。てか、ここ何処だ?」

 

薄暗い水道路。通れる所だが、何か血の匂いがする。何かあったのか?

 

「お前は…。」

「…な。」

 

俺の目の前にいたのは…シャドウ。そして前にいたのは、怪人、シャドウの背後にはアレクシアさんがいた。

 

「なんでいるのよ!早く逃げなさいよ!」

 

アレクシアが俺に逃げを諭す。だが、シャドウが戦ってる奴は…人間の進化を体現していた。

 

「二連戦…ってことか。」

 

俺はオーズドライバーを出し、タカ・トラ・バッタを出し、オースキャニングでスキャンする。

 

「変身!」

 

タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!

 

俺は仮面ライダーOOO(オーズ)となった。


「ハァッ!」

 

僕の目の前にいたライトは仮面ライダーとなった。5年越しの再会…だとは言いづらい。

僕の目の前まで走るライトの攻撃をふさごうとする。だが、ライトは素通りし、ディアボロス教団の怪人を攻撃する。

 

「何故、避けた。」

「はぁ?決まってるだろ。アレクシアさんを助ける事と、ついでにお前を助ける事だ。」

 

ついでか。だが、俺としては容易い相手…。また会合するとは、面白い展開だ!

 

「お前、名前は?」

「ん?ライトだ。」

「そうか…。ライト、お前の力は俺の団に必要だ。だから…。」

「断る。お前とは手段が違うしな。だが、お前が間違ったら止める。殺しなしだ。」

 

ふっ、面白い。仇相手でも、そういうとはな。僕としては仲間に引き入れたいが、今は今だ。

 

「ライト…いや、仮面ライダー。お前との共闘楽しませろ。」

「戦闘狂か…。まぁいい、相手はこいつだけ。すぐ終わらせて寝るぞ。」

 

ふ、寝る優先か。いいだろう。戦ってやる。相手を殺すのに躊躇などなし!


「なにこれ…。」

 

アレクシアの目の前には、シャドウガーデンという組織のリーダー・シャドウと今日知ったライト・ガーフィールが謎の仮面騎士になって、ゼノンと闘っていた。

 

「私を殺す事はできん!」

「それはどうだろう?俺の攻撃、シャドウに効いてたし。」

「やめろ!昔の話だ!」

 

ライトとシャドウは黒を基調とした青の線が描かれた剣・メダジャリバーと黒剣・スライムソードを持って闘いを始める。

 

「ぐっ!」

 

「覚醒3rd」という薬を持っても、ゼノンは押される。ディアボロス教団に入り、力を得たのに、負けてしまうと危惧する。

二つの剣、相対の2人は仮面を持っている。

 

「ゼノン、最強を偽るお前に、最大の賛辞だ。」

「仮面ライダー、彼奴を連れて、離れろ。」

「…しょうがないか。シャドウ、何が起こるか知らないけど、無理すんなよ。」

 

天敵に心配を投げる彼は、アレクシアを抱えて、逃げる。

 

「ちょっ!お姫様はダメでしょ!」

「やめろって!早く逃げるんだから!」

 

そう喋りながら、仮面ライダーは去る。

 

「…終わりだ、ゼノン。」


「なんで、貴方に抱えられなきゃいけないの!」

「さぁな!けれど、絶対に何か起こる!シャドウの力は俺と同等だからな。」

 

私は今日会ったライトにお姫様抱っこされていた。どういうことよ!てか、速くない!

ズドドドドンッ!!

 

「ねぇ!何か聞こえたんだけど!」

「気にしたら負けだ!あいつ…!自爆技したのか?」

 

後ろから爆発が来る。その時、彼は体力を切らした。

 

「ちょっ!どうするのよ!」

「いいから、逃げろ!」

 

彼は私を遠くまで投げ、ボスンッ!と安全に着地した。

助かった…。でも、彼が…!

それを見た時には遅かった。彼は爆発に巻き込まれ、段々と仮面が剥がれていく。

 

「いや、いやぁぁぁっ!」

「助かって良かった…。」

 

彼は爆発に巻き込まれて、姿すらも消えた。嘘、嘘よ!こんなこと!残酷なのは知っている。なのに、今日出会った人が居なくなるなんて…。

爆発が収まり、地面は抉られていた。そこにはライトがいなかった。

 

「…シャドウ?」

 

私はその爆破が収まった先に歩いていたのはシャドウ。貴方が…!貴方のせいで、彼が…!

 

「アレクシア、土産だ。」

 

シャドウは私に大きな物を渡す。その大きな物は…居なくなっていたはずのライトだった。

 

「良かった…良かった…っ!」

 

私は安心した。ライトが生きていたと、安堵をしていた。だけど、私が見ている隙に、シャドウは消えていた。


「良かったんですか?ボス。彼奴を連れて来なくて。」

「大丈夫だ。それに…彼奴は俺たちに攻撃はしない。だが、間違っていいれば、止めるらしいけどな。」

「な、なら…!」

「大丈夫だ。彼奴は…俺を止める程、奇跡は起こしはしない。」

 

その言葉は後に、新しい力を持つ兆しとなる。




トラとチーターが黄色にしたのに茶色になるので、お気になさらず。

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