「俺の家族は俺を愛してくれた。けれど、いつの間にか、みんな俺から
「離れた…ってどうしてだ?」
「…カゲノーはもう知ってるだろ。仮面の騎士。」
私はライトくんの話を聞く。ライトくんはベルトを見せた。それは…仮面の騎士と同じ形状だった。
「この力で、俺は親戚も失った。親も、友人も。」
「捨てられたんですか?」
「いや…みんな目の前で死んださ。」
「え…。」
「死体の山だった。殺した奴は…もう忘れた。その時点で、俺が殺したって…意味ないって理解したんだ。」
彼の話はただ、聞くしかなかった。私は立ち直れた。そういう意味だった。彼は…恨みなどなかった。
「シャドウだって、人を容易く殺せる。羨ましかったさ、殺せるって。でも、どうしてか躊躇するんだ。やっていいのか、やれば後悔するって理性が働く。」
「だから、俺は…シャドウとは協力はできない。」
それは否定だった。彼は罪を背負えないと完全に否定した。
「ははっ…、少し暗い話になったな。…行こう。これを止めて何か食べに行こう。」
「食べ物の話にシフトするのか…。」
「いいじゃないか。お腹すいたんだよ!」
私は絶対に、彼の事を好きになって良かった。だって、彼は…。
「一目惚れ」した人なんだから。
「ジャンケンで負けた…。」
「しょ、しょうがないですよ!」
俺はカゲノーとじゃんけんした。何故?突然じゃんけんされたからだ。ここで見張りをするのは誰なのか。
「まぁいいよ。カゲノー、ちゃんと生きろよ。」
「ふっ、分かってるさ。」
俺はカゲノーの肩に手を置き、無事を祈った。
「さぁ、行こう。帰って三人で食べに行くぞ。」
「ふふっ、食べる事しか考えてないんですから。」
俺とシェリーさんは隠し通路に入っていく。もし、何か起こったら、闘うしかないよな。
「どうするんですか!会長!」
「無駄よ!ここで動いたら…。」
バキュンッ!銃の音がした。生徒が撃たれた…!
「会長ッ!」
「分かってる!だが、剣も銃もなし、それに、あの騎士の魔力…私たちで勝てるかどうか…。」
こんな事になるとは、予想もしなかった…。仮面の騎士か?それか、シャドウガーデンを待つしか…。
その時、黄金の光が眩い光を放つ…。
バインドプリーズ
それと同時に、周りの見張りが鎖に繋がって拘束されていた。
「何だこれは…!?」
「鎖のアーティファクトなのか…!?」
騎士の周りは驚いていた。けど、私が驚いたのは違っていた。そう、騎士の前に現れた男を。
ヒー!ヒー!ヒーヒーヒィー!
そう、彼、ライト・ガーフィールが仮面の騎士に変わった姿を見てしまったのだ。
「お前は…。」
「さぁ、ショータイムだ。」
騎士の周りにいる魔剣士は襲ってくる。シドは聞いてすらいなかったが、もう一度見返そう。
『昨日、捕まえた黒ずくめの男、洗脳されており、精神的にも病んでいました。まともに話せる状態ではありません。』
そう、ライトはそれを知らないが…殺しはしない主義である。
ウィザードは襲ってくる魔剣士にスリープウィザードリングをつけ、シフトレバーを右に動かす。
スリーププリーズ
その時、魔剣士1人は眠りに落ちた。周りは何故寝たのか驚いていたが、すぐ切り替えて突撃する。
だが…まだ1人、まだ3人いた。
「なら、これだ。」
右手のウィザードリングを差し替え、シフトレバーをもう一度右に動かす。
ライト プリーズ
眩い光を出し、視界を塞ぐ。その時に…ウィザードはウィザードリングを変えた。
バインド プリーズ
眩い光が消えた後には、魔剣士たちは鎖に拘束されていた。あとは、騎士だけ。
「あとはお前だけだ。…ルシウス副学園長。」
その言葉に全員がこっちを振り向く。いや、戦ってる人以外は。
「ルシウス…副学園長?」
「な、何を言ってるの!!あの人は…。」
「ふふふふ、公で出すか…!どうしてそれを言う?」
「そんなの、決まってるでしょ。いないじゃないですか。あんただけ。」
その一言で、天窓は割れた。
「タイミングがズレたか…!」
「ああ、大ズレさ。シャドウ。」
シャドウガーデン、情報量の多い出来事に周りは混乱していた。何故、騎士がルシウスなのか、何故シャドウガーデンが来たのかと。
「何故、私の正体を知ってる。」
騎士は鎧を脱ぐ。その時…天窓から大雨が降る。
「あんた、シェリー・バーネットがアーティファクトを持ってると知ってたんでしょ?知らなかったら、あんな敵はいない。」
「ふんっ…そうか、君はそれだけで分かったと?」
元凶がシェリーの義父だと、隠れてる彼女も頭を混乱させた。だが、ルシウスは気付かない。そう、ルシウスはシェリーが逃げたと思い込んだからだ。
「私はブジン祭より、大きな頂点にいた。だが、病に侵され…引退さ。」
「しかし、私はシェリーの母を見つけた。彼女は研究者の嫌われ者だったさ。だけど、私が支援し、この「強欲の瞳」を手に入れた。」
「なのにだ!アイツは危険だから国に預けようと言った!だから、私は…。」
「母親を殺したんですね。」
「…そうだ。」
遠慮は要らなかった。だが、ウィザードは憎しみなどなかった。恨みも。
「俺はアンタを勘違いしてた。いい人だって、何も後悔はないって。」
「買い被りだ。それは。私にとって、頂点が居場所だった。だから、私は…!シェリーという愚か者の娘を…預けた!」
「主、どうします??あの人、殺しますか?」
シャドウガーデンは殺すか考えていた。だが、ウィザードは死んだシェリーの母の事を考えた。どうすれば、彼を止められるかと。
「…ルシウス・バーネット。今、お前に選択肢を与える。」
「今捕まるか、戦って後悔するかだ。」
シャドウは剣先を向け、ウィザードの隣に立つ。
「ふふっ…、知ってるか?強欲の瞳と制御装置の隠れた機能を…。」
「…進化か。」
「そう!私はこれを使い…頂点に返り咲く!」
ルシウスが制御装置の赤い瞳に、強欲の瞳を重ねる。
そう、ルシウスは人間を超えようとしていた。
「シャドウ。お前は遣るのか?」
「いや、コイツには…死より罰を与えてやる。」
「なら、俺もそれでいく。」
左手のウィザードリングを変え、シフトレバーを左に変える。
シャバドゥビ タッチ ヘンシン!
フレイム!ドラゴン! プリーズ
ボーボーボーボーボー!
ウィザードは右手に大きな腕型のタイマーを出す。
「ルシウス、お前は学園のみんなを悲しませた。シェリーも、シェリーの母も。」
「だから、俺はお前にフィナーレを与える。希望じゃない、絶望のフィナーレを。」
ウィザードは希望を与えたかった。だが、ルシウスには希望すらも与えすら出来なかった。
なら、償いをさせるだけしかなかった。
ドラゴタイム!
「行くぞ!シャドウ!」
「…ああ。」
ウィザードはウィザードソードガンを、シャドウはスライムソードを出す。
「ハァッ!」
「遅いっ!」
ウィザードはルシウスを斬るが、瞬間に避けられ、攻撃されようとした。
だが、ウィザードはドラゴタイマーのレバーを叩いた。
ウォータードラゴン!
その時、雨の中から、サファイアのウィザードが現れ、ルシウスの攻撃をウィザードソードガンで防ぐ。
「分身のアーティファクトか。」
「違う、これは…魔法さ。」
「ハァッ!」
シャドウとウォータードラゴンはルシウスを挟み撃ちで攻撃する。
「ふんっ!」
だが、ルシウスは剣を回転する。そう、衝撃波を出したのだ。
「くっ…!」
ウィザードはソードをガンにする。
「ふんっ!銃か!そんな物…私に負けを認めた様な物…!?」
ハリケーンドラゴン!
突然、上から剣先がくる。ルシウスは瞬発力で避けるが、少し頬を裂けた。
「ちっ!後悔することとは…こういうことか!」
そうルシウスは理解したかの様な声を出す。周りには、人はいない。避難は終えていた。
「私は…負ける訳にはいかないのだぁぁ!!」
ルシウスの壊れた瞳は人間ではない動きに達し、速さも人間を超えていた。
「終わりだ…!」
「仮面ライダー…、少し、動かしてやる。」
シャドウは一瞬で動き、ドラゴタイマーを押す。
ランドドラゴン!
地面を抉り、ルシウスの身体を吹っ飛ばす。そう、ランドドラゴンの登場だ。
「シャドウ、ありがとうな。」
「礼はいらない。」
そうウィザードは感謝し、4人のウィザードが揃った。
「ちっ!多勢に無勢、そういう言葉を知ってるか!」
「ああ、知ってるさ。それに…俺はお前を後悔させるって言っただろ?」
そういって、ウィザードはドラゴタイマーのレバーを押す。
ドラゴンフォーメーション!
その時4人のウィザードに装備がつけられる。ウィザードは胸部にドラゴンの首「ドラゴスカル」を、ウォータードラゴンは背部にドラゴンの尻尾「ドラゴテイル」を、ハリケーンドラゴンは背部に「ドラゴウィング」を、ランドドラゴンは両腕にドラゴンの爪「ドラゴヘルクロー」を装備する。
「フィナーレだ!」
そして…全員、ルシウスに対して容赦のない必殺技を出した。
スペシャル サイコー!!
ボカァァァン!!と大きな爆発が起きる。そう、後悔するとはこの事だった。
「くほっ…。」
だが、手加減はした、狙いはアーティファクト。それだけだったのだ。
「シャドウ、ルシウスを預ける。」
「…闘わないのか。」
「もう終わった。それに、友達との約束…忘れる訳にはいかないだろ。」
「…そうか。」
ウィザードは落ちたアーティファクトを持ち、高く跳ぶ。他のウィザードは血を出してる人たちの救助へと向かった。
「シェリーさん。」
「ライト…さん。」
そこには泣いているシェリーさんがいた。俺は駆け寄り、シェリーさんの顔を見る。
「ライトさん、私、お義父様に…。」
「分かってるさ。辛かったんだろ?慰めれないけど…、乗り越えるしかない。」
「…強いですね、ライトさんは。」
シェリーさんはルシウスが居たから乗り越えれた。けど、今は側に誰もいない。だったら…。
「大丈夫だ、シェリーさん。このリング、つけれるか?」
「これは?」
「約束する、俺が君の最後の希望だ。」
そう告げ、シェリーさんの右手の中指にエンゲージウィザードリングをつける。その時、シェリーさんは俺にハグをしてきた。
「ありがとうございます…ライトさん。本当に…。」
「ああ、絶対に破ったりしないさ。」
俺は絶対に人を守ってみせる。涙をもう見ない為に、闘ってやる。
「絶対に涙なんて見せない。人を守る為に、仮面ライダーとして、闘う為に。」
ここまで長くなるとは…思わなかったんだ。(現在アニメ第9話)
オリ主は病んでる。けど、相談はしない。という壊れた心を持ってます。
オリ主はどう?
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良い!
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普通!
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悪い!