「ねぇ、白兄~。さっきから気になってたんだけど」
「どうしたお嬢。お嬢もこれいるか?」
白亜は夢愛にあげた反省中の紙を指さす。
「う~ん、いらないかなぁ。夢愛ちゃんの服なんだけど」
「あぁ、あれな。俺も気になっていた」
「「なんで着ぐるみパジャマ着てるの?」」
「だって真白さんがこれしか服がないって!」
なんと夢愛はシマエナガの着ぐるみパジャマを着ていた。夢愛の服は雪でびしょ濡れになっていたから真白の服を借りてくると思ったのだが。
「いや、私の服を着させようと思ったが丁度良くサイズを間違えて作ってしまった試作品があってな。着させた」
「妹よ・・・よくやった」
「だろ?」
真白は夢愛の後ろに回りぎゅーっと抱きしめる。
「うわっ!真白さん!?」
「うむ、実にいい。もふもふでちっこくて抱き心地も良き良き」
「はーなーしーてー!」
「どうだ兄よ。混ざるか?一緒に夢愛を愛でようじゃないか」
「いや、百合の間に挟まるのはちょっと・・・。紳士としてどうかと」
「なに言ってるんですか先輩!?そんなこと言ってないで助けてくださいよ!」
仕方ないと、白亜は真白を夢愛から引き離す。真白は抵抗してきたため手こずったがなんとか引き離せた。「もふもふ・・・」と悲しそうな表情をしているが・・・。
「うぅ、百合に目覚めるとこでした・・・。助かりました先輩」
「お前はお前で何を言ってるんだ」
「冗談ですよ。私は先輩一筋ですよ!」
夢愛は可愛らしくウインクをしてこんなことを言ってくるが白亜は・・・。
「介護要員なら他を当たれよ後輩」
「辛辣ですね先輩!でもそんな先輩も好きですよ!}
この通りである。
そんなこんなで時間も過ぎていき、客足も落ち着いてきて日が落ち始める時間となった。
「あの先輩。お願いがあるのですが・・・今晩泊めてくれませんか?」
「は?何を言って・・・」
夢愛が窓の方を指さすので外を見てみると、めっちゃ吹雪いていた。天気予報ではここまで降るなんて聞いていなかったのだが。
「おい、まじか」
「さすがにこの吹雪では帰れませんよね?そんなわけでお願いします!」
先輩先輩!と白亜の腕を掴んで離さない夢愛。さすがにこの吹雪で返すわけにはいかずにどうしたもんかなぁと思っていると。
「はいはい、夢愛ちゃんは私の車で帰ろうね~。除雪車も動かすように頼んだから」
「え、琴葉先輩!?大丈夫ですよ!私は先輩とお泊りを」
「お嬢、悪いがそいつを連れていけ」
「わかった~」
「うわーん!先輩とお泊りー!」
夢愛は琴葉に連れていかれる。着ぐるみパジャマのままで。
急いで真白に服を持ってくるように頼む。2人を見送って兄妹は一息つく。
「疲れたな妹よ。まったく騒がしい後輩だ」
「そうだな。だが嫌いではないだろ?」
「まぁ、そうなんだが・・・。もう少し落ち着いてくれとは思うよ」
喫茶「止まり木」
吹雪のため臨時休業します
ここまで書いてみて問題なくキャラを動かせたし、今後も書いていこうと思う。
休みうちはそれなりの頻度で更新できるかなぁ。
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