それがしの名前は『新保あたご』。どこにでもいる女学生にございまする。他人と変わったところがあるとしますれば、それは前世に珍宝を忘れてきたというところでございましょうか。
 どのような神仏のお導きか、それがしは再びの生を受けることと相成りました。

「生まれ変わるのであれば、またこの家の子になりたい」

 小人の身では理解が遠く及ばぬところにございますが、そのような願いが叶ったのです。

 さて、新たなる命を授かり、新保家の一人娘として生きてまいりましたが。今世のそれがしには一つだけ気がかりがございます。
 と、言うのも。
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