何度目だろうか。
{2009/7/4}
俺は明一だ。
いつもの通学路、いつもの学校、いつもの人達。見飽きる程に毎日に変化がない。
「同じ日がループしてるのかな?」って思うほどだ。そうだとしても今日は7月4日。俺の誕生日だ。それなのに、俺の家族ときたら忘れていやがったんだぜ?ひどい話だ。何かプレゼントを望んでいるわけではないがお祝いぐらいしてくれても良いだろとは思う。
{学校}
いくら誕生日とは言え今日は平日なので学校に行く必要がある。まぁ、クラスメイトに祝ってもらえるから悪くはないな。学校に付くと親友の直也が祝ってくれた。どうやら、直也は覚えてくれていたらしい。それと、クラスの子1人がお菓子をくれた。どうやら、このクッキーは俺の為とかではなくみんなに配るために作ったらしい。この子はよくお菓子を作っては配っている。俺も何回か貰ってるし味も悪くないから俺は案外好きだ。
{家}
家に付くと、朝に言っておいたおかげか家族はケーキを用意してくれていた。誕生日を忘れていた割には俺の好みは覚えているみたいでチョコケーキを用意してくれた。俺は家に帰ってきた時点でだいぶ腹が減っていたんだが夕飯までは結構時間があるから貰ったクッキーでも食べて飢えを凌いだ。なんか味がいつもと違く、なんというかあまりおいしくはなかった。それでも「あるだけマシだろ」と思い全部食べた。少しして、俺は遂に夕飯を食べることができた。後、ケーキはおいしかった。
{2009/7/5}
今日もやっぱりいつも通りの毎日だ。
{学校}
今日は朝から直也が見当たらない。下駄箱に靴があったのは見たんだけど何故か見当たらない。まぁ、よくわからないがどうすることもできないので俺は気にしなかった。
昼休みになるとなんだかやけに男子トイレが騒がしい。様子を見に行くと、いつも通り直也が真っ赤になって眠っていた。特に用もないので俺は教室に戻った。
{家}
家に付くと家族は見当たらなかった。でもなぜか、ダイニングテーブルの上に料理が並べてあった。テーブルの上には俺の好きなハンバーグとかが置いてあった。誰が作ったのか気になったのでキッチンを見に行ったら、見覚えのあるいつもの影が振り向いてきた。あの子の影。その陰は俺に微笑んだ。次の刹那、その陰は素早く外へ出て行った。なぜか、俺の体は勝手に影を追いかけていった。着いた先は学校の裏だった。
影はある程度の所まで行くと姿を消した。影が姿を消した所まで行くと、あの子がいた。真っ赤になって。
俺は何度見たんだろうか。
{2009/7/4}
いつも通りだ。
クッキーは鉄のような味がしたようです。