前回更新より日は空いておりませんが、内容が浮かびましたので連続投稿を行ないます。たぶんここまでやれたのって、パス病み以来じゃない…?とか言うツッコミはご尤もですので……何卒ご勘弁を…(苦笑)
それでは、本編スタートです。
最後までごゆっくりお楽しみください。
「はい、三名でご予約の盛谷様ですね。この度のご来館、従業員一同……心よりお待ちしておりました。今回ご用意させて頂いたお部屋は6階の8号室になります。どうぞごゆっくり」
日中しこたま海で遊んだ後、僕たちは濱瀬さんが手配してくれたホテルに出向いていた。フロントのスタッフさんとの諸々のやり取りを済ませ、カードキーを受け取った後……僕は二人を連れて指定された部屋へ向かう事にした。
さすがに入って来た時からの対応には、僕も初華たちも呆気に取られていたけど、慣れてしまえばあとはいつもの流れだったので、そこまで気にする事は無かった。
そうしてフロントのある1階からエレベーターに乗り、今回泊まる部屋のある608号室に辿り着いた後……僕は先程受け取ったカードキーを挿入口に差し込んで、二人を連れて入室した。するとその眼前に飛び込んで来たのは。
「「「おぉ〜」」」
「こ、これは……」
「こんな良い所を手配してくれるなんて、濱瀬さんって相当すごい人だった?」
「で、ですね……」
部屋に入ってまず飛び込んで来たのは、優に二人は余裕で寝転がれそうな大きさのベッドが二つと……その対面には壁掛けのテレビがあり、綺麗に片付かれているテーブルや床、そして僕たちの対角線上にある窓から見える絶景だった。
窓から眺めた先には……先程まで遊び倒していた海が見えていて、吹き抜ける潮風が心地好く感じられた。部屋の日当たりも良くて、ここで一晩を過ごすには持って来いと言った所か。
そうして暫くした頃、荷物をベッドの上に載せた僕たちは今後の行動方針についての対策を立てる事にした。
「……なるほど、基本的な構造は一般的なホテルと変わらないんだね。お風呂は2階だ」
「夕食は19時からで、朝食は7時半……開店し次第、入場しても大丈夫そうですね。今は17時30分なので、あと1時間半余裕がある……それなら今からサッとお風呂に入れば間に合うかもしれません」
「いや、それはそれで良いけど……とりあえず、夕食まではゆっくりしようか。海ではたくさん遊んだんだ、英気を養うのも大切な事だよ。幸い大浴場は2時までらしいからね、入りたくなる気持ちはわかるけど、焦らなくて良いと思うよ」
そんな事を二人に話した後、僕たちは室内で思い思いの事をして時間を潰す事にした。その途中で初華とまながホテル内の探索をしたいと提案があったので、貴重品等の類を小さいバッグ等に移した後行なう事となった。
そしてその後の夕食では、初華が思いの外かなり食べる光景が見られており……僕とまなは平然としている初華を他所に、少し苦笑いを浮かべてしまった。その形式は何処にでもある様なバイキング形式だったけれど、その時ばっかりは……担当アイドルの意外な一面が垣間見えた瞬間であった。
「ういちゃん、結構食べたんじゃない? 明日のグラビア撮影に支障は無さそう……?」
「心配してくれてありがとう、まなちゃん。スタイル維持なら普段から気をつけているし、日中は思いっきり遊んだからね。それに……今夜はアレがあるから」
「アレ? ……あっ、アレだね♪」
一体この二人は何を企んでるのやら……。
夕食を終えて会場から出た後、僕たちは三人連れ立って宿泊部屋に向かっていた。食後30分程度はゆっくり寛ぐつもりで居るが、その後は入浴を済ませなければ、明日が二人にとっては一番大変になるのだ(僕はサポート業務の為、そこまででは無いだろうが)。
人一倍食べ過ぎているであろう初華は、まなから少し心配されていたが……それは本人にとってはいつもの事なのか、何でも無い旨を伝えていた。
ただ、さっき聞こえて来た小声は一体何だったのか……聞いてみたい気持ちが無い訳じゃないが、このままだと良からぬ事に巻き込まれそうなので、ここでは言及しない様にした。
そしてエレベーターも到着して、その中でこの後の予定をどうするかの話になり……。
「二人はこの後どうする?」
「そうですね……私はういちゃんと一緒に、温泉に入ろうかと思ってます。夕食前にパンフレットを見ていたら、ここのお湯は美肌に良いし、血行促進等の良い成分もあるとの事だったので」
「なるほどね。だったら、ここからは男女別で動こうか。お互いにプライベートな事は、干渉し過ぎるのも良くないからね……って、え。なにそんなきょとんとした顔してるの?」
僕がこれからの事について案を出した瞬間、二人の表情がきょとんとした物になったのだ。まるで……言わんとしてる事は分かるが、どうしてそんな考えになったのか分からない、と言った具合だった。
日中に居た海では、僕たち以外の人たちが居なかったのが救いだったが……ホテルの中だとそんな上手い話は無い。普通に考えて他の利用客もいる為、節度を守った行動が求められるのだ。
しかし、それを丁寧に説明しても尚……彼女たちの表情は変わらず、と思ったが……突如その表情が怪しい笑みになると、二人して僕の両隣を陣取って来たのだ。これは昼間に見た物と同じかそれ以上の妖艶さで、下手をしたらこの場でやられてしまいかねない程だった。
「颯樹さん、海で私たちの胸をあんなに見たの……もう忘れたんですか? ふふっ、忘れた顔してとぼけても無駄ですよ♪」
「私たちは先輩に恥ずかしい所を見られたんですから、先輩も私たちに見せるのが道理じゃないんですか? 海に居た時から思ってましたけど、下の盛り上がってる所……他の人たちの目は欺けても、私たちの眼は誤魔化せませんよ」
……うぐっ、やられたっ!
此方としてはバレない様に、気取られない様にしていた筈だったのだが……二人にはどうやらお見通しだったみたいだ。その証拠に拘束する強さが強くなって来た様に思える。それが嫌でも僕の理性を壊しかけて、あろう事か身体が正直な反応を見せてしまう。
男性の本能はどんな女性に対しても敏感に反応し、その本能を目覚めさせていくのだな……と諦めた感情になるのと同時に、この衝動を抑えるので精一杯な自分が恨めしく感じてしまった。
そんな僕を見た二人は……ダメ押しにこんな言葉を投げかけて来た。
二人から言われたその言葉で僕の理性は限界に達し、持ち掛けられた提案を渋々引き受ける事になってしまった。その時二人が手を取り合って喜んでいたが、もうなる様になれと心の中で毒づく羽目になったのは言うまでも無い。
「颯樹さんのカラダ、確りしてますね〜。男性ならでは、って感じでカッコイイです♪」
「あ、ありがと……。何か面と向かってそう言われると、ちょっと恥ずかしいねこれ」
「私たちだけ辱めを受けるなんて理不尽ですし、我慢して下さいね先輩。……私たちは先輩に全てを任せてるんですから」
「ほんと、嬉しい限りだよこんな僕を頼ってくれるなんて」
そんな話をしながら、僕たちは湯船に浸かって居た。
実は浴場に来るまでに……期待の視線と、焦らしのタブルパンチで誘惑を喰らいこそしたが、それに関しては何とか理性を保って逃れる事が出来ていた。そして衣服を脱いでタオルのみを片手に入った後、簡単にかけ湯を行なった後に……こうして湯船に浸かっていると言う具合だ。
今僕たちが入っているのは露天風呂なのだが、そこはどうやら混浴の様で……こうしてまなや初華と一緒に温泉に浸かっている。最初は男女別で入ろうか、と話して居たけど……先程の経緯があり、今の時代に至っている。
「……っ」
「そんなに気になります? 良いですよ、先輩にだけ……特別です」
「あ、あぁ……」
僕から向けられた視線に気づいたのか……初華は何でも無い様に僕の手を取り、自分の胸を掴ませる様にした。そのおかげで右手からは初華の程よく育った胸の感触が伝わっていて、柔らかく自在に形を変えるソレに意識が注がれる事になった。
「あっ…♡気持ちいいですか、先輩…っ」
「……そう、だね。気持ちいいよ、初華」
「ふふっ……それなら良かったです。これでも一応女なんですから、これでガッカリされたらどうしようかと」
「そんな訳無いでしょ、普段の姿格好からわかってるよ」
そんな答えを返すと、初華はほんのりと顔を赤らめながらも現在のこの状況を続行させた。胸を触る度に彼女の口から甘い声が漏れ始め、僕たち三人以外の誰かが聴けば卒倒しかねない程の物となっていた。
そして当然……こんな風に誰かだけに執着していると、よく思わない人も居るのは当たり前の事で。
「ズルいですよ、ういちゃんの胸だけで満足するなんて。私のもほら……触って良いですからっ♡」
「そうだね。じゃあ、遠慮無く……」
「あんっ♡ふふっ、颯樹さんってばダイタン……あっ♡」
僕は残りの余った左手でまなの胸を触り、さっきからかって来たお仕置を込めて揉み返す事にした。それを受けたまなは余程気持ちイイのか、海で出した時以上の甘い喘ぎ声を出し始めた。それに影響される形で初華も同様のお強請りをし始め、どちらも一歩も引かぬ物となっていた。
「あっ♡颯樹さん、もっと強く……あぁんっ♡」
「先輩……そこ、気持ちイイ、です……。もっと、乱暴にしてください……ひゃぁっ♡」
「ういちゃんも……あっ、気持ち良さそう…♡わたしも、もっと気持ちよく、して…っ♡あんっ♡」
二人が僕の眼前に居るもんだから、僕も終始それの相手をせねばならず……かと言って、彼女たちから目を離すなんて事は許されない。まさに永久機関だ。こんなのを受け続けていたら、いつか本当に取り返しがつかない事に……。
あっ、そう言えば確か
こんな事を言われていたはずだ。
そして彼女の言いたかった事の真意を考えるなら、恐らく今だけじゃない……これから先、将来の事も見据えてのあの発言なのだろうか。そう考えれば祥子は相当な策士だと分かるし、初華の人と成りをキチンと理解している幼馴染同士だからこそ……あの様な事を頼んできたのだと分かる。
……確かに、今後僕が彼女たちの事を同じ様に担当アイドルとして見られるかどうかの保証は無いし、もっと言うなら……今の現状から一人の女として意識し始め、そこからお付き合いや結婚等の縁談に繋がる可能性も無い訳では無い。
「……どうしたんですか、先輩?」
「もっとしてください、颯樹さん…♡」
……今はこの二人以外にも悩みが多いのが現実だけど、そろそろ付き合い方を大まかに決めていかないといけない。時間はたっぷりある様でも、決断するべき
もうモタモタなんてしてられないし、ずるずると引き延ばして諦めて貰おうなんて……早い話を言えば、そんな事を考えてるのは僕くらいな物だ。それがさらに糸を
……決めなきゃ行けないんだ、自分のこれからを。
「いや、何でも無い。ただ……」
「「?」」
「二人にとって、さ。僕がこのまま
胸を掴んでいた手をゆっくり払い、僕は二人に神妙な面持ちで問いかけた。こんな時に巫山戯てる場合じゃないし、そんな邪な気持ちを抱けば、それこそあの父親と同じクズの仲間入り……だったら、僕は……。
「私は、颯樹さんのサポートをこれからも受けたいです」
「まな……」
「颯樹さんは、いつも私やういちゃんの事を何処かで気にかけてて……キチンとメリハリも付けて、誰かを自然と笑顔にさせてしまう。そんな所が、私……好きなんです。貴方のひたむきな優しさと、心強さが……私の心を擽らせるんです」
僕の問いかけに、まなが先陣を切って答えた。
その隣では初華が至極当然と言った様に頷いてたので、二人の中では共通認識なのだと知る事が出来た。
「だから……私の事、これからも……傍で見守っていてくれませんか? もし颯樹さんさえ良ければ、アイドルとしてだけじゃなくて……たった一人の女の子としての、私も一緒に」
「まな、そこまで……」
「さっきも言いましたけど、私たちは先輩に全てを任せてるんです。私も先輩のサポートをこれからも受けたいですし、先輩さえ良いなら……私の事ももっと見て欲しいです。それに」
そこまで言った後で、初華は言葉を区切った。
……少しした後、途切れさせた言葉から続け始めた。
「私も、先輩も、まなちゃんも……この時点で既に共犯者なんです。先輩は他にも想われている女性が居るにも関わらず、私たちと関係を結ぼうとしている……私たちはアイドルでありながら、そんな引く手数多の先輩と一線を越えようとしている……ふふっ♡」
「な、何さ」
「そんな節操無しな先輩は、私たちで教育をしないと……行けませんよね♪」
……あれ、なんか嫌な予感が。
そう思った時には既に遅しで、僕は二人に両脇を固められながら、洗い場の方に連行される事になった。そして木製の椅子に腰掛けられた後、後ろで何やらガサガサと動き始めていた。
……え、何やってんの二人とも。
「それじゃ先輩、始めましょうか?」
「待て待て、こんな状況で何を始める気さね!」
「さっきういちゃんが言ったじゃないですか……これは教育だ、って♪ その立場でそんな事を言うんだったら、颯樹さんにはこれがピッタリかなー?」
「ちょっ!?」
驚く僕などハナから気にしてないのか、まなは石鹸を胸の谷間に挟み込んで泡立て始めた。それが行なわれる度に僕の鼓動が嫌と言うほど高まり始め、それと同時に張り詰めた理性の糸が途切れる感覚に見舞われた。
「良いね、まなちゃん。それなら私も……」
「初華まで!?」
「先輩は私たちだけ見ていたら良いんですよ。他の女の子に目移りなんてさせませんから。……Ave Mujicaの方でも、私から逃げられるなんて思わないで下さいね」
そんな事を言いながら、初華は先程のまなと同じ行動を取り始めた。そしてその途中には小声で物騒な事まで言っていたが……うん、これ突っ込んだ方が良いかな! 僕なんざの為にそこまでご執心になられると後が怖いっ!
そして僕の心境などガン無視な二人は、泡立て終えたその直後に僕の身体に密着して……上目遣いをこちらに向けて来た。二人の視線は何かを強請る様な物であると同時に、獰猛な女豹の自然であったのをここに追記しておくが。
「さあ、颯樹さん♪」
「覚悟は良いですか、先輩」
そんな言葉と共に僕は籠絡され、二人に成されるがままになってしまった。その後は二人の嬌声が絶え間無く反芻し、僕の理性も限界ラインをとうに超え……お互いに本能のまま、各々の身体を求め合ってしまったのはまた別の話だ。
今回はここまでです。如何でしたか?
次回でsumimiの水着回は一区切りとさせて頂き、その後に初華をメインにした幕間を、一話だけ執筆させて頂こうと思っています。その後の更新内容に関しましては、基本的にパス病みが多めになるかと思われます。
幕間まで書いた後の本小説は、来年の初春である…2025年1月放送予定の「BanG Dream! Ave Mujica」の内容を含む物が散見される可能性が高くなりますので、その時まで次回投稿を未定としますのでご了承下さい。
そして本小説もある程度のラインまで来ましたので……短編扱いにはなりますが、何気ないひと幕やもっと深掘りする所を書ければなぁと考えておりますので、お楽しみに。
それでは、また次回の更新にてお会いしましょう。