どうやら俺のブルアカにドラゴンエンジンが搭載されたみたいだ。 作:スーさんFDP
滅茶苦茶面白そうですね♪
あの予告動画見ていたら、連邦生徒会創建の物語とか書きたくなっちゃった。
それではどうぞ!
“何・・・けいもうビデオ?”
「はい、先生には以前教育用のBDを作って貰いましたが、今回は生徒達が大人の犯罪に巻き込まれない様にする為の啓蒙ビデオを作成して欲しいのです」
“なるほな・・・しかしいままでもこういうのは作ってきたんだろう。何で今更俺に?”
「以前連邦生徒会で作成したビデオが何本かあるんですが・・・あまり評判がよろしくなく・・・キヴォトスで色々な女生徒をひっけらかす・・・・慕われている先生が作ったとなら、少しは注目もよくなるかと・・・」
“おい、全然隠せてねえぞ・・・まあ、知ってる生徒の中にも大人の悪いやり方に騙された生徒が結構いるからな・・・”
先生の脳裏にはカイザーやらカイザーやらカイザーやらと碌な大人が出てきていなかった。
“・・・これも生徒のためだな・・・俺に任せろ!”
「・・・・・よろしくお願いします」
勢いよく返事をする先生に一抹の不安を覚えるも、先生を信じることにしたリンあった。
数日後・・・・・
「これが先生がお作りになった啓蒙ビデオですか?」
「へえ・・・頼んだのつい先日なのに、早かったね?」バリボリ
「ですが・・・仕事が早くて助かります」
アユム、モモカ、リンの3人の前には一枚のディスクが置かれていた。
この中には先生が作成したであろう啓蒙ビデオが入っている。
「とりあえず見てみよっか」
モモカは慣れた手つきで会議室のモニターにパソコンを繋げディスクの中身を再生するのであった。
ブォン
『このキヴォトスでは多くの犯罪が闊歩している。これから流れる映像はそんな事件を簡単に纏めたものである。今日はこのビデオを通じて皆も犯罪に巻き込まれた時の対応を学ぶように』
ナレーションからは先生の真面目な言葉が綴られるところから始まる。
「おお、綺麗に始まったね・・・」
「流石先生ですね」
モモカもリンも関心の声を上げる。
第一話「ギャンブル依存症」
モニターの映像からはギャンブルについての内容が始まるようだ。
「全部で三話ほどですね・・・」
アユムがディスクに張られていた用紙を見て答える。
そして画面が切り替わり、映像が始まる。
『あなた!!そのお金は!!』
“うるせえ!!はなせ!!”
『きゃあ!!』
画面にはチンピラ姿の先生が奥さん役であろうナギサからお金をふんだくる様子が映される。
先生はナギサからふんだくったお金の札を数えると舌打ちをして暴言を吐く。
“っち、しけてんな・・・もっと稼いでこいよ!”
『ご、ごめんなさい・・・・で、でも来週にはお給料が入るから!』
“ふんっ・・・つかえねー財布だな・・・・店行く前にちょっと発散するか・・・”
『き、きゃあ!!やめてぇ!!』
『ギャンブルに依存したことで、こうして家庭にも不和が生じ、この後も2人には悲しい未来が予想される。いち早く解決する為にも困った際はシャーレに相談を!』
映像には先生に襲われている様子のナギサから一変、いつもの先生がヤクザカチコミで部屋に入り、さっきまでの夫役の人を懲らしめている姿に切り替わり、映像は終わった。
「トリニティのトップが何やってんの!?」
「脚本の所にナギサさんの名前が・・・」
「しかもこれギャンブル依存症じゃなくて、DV夫の暴力映像じゃないですか・・・」
とにかくツッコミ所の多い内容であったが、続けて第二話が始まる。
第二話「結婚詐欺」
『そ、そんな!!私とは遊びだったの!!』
“ふん!お前みたいなガキに本気になると思ったのか?とんだお笑いぐさだぜ”
『そんな・・・私、親友まで騙して・・・お金を貢いだのに・・・』
“・・・お前のそういう顔が見たかったんだよ・・・はははっ!!”
映像に映ったのは泣きはらした様子のノアと先程のチンピラ姿の先生がいやな顔をしてノアを見下していた。
どうやら今度の先生は結婚詐欺師のようだ。
“次は・・・お前の親友でも騙してやろうかな・・・お前のおかげで傷心中のユウカをな”
『っ!!ユウカちゃんは関係ない!!』
“ふっ・・・お前がそれを言うのか?”
『ユウカちゃんに手を出さないで!!」
“ぐっ!!!”
ノアはそう叫ぶと、どこからか取り出した包丁で先生を刺す。
そしてゆっくりと包丁を抜き、地面にパタリと倒れ込む先生を見ながら、呼吸を荒くするノア。
その時だった。
『せんせい・・・・のあ・・・?』
『ユ、ユウカちゃん・・・・』
『こうして一つの裏切りは多くの悲しみを生む・・・こうなる前にシャーレに相談を!!』
場面は移り変わり、結婚詐欺師をボコボコに殴り飛ばす先生の姿とノアとユウカのカウンセリングをするリコにと映像が切り替わるのであった。
「啓蒙ビデオじゃなくてサスペンスドラマのドロドロシーンじゃん・・・」
「こっちはミレニアムの生塩ノアさんが脚本を書いてますね・・・」
「・・・・・つ、次ぃ!!」
第3話「闇金への借金」
“奥さん・・・だから言ってるでしょう!あんたの亡くなった旦那の借金・・・返して貰いましょうか!”
『か、帰って下さい!あの人とはもう別れたんです!!』
『おかーさん、こわいよ~』
またもチンピラ風借金取りになった先生が借金した旦那の遺影(マコト)を見ながら声を荒げる。
そして主夫姿のサツキと女児服に身を包んだイブキがお互いを抱きしめながら涙を流す。
“しかたねえ・・・こうなったら身体で払って貰おうか・・・おじょうちゃんもそのスジに回せば高くなりそうだな♪”
『うう・・・あなた・・・』
『うえ~ん・・・!』
『借金は正規な所で借りましょう!万が一巻き込まれた際はシャーレにご相談を!!』
映像は切り替わり、いつもの先生がチンピラ風の男を組み伏せ、笑顔なサツキとイブキが映る内容に切り替わり、ビデオは終了した。
「これで終わりのようです・・・」
「生徒会の人たち・・・暇なのかな・・・」
「・・・・・・私少し席を外しますね・・・」
アユム、モモカが微妙そうな顔をしながら感想を述べていく中、リンは静かに立ち上がると、とんでもない早歩きで部屋を出て行く。
「・・・これどうする?」
「・・・どうしましょう・・・」
その後、先生は怒髪天なリンに特大のお説教を頂いたのだった・・・・・
そしてビデオはというと・・・・・
「先生、今度はアビドスのメンバーでドロドロの昼ドr・・・・じゃなくて家庭内暴力のお話を撮りましょう♪」ニッコリ
「お待ち下さい!それならチェリノちゃんを主軸とした毒親シリーズを!!」キラキラ
「ねえ先生、悪い大人に騙された女の子のシリーズ物をどうかな♪」ジトッ
どこからかモモチューブに流れて、特定の生徒達の癖にささったのか、動画は大盛り上がりした。
そして現在ノノミ、トモヱ、ルミとアビドス、レッドウィンター、山海経のメンバーも作りたいと直訴してきているのだ。
“もうビデオは・・・勘弁してくれ・・・・・”
先日の説教が効いたのか先生は疲れた様子で返事をするのであった。
第31話「啓蒙ビデオ」 完