万年クリぼっちな主人公のちょっと変わったクリスマスのお話です

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冬のバンドリ祭投稿小説です。
今年まともなクリスマスを過ごせなかった作者の妄想兼暇つぶし兼八つ当たりです。
ご査収ください。

オリ主のプロフィール
名前:内海龍也(うつみたつや)
年齢:16(高校一年生)
特徴:RINGで働くアルバイターで立希とは同期
         クリスマスにまともな思い出皆無


クソったれなクリスマスに…

 

クリスマス━━━

 

 

それは俺が最も嫌悪する日の一つである。

 

持つものと持たざる者に分けられ

持つものが町中に湧き出し持たざる者はクリぼっちの烙印を押され部屋の隅に追いやられる。

俺みたいな内弁慶を極めたコミュ障にとってクソったれな日だ。

 

 

 

だがしかし、だがしかしだ、

今年は違う。

今年はなんとバイト先であるライブハウス「RING」の戸山先輩と山吹先輩からクリスマスパーティーに招待していただいたのだ。

 

なんでもクリスマスライブに参加するとある金髪お嬢様の思いつきでライブ後RINGを貸し切って大々的に行うらしい。はえ〜すっごい。

そこで同じバイト先の俺にもお声がかかったというわけだ。全くその金髪お嬢様と先輩方には頭が上がらない。

 

何はともあれこれで俺も奇跡のクリぼっち回避である。しかもえげつないくらい可愛くて性格もいい先輩もセットだ。

「これは俺にもモテ期というものが来たのではないか。これを機に彼女を作って俺も陽キャに…

 まずいニヤケが止まらないぐへへへへへへへへへへ━━━

 

「ちょっと、気持ち悪いからやめてくれない?それ。途中から声に出てるし」

 

「だってパーティーだぞパーティー、これで落ち着いてられるか」

 

「それ今日6回目。もう聞き飽きたんだけど」

 

バイトの帰り道、椎名に呆れられるが俺は動じない。

ついに俺のクリスマスにも春が来るのだ。これを楽しみにせずにいられるものか。

おっとそんなことを考えたら体が勝手にスキップを踏んでしまう。いや踏まないけど。

 

「あーーー早く当日になんないかなーーーー」

 

「内海ってほんっとに馬鹿だよね」

 

「馬鹿で結構、馬鹿は風邪引かないもんねー」

 

「はいはい」

 

 

 

これが三日前の事。

そしてクリスマス当日の今日

 

 

 

 

「はい…はい…本当にすみません」

 

「いーのいーの、それじゃあ龍也くんもお大事にね」

 

はい、インフルエンザになりました。

馬鹿は風邪引かないらしいけどインフルエンザは例外だったらしい。

発熱に倦怠感、頭痛に喉の痛みと止まらない鼻水。インフルエンザのロイヤルストレートフラッシュですよこんちくしょう。

 

結局今年のクリスマスもクソったれの一日らしい。

あーもうなんかすごいイライラしてきた。

なんだよクリスマスに春が来るって。来ねーよ冬だよクリスマスは。

 

 

 

「━━寝るか…」

 

 

━━━━━

━━━

━━

 

 

「っは…今は━━もうこんな時間か」

 

どうやらだいぶ眠っていたようだ。

目を覚ますと体調はいくらかマシになり、窓の外はだいぶ暗くなっていた。

スマホに目を向ければチャットアプリからの通知が…戸山先輩や山吹先輩からだ。

先輩方はこんな俺のことまで気にかけてくれていたらしい。

 

メッセージには体調を気遣う言葉と共にパーティーの様子が添付されていた。

一人張り切ったサンタのコスプレをする千早と、千早に巻き込まれトナカイの被り物をする高松。

そしてそれを呆れながら眺める長崎と椎名に、一人抹茶パフェに夢中の要。

先輩方も皆楽しそうに笑っている。

 

「俺も…行きたかったな」

 

そんな時スマホの着信音が鳴る。

相手は…椎名か。

 

「もしもし、どうしたこんな夜中に」

 

「いやなんとなく…

 それよりどうなの体調は」

 

「おかげさまで。ずっと寝てたからちょっとマシになった」

 

「そっか…よかった」

 

椎名の安堵するような小さい声が耳に入る。

どうやら少しは心配していてくれたらしい。

 

「それでさ、内海今日のパーティーすごい楽しみにしてたでしょ」

 

「…そりゃあ…まぁ」

 

「だからさ、延長戦…やろう」

 

「………は?」

 

「お前が体調良くなったらさ、二人でもMyGO!!!!!の皆とでも一緒にパーティーの続きをするんだよ。一緒に」

 

「ちょっ待っ━━」

 

「動物園行ったり、ケーキ食べたりゲームもしたりして━━

 って、愛音が言ってただけだから!私は関係ないから!」

 

正直頭もまだぼーっとしていて椎名の言っていることがあまり理解できない。

ただ後半急に話すスピードが上がった気がする。

 

「とにかく、お前は早く体調良くして戻ってくること。わかった?

 じゃあ、またね」

 

「…はい」

 

一方的に切られてしまった。

意識もハッキリしないしもしかしたら夢かもしれない。

 

…でも

 

今年のクリスマスは、ちょっといい日になった

 




果たして恋愛タグをつけるべきなのだろうかこの作品
誰か教えて偉い人

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