ーリベール王国会議場ー
リベール代表「では以上を持ちまして講和が成立しました。エレボニア帝国はカルバート共和国に謝罪、賠償金を支払いクロスベルには独立を承認することを明記しました。今後如何なる理由があろうと条文改訂を認め無い事を宣言します。」
〜パチパチパチ〜
クロスベル代表「これでクロスベルの未来は明るくなった。特務支援課様々だな。では皆様私は一足先に失礼いたします。」
ーガチャ、パタン
エレボニア代表「・・・・」
リベール代表「お疲れ様でした、これからが大変でしょうが貴国なら乗り越えられるでしょう」
カルバート代表「私も貴国とはいずれ恩讐を超えて手を取り合いたいものです」
エレボニア代表「我等こそ貴国等の寛大な措置に感謝申し上げる。より一層友好善隣に務めることを国を代表して約束申し上げる。」
リベール代表「ところでクロスベルになにかまだ思う所がお有りで?」
エレボニア代表「いえいえ、条約は文句等ありませんただ・・・」
両国代表「「ただ?」」
エレボニア代表「アレが自分達が置かれている状況を理解しているのかと思いましてな・・・」
両国代表「「嗚呼、なるほど」」
エレボニア代表「クロスベルが行った独立宣言のあとの金融凍結は我が国はもとより貴国等にも多大な混乱をもたらし戦争のきっかけを作った。」
カルバート代表「それどころか結社なる組織に神機をはじめとした兵器を購入、運用し我等に宣戦布告。」
リベール代表「一応あれはディター・クロイス個人の責任で独立は無効になりましたな」
エレボニア代表「しかしあれだけの兵器をIBC総裁といえどポケットマネーだけで購入できますかな?」
リベール代表「まさか・・・」
カルバート代表「完全に否定でき無いですな・・」
エレボニア代表「無論これは推測です。ですがディター・クロイスがペーパーカンパニーを通じて資金を得ていた可能性も否定出来ませんでした。前クロスベル総督ルーファス・アルバレア氏もその可能性を感じ捜査を命じました。そしてそれらしい記述の書類を確認し、当時クロスベル駐在武官だったリィン・シュバルツァー氏に情報が入った端末の確保を依頼しました。最も先に特務支援課によって消去されてしまいましたが・・・」
カルバート代表「そう考えるとディター・クロイスが釈放されるのも不自然ですしな。アリオス・マクレインにしても本来収監されて然るべき処を大手を振って街に歩いているなどあの地の司法がまともに裁く気がないようですな」
リベール代表「・・・我が国に前例がありますので一概にクロスベルが異常とは言えないのでは?」
エレボニア代表「仰る事は理解できますが、貴国の場合は主犯のリシャール元大佐は獄中で真面目に罪を償い結社の襲撃を防いだからこそ恩赦が出ました。ディター・クロイスはこんな短期間でしかも刑が確定していない状態で釈放、これで罪を償ったと言えますか?」
リベール代表「それは・・・・・」
カルバート代表「いずれにせよあの者たちは貴国エレボニアより国際的信用は低いでしょう。他国の口座を凍結しておいて一方的に被害者面等認められる訳無いですから、占領時代で注いだつもりかもしれないがいずれクロスベルには責任を取って貰わなければなりません。其れが《独立》した国の責務ですから」
リベール代表「・・・・・・」
エレボニア代表「まぁさしあたって我が国から責任を果たしていきましょう。少しでも関係改善して国を平和にしていくのが一番ですから、では私はこれで」
カルバート代表「次に会う時にはカルバートの酒とエレボニアの酒とリベールの酒を飲み比べしましょう」
リベール代表「良いですな」
エレボニア代表「悪く無いですね」