ひろがるスカイ!プリキュア~ SUNLIGHT×STORY ~   作:零たん

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第9話:ダブルヒーロー見参!

 

休憩を終えて探索を再開した3人は、スカイジュエルがあるという河原まで着いた。

 

「おばあちゃんが言ってたのはこの川だけど…」

 

「本当にあるんでしょうか…?」

 

ましろとソラが河原周辺を見渡しながら言う。ここは開けていて見通しはいいがかなり広い。スカイジュエルを見つけるのは骨が折れそうだ。

 

「まあ取り合えず探してみようぜ。動かない事には何も始まらないし」

 

「はい!ハルトさんのおっしゃる通りです!」

 

ハルトの言葉にソラは力強く賛同する。

 

「じゃあミラージュペンも二つあることだし二手に別れて探そうか。ソラはましろと一緒についてあげてくれ。俺は一人で上の方を…」

 

ハルトがそう提案すると、ましろが眉をひそめながら詰め寄ってきた。

 

「ダメだよハルくん、迷子になっちゃたらどうするの!?それにもし水の中探して溺れちゃったら助ける人いないよ!だから一緒に行動すべきだよ!」

 

「いやこんな見通しのいい河原で迷子になんかなるかよ」

 

過保護な幼馴染にハルトは呆れ顔で返す。

 

「それに仮に川にはまったってプリキュアに変身すれば何とかなるだろ」

 

「ハルくんはおっちょこちょいだから心配だよ!さっきだって毒キノコ素手で触ろうとしてたでしょ!?お願いだからお姉ちゃんについてきてよ!」

 

「おい腕を組むな!わかったわかった!一緒に行くから離してくれ!」

 

お姉ちゃんぶるましろの腕組み攻撃に難儀するハルト。

その時、ソラが持っているミラージュペンが突然輝き始めた。

 

「二人とも、ペンが光り始めました!スカイジュエルが近くにあるはずです!」

 

「あ、そういえば俺のも光ってる…」

 

そう言いながらハルトはポケットにしまったミラージュペンを見る。ソラのものと同様、羽の部分が明るく発光していた。

 

「やった!これで別行動をとる必要もなくなったわけだし、ついてきてハルくん!」

 

「ついていくから離してくれない?これじゃ強制連行なんだけど…」

 

ソラの光るミラージュペンを頼りに3人は周辺を探し始めた。結局ましろはハルトを離さず二人は横並びになって河原を歩いていき、ソラの後ろをついていく。これではもう一本あるミラージュペンの意味がない。

 

「おや、あの岩は?」

 

ソラは直径3mはありそうな丸い巨大な岩を発見した。

 

「うわーキメツで見たのとそっくり。真っ二つにするまで修業が終わらないタイプの岩だこれ」

 

ハルトは岩をペタペタ触りながら言う。

 

「それ私も思ったー。ということは、この岩を壊さないとスカイジュエルは手に入らないのかな…?」

 

「じゃあここは俺の出番だな!キュアサンライトのパワーならこの程度の岩くらいぶっ壊せるだろう。と、いうわけで今から変身を…」

 

「あのパワーだと中のスカイジュエルまで粉々になっちゃいそうだからやめておこうよ!?」

 

ましろはキュアサンライトに変身した時のハルトの暴れっぷりを思い出す。巨大なランボーグを殴り倒すほどのパンチ力だ。そんな威力のパンチを叩き込めば、岩をぶっ壊すどころか河原の地形まで変わりかねないとましろは思った。

 

「ではここは私が。ハルトさん、これ少し持っててください」

 

「え?いいけど何するつもり?」

 

ソラはハルトにカバンを預けると、岩と向き合い不思議な構えを取り、精神を集中し始めた。

 

「まさかソラちゃん、スカイランド神拳を!?」

 

「それって俺を叩き起こしたあの技か!?しかもあの構えはランボーグをぶっ飛ばした時と同じ…」

 

ハルトも以前、ショベルカー型のランボーグと戦った時に見せたソラの正拳突きを覚えている。あの時も技を発動する前にこんな感じの独特なポーズをとっていた。

 

「スカイランド神拳…何故だろう。その名を聞くと俺の古傷がうずいてきやがる…」

 

「あはは…そういえばハルくん、ソラちゃんのスカイランド神拳を生身で体感したんだっけ。ソラちゃん威力は抑えてたって言ってたけど」

 

眠りこけていた時にソラの正拳突きを喰らったことを思い出し、苦悶の表情を浮かべるハルト。

 

その二人の会話などつゆ知らず、ソラは精神集中を続けていた。

 

「てやぁぁぁ!!」

 

そして精神統一が済んだソラは目の前の岩に拳を叩き込んだ。大きな打撃音が鳴り響いた後、目の前の巨大な岩に少しずつ亀裂が入り、ぱかーんっと真っ二つに割れてしまった。

 

「ふぅ…押忍!!」

 

最後に十字を切って気合を入れるソラは達人のような風格があった。

 

「本当にキメツの岩みたいに割れたよ!スカイランド神拳すごすぎるよ!!」

 

「お、俺あんなの喰らってよく生きてたな…」

 

二人は恐る恐る岩に近づく。割れた岩の断面にアンモナイトが埋まってた。だがスカイジュエルは見当たらない。

 

「確かにお宝だけどこれじゃないよね~」

 

残念ながらお目当てのものは埋まってなかった。がっかりするましろだが、それに対しハルトはテンションアゲアゲの様子でこう言う。

 

「いやアンモは売ればお金になるだろ!なあソラさんや、スカイランド神拳でこのアンモを綺麗に掘り出したりできないかな!?」

 

「スカランド神拳をお金儲けのために利用しちゃだめだよハルくん!あとソラちゃんも言うこと聞かなくていいから!?構えを解いて!?」

 

ましろはまたスカイランド神拳の構えを取り始めたソラを慌てて止めに入った。

 

欲望丸出しのハルトを嗜めた後、再びスカイジュエル探しを再開する三人。

しばらく歩くが一向に見つかる気配がない。

 

「見つからねえなー…おっ!?」

 

ハルトのミラージュペンがひと際強い輝きを放ち始めた。同時にソラのミラージュペンも光始める。二人のペンの光が示す先には、青く輝く物体が川の浅瀬に沈んでいた。ソラが急いで近づいてそれを掬い上げる。ヨヨの図鑑で見せてもらったスカイジュエルそのものである。

 

「やりました!スカイジュエル、ゲットです!」

 

スカイジュエルをボールを構えるように前に突き出し、ハルト達に見せるソラ。

 

「やったねエルちゃん!これでパパとママに会うことができるよ!」

 

「えるぅ~♪」

 

エルも嬉しそうに身体を揺らして喜んでいる。

 

「それじゃあ目当ての物も手に入ったし家に戻ろうか…おっ?」

 

ふとある物体が視界に入り込む。ハルトが見つけたのは、大小さまざまな岩が高く積まれた歪な形をしたオブジェだった。

 

「すっげー。だれが何のために積み上げたんだ?」

 

「あ!ハルくん近づいちゃダメ!危ないよ!」

 

「ちょっと見るだけだから。いや~よくこんなアンバランスな組み合わせで積み上げられたな」

 

ましろの制止を聞かず、ハルトはオブジェに近づきじっくり下から観察する。

その時、ましろに抱かれたエルは鼻がむずむずし始めたようで顔をしかめていた。

 

「へ、へぁ…へくちっ!」

 

可愛らしいくしゃみをするエル。そのくしゃみは小さなものだが、不安定なオブジェのバランスを崩すには十分だった。オブジェがぐらりと揺れ、大小さまざまな岩石がハルトのいる方に向かってガラガラと落下した。

 

「うぎゃあああああっ!?」

 

咄嗟のことで身動きが取れず、ハルトは岩石の下敷きになってしまった。

 

「は、ハルトさんが生き埋めに!?」

 

「だから危ないって言ったのに!?大変!早く助け出さないとだよ~!」

 

岩に埋もれたハルトを救出するために慌てて走り出すソラとましろ。そんな時、聞き覚えのある声がソラの背後から聞こえてきた。

 

「おーいっ!よくも人の傑作をぶっ壊してくれたなぁっ!どうしてくれるのねん!」

 

怒声と共に現れたのは、ソラたちの宿敵カバトンである。

 

「あ、あなたはカバピョン!?」

 

「違いますよましろさん、彼の名前はブルトンです。ウルテラ怪獣の名前にそっくりだって、ハルトさんが言ってました!」

 

「いや騙されるななのねん!?あのメソメソ野郎の言うことだから、ろくでもねー名前に違いないのねん!」

 

何時ものように開幕早々、名前を間違えられる豚怪獣ブルトン…否、カバトン。

 

「いいか!俺様の名前はカ・バ・ト・ン!なのねん!もういい加減に覚えろよお前ら!!……ん!?」

 

カバトンの視界にましろが抱いているエルが映り込む。

 

「ひっひっひ…探し物が向こうからやってくるなんてラッキー♪その赤ん坊を、こっちへよこしな!そうすれば俺様の芸術品をぶっ壊したことは水に流してやるのねん」

 

「!?…絶対にイヤ!!」

 

どうやら岩のオブジェを作ったのはカバトンのようだ。彼は悪役面をニヤニヤとさせて、ましろにエルを寄こすよう要求する。ましろは首を横に振りエルぎゅっと抱きしめた。そこへ…。

 

 

 

 

 

 

 

―――ほう、この岩を積み上げたのはお前だったのか、カバトン

 

 

 

 

 

 

 

ガラガラという音と共に、ハルトが岩を押しのけながら体を起こした。

 

「ハルトさん!?」

 

「ハルくん大丈夫!?」

 

「お、お前はメソメソ野郎!?姿が見えねーと思ったらそんなとこにいたのねん!?」

 

起き上がったハルトはゆっくりとカバトンの方へ歩いていく。全身ボロボロだが目つきは鋭く、拳を握りながらカバトンを睨みつけていた。

 

「さてはお前が俺様の傑作を潰した犯人なのねん!?人が苦労して作ったもんを壊すなんて最低な奴なのねん!この償いはプリンセスをこちらに寄こすことで払ってもらうの……ねん?」

 

何も言わずに睨みながら近づいてくるハルトにカバトンは威圧感を感じ、数歩後ずさる。その瞬間、カバトンの顔面にハルトの拳がめり込んだ。

 

「このバカタレがぁあああっ!!」

 

「へぶぅうううっ!?」

 

鈍い音を立てて吹っ飛ばされるカバトンの巨体。数メートル転がり河原に倒れ伏した。

 

「なぁーにが俺様の最高傑作品だぁ!?あんなバランスの悪い欠陥品、破壊して歴史から抹消させてしかるべきだわこの野郎!!だいたい人ひとり生き埋めにして死になせかけた原因作ったのはそっちなんだから償いはてめぇがするべきだろうがこのすっとこどっこい!!なんなら慰謝料代わりにおめぇの身体バラバラにして売り飛ばしてもいいんだぞ!?俺、今月高い買い物したから家計が火の車なんだよこんちくしょうめぇ!!」

 

殴られて目を回すカバトンを胸ぐらをつかんで無理やり起こし、激しくまくし立てるハルト。

 

「ハルトさん、岩の下敷きになったと思えないぐらいピンピンしてます」

 

「あの様子なら大丈夫そうかな。というかハルくん、やっぱりあの手帳二冊も買ってお小遣いに余裕がないんだね…」

 

苦笑いを浮かべるましろ。お金の事はどうにもできないので、せめて明日の朝ご飯はハルトのために雲パンをたくさん焼いてあげようと思った。

 

「ええ~い!離すのねん!」

 

ハルトの手を振り解き、カバトンは涙目になりながら彼に殴られた頬をさすりながら後ずさった。

 

「人のもんぶち壊すうえに暴力まで振るうなんて、お前の親はどういう教育をしてきたのねん!」

 

「知るかよ。本当の親なんか会ったことないし」

 

カバトンに親のことを聞かれたハルトは不機嫌そうに言い返した。

 

「そもそも幼女誘拐犯のお前に教育のことでどうこう言われる筋合いねーよ。というか人の事より自分の心配した方がいいんじゃない?お縄につく前に犯罪から足洗って、社会で真っ当に生きれるよう頑張った方がいいぜ、ボストン」

 

「だから俺様はカバトンだって言ってるだろ!ちくしょう~相変わらず口の減らねえメソメソ野郎め~!」

 

対するカバトンもハルトにおちょくられ、青筋を浮かべて怒り出す。

 

「もう勘弁ならん!前回は不覚をとったが今日こそはお前を血祭りに上げてやるのねん!カモン、アンダーグエナジー!!」

 

カバトンはそう叫ぶとアンダーグエナジーを呼び出した。

黒いエネルギーは近くに生えていた竹に注がれ、竹がメキメキと音を立てながら怪物に姿を変えていく。

 

「ランボーグゥウウウ…!」

 

竹を模した怪物『竹ランボーグ』が誕生した。

直後にハルトのスカイトーンが黒い光を放つ。目の前のランボーグは以前戦ったバーガーショップ型よりも小型で、アンダーグエナジーの気配もそこまで強くない。

それでも全長4mはあり、タケノコを模した両手を構え威嚇する姿は見るものに十分威圧感を与えた。

 

「ましろさんはエルちゃんと一緒に隠れててください!」

 

「うん!」

 

ましろに下がるよう促し、ソラはランボーグと対峙する。ミラージュペンを構える手が微かに震えていた。

 

「大丈夫だ」

 

ソラの恐怖心を察したハルトが彼女の手を握り、目を合わせる。

 

「俺も一緒だ。二人でましろとエルを守ろう」

 

「!…はいっ!」

 

ハルトの力強い言葉を受け、ソラの恐怖心は和らいだ。二人はミラージュペンとスカイトーンを構える。

 

「「ヒーローの出番だ(です)!!」」

 

そして二人はプリキュアに変身する。

 

「「スカイミラージュ!トーンコネクト」」

 

マイク状に変形したミラージュペンにハルトは赤色に変わったスカイトーンをはめ込む。

 

「ひろがるチェンジ!サンライト!」

 

ペンにSAN RIGHTの文字が現れ、ハルトの髪色が黒から燃えるような赤い炎髪に変化する。そして太陽をバックに巨大なディスク上のステージに着地した。ステージから飛び跳ねるとハルトの足に黒をベースに赤のラインが入ったブーツが装着される。

 

「きらめきホップ!」

 

その掛け声とともにハルトの髪に太陽の形を模した髪飾りと、両耳にイヤリングが付けられた。

 

「さわやかステップ!」

 

ステージがさらに輝きを増し、ハルトの衣装が変化する。赤をベースに黒とオレンジのラインが入ったスーツとズボンを着用した。腰には赤い太陽のエンブレムが飾られた金色のベルトを装着している。

 

「はればれジャンプ!」

 

両手に赤いグローブを装着し、最後に炎のようなエフェクトと共に赤いマフラーが首から伸びるように羽織られる。全ての衣装を纏った後、テレビの前のお友達に向かって元気よくウインクしながらサムズアップを決め、最後に自身の名を告げる。

 

「熱くひろがる太陽の輝き!キュアサンライト!」

 

CURE SAN RIGHTの文字と輝く太陽をバックに勇ましいポーズを決めるサンライト。

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

 

同じく変身を終えたキュアスカイも CURE SKY の文字と青空をバックに華麗に変身ポーズを決めた。

 

「「レディ・ゴー!!」」

 

二人は青空をバックに高らかにジャンプし、サンライトとスカイが地に並び立って最後にポーズを決めた。

 

「「ひろがるスカイ!プリキュア!!」」

 

キュアサンライトとキュアスカイ。ダブルヒーローの勇ましい名乗りが響き渡った。

 

「あれおかしいな?台本じゃここで『ふたりはプリキュア』って名乗るはずなのに。あと『闇の力のしもべたちよ、とっととお家に帰りなさい』のセリフも抜けてる」

 

「ではもう一度最初からやり直しましょう!」

 

「いややり直さなくていいのねん!しかも最初からってまた変身するとこから!?尺が削れるからやめるのねん!!」

 

「そうだよ!それにその名乗りは大先輩と被っちゃうし、失礼だからやめとこうねっていったよね!?」

 

敵味方からツッコまれるキュアサンライトとキュアスカイ。前回、前々回の戦いと比べて緊張感がまるでなかった。

 

「わかったよ。この変身バンクも気に入ったし、俺たちは今日から『ひろがるスカイ!プリキュア』でいこう」

 

「はい!では行きましょう!サンライト!」

 

改めて敵と向かい合うサンライトとスカイ。竹ランボーグはそんな二人を睨みつけ戦闘の構えを取るが、動く様子がない。

 

「攻めてこない…?」

 

スカイは構えたまま動かない竹ランボーグを訝しむ。向こうもこちらの出方を伺っているように見える。以前戦った二体のランボーグと違って、今回の敵は力でゴリ押していくタイプではないらしい。

 

「サンライト、敵がどのような力を秘めているか分かりません。ここは慎重に…」

 

「じれったい!先手必勝だ!!」

 

「あっ!待ってくださいサンライト!!」

 

痺れを切らしたサンライトはスカイの制止を聞かずに、竹ランボーグに向かって勢いよく飛び出る。そのまま敵を殴り飛ばそうと、拳を振りかざす。

 

「くらえおらぁあああっ!!」

 

以前戦ったバーガーショップ・ランボーグの巨体を殴り倒したサンライトの拳。それより遥かに小型の竹ランボーグなど、ボディに風穴が空くだろう。しかしー。

 

「っ!避けられた!?」

 

サンライトの拳が当たる直前、竹ランボーグがサンライトのパンチを回避したのだ。

 

「くっ!避けてんじゃねえぞお前!!」

 

キレたサンライトは体を捻り強烈な回し蹴りをランボーグに向けて繰り出す。

すると突然竹ランボーグの姿が消えてしまった。

 

「くそ、どこに行きやがった…?」

 

サンライトは周囲を見回すが、どこにも竹ランボーグの姿が見当たらない。すると、突然サンライトの足元から大きな影が飛び出した。

 

「ぐぉあああっ!!」

 

竹ランボーグが勢いよく地上に飛び出し、サンライトを勢いよく突き飛ばしたのだ。どうやら先ほどの攻撃は地面に潜って回避したらしい。

 

ランボーグに真上に突き飛ばされ、宙を舞うサンライト。ランボーグの両手突きが体にクリーンヒットしたが、頑丈な身体を持つ彼にはかすり傷程度のダメージしか入らない。

 

「やりやがったなこの野郎!」

 

地上に着地したサンライトは再び攻撃を仕掛けようとするが、竹ランボーグがそれをジャンプで回避し、サンライトと距離を取る。

 

敵は両手を地面に突き立てると、無数の竹槍が地面からミサイルのように飛び出しサンライトに向かって襲いかかった。

 

「そんなもんが効くか!!」

 

サンライトはすぐさま左腕に太陽の盾を装着し竹槍を弾いていく。再び竹ランボーグに接近し今度は蹴りをお見舞いするも、先ほどと同様地面に潜られ躱されてしまう。

 

「なっ!?」

 

今度は特大の竹槍がサンライトの地面から突き出し、彼を再び突き飛ばした。

 

「サンライト!」

 

スカイがサンライトを助けるべく動き出した。地に伏せたサンライトを地面から這い出て追撃しようとする竹ランボーグの背後に渾身の蹴りをお見舞いしようとする。だが今度は竹ランボーグの足元が光りだしたと思うと、無数の竹を防御壁のように地面から生やしてそれを防ぐ。

 

「くっ!」

 

スカイの蹴りは竹に阻まれ、弾かれてしまった。キュアスカイの方に向き直る竹ランボーグ。だがスカイが割って入ったおかげで体勢を立て直したサンライトは、竹ランボーグの背後から飛び蹴りを放つ。

 

「お返しだテメェ!!」

 

しかし、竹ランボーグは瞬時に地面に潜りサンライトの蹴りを回避する。まるで後ろに目があるかのようだ。サンライトは盾を構えどこからくるかわからない敵の奇襲に備えた。するとサンライトの背後からいきなり竹槍が生えて、彼の背中を刺突する。

 

「ぐはっ!!」

 

この一撃で再び体勢が崩れた。それを合図に地面から竹槍がサンライトを貫くべく次々と突き出され、彼の全身に突き刺さる。よろよろになったサンライトの背後に再び竹ランボーグが姿を現し、彼を拳で殴り飛ばした。

 

「うわぁあああっ!!」

 

サンライトの体は何度も地面を転がり、うつ伏せに倒れる。サンライトの全身は無数の竹槍につかれた傷でボロボロになっていた。

 

「なんだコイツ…動きが素早いし、まるでこっちの動きを読んでいるみたいに攻撃が当たらねぇ…」

 

初陣で戦ったバーガーショップ・ランボーグの時とは異なる、相手のトリッキーな動きに翻弄されサンライトは手も足も出なかった。

 

「ギャーッハハハ!予想どおり、お前ではこのランボーグの動きに対応できないのねん!素人の分際で調子に乗るからこうなるのねん!」

 

「素人だとぉ!?」

 

サンライトが苦戦する姿にカバトンは笑いこける。一方、素人と罵られてカチンときたサンライトがカバトンに向かって叫ぶ。

 

「そうなのねん。大体お前はそんなに強くないのねん。前のランボーグには自慢の馬鹿力で押し切れても、こいつのスピード相手ではお前のワンパターンな攻撃で当てる事なんか不可能なのねん」

 

そう指摘するカバトンはサンライトを煽った。だがカバトンの言うことも一理ある。サンライトの攻撃は確かに強力だが動きが直線的で読まれやすい。何より彼は目の前の敵に何の策も持たずに突撃していた。当然そんな単純な攻めでは躱されるのも納得いく。サンライトが手も足も出ないのは当然の結果であった。

 

「どんなTUEEEパワーを持ってても攻撃が当てられないんじゃ宝の持ち腐れなのねん!YOEEE!やっぱりお前は弱虫メソメソ野郎がお似合いなのね~ん♪」

 

「やろう、好き放題言いやがって…!」

 

カバトンの煽りに歯を噛みしめるサンライト。しかし奴の言うことも事実であり、何もいい返せない事に悔しさが込み上げてくる。そんな時だった。

 

「サンライト、挑発に乗ってはいけません」

 

「スカイ…?」

 

サンライトを冷静に諭したのはスカイだった。彼女は竹ランボーグに向き直って、構えを取る。

 

「今のあなたは以前の私に似ています。冷静さを失い、がむしゃらに突き進むだけになっています。それではあなたの本来の力が発揮できません」

 

キュアスカイは竹ランボーグに向かってゆっくりと歩き出す。

 

「今度はお前が相手なのねん?そのメソメソ野郎と同じようにぶっ飛ばすのねん!ランボーグ!」

 

命令されたランボーグは両手からタケノコミサイルをスカイに向かって連射する。

 

「ヒーローが戦う上で一番大事なのは、落ち着くことです」

 

スカイは無駄なく、そして最小限の動きでタケノコミサイルを回避していく。

 

「常に冷静さを乱さないこと。不測の事態が起こっても慌てずに対処する事が、ヒーローとしての鉄則です」

 

今度は地面から無数の竹槍が地面から生え、スカイを串刺しにせんと襲いかかる。しかしスカイはこれも紙一重で回避する。

 

「そして勝つために重要なのは、敵をよく観察すること」

 

「!?近づいてきた!潜るのねんランボーグ!!」

 

全ての攻撃を回避され、スカイに接近を許してしまったランボーグにカバトンは地面に潜るよう指示を出す。敵の姿が見えなくなるが、スカイは冷静に呟く。

 

「相手の実力は?技は?弱点や攻略法は?戦う相手の全てを把握して、的確に対処することが大事です」

 

スカイは精神を集中し、敵の次の行動を読む。竹槍が地面から飛び出し、スカイを串刺しにせんと襲いかかる。

 

「そして相手の気持ちになってどんな手を打ってくるか」

 

それすらも華麗に避けるスカイ。

 

「どんな手を打たれたら相手が嫌なのか」

 

腰を捻って蹴りの構えを取る。スカイの背後には彼女を奇襲せんと、地面から竹ランボーグが出て、彼女に殴りかかった。

 

「常に考えて、動くことが大切です!はぁああっ!!」

 

スカイはそれすらも読んでいたかのように身体を回転させ、背後にいた竹ランボーグの腹部にカウンターキックをお見舞いする。

 

「ランボォグゥウウウッ!!」

 

初めて攻撃がクリーンヒットした竹ランボーグは吹っ飛び、地面に倒れ苦しそうに悶絶する。

 

「すげぇ…」

 

スカイの洗練された見事な戦い方に、サンライトは感嘆の声を上げた。

 

「さすがだなスカイ。ついこないだプリキュアになったばかりの俺とはまるで違う」

 

「いいえ。私が今冷静でいられるのは、あなたがいてくれるからです」

 

サンライトに振り返ったスカイはニコッと微笑んだ。

 

「サンライトが隣にいる、私と一緒に戦ってくれることがとても心強いんです。だから今の私は自分を見失わずに戦うことができます」

 

スカイが地に伏せたサンライトに手を差し伸べる。

 

「だから、サンライトも一人で戦おうとしないでください。私たちは友達で、ヒーロー仲間なんですから…!」

 

そう言われてサンライトは赤面した。以前一人で無理に戦おうとしたスカイに自分が投げかけた言葉をそっくり返されて恥ずかしくなったのだ。

 

「ああ、その通りだ。一緒に戦おうとか偉そうに言っといて、一人で突っ走ってぼろ負けして…これじゃスカイの事言えたもんじゃねぇな」

 

サンライトはスカイの手を取り立ち上がる。

 

「ごめんなスカイ。そしてありがとう。今度こそ俺と一緒に戦ってくれるか?」

 

「はい!もちろんです!」

 

手を繋ぎ見つめあうサンライトとスカイ。そんな二人にカバトンが食って掛かる。

 

「カァーッ!なんか青春っぽい雰囲気出しちゃってムカつくのねん!ランボーグ!とっとと起き上がって二人ともやっつけるのねん!!」

 

起き上がった竹ランボーグは両手からタケノコミサイルを連射した。

 

「俺が注意を引き付けるから、スカイは隙を見て奴に攻撃を繰り出してくれ!」

 

「わかりました!」

 

サンライトは盾を構え、タケノコミサイルを防ぎつつ竹ランボーグに接近する。スカイほど身軽ではない自分は相手のヘイトを誘い、スカイの攻撃に繋げる役割だ。今度は突っ走らない。二人協力して敵を倒すのだ。スカイの方は竹ランボーグの周囲を走りながら、相手の出方を伺う。気配を察知して攻撃をかわせるような相手だ。うかつに攻めず、隙をついて確実に攻撃を当てる必要がある。

 

サンライトは敵のタケノコミサイルを払いのけると、竹ランボーグ目掛けて拳を突き出した。攻撃は地面に潜られて回避された。だがこれはチャンスでもある。

 

「サンライト!下です!!」

 

「おうよっ!!」

 

サンライトはすぐさまジャンプし地面に向かって巨大化させた盾を構える。無数の竹槍が地面から生えサンライトを突き刺そうとするが、盾で見事に防御した。すると竹ランボーグが姿を現し、彼の背後から再び殴りかからんと拳を振り上げる。それを待っていたと言わんばかりに飛び出したスカイの蹴りが竹ランボーグの胴体に炸裂する。

 

「ランボォーグゥウウウ!!」

 

再び蹴り飛ばされ背後の岩に叩きつけられる竹ランボーグ。

 

「すごいよ二人とも!コンビネーションばっちりだよ!」

 

「えるぅ~♪」

 

岩陰に隠れ戦いを見守っていたましろとエルも、サンライトとスカイの見事な連携に興奮を隠せない。一方、逆に動きを読まれる側となった竹ランボーグは、やけくそと言わんばかりにタケノコミサイルを乱発してきた。

 

「こんなの喰らうかバーカ!」

 

サンライトは巨大化した盾を振るって、タケノコミサイルを防ぎきる。スカイも敵の攻撃をかいくぐって再び攻撃のチャンスを伺う。

しかし竹ランボーグの放った一発の流れ弾が、岩陰に隠れているましろ達目掛けて飛んでいく。

 

「あぶない!!」

 

それを確認したスカイが急いで駆け寄ろうとするが距離が遠すぎる。

 

「任せろ!」

 

サンライトがそう叫ぶと、巨大化した盾を投擲した。

盾はましろたちの前に突き刺さり、タケノコミサイルの爆風から彼女らを守る。

 

「大丈夫かましろ!エル!」

 

「うん、大丈夫!ありがとう!」

 

ましろの無事を確認したサンライトは、ランボーグに向き直る。敵はサンライト目掛けて駆け出してきた。

 

「頭に血が上ったか?さっきの俺と一緒だなぁ!」

 

盾を構え直し、ましろとエルを守るため竹ランボーグと対峙する。竹ランボーグの背後からスカイが拳を突き出すが、今度は回避せずに竹槍で防御した。竹槍はランボーグを守るように全身を隠すように防御している。

 

「それならっ!!」

 

サンライトは地を蹴り竹槍の防御壁を自慢の拳で殴って破壊する。しかし竹ランボーグは既に地面に潜っていた。今度は地面から奇襲をかけずにサンライト達からは離れた場所に姿を現すと、無数の竹槍を足元から生やして攻撃する。

 

「このままじゃ埒が明かないな…」

 

スカイの攻撃は竹の防御で防がれ、防げないサンライトの攻撃は回避する作戦らしい。このまま長期戦になれば二人の体力は消耗し、先ほどのようにましろやエルに危害が及ぶだろう。そうなる前に決着を付けなければ。

 

(慌てるな…ソラの言うことを思い出せ。相手をよく観察して、どんな手を打てば有効なのか…)

 

さっきみたいに焦って突撃するのではなく、相手の動きを読んで冷静に対処する。

それがスカイの戦い方であり、今回勝つためのカギだ。

ふとサンライトはランボーグの竹槍の発生場所に目を向ける。奴が竹槍を生やす時必ず手を地面に突き刺し、そこを起点に無数の竹槍を生み出してくる。そして自分の盾の特性。ただ攻撃を塞ぐだけでなく腕から分離したり、光のチェーンに繋げて振り回すことができる。そのチェーンを利用すれば…。

 

「閃いた!!」

 

サンライトは盾を光のチェーンに繋げて思いっきり竹ランボーグ目掛けて投擲する。

 

「ギャハハハ!!お前の攻撃はすべて避けてやるのねん!」

 

カバトンの言う通り、竹ランボーグは自分に向かって飛んでくるサンライトシールドを難なく回避する。だがサンライトの狙いは盾をランボーグに命中させることではない。

投げた盾の軌道が鞭のようにしなって、光のチェーンがランボーグの背後にある巨大な岩にひっかかる。それに伴いこちらに戻ってきた盾のチェーンに竹ランボーグが引っかかり、背後にある岩ごと巻き付いて動けなくなる。

 

「なにぃいいいっ!?」

 

ビックリ仰天のカバトン。グルグル巻きにされて竹ランボーグは動けなくなる。何とか竹槍を生やして拘束を解こうとするが手足が光のチェーンの拘束に阻まれ呼び出せない。こんな状態では潜って逃げる事すら不可能だ。

 

「いまだ!スカイ!」

 

サンライトの呼び声にスカイが反応した。

 

「ヒーローガールーッ!!スカイパァーンチッ!!!」

 

青い拳のオーラを全身に纏ったスカイの一撃が竹ランボーグに炸裂した。

 

「スミキッター…」

 

竹ランボーグは浄化され、元の素体となった竹に戻った。そして戦闘の余波で破壊された河原の地形も元に戻った。

 

「ムッキー!キュアサンライトとキュアスカイ…ふたりがかりなんてヒキョーなのねん!どっちか一人が相手なら勝ってたはずなのに!!」

 

悔しがるカバトンは「こうなったら~」と呟くと、ポケットからキノコを二つを取り出した。

 

「あ、あれは!?」

 

それは先ほどハルト達が取ろうとした毒キノコだった。カバトンはそれを自らの口にねじ込み、もごもごと咀嚼する。

 

「オイオイオイ、死ぬわアイツ」

 

サンライトのボヤキを余所に毒キノコを飲み込んだカバトン。

 

「うまうま♪これでまたパワー全開なのねん!」

 

これでもエネルギーが補給できたようで二体目のランボーグを生み出すべく、高らかに手を上げた。

 

「ええ!?まさかの二回目ですかぁ~!?」

 

「その通り!じゃあいくぜ!アンダーグっ…ぐぅ!?」

 

だが二回目は訪れなかった。毒キノコを食べたことでお腹を痛めたようで、カバトンは蹲って悶え始めた。

 

「うぎぃぃ…い、いってぇ~!」

 

「まったく…むやみに山にあるものを取ったり食べたりしちゃダメなんですよ?」

 

めっ!と子供に言うようにカバトンに注意するスカイ。

 

「ち、ちくしょう…!覚えてやがれ…カバトントン…!」

 

カバトンはお腹を抑えながら悔しそうに呪文を唱え去っていた。

 

「ふたりともお疲れ様!助けてくれてありがとう!」

 

「えるえるぅ♪」

 

戦いが終わり変身を解除した二人のもとに、エルを抱っこしたましろが駆け寄ってきた。

 

 

 

「いいえ、ましろさんがエルちゃんを守ってくれて、ハルトさんも一緒に戦ってくれたから安心して戦えました!」

 

「俺もソラのアドバイスのおかげでさっきの作戦を思いつくことができた。一人だけじゃ今回の敵には勝てなかったな」

 

ハルトはソラに向き合い感謝の言葉を述べる。

 

「また助けてもらったな。本当にありがとう、ソラ」

 

「お礼を言うのは私も同じです。こちらこそありがとうございました!ハルトさん!」

 

お互いにお礼を言い合い握手を交わすハルトとソラ。

ましろはそんな二人を見ながらニッコリと微笑むのであった。

 

 

 

 

______

 

 

 

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__

 

 

 

 

「エルちゃん、パパとママの顔を見れて少しは安心できたかな?」

 

「きっとそうです!エルちゃんとっても喜んでましたし!」

 

夕方、ハルトとソラとましろは自宅の庭で話をしていた。

戦いの後、自宅に戻った三人は入手したスカイジュエルをヨヨに渡し、ミラーパッドにエネルギーを注いだことで無事通信が復旧した。そしてエルに両親の顔を見せることができたが、彼女の両親はなんとスカイランドの国王と女王だったのだ。カバトンは彼女をプリンセスと呼んでいたが、本物の王女様だったとは。ちなみに愛称で呼んでいた「エル」という名前も彼女の本名だったので「私がつけた名前、合ってました~!」とソラがはしゃいでいた。

 

「うん、本当に良かったよ。エルをパパとママに会わせることができて…」

 

ハルトはエルが両親の顔を見て涙を流す姿を思い出していた。それを見た時、ふと赤ん坊の自分を置いていった親父の事を思いだして何とも言えない気持ちになったが、そこはぐっとこらえて泣いて顔をくしゃくしゃにするエルの涙をぬぐい、頭を優しく撫でてあげた。今、彼女はヨヨさんに見守られながら眠っている。お出かけに両親との再会にと、色んなことがあって疲れたのだろう。

 

「それにしてもおばあちゃんがハイパー何とかってすごい博士だったことにもビックリだよ!」

 

「ほんとそれ。そのうち元プリキュア説もマジで現実になりそうだな…」

 

実はハイパースゴスギレジェンド名誉博学者だったヨヨの説明によると、ソラとエルをスカイランドへ送り届けることは可能だが、準備が整うまで時間がかかるらしい。

 

「その間、エルちゃんを守らなくちゃいけないんだよね」

 

「はい、カバトンはエルちゃんの力を狙ってまた襲ってくるに違いありません」

 

「でも止めてやるよ。エルを両親の元へ送り返してやるまでは、絶対に守り通して見せる」

 

ハルトは手に持ったスカイトーンとミラージュペンを見つめながら言う。

 

「大事な友達が、俺の目の前で泣いてる姿は見たくねえからな…」

 

親父が唯一残したアクセサリーとハルトの中から生まれたミラージュペン。プリキュアの力は、エルを狙う刺客から大切な友達を守るための力だ。自分のすべき使命を胸に刻むハルト。そこにソラが優しく声を掛ける。

 

「それは私も同じです。大切な友達を守るためにも全力で戦います。もちろん、ハルトさんと一緒にです!」

 

「わ、私だって同じ気持ちだよ!戦うことはできないけど、私も自分のできることでハルくんやソラちゃん、エルちゃんを支えてあげたい!」

 

「二人とも…ありがとう。これからもよろしくな!」

 

「はい!」

 

「うん!」

 

手を取り合って決意を新たにする三人。どんな困難が待ち受けていても、この二人が傍にいてくれれば乗り越えられる。ハルトはそう確信し、笑顔をみせるのだった。

 

 

 

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