昔書いたネタ作品です

1 / 1
昔、よう実にすごくハマっていた時期に書いたネタです。何話か聞こうとしたけど結局やめた作品ですが、投稿せずに消しちゃうのは勿体無いかなって思ったので投稿してみました

※一部、他の作品などのネタが入っています



【ネタ】もしも1ーDにめちゃくちゃ可愛い男の娘がいたら

オレのクラスであるDクラスには美少女のような容姿を持った男子生徒がいる

 

 

彼の名を白雪かなめ。名前までもが可愛らしい男の娘である。白雪は美少女並みに可愛いので女子にも人気だが男子にも大人気でクラスで作ったDクラス可愛い子ランキングではあのクラスのマドンナ的存在の櫛田を抑えてのぶっちぎりの一位だ(白雪かなめは男である)

 

 

ここまで聞いて、では白雪かなめはどれくらい可愛いのか気になってくると思うのでオレが簡単に説明するとそうだな、まずは自分の好きな子、或いは好きなモデル、アイドル、女優など今まで見た一番可愛い子を想像してみてくれ。その思い浮かべた子の10倍可愛いのが白雪かなめなのである。その可愛さゆえ白雪を見た誰もが「おっふ」と謎の奇声を上げ赤面するのが一連の流れだ(もう一度言うが白雪かなめは男である)

 

 

さて、何故オレが今白雪かなめについて語っているかとそろそろ白雪が登校してくるからだ。どうしてわかるって?それは___

 

 

「おっふ!!おはよう白雪さん!」

 

「おっふ!!今日も可愛いね白雪さん!」

 

「白雪さんと同じクラスになれて俺は本当に幸せだ…おっふ」

 

「おっふ」

 

「おっふ」

 

「おっふ」

 

この大量のおっふが聞こえるからだ。毎朝、白雪が登校してくる度に聞こえるおっふコールが彼が来たという合図

 

「おはよう清隆くん!」

 

「おっ……おはよう白雪」

 

口から漏れそうになるおっふをなんとか抑え込み白雪に挨拶する

 

「今日は3時間目に体育があるみたいだよ!頑張ろうね!」

 

そう言って微笑んでくるこの生まれてくる性別を間違えた男、白雪かなめはオレの綾小路清隆の友人である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、あれは入学初日の時だった

 

 

初めての学園生活に胸を膨らませたオレは教室に着いて早々友達作りをしようとしていた。だが、前の席の小太りの男子に話しかけようとすると他の生徒に先を越され、隣の席の堀北は会話をするつもりがないのか本を読み始めてしまった。どうしよう、このままじゃ出遅れるぞ

 

 

そんな時だった。ガラッと教室のドアが開き、教室に入って来た生徒を見た瞬間教室が静寂に包まれた。そして次の瞬間生徒達全員が声を揃えて

 

 

「「「おっふ」」」

 

 

と言ったのだ。なんだ?なんなんだおっふって!?自然と口から出てしまったぞ!?おっふという自然と出てしまった言葉に混乱するオレに対し他の生徒達は入って来た女子のあまりの可愛らい見た目に騒ついていた

 

 

「ねぇねぇなにあの子!めちゃくちゃ可愛いんだけど!!」

 

 

「だよね!あんな可愛い子初めて見たよ!モデルか何か!?」

 

 

「うわっ誰だよあの子!俺声かけようかな!」

 

 

「抜け駆けは寄せ!俺が先に話しかける!!」

 

 

「あんな可愛い子と同じクラスとか俺運使い果たしたかも!!」

 

 

「だけどあの子…なんでズボン履いてるんだろ?」

 

 

「あれ?本当だ」

 

 

「なんでズボン?」

 

 

「可愛いのにズボン…どういうことだ?」

 

 

教室に入って来た美少女は何故かズボンを履いていた。彼女はスカートが嫌いなのか?足を見せたくないとか。普通に考えてズボンを履いているということはもしかして…いや、まさかな。ふと思い浮かんだある可能性にないなと首を振っていると美少女は教室を見渡したあと自分の席を見つけたのか歩き出した。そして彼女が座ったのはオレの後ろの席で

 

 

オ、オオオオレの後ろォォ!!??!

 

 

バッと後ろを振り返ればやっぱり美少女がいる

 

 

「?」

 

 

おっふ…!近くで見るとますます可愛いな。いや、それよりもこれは神さまが与えてくれたチャンスなのでは?きっとこの美少女と友達になれるように席を近くにしてくれたんだ!よし、ならばさっそく

 

 

「あ、あの、オレは綾小路清隆って言うんだ。よろしくな」

 

 

「綾小路くん…ボクは白雪かなめ。よろしくね!」

 

 

ボク…これは僕っ子というやつか?悪くない

 

 

「おっ、お、お…おう、よろしくな白雪」

 

 

白雪の笑顔についおっふが出そうになるが気合いで耐えなんとか誤魔化すと白雪は目を見開いてからにこりと微笑む

 

 

「…ふふ」

 

 

その時の白雪はオレが今まで見たものの中で一番美しいと思えるほど綺麗だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、担任の茶柱先生がやってきて学校の説明を一通りすると入学式まで待機と言って教室を出て行くと爽やか系男子である平田がみんなで自己紹介をしようと切り出し席順で自己紹介をすることになった。平田から順番に井の頭、山内、櫛田、池、高円寺と続く。ほとんどの生徒が自己紹介をする時白雪の方をちらちら見ていたが気にしないでおこう。途中赤髪の男子生徒が自己紹介なんかくだらないと言い複数の生徒が教室を出て行くというハプニングが起きたが残った生徒達で続けることになった。そしてとうとうオレの番が回ってきた。平田に声をかけられ慌てて立ち上がる

 

 

やべー全然自己紹介考えてなかった。どうしよう…いや、落ち着けオレ!白雪も見ているんだ男を見せろ!!

 

 

「えー、えっと、綾小路清隆です。その、えー…得意な事は特にありませんが、皆と仲良くなれるように頑張りますので、えー、よろしくお願いします」

 

 

挨拶を終えてそそくさと席に座る。フッ…どうだ皆見たか?俺の自己紹介をっ!……失敗した!!!

 

 

「よろしくね綾小路くん。仲良くなりたいのは僕らも同じだ。一緒に頑張ろう!」

 

自己紹介に失敗したオレは平田にフォローされ同情っぽいというかお情けの拍手を受けて終わった。(因みに白雪はみんなとは違い笑顔で拍手してくれていた)

 

 

「それじゃあ最後に後ろの君、お願いしてもいいかな?」

 

 

「はい」

 

 

恐らくみんなが待ち望んでいただろう白雪の自己紹介が始まった

 

 

「ボクは白雪かなめです。みんな仲良くしてください!」

 

 

「(可愛い…!正直どうしてズボンなのって思ってたけど、もうどうでもいいわ)」

 

 

「(逆にかわいい…)」

 

 

「こう見えて運動は得意だったので中学ではよく助っ人として呼ばれてました!」

 

 

「(可愛いうえに運動も出来るなんて…!)」

 

 

クラスのみんなはバスケやバレー、水泳、テニスなどをする白雪の姿を思い浮かべる

 

 

「(どんなユニフォームでも似合いそう!!)」

 

 

「それと…これは一番大事なことなので初めに言っておきます

 

 

 

 

 

 

ボクは男です」

 

 

「「え」」

 

 

白雪の言葉に一瞬思考が止まる。…まさか、オレの思い違いだと思ってたのに…本当に__

 

 

「「えええええっ!!!」」

 

 

オレと同じように固まっていた生徒達が声を上げ白雪に詰め寄る

 

 

「イヤイヤイヤ嘘だよね!?そんなに可愛いのに男子なんて!」

 

 

「女の私でもかわいいって思う程なのに!」

 

 

「俺の初恋がっ!」

 

 

「どっからどう見ても女だよな!?嘘だと言ってくれ!!」

 

 

「ちょっと、みんなっ…怖いよ」

 

 

涙を浮かべ少し怯えた様子の白雪の姿にまたもおっふが出る。そして詰め寄った生徒達は慌てたように謝った

 

 

「ご、ごめんね!?泣かせるつもりはなくて!」

 

 

「ううんいいの。よく驚かれるから」

 

 

涙を拭った白雪は上目遣いをしてオレ達を見る

 

 

「かわいいのが好きだからボクもかわいい姿でいたいと思っておしゃれしてるんだけど…変?」

 

 

かわいい!!!

 

 

「いやいや全然!凄く似合ってるよ!」

 

 

「そうだよ!そりゃあ男だって聞いた時は驚いたけどこんな男がいたっていいじゃん!」

 

 

「男の娘!!」

 

 

「そのツインテールも似合ってる!!」

 

 

「みんな…」

 

 

自分を認めてくれるクラスメイト達の言葉が嬉しかったのか頬を赤くして笑みを浮かべる白雪

 

 

「ありが「うわー、その見た目で男とかマジないわ」」

 

 

お礼を言おうとした白雪を遮るように拒絶の言葉を言い放ったのは自己紹介の時にインターハイに出たと嘘を言った山内だった

 

 

「お、おい何言って」

 

 

「山内!お前もさっきまで白雪さんのこと可愛いって言ってたじゃねぇか!」

 

 

「確かに可愛いかったけど男だってわかったら一気に萎えたっていうかさー。マジオカマとかキモい」

 

 

「あ…ごめッ」

 

 

「ちょっと!アンタ最低!白雪さんに謝りなさいよ!!」

 

 

「そうよ!自分の好きな姿でいることの何が悪いの!」

 

 

「アンタの方がキモいっての!!」

 

 

「はあ!?」

 

 

山内の言葉に傷ついた白雪を見て女子達が山内に批判するとまさか自分が責められるとは思ってなかったのか声を荒げる

 

 

「どうして俺が責められるんだよ!普通に考えて気持ち悪いだろ!」

 

 

「山内の野郎2回も白雪さんを侮辱しやがって!」

 

 

「お前!よくも白雪さんを泣かせたな!」

 

 

「みんな落ち着いて!!」

 

 

女子だけじゃなく白雪に対しての侮辱に耐えられなかったのか男子も混じろうとした時、平田の大きな声で騒ぎが止まる

 

 

「みんな落ち着いて。まだ入学初日なのに騒ぎを起こしちゃ駄目だよ」

 

 

「でも平田くん!」

 

 

「勿論みんなが怒るのもわかるよ。僕だって同じ気持ちだ」

 

 

「お前オレを助けてくれるんじゃないのかよ!」

 

 

「山内くんだっけ?勇気を出して性別を教えてくれた白雪さんに対してあんな言い方はないんじゃないかな。人の見た目を笑ったり悪く言うのははっきり言って最低だと思う」

 

 

「うっ」

 

 

「これから3年間一緒に過ごすクラスメイトなんだから仲直りしようよ」

 

 

「………悪かったよ」

 

 

温厚そうな平田が強めに注意する姿に本当に怒っているんだと見てわかる。そんな平田や自分を睨んでくるみんなの視線に耐えきれなくなったのか山内は白雪に頭を下げた

 

 

「山内くん…いいよ。ボクも紛らわしかったしね」

 

 

無事に仲直りが済んだ山内と白雪だが一部の女子は山内の様子を見て絶対に反省してないとヒソヒソ話している

 

 

「ごめんね白雪さん。嫌な思いさせて山内くんが言った事は気にしなくていいから。その女の子みたいなかわいい姿は白雪さんに一番合ってるよ」

 

 

「平田くん…ありがとう」

 

 

「おっふ!」

 

 

ん?何故か今平田ではなく白雪と同じツインテールの女子…確か王と言ったか?彼女がおっふしたのだがどうしておっふしたのだろう。さっきのやりとりでおっふする要素あったか?

 

 

それから平田は一通り自己紹介が終わったので後は自由にしてくれと言うと生徒達は隣同士で喋ったり読書したり、白雪に話しかけたりしていた。先程の出来事など何もなかったかのように可愛らしく笑う彼女…彼はやっぱり可愛い

 

 

だが、オレだけが気づいていた。白雪を悪く言った山内を女子や男子が責めていた時、白雪が氷のように冷たい目で山内を見ていたことを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ注意↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山内はちっとも反省などしておらず、その後もかなめちちゃんに毎度毎度嫌がらせをします。その度にクラスメイト達はかなめちゃんを庇うのですが水泳の授業の時、身体を隠しながら着替えるかなめちゃんに山内はタオルを取り上げ、下ちゃんとついているのかと水着を下ろそうとします。泣き出しそうになるかなめちゃんに高円寺が助けてくれます。許せなくなったクラスメイトにいじめまがいな嫌がらせや着替えの事を教師に報告され、停学処分になった山内は逆ギレし、かなめちゃんの部屋に怒鳴り込みます。恐怖に震えるかなめちゃんを連絡を受けた我らが綾小路が助け、山内は退学になる流れです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答え合わせの時間

綾小路は白雪かなめの行動に不審な所があるのに気づいていました。さり気なく山内がちょっかいをかけてくるようにわざときっかけを作ったり、山内がした悪行を目立つようにしたり、山内が怒鳴り込んでくる時、わざと鍵を開けていたり。その事を白雪かなめに問い詰めると白雪かなめはあっさり白状しました。

彼は小学生の頃山内にかなり酷いいじめを受けていた事を。

白雪かなめが山内に復讐としてそれらの事を起こし、退学に追いやったのです。有名な高校で入学早々、一ヶ月も経たないうちに退学処分されるなど、前代未聞です。このことが世間に知れたら山内の人生は終わったも同然。世間は知りたがる。どうして彼は退学したのか。何をしてしまったのかと。一生苦しむ事になる

全てを告げた白雪かなめは綾小路にこの事は誰にも言わないように口止めをして、晴れやかな様子で笑うのだった


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。