【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
割とガチなラブコメにしてみました。
どこか懐かしい日々の甘酸っぱい空気を感じて頂ければ、本当に嬉しいです。
「あっ、妹からメールが入ってる」
ふとした瞬間、気がつくと……
「お兄ちゃん、ゆっこの誕生会終わったよ~♪ 迎えに来て♡」
「迎えに来いだってさ」
ついでにいうと、シンがモビルスーツ・パイロットを目指すきっかけになったのは、このメールの送り主である妹のマユちゃんだ。
実は最初にモビルスーツにドハマりしたのはマユの方で、軍がリクルート映画にもなると全面協力した”戦闘機の代わりにモビルスーツが出てくる(マヤノでない方の)トップガン”的な映画を兄妹揃って観たせいらしい。
本当に余談なのだが……この映画、主役は”上官殺し”のバックボーンまで含めて某ハムの人にそっくり(役者もよく似ている)であるらしい。
だが、マユは適性検査の結果、耐G特性や三半規管的な理由……つまり、モビルスーツに乗ると乙女の尊厳に関わる”虹色の物体”をまき散らす体質だったために泣く泣く諦めた。
そして、「マユの代わりに俺が!」と立候補したのが、我らがシスコン……もとい。妹想いの兄であるシン・アスカ君だったというわけ。
まあ、本人も実は上記の映画に妹と同じく密かにハマって、実に男の子らしい感性で「カッコ良さ」に憧れたのも確かだろう。
「私も、そろそろ戻ろうかな……お姉、心配するし。ん? シンって妹いたんだ? 私にもお姉ちゃんいるよ」
「へぇー。確かにリデラードって妹っぽいかもな」
「妹っぽいってなによ?」
ぷぅっと頬を膨らませるリデラードに、
「そういうとこ」
とツンツンと頬っぺたをつっつくシン。
二人の距離は随分と近くなっていて……その時、優しいメロディーと共に街角に流れたのは、
光る汗 Tシャツ 出会った恋
誰より輝く 君を見て
初めての気持ち見つけたよ
新たな旅が始まる
「あっ、”明日への扉”だ。ソロverの方だな」
「実はさ、私、ラクス・クラインって好きじゃなかったんだよね」
「なんで?」
「バカがラクス・クラインのグッズを買い込んで、旅費を爆散させたから」
「すんげー納得」
かさぶただらけ とれない心
あなたのやさしさでふさがる
「でも、今はそうでもないかも」
「なんでさ」
いつの間にか 隙間あいた心が満たされてゆく
ふとした瞬間のさりげない仕草
いつの日にか夢を語る あなたの顔をずっと
見つめていたい 微笑んでいたい
「おかげでシンと会えたから、だよ♪」
にっこり微笑むリデラードに、
「じゃあ、俺もリデラードの言うバカに感謝しないとな」
「えへへっ。シン、楽しかったよ!」
「俺もだ。リデラード!」
”CHU♡”
「ふぇっ!?」
唐突に頬に温かい感触……
「さっきの頬っぺたツンツンのお返しだZE♡ リデラードさんのファーストKISSだぞ♪ 感謝するが良い!」
「リデラード……」
「Bye-Bye、シン。また逢えたらいいね」
(多分、無理だと思うけど……)
行き場なくした強がりのクセが
心の中でとまどっているよ
「
初めて知ったあなたの想いに
言葉より涙があふれてくる
「……うんっ!!」
そして分かれるシルエット……
それは在り来たりで、どこにでもある小さな出会いと別れ。
数年後、もしかしたら二人は再会するかもしれない。
だが、それが幸せなものとは限らないのが世の中だ。
時に”運命”はとても残酷なものだから……
でも、今は少しだけこの歌を信じたい。
少し幅の違う足で
一歩ずつ歩こうね
二人で歩む道 でこぼこ道
二つ折りの白い地図に
示す決意を
正直に今 伝えよう
四年後の二人に、幸があらんことを。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「うおっ!? リデラード、戻ったのかっ!?」
と思わず身構える
リデラードの性格をよく知る彼ならば、「出会い頭のリデラード・ラリアット」が飛んでくるのを警戒するのも無理はない。
もっとも、そういう展開になるのは大体オルフェが悪いのだが。
しかし、警戒するオルフェをよそにリデラードは素通りし、
「リッちゃん、お帰り。あれ? なんか、いいことあったの?」
何やら姉の直感か? 頬が微妙に緩んでいることに気づいたらしい。
「ん。まあ、そんなとこ」
そのままリデラードはベッドにダイブして、ぼふっと枕に顔を埋めてしまう。
そして、
(うわぁぁぁーーん! 私のバカバカバカバカバカ!! なんで初めて会った男の子にあんな恥ずかしいことぉっ!?)
すると、どうやらダダ洩れしていたリデラードの思考を読んでしまったらしい姉はそっとベッドに腰掛け、微笑と共にリデラードの頭を撫でて……
「リッちゃん、素敵な出会い、あったんだね?」
「そ、そんなこと……」
「でもね……」
イングリットは真面目な顔で、
「お持ち帰り、できないよ?」
この姉、やはりどこかずれていた。
「しないわよっ!」
思わず顔を上げてツッコミを入れてしまうリデラードだったが、途端にしゅんとなり、
「それに二度と会わないことくらい、わかってるから……」
「それはどうかな?」
「お姉?」
「あのね、リッちゃん……人の”
「お姉、よく
するとイングリットはクスクスと笑い、
「いつもオルフェを見ているから、だよ? だから、遺伝子に刻まれた程度の”人造の運命”なんてそんなに大したものじゃないって思えるの」
(だって、ラクスさんの運命はきっと、もう……)
それは、もしかしたらあるかもしれない
「えっ? もしかしてリデラード、なのか?」
「うそ……私のこと、まだ覚えていた、の……?」
気がついたら 心の中 優しい風が吹いて
明日への扉 そっと開く
「当たり前だろ?」
言葉が今 時を越えて永遠を突き抜ける
いくつもの季節を通り過ぎて たどり着いた二人の場所
長すぎた旅路のあと 誓った愛を育てよう
サブタイの意味は、”三度目の『明日への扉』”でした。
実は三回全て、意味と言うか意図が違いますw
でも、この回が一番、”正統派”かな~と。
さて……後書きを読んで下さる皆様の余韻を台無しにする発言を色々とw
まず、ラストの”再会”はあんなに綺麗じゃありません。だって構成的には前話(https://syosetu.org/novel/335614/59.html)、後書きの「(薩摩式)暴力とはこういう物だ」のシーンに続くシーンですのでw
また、当然二人きりな訳もなく……
ステラ:「ステラもあそこにいるよ~♪」
いきなり壮大なネタばらしをありがとうよ!(血涙
そうなんですよ。gdgdなC.E.73年、きっちりこの娘、生き残ってしまうんですよね~。
どれ……←設定を読んでいる。
……ところで君、どうやったら死ぬの?
ステラ:「ステラはとっても頑丈♪ えっへん!」
そうなんだよな~。
ステラだけじゃなくて、強化人間特有の”儚さ”が仕事してないというか……異能生存体チックってより三人そろって(三人に限った話じゃないかもだけど)コックピットに直撃喰らっても、
「「「あ~、死ぬかと思った」」」
で流してしまえる体質と言いましょうかw
まあ、”幻痛”自体もかなり愉快なことになってるし……
シンリデ書いていると思わず色々すっ飛ばしてC.E.75を描きたくなりますが、C.E.73描かないと全く意味不明になってしまう恐れガガガ……
なんせ”運命計画”巡って壮大なすったもんだの茶番劇が開催される予定ですので。
そして、各勢力の思惑が入り混じった結果、原作とは似ても似つかないgdgdな展開にw
その前にさっさとC.E.71を終わらせろというのは言わないお約束で。
最後に……リデラード&イングリットのトラドール姉妹、もう悪役とか無理だろ?w
お気に入り登録、ご感想、高評価などしていただけたらとても嬉しいです。