大体は妖怪のせいにできる世界に転生したんだがとりあえず冒険する 作:単眼駄猪介
お茶濁し気味に怪異と呼ばれる者達とのお話を投稿。
というか割とガチで本編の内容が薄れてきてるのでpixiv等で設定などを再履修中。
ぶっちゃけ生存報告ですね、コレ。許して…
ちなみに時系列は特に考えてないので、どこかの隙間で起きてた出来事くらいの認識でよろしくお願いします。
ギャグ全開で行きます(笑)
本日、お日柄もよく俺は今日も今日とて元気に過ごしてますが皆様はいかがでしょうか。
今日は友達であるウィスパーとジバニャン、モモカを連れてきておりません。
この自称普通の中学生、天野ケータにだってたまには一人でいたい時があります。
そんな訳で一人ぶらりとプチ電車旅。
たぞの駅で降りてブラブラ〜とあぜ道を歩いていたんです。
いやぁ、静かで緑の匂いが微かに匂う長閑な田んぼを歩くだけでも心の疲労が取れるようでございますよぉ……
「うん…?」
けれども、田舎というのは長閑であると同時に科学が発展し幽霊や妖怪の存在が否定されつつある世の中で未だそういった非科学的な世界があったりするのだ。
まあ、そういった事はそうそう起きることはないだろうが……
とにかく、俺は田んぼにクネクネと立つ白い何かを見て立ち止まる。
まさか、と思うが田舎で白いクネクネとした動きをする奴なんてアイツしかいない。
都市伝説としてはかなり有名な【くねくね】と呼ばれる、見た者を発狂させるヤバい奴。
「いやいや、きっと妖怪のイタズラだろう。ウォッチで確認するか」
もし、悪質な妖怪なら退治しなければいけない。
そんな義憤で俺はソレに向かって歩き始めた。
段々と明瞭になっていくソレは、まあなんというか……
「これ本当に妖怪の仕業かな…?」
ガチで白いニョロっとした棒が服を着てクネクネしていた。
でもどこか焦っているような…?
まあ気にしても仕方がない。
「んじゃあ、まずはぶっ叩くか」
「!?」
そこらへんで拾った木の棒でぶっ叩くと、くねくねは弾け飛んだ。
「ええ…」
あっけなさすぎて俺は目を疑い、辺りを確認しまくったが何にも見つからずその日は困惑しつつ帰ることにした。
3日後、気になってまた一人でたぞの駅のあぜ道にやって来た。
そしたら今度は黒いくねくねにあった。
「うわぁ……これ纏わりつかれてる…?」
まあもしも殺しに来るようなら妖怪達に助けてもらえばいいし、発狂したら家族や友人達に迷惑をかけるだろうけどウィスパー達ならきっと…
いや、この考えはよそう。
最悪の予想は後で考えればいい。
「えいえい」
「!?!?」
前みたいに突っついたらパァン!と弾けた。
もう笑うしかないが、そもそもコイツなんなんだろ。
くねくねは、どんなものか理解すると発狂するらしいがなんかニョロっとした棒としか言えない。
一体俺は何を理解していないんだろうか。
もしかしたら見るだけで発狂するの間違いなのかもしれないな……そうなると俺はよく妖怪達と絡むから耐性が出来上がっているのかな?
実際、俺は妖術を使えるし。
そんな考察の後、家に帰り次の日。
「おおもり山に出るとか聞いてないぞ」
久しぶりに妖怪ガシャの元に行こうと思ってたらくねくねに遭遇してしまった。
いやさぁ、妖怪ガシャって俺とウィスパー、モモカと会わせてくれただけでなく、ジバニャン達とも出会いの縁を作ってくれた存在だからさ。
感謝の気持ちとして軽く妖怪ガシャ周りの掃除をしようと思ってたんだよ。
都合が良いのか悪いのか、ウィスパー達は今日は確定申告とかでいない。
妖怪達にも確定申告とかあるんだ……なんて思いつつ、こうしておおもり山に来たんだが…
「オ マ エ ユ ル サ ナ イ」
「なんで?」
なんか恨まれてるんだよねぇ…弾け飛んだら死ぬのだろうか。
怪異だから死なないと思ってた。
「ユ ル サ ナ イ」
「………」
さっきからユルサナイ、ばっかだがほんの一体や二体、死んだ所で別に大した損害ではないんじゃないか?
コイツら、人を発狂したりぶっ殺すクセして仲間がやられるとブチ切れるのか…?
流石に許せねぇぞオイ。
「何が許さないだよ。人を弄んでる奴が一体二体、ぶっ殺されただけでグチグチ言うなよアホ」
「!?!?!?」
「なぁーにがくねくねよ!ちょんと突つけば殺せるか弱い存在のクセに!」
「や、ヤメ――」
「ヒャッハァァァァー!」
パァン!という音と共に弾け飛んだ。
流石に素手で触ると危なさそうなので、またそこら辺から拾った木の棒で突撃した。
「ふ、呆気ないものだな」
なんて笑う俺だったが、この選択を後悔……はしないがまさかの事態を予想できるはずが無かった。
だってさぁ!
まさか俺の家のちっちゃな庭に生えてくると思わんやん!
しかもたまたま親よりも早く起きた早朝!
「ユ ル サ ナ イ ユ ル サ ナ イ」
「チェスト」
外に立てかけてある釣り竿でチェストしたでごわす。
次は地下下水道で出会い頭にいた。
しつこいなぁ、って思いつつ相手をする。
「なんだよ、くねくねって暇なのかよ。ネットでイキる自己中みたいな野郎だな」
「ユ ルッ …サ ナ イ」
「ブハハw」
一瞬、怒るのは草生えるぜ。
ちなみに拾った石ころをスパーキングしたら釣り竿でチェストした時よりも派手に弾けた。
ちなみに地下下水道で何をしようとしていたのかというと、古典妖怪のから傘お化けから地下下水道で打ち捨てられた傘を回収してきてほしいというお願いである。
から傘お化け達は定期的に人間達が適当に捨てた傘を回収して供養するんだとか。
申し訳なさを感じるが、元の持ち主に悪夢を見せるらしいのでまあ勧善懲悪という奴だ。
安物のビニール傘といえど、ちゃんと使えるのなら最後まで使ってあげなければ金を払った元が取れない、というか元以上の分が取れたかもしれない可能性を捨てるわけだし使い捨てする奴はもっと苦しんでも良いと思う。
え?俺?ちゃんと壊れるまで使ってるが?
幼少期の頃から使ってた小さな傘は小学校の高学年に上がる前に壊れたし、親父や母さんが傘を忘れて買ってきたビニール傘等の安物は今でも保管して予備枠として備えている。
普通はこんなもんだと思うけど……世間は違うのかね…
さて、地下下水道での一件から更に4日後。
遂に家の中で現れやがった。
「コ ロ ス コ ロ ス コ ロ ス」
なんか完全にブチキレてて笑うしかねぇ。
理知外の存在のはずなのに妙に人間臭いのは笑わせに来ているだろう。
いや、もしかしたら元々が人間だったからだろうか。
くねくねを見て発狂した人は、いずれその人自身もくねくねと化すとかあったような。
ウィスパー達はまるで気付いておらず、怪異はやはり妖怪とは違うのだろう。
「ん、弱い」
ま、雑魚に負ける俺ではない。
片付けてなかった鉛筆を投げて倒した。
そしてこの日から、パッタリと来なくなった。
「ふ、フハハ!俺の勝ちだぁ!」
「何を言ってるんでウィス?」
「チョコボー美味しいニャン」
気分爽快、大喝采ッ!!
最高にハイッて奴だぁ!
ーーー
くねくねが出なくなってどれだけたったのだろうか。
ふと、奴の事を思い出してくねくねのダンスをしてみる時がある。
家でやる時が多かったが、今日はひょうたん池の公衆便所でトイレを済ました後でついでにやってみただけだった。
「確かこんなんだったよな」
鏡を見ながらくねくねがしていたダンスをする。
なんかやっぱり見た目が地味にジワるな。
そんな事を考えていると、突然後頭部に衝撃が走る。
「あべら!?」
一体誰が、と憎たらしくソイツを見るとそこにはすっごい毛量のアフロヘアーのオニーサン。
知る人ぞ知る、ドリアン佐藤であった。
いや誰だよ。一瞬、そう思ったが次の言葉で俺は困惑する事になる。
「ヘイユー、そのダンスはよくない。すぐに忘れな!」
「え…?」
何が何だか分からない。
急に叩かれて怒りの感情が湧くはずなのに、今はただ困惑が勝っていた。
しかし、ドリアン佐藤は既に公衆便所から退出していて、ふと気付く。
「あれ?くねくねダンスってどんなだっけ」
後頭部を殴られたからだろうか。
完全にくねくねがしていた踊りを忘れていた。
そういえば原作ではドリアン佐藤はレベルに応じた妖怪達の勝利ポーズを【ダンシングスター】と呼ばれるものと交換で入手できる、最早恒例の謎の大人である。
ダンシングスターの存在もそうだが、妖怪が見えるドリアン佐藤は一体何者なのか。
今回の件でより疑問が深まったのだった………
「チッ…」
はい、という訳で短めながらギャグ()全開な回でした!
本作のくねくねは独自解釈なので、実際に会ったら確認すること無く踵を返して家に帰宅するか美味しいご飯でも食べて忘れましょう。
それが正しいのかは分からないけど。
さて、次は本編の話を進めるつもりなのでよろしくお願いします。
感想やここ好きも是非、良かったら投下してくれると嬉しいです。
のらうさロップちゃん可愛いから、ソッチを書いてからになりそうだけども()