鬼滅の刃~世界を渡った剣聖・閃とヒノカミの鬼殺譚~ 作:来斗
世界を超えた剣聖
「それじゃあ、また。ありがとう、たのしかった!」彼はその言葉を最後に呪いもろとも自爆した…はずだった」
『…ン―』
「…ここは…?」
『…ィン―』
「誰かおれを呼んでいるのか…?」
『リィン!』
「っ!」
彼、灰の騎神の起動者リィン・シュバルツァーは相棒である騎神、ヴァリマールの操縦席で目を覚ました。
「ここは…!ヴァリマール!おれ達は生きているのか!?」
『うむ、そのようだ、生体反応に異常は無い、安心するといい』
リィンは唖然としつつも彼の言葉に「そうか…」とだけ返し操縦席から降り立つと辺りを見渡した、あたりは木々が生い茂り見通しが悪い、だが少なくとも共和国のような東方に多く見られる植生であることはわかった。
「ここはどこなんだ?ヴァリマールはわかるか?少なくとも帝国ではなさそうだが…」
リィンの問いに彼も答えた、だがどこか曖昧だった。
『うむ、その事だが、先ほどこの周辺の地形をスキャンしデータと照合してみたのだが…この周辺の情報はゼムリア大陸の何処とも違う、おそらくだが異世界だろう。』
リィンは再び驚いた表情になったがすぐに確認した。
「!それはつまり、マクバーンがいた外の理の世界とも違うと言う事か?」
万が一のことも考えリィンは問いかけた、最もそうだとしたらより恐ろしい世界であるという確信から違うと思っての事ではあるが。
『うむ、間違いあるまい、今我々がこの世界にいること自体に何か意味が有るのだろう。』
それを聞いたリィンは考え込んだ。
「意味か…確かあの時は…!ヴァリマール!イシュメルガの意思は感じられるか!?」
リィンの言葉にヴァリマールは少し考え込むと答えた。
『うむ、遠いためかわずかだが感じられる、おそらくこの世界における強大な悪意を持つ何者かのそばにいるのだろう。』
それを聞いたリィンは逆に冷静になった。
「そうか…ならおれ達がやる事は一つだ、今度こそイシュメルガを倒す、そして元の世界に帰るぞ!」
リィンの決意を聞いたヴァリマールは頷いた。
『了解した、我の力が必要となった時はいつでも呼ぶがいい。』
「ああ、そのときは頼む。」
リィンはアークスⅡと食料や水、予備の武器やアークスがいくつか入ったかばん、そして自身の武器である神刀「焔群」を手に取った、ふとかばんに入った鏡に目をやると髪と目の色が戻りどういう訳か士官学院に入る前、少なくとも16歳ぐらいまで若返っているのに気づいた。
「!どういうことだ?どうして若返っているんだ?」
『それについては我にもわからないがここは異世界である以上次元の壁を超えた際になんらかの力が作用したのだろう、むしろ我が不安なのはあの力の事だが』
ヴァリマールの言葉にリィンも頷きつつ答えた。
「ああそれについては問題無さそうだ…鬼の力は使える…でも奴が離れたからか?暴走の心配は無さそうだ、それより近くに人が住んでいそうな場所はないか?」
その問いに彼はすぐに答えた。
『うむ、ここから30分ほど西に進んだ場所に建造物と生体反応を確認している、すぐに向かうといい。』
「わかった、ありがとう、行って来る。」
そう言いリィンはその方向へと歩き出した、この選択が彼らがこの世界に潜む巨悪、その一端を目にするきっかけとなるとはこの時は思ってもいなかった。
まずはプロローグを読んでくださりありがとうございます。
ひとまずリィンと炭治郎が出会うところまでは書き溜めていますので、そこまでは短いペースで投稿できると思いますので頑張ろうと思います。
初投稿なので慣れないところも多いのでどうしたらいいかアドバイスしてもらえたら嬉しいです、私生活で色々あって不定期になってしまうと思いますが頑張りますのでよろしくお願いします。
次回からは後書きにどうしてこういった形にしたか等書くことがありますのでそちらも見てくださると嬉しいです。