鬼滅の刃~世界を渡った剣聖・閃とヒノカミの鬼殺譚~   作:来斗

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3話目です。
…当初は2話同時の予定でしたが、偶然にもきりのいい感じになったので3話同時にします…見切り発車感がすごいですが暖かく見守ってください


鬼殺隊との邂逅

 リィンと桜色の髪の少女は鬼に殺された人達を簡単な物ではあるが埋葬していた、最後まで終わったところでリィンが口を開いた。

 

「おれがもう少し早かったら皆さん助かっていたかもしれません、せめて仇はとらせてもらいました…この国の作法とは違いますが皆さんの魂がせめて女神の元へ行けますように…」

 

 そう言うとリィンは彼らの簡易的な墓標につんで来た花を供え頭を下げた。それを見ていた彼女は心の中で呟いた。

 

「(この人…本当に優しくて素敵な人だけど…どうしてかな?なんだか悲しい感じがする…)」

 

 彼女はそう思いつつ考えていたがしばらくしてリィンが歩み寄った。

 

「待たせてしまって申し訳ありません…せめて彼らを弔ってあげたかったので…」

 

 リィンの言葉に彼女は首を横に振ると答えた。

 

「あ、ううん気にしてないよ、本当なら鬼を倒すのも私達の役目だから、むしろ私の方が謝らないといけないから…」

 

 彼女の言葉にリィンは安心すると応えた。

 

「ならよかったです、それと自己紹介がまだでしたね、俺はリィン・シュバルツァーです、えっと…リィンが名前でシュヴァルツァーが家名です、呼びにくいようでしたらリィンでかまいません。」

 

 東方の一部の国では名字が先に来る事を知っていたリィンはそう名乗った、すろと彼女は何度かリィンの名前を練習するように呟き、やがて口を開いた。

 

「うん、こちらこそよろしくね、わたしは甘露寺蜜璃、よろしくね、リィンさん。」

 

 自己紹介を終えたところで、リィンは彼女に問いかけた。

 

「甘露寺さん、一つ確認させてください、あの鬼は刀を持った俺を見て『鬼殺隊か?』と言っていました、あなたはその鬼殺隊のメンバー…もとい一員ですか?」

 

 それを聞いて彼女は少し考え込んだ。

 

「(リィンさん悪い人じゃないみたいだけど…ううん、彼は殺された人達を見て本当に悲しそうだったから…信じなきゃ)…うん、そうだよ、わたしは鬼殺隊の一員だけど…一つ聞かせて、リィンさんはどうやって鬼を倒したの?鬼を倒せるのはこの刀…日輪刀か日の光じゃないと倒せないから…」

 

 それを聞いたリィンは驚いたが同時に納得した。

 

「(なるほど…彼女の刀から感じる妙な感じは日光か)日輪刀という物は知りませんが俺が使っている太刀は俺の故郷で手に入る特殊な鉱石を使って作られていますのでもしかしたらそれが日光の代わりになったのかもしれません、この刀に使われている鉱石は俺の故郷では女神の加護を受けた物と言う伝承がありますので…」

 

 リィンの言葉に蜜璃も考え込んだ。

 

「(あっ!言われてみたらリィンさんの太刀からなんだかきらきらってしてどわーって感じがする!)それならそうかも…ねえリィンさん、提案なんだけどわたし達鬼殺隊のお館様…当主に会ってみない?わたしこれでも柱っていう鬼殺隊の9人…あっ1人引退しちゃったから今は8人だったかな…と…とにかく、鬼殺隊でも特に強い8人の1人だから許可はだせるけどどうかな?」

 

 リィンの答えは既に決まっており頷いた。

 

「かまいません、俺も鬼殺隊の当主には一目お会いしたいと思っていましたから…」

 

 それを聞いた蜜璃は口を開こうとしたが、すぐに遮られた。

 

「じゃあ―「指令!指令!甘露寺蜜璃!その男、りぃんを連れて本部に帰還せよ!帰還せよ!」―えっと…お館様もお会いしたいみたいだから大丈夫みたい…」

 

 リィンと蜜璃の2人は少しばかり苦笑したが、すぐに真剣な表情になるとリィンは例の喋るカラスをみやると応えた。

 

「その招待お受けします、甘露寺さん、案内お願いします。」

 

 リィンの言葉に彼女は頷くと「わかったわ!案内は任せて!」そう言い先立って歩いていき、リィンも後に続いていった。




 3話を読んでいただきありがとうございます、登場した柱が甘露寺さんだったのは他の柱だと少し面倒ごとになるような展開しかおもいうかばなかったのでこうなりました。
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