鬼滅の刃~世界を渡った剣聖・閃とヒノカミの鬼殺譚~ 作:来斗
ー一日目ー
今日は嬉しい事があった。
リィン教官が狭霧山に来て、暫くの間は住み込みで稽古をつけてもらえる事になった。鱗滝さんには悪いとは思ったけど、その鱗滝さんからしっかりと学ぶようにと送り出してもらえた、最初は所謂見取り稽古で八葉の技を見て覚えてその後直ぐに基本的な型の練習に入るそうだ。
本来は刀の使い方を先に学ぶそうだけど、おれは鱗滝さんの修行もあって基礎的な事は出来ているから早めにこの訓練に入るらしい、教官が言うには八葉一刀流は鬼殺隊の呼吸を使わない分、様々な応用が効くそうだ、だけど教官の場合は八葉を使った戦い方が身に付いているから逆に他の型を合わせることは難しいらしい、それとは逆に俺の場合はまだ剣を学び始めたばかりだから組み合わせた戦い方が身に付きやすいそうだ、大変そうだけど頑張ろう…それと教官が言うように禰豆子のことを信じてあげないといけないな…
ー二日目ー
今日から暫くは型の練習をする事になった、水の呼吸に似た型が有る一と三の型については思ったよりも早く形になってリィン教官もこれなら思ったよりも早い段階で他の修行に入れるって言っていたから少しは期待に答えることが出来てるみたいで嬉しく思えた、日が暮れる頃には二の型もなんとか使えるようになったしこれからも頑張ろうと思う。
―十日目―
…思ったより長かった…なんとか五の型以外の型は使えるようにはなったけど大変だった…もう少し書きたい事はあるけど疲れたから今日はここまでかな…
…そういえばリィン教官が鱗滝さんに何か話していたけど…なんだったんだろう?
―十一日目―
リィン教官が今日から二日間おれの息抜きとして泊りがけで出かけるそうだ、昨日話していたのはその事だったみたいで、鱗滝さんも珍しく良いと言ってくれた、とは言ってもただの息抜きではなく鬼殺隊は町での任務とか汽車と言う乗り物でそれなりに離れた所まで向かう事もあるから山育ちのおれに少しでも都会の空気を経験して欲しいからなんだとか、禰豆子の傍から離れるのは不安だけど確かに必要な事だと思うし、鱗滝さんもそう言う事ならと認めてくれた。
…実際お二人の判断は正しかったと思う…浅草に着いたときにおれは余りの人の多さに人に酔って倒れかけてしまってリィン教官に迷惑をかける事になってしまったから申し訳なく思う…けどリィン教官は笑って「気にしなくて良い」って言ってくれたし、汽車に乗ったときは柄じゃないけど少し楽しかった、リィン教官も始めて乗ったときは自分も同じだったって言ったときも嘘じゃなかった…禰豆子が人に戻ったときには一緒に乗ってみたい、そう思ってリィン教官にこの事を伝えたら頑張ろうって言ってくれた。
戻ったら修行をもっと頑張ろう…ただ、リィン教官から少しくらいは冗談が言えるようになったほうが良いって微妙な感じで言われたからそっちも頑張らなきゃ…
―十二日目―
帰った後に鱗滝さんにおれなりの冗談を言ってみたけどすごく心配された…おれも自分ではわからなかったけどすごい顔になってたみたいでそう言う意味でもどうにかした方が良いかもしれない…ちなみにリィン教官は森で明日からの修行の準備をしているそうだ、明日からは今までとはまた違った形で厳しい修行になるみたいだから今日は早く休もうと思う。
―十三日目―
今日から八葉の五の型である残月の修行に入る事になった、リィン教官は森の一角に振り子のような動きをする罠をいくつか仕掛けていてこれらを最小限の動きで避ける訓練をするそうだ、ただ、おれの鼻を使えないようにして訓練すると言うものだった、最初は刀が無い状態で最小限の動きで避ける技術を身に着ける訓練だった、本当に最小限の動きで避ける理由だけど、教官は匂いで感じ取れても実際に避けれるかどうかはまた別の問題だと言っていた、例えば右の攻撃を避けたと思いきやまた別の方向から攻撃が来ることもあり得るからよほど範囲が広い攻撃以外は最小限の動きで避けるようにという指導をもらった。
少しでも生き残る可能性を上げるためにも忘れないようにしよう。
…あと冗談については教官からも心配されてしまった事をここに記しておく…
―十八日目―
ついに八葉の基本の型を全て習得できた事をここに記しておく、リィン教官が言うには次に覚えてもらうのは八葉の奥義だそうだ、ただリィン教官は鬼殺隊の一番偉い方である産屋敷耀哉さんという人―実際にお会いする事になったときはお館様と呼ぶようにと教わった―と交渉してなんとか長期の休みを貰えたらしく、修行を付けれるのは明後日が最後で今回教わる奥義は一つは実際に習得してもらい、もう一つの技は実戦で習得して欲しいそうだ、大変だけど全力で頑張ろうと思う。
それと冗談については何とか言えるようになったと思う。
実はこの話は一度書き直しています。
これでも頑張りましたので温かく見守ってください…