低カロリーなタフチーンの作り方を教えてください 作:猫好きの餅
お久しぶりです。
今回はR-15の壁に挑戦してみたよ()
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「…ニィロウさんや」
「ん〜♪…なぁに?」
「何してんの?」
「充電だよ?」
色々と、…ホントに色々とドタバタしたフォンテーヌ旅行が終わり、帰国して数日。
新しくなったズバイルシアターでの日常が戻ってきたんだけど、どうやらこの幼なじみ様は戻らなくなっちゃったみたいだ。
「いや充電って、いくらなんでも
「やっ。だって我慢出来なくなっちゃったんだもん……ぎゅ〜♪」
そう言いながら、街の大通りの死角になっている木の裏で可愛く抱きついて来るニィロウに、俺はこめかみに手を当てながら幸せなため息をついた。
一応、まだ言っておくとスメールの面々には俺とニィロウの関係は内緒にしている。
やっぱり街一番の踊り子に男がいるってなると箔に傷が着くんじゃないかという俺の心配だ。
一応ズバイルさんにだけは報告して承諾は得ている。シアターも改装してニィロウの踊りも順調となると俺の提案に首を横に振れない様子だった。「クーファはそれでいいのか?」と心配して聞かれたが、俺は「家のニィロウだけでも胸焼けしそうなんで。いやホントに」と返した。
フォンテーヌ旅行でのニィロウも物凄かったが、帰ってきてからのニィロウもすんごい。家に入ったらまず抱きついてきてキスをせがんでくるし、料理をする時だって背中に引っ付いてくる。食事の時もめちゃくちゃあーんしてくるし、寝る時だって一緒だ。
だからちょっとくらい離れても全然大丈夫だったりする。つかむしろ一旦離れるからそこシアター終わりに一緒に帰るのが楽しみになるわけで。四六時中一緒だと俺もゆるゆるになりかねない。
てな感じでいつもの日常に戻ったわけだけど。この踊り子様は戻ってないみたいだ(2回目)。
「……んぅ〜っ、すき」
「…っ、おいっ、まだここ外だぞっ」
「小声だから大丈夫だよ?…今日は疲れるからいっぱいクーファを補給しなきゃなのっ」
ちなみに体勢はニィロウお好みの対面座。胡座をかいて座った俺の足の上に跨るように乗っかって抱きついている。
密着度が段違いだから好きだとニィロウは言っていたけど、これ傍からみるとやましい事してるようにしか見えない。いやまぁ茂みに隠れて抱き合ってる時点でやましいけども。
「な、なぁ。そろそろ行かないと時間がヤバくないか?」
「…もうちょっとだけっ。……クーファ」
「ん、なにんむっ」
「んー♪」
ニィロウに唇を塞がれて何も言えなくなる俺。補給とは言いつつ俺から搾り取る気だろこれ。とは思いながらも抗える訳もなく、俺もニィロウの背中を手で支えると、ニィロウの「補充」を受け入れた。
言い忘れていたけど、これ朝の話な。
「おはざーす……」
「お、おはよう。…クーファ、朝からなんか疲れてないか?」
しっかりニィロウに吸われてフラフラの状態でいつもの厨房に行くと、商売に出す香辛料の準備をしていたジュートさんは目を丸くした。
「ちょ、ちょっと寝不足気味で…」
「どうしたんだよ?ニィロウと喧嘩でもしたのか?」
その逆だと言えたらどれだけ楽か。
「そんなんじゃないですよ。……ちょっとね…」
「そうか?…体調悪いなら今日は別に休んでも良かったのに」
「そういう訳にも行かないですよ。それに今日と公演はあるんですから、タフチーンを作らないと」
「お前もよくやるなぁ。早く付き合っちゃえば良いのに」
ああああ言いてぇぇ!!!
1日の仕事があらかた終わり、いい感じにニィロウ不足になってきた。これこれ。この状態でニィロウに会うとぶっ飛ぶんだよね(末期)。
なんか知らないけど気を遣ってくれたジュートさんが早くあがされてくれた。つっても公演が終わる時間までまだあるし、持ち歩く訳でもないタフチーンは厨房に置いてある。
うーん、どうするか。まぁとりあえずグランドバザールには行こうか。遠目でニィロウの踊りでも見てよう。
そんなことを考えながら、通りを歩いていると俺の視界の端に特徴的な赤茶色の長い髪が入り込む。
見間違えるはずもない。ニィロウだ。今ちょうど休憩中なのかな。昼間のこともあって会いたくなっていた俺はニィロウに近づいて行く。幼なじみなら挨拶くらいするもんな。うん。
彼女は誰かと歩いているようで、ちょこちょこ横を見ながら話している。ちょうど壁やら人やらが邪魔で誰かまではわからないけどドニアザードかディシアさんかな?
俺がそんなことを考えながら頭お花畑で近づいていくと。ニィロウと一緒に歩いている人が………。
…………ぇ。
「えっと、ここであってるかな?」
「おそらくそうだろうな。…はぁ、なんで俺がこんな事をしなくちゃならないんだ」
「あはは、アルハイゼンさんってこういうの苦手そうだもんね」
ニィロウと歩いていたのは女友達じゃなった。
髪は銀だろうか。少し長めの前髪から覗く顔つきは整っており、切れ長の目がクールな印象を与えてくる。肩にかけた緑色の上着の下から鍛えられているとひと目でわかる肉体が見える。
要は、とんでもないイケメンとニィロウが何やら仲良く話しながら一緒に歩いているところだった。
予想外すぎる光景に俺は目の前が真っ暗になる。い、いや、さすがにそんな訳ない。落ち着け俺。多分仕事関係で歩いてるだけだって。そうに違いない。うん。
でも、それなら何故なんだろうか。あのイケメンの腰に教令院のマークがついているから踊り子のニィロウとは関係なさそうなのに。
ま、まぁ、今日タフチーン渡す時にそれとなく聞いて見りゃいいか。うん。
冷や汗をダラダラ流した俺はぎこちない動きでその場を後にしょうとする。何より他の男とニィロウが歩いている姿を見て、自分でも驚くほどに黒い感情が出てきた。
俺がやっとの思いで振り返った時に、ニィロウの呟きが俺の耳に届いた。届いてしまった。
「そうだね、特にクーファには内緒にしなきゃっ」
…はぇ?
「……………はぁ…」
もうあれからどこをどう歩いたかわからない。
気づけば俺は道端のベンチに座り込んでいた。
俯いたままぐるぐると考えてしまう。
「……俺に内緒って……言ってたよな……?」
わからない。
考えれば考えるほどにわからない。
普段のニィロウを見て俺になにか隠し事をしている感じかはしなかった。だとしたら俺の勘違い……?そうだとしてもなんで?彼女はこういうの連絡は欠かさない性格のはず。……今日突然そうなったのか?
それとも、俺の何かがダメだったのか?
やっぱりニィロウの甘えん坊な所を一身に受け止めた方が良かったのか?もっともっと、彼女を………。
「……ーい、………のか……?」
つーかあのイケメンは何者だ?ニィロウは色々と教令院に因縁があるから、そうそう関わったりしないはず……。
「……聞こえ……?おーい」
いや、そういえばアーカーシャ事件の件で何人かと協力したって聞いた気がする。もしかしてその時の仲で?
「無視するなと言っておるじゃろうがっ!」
「うわっ!?」
耳元で炸裂した可愛い声に俺はびっくりして飛び上がる。
声がした方を向くと、薄水色の髪をふたつに結んだ美少女が頬を膨らませていた。
「ふ、ファルザン…先輩…?」
「そうじゃ先輩じゃ。全くせっかく見かけたから話しかけたというのに、若いのにもう耳が悪くなってきたのか?」
そう言い横に座ったのは教令院の教授のファルザン先輩。彼女は俺の顔を見ると心配そうな表情をした。
「…どうしたのじゃ?落ち込んでおるのか?」
「………そんな事ないですよ」
「そんな顔色で何を言っておる。青色超えて真っ白じゃぞ。……何があった?わしに話してみぃ」
「……なるほどの」
「…ま、まぁ多分俺の勘違いでしょうね」
「まぁそうじゃの」
「……即答なんですね」
自虐気味に言ったんだけど、即答で肯定してきたファルザン先輩に驚く。
「わしからみてもあの子はお主にベタ惚れじゃ。そんなニィロウが浮気なんて考えられん」
「もしかしたら、俺に不満があったのかも…」
「もしそうだからと言って本人に伝えずにそう言った事をするような子ではなかろう?お主が見ていたニィロウはそういうふしだらな女か?」
その質問に俺は首を横に振る。ファルザン先輩はそんな俺にそれ微笑むと立ち上がった。
「わかっておるのぅ。だったらストレートに聞いてみぃ。悩むのはそれからじゃ」
「……そうですね」
俺は両手で頬をパチンと張る。
「とりあえず、ニィロウと直接話してみます。考えるのはそれからです」
「うむ、その意気じゃ」
「その…いろいろとありがとうございました。相談に乗って貰っちゃって」
「気にするでない。この前のデーツナンのお礼じゃ」
まじでこの人には頭が上がらない。俺はお礼を言って彼女と別れると一目散にタフチーンを取りに厨房に向かうのだった。
……まず初めに、ニィロウの意識を俺だけに向けてやる!
♢♢♢♢♢
「うぅぅ、クーファに会いたいよぅ」
時刻は夕方になりかけ。今日の公演はあと1回だけど、朝に補給したばっかのクーファニウム(?)が切れちゃって私は元気が出ない。
彼と2人きりで行ったフォンテーヌ旅行はすっごく楽しかった!………って言っても2日目は丸々ホテルで過ごしちゃったけど……。
でも多分アレのおかげで相対的にダイエットには成功したよ!でも、副作用として私はクーファ中毒になっちゃった。どれくらいかと言うと、朝と帰った後にクーファ成分を補給しないとダメになっちゃうくらいに。
よぉし!この公演も頑張って、クーファとくっちきながらタフチーンを食べるんだ♪
それに、今日選ばれた学院祭の実況の事も話さなきゃ!
「お疲れ様でした〜!」
「お疲れニィロウ」
「お疲れ様〜」
そうこうしている内に公演が終わった!私は手早く荷物をまとめてシアターを出る。
ニヤニヤしたみんな見送れられながらステージ横のスロープを降りると、その先に私の愛しの人が待ってくれていた。
「…よ。お疲れ様」
……クーファぁぁ!!
ホントは叫んで飛びつきたいけどみんなの目があるから必死に欲を抑え込む。
「うんっ!クーファもお疲れ様っ!」
ううぅうう!抱き着きたいっ!でも我慢我慢っ!家に入ればもうそこからはこっちのものだからね!
ニヤニヤしちゃうのを我慢しながら挨拶を返したんだけど、クーファの顔を見ていたら1つ気がついたことがあったんだ。
……もしかして、クーファ何か悩み事があるのかな?ちょっと普段より肩を落としてるように見える。私を優しく見る目もちょっとだけ作ってるように見えるし。
「……どうしたの?」
「ん、…あー、なんて言うか、その」
クーファにしては珍しい、歯切れの悪い言葉。とりあえずここで話すことではなさそうだね。
「とりあえず歩きながら話そ?私からもクーファに話したいことがあったんだぁ」
「お、おう」
そう言いながら彼の手を引いて街を歩く。通行人から視線を感じるけどそんなことを気にしてる場合じゃないもん。彼のためなら私、なんでもするからね!
「えっと、それでどうしたの?」
「えっと、ちょっと聞きたいことがあるだけだよ。ニィロウからでいいぞ?何か話したいことがあったんだろ?」
こういう私を優先してくれる、優しいところも好き。
「じゃあ、お言葉に甘えるね?…実は私、今度のスメール学院祭の実況に選ばれたの!」
「へぇ、それは凄いな。……ん?」
「えへへ、教令院のほうから今日まで口止めされてたんだけど、前に教令院の人と討論したでしょ?その時にスカウトされたんだぁ。今日アルハイゼンさんとその打ち合わせをしてたところなの」
「………」
「えと、クーファ?どうしたの?」
何やらクーファは空を見上げてる。お空に何か飛んでるの?
不思議に思いながらクーファを見ていると、彼は顔を戻した。その顔にはさっきと違ってとても安心したような顔をしている。
「あぁ、ちょっと自分の中で辻褄があったんだよ。……えっと、俺さ。昼間にそのアルハイゼンさんとニィロウが歩いてるところ見ちゃって」
「えっ!?」
クーファが頭を書きながら言った言葉に、 驚いて私は声を上げる。
「それで話しかけようとしたらニィロウが俺には内緒だって言ってるのが聞こえて、ほんのちょっとでもニィロウを疑っちゃったんだ」
えっ、そ、それって……!
私にヤキモチ焼いてくれたってこと!?
それで誤解ってわかって安心したってことぉ!?
「…そ、そうだったんだ。…ごめんね?隠してて」
「口止めされてたんだろ?気にしなくていいって。俺の方こそ勝手にごめん」
そう謝りあって手を繋いで歩いているけど、私は内心燃え上がっていた。
も、もうこれは家に帰った瞬間補給してもいいよねっ!私ここまで我慢したもん!良いよねっ?
□□□□□
「ただいま〜」
「おう、おかえり」
「えへへ」
良かった。
俺の今の心情はこれに尽きる。
結局先輩の言った通り俺の勘違いだった。ニィロウはただ今度行われるスメール学院祭の実況の打ち合わせをしていただけで、俺に黙っていたのも向こうに口止めをされていただけだった。
とりあえず本当に良かった。
でも、俺がこれからやることを中止する気は毛頭ない。
「ニィロウっ」
「んんっ!?」
ニィロウの名前を優しく呼ぶと、振り返った彼女を抱きしめて唇を奪った。
「んっ、…ん…」
今日の俺はどうしてしまったんだろうか。ニィロウが愛おしくて仕方がない。いやいつも可愛いし愛おしいんだけど、勘違いとはいえニィロウが他の男と歩いていたのを見てどうしようもなく彼女の意識を俺に向けたいと言う欲が強まっていた。
「な、明日は休みだったよな?」
「えぅ、……う、うん……んぅっ」
一旦唇を話して聞くと、顔を真っ赤にしながら答えてくるのが本当に可愛い。俺は再度唇を重ねながら、彼女を横に抱き上げた。
「ん……ぅ、んひゃっ!」
「ニィロウ」
「…ぅ、くーふぁっ」
俺は彼女をお姫様抱っこしたまま部屋の中まで運ぶとそのままベッドに座る。横抱きの彼女はそのまま俺の膝に座る形だ。そして俺はニィロウの耳元に口を寄せる。
「…好きだ」
「んひぅ」
「好き。好き。好きっ、好きっ」
「ぅ、あっ、んぅ…やぁっ」
耳元で愛を囁く度に膝の上のニィロウがビクリと震える。耳から顔を離すと、顔を真っ赤っかにした茹でニィロウが出来上がっていた。
「…ぁ、ぅ、く、くーふぁ…っ」
普段こんなことしないから、多分めちゃくちゃ効いてると思う。俺は指でニィロウの耳をすりすり指で撫でるとぴくぴくと反応しながら声にならない声を上げていた。
「ニィロウ、好きだ」
「…んぅ、わ、わたしも…」
そしてまた唇を重ねる。今度は唇だけじゃなくて舌を最大限使ってお互いを攻める。部屋の中にくちゅくちゅと淫らな音が響き渡り、俺とニィロウの愛を確かめあった。
見るとニィロウももうスイッチが入ってしまっていて、見つめ合っていると直ぐに唇に吸い付いてくる。ベッドで重なり合ってお互いの色々な所を吸い合っているせいで、踊り子のスカートが捲り上がり、俺のシャツと肌の間に彼女の手が潜り込んでいる。
「ちゅっ、…クーファっ、大好きっ」
「ああ。俺もニィロウの事が大好きだ」
もうどれくらいの時間キスをしているかもうわからない。キスする場所は唇だけに留まらず、お互いの首筋やおでこ、手の甲や、お腹など多岐に渡った。
「…ね、クーファ」
「なんだ?」
「昼間の私を見て…やきもち焼いた?」
「すっごい妬いた」
「…えへ、うれしい……」
ニィロウは自分を押し倒す俺の頭を抱き寄せて、脚で俺の胴体を挟んでくる。
そういえば、まだそこにはキスしてないや。
俺はおもむろにに顔の位置を下げ始める。期待したような顔をしているニィロウの頭をひと撫でして、俺は足の甲に口付けをした。
「んぅっ」
足の甲に続いて、足首、ふくらはぎとだんだん上にあげていく。突然スカートが捲りあがって中の下着が見えて、真っ赤になった彼女がスカートを抑えるが丈が長いせいでキスができない。スカートを抑える手の甲を撫でると、ゆっくりと手がどいて、なんなら自分でスカートを捲って中を見せてきた。
「べつに捲れとは言ってないけど?」
「…もっとみて?」
どうやら本格的にスイッチが入ってしまったようだ。さっきも言ってた通り明日は休みだし時間を気にする必要は無い。
俺は顕になったニィロウの脚に唇を落としながら、今夜は彼女をどう攻略していくか作戦を練るのであった。
どうでもいいけど、なぜドリー印のアレなお薬常備してるのニィロウさん?
今回のお話は、「エ」でしたか?
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これはもう、「エ」ですね……
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もっとエなの見たいです(強欲)
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当然この後のは大人板で出すんだろうな?