Fate/stay night Persona Memory   作:鏡蓮

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4月は日常メインです。5月からは本格的に始まりますが、オリジナルルール・期限決めがある。


春の開戦
異1 転入生の交流


何日経ったんだろう。脳内に流れるのは、「世界」、「英霊」、「聖杯戦争」の事。そして、自身の「クラス」。

 

「2004年の冬木市…存在しない都市でどう生きるべきか…。」

 

今日は2004年4月6日、俺は型月世界という知らない世界に呼び込められた人間。いや、マスターのいない英霊だ。


「居候?」

「うん!私の家だけどね、士郎と似てるけど大人…というか、達観してるんだー。」

「…俺と似てる?」

「うん!」

 

姉のような存在・藤ねえは俺に4月1日に居候してきた俺と同い年の転入生の話をする。俺と似てる…?よく分からないけど、どんな奴なんだろう。

 

「まぁ、明日出会うし、挨拶しなよ?」

「分かったよ。藤ねえ。」

 

俺は藤ねえと共にご飯を食べ終わらせ、片付けに入る。

 

「明日…って始業式に会うのか?」

「うん。まぁ、仲良くやれそうよー?まぁ、私たち大人でも躊躇なく入る程の度胸があるというか…。」

「そ、そんなになのか。」

 

俺はそんなに藤ねえの話は聞かないが、そこまで入るのか…。ドン引きはするが、俺より成長してるというんだろうか?

そんなことを思いながら、藤ねえは帰っていき、俺は片付けに入る。

 

晴宮(ハレミヤ)悠理(ユウリ)…か。」

 

聞かない名字だ。でも、転入生って、この学校では珍しいよな…。そう思いながら、俺は皿を洗っていく。


「悠理くーん。また読書ー?」

「なんで誘わないんですか…。」

「まぁまぁ、それに明日会うんだし。大丈夫でしょ!」

「それでいいなら、いいですけど。」

 

私の家に入り、彼とだべる。やっぱり彼は士郎に似てる。少し士郎より思い止まってるけど、動けば周りの為に闘う人間…みたいな感じ?

 

「ねぇ、悠理くんはどうしたいの。もし、君みたいな子が来たら。」

「…分からないですよ。でも、そんな子がいるなら、どうしてそれを目指したいのか。そう聞きたいです。」

「…そう。」

 

彼は一人でカレーを食べる。自作で1人か…。誘えば良かったかな。

 

「ねぇ、転入前はどんな子達がいたの?」

「いい奴らですよ。みんな、俺の友達で…大切な人たちです。」

「…大切な人たち、か。」

「え、変でしたか?」

「いや?でも、守りたい人が多いんだなーって。」

「そんな事ないですよ。俺が勝手に入ったら増えちゃって…。でも、別れを見れば、後悔する事は多かったです。」

「…そっか。そこまで経験したんだね、転入前は。」

 

悪い事を聞いちゃったな。でも、転入する高校は…絶対にないとは言い切れない。でも、せめて、別れなんてないって…。

 

「あ、暗い会話でしたね。…藤村さんって、別れってあったんですか?」

「あ、聞いちゃう?それ。」

 

優柔不断だねー。って私は笑いながら、私の初恋を話す。

 

「私ね、15歳の頃、恋をしたの。その人ね、私に言ったんだ。『大河ちゃんは僕よりいい人に出逢う』って。」

「でも、私あの人しか考えれなくて、分からなかったんだ。でも…その5年後には死んじゃってね。」

「…嫌な話、させちゃいましたね。」

「いいのいいの、それに…君みたいな人に会うことが、私の運命…だったりしてね。」

「…先生と生徒って問題視されるし、俺は恋なんてしませんからね。」

 

彼に呆られた。でも、少し嬉しかった。私の話を聞いてくれる程、周りはいなかった。

なのに、彼は聞いてくれる。

切嗣さんが言ってたのは、こういうことだったのかな。

 

「早く寝ますよ。後は俺が掃除するんで。」

「手伝おうか?」

「失敗するでしょ。少しでも居候人として役に立ちますから…。」

 

そう笑う彼は、本当に私は必要じゃないらしい。…そっか。

 

「相談するときは、私に聞くんだぞ。」

「勉強の時に少し質問するくらいですよ。」

「…ん。そっか。」

 

少し不満に思うけど、我慢か。でも、彼なら士郎も…周りを変えてくれる気がする。


4月7日水曜日、教室に入るとザワメキが酷いほど聞こえる。

 

「はーい!静かに!久しぶりの登校悪いけど、転入生の紹介をするねー!」

 

藤ねえが拍手し、喚起する。転入生の紹介だ。俺は知ってるが、直で出会ったことはない。

 

「はい!入ってきて!」

 

ガラッ!と開いた扉、そこに入ったのは黒髪で目立たない落ち着いた髪型をした男だった。

教壇に立った彼の雰囲気は、何も特別な雰囲気は持っていなかった。

 

「俺の名前は、晴宮悠理。○×高校に来ました。少し冬木市の事は分かりませんが、よろしくお願いします。」

 

お辞儀をし、藤ねえは俺の空いてる席を指差す。ここ休んでる席なんだけど…。

 

「よろしく、藤村先生から話は聞いてるよ。衛宮さん、よろしく。」

「あ、ああ。よろしく。晴宮。」

 

俺は少し困惑しながら返す。東京の近くって、こんなコミュ力高いのか…。

そんな事を思いながら、俺たちの当たり前の日常は少し変化しながら変わっていった。

 

「衛宮さん、予定って空いてる?」

「予定?ああ、空いてるけど。」

「少し穂群原学園の事を知りたいんだ。案内は、ほら藤村先生が──。」

「…ああー、分かった。頼まれたらしょうがない。案内してやるよ。」

「ありがとう。衛宮さん。」

 

そうして、俺と晴宮は穂群原学園を回ることになった。


「ここが弓道場な。今は俺は通ってないけど、俺の友達が通ってるんだ。」

「覚えとく。」

 

そういえば、冬木市よく知らないんだよな。あとで聞いておくか。

 

「そういえば、どうして転入に?」

「…特にない。」

「理由なし…!?」

「転入は合意があればいける。俺はもうそれを経験した。」

 

晴宮が何かを悟った目をしてる。

どうした、転入前の高校どんなところだったんだよ。

 

「ありがとう、明日それを活用する。」

「お、おう、そうか。」

 

俺は困惑しながら晴宮と共に帰る。少し不思議な奴だけど、いい奴なのか?


「コープ6が女教皇、コープ1が魔術師か。」

 

今回のアルカナは、少ないらしい。

 

「コープを集めて…強くするか。」

 

聖杯戦争に賭ける願い…。そんなの無かったのにな。

 

「生きたい…それだけの為に聖杯を使うなんて、行けない…はずだったろ。」

 

俺は藤村さんのいない部屋で一人で泣いた。コープを集める事の罪悪感を。裏切るという避け続けた視界を。

 

「俺はどうしたらいいんだ。蓮。」

 

今はいない相棒に声をかける。遠い星にいる初めての親友に向けて。




現在のコープ

愚者1:晴宮悠理
魔術師1:衛宮士郎(平日)
女教皇6:藤村大河(休日)(*何故6というと、強制行動という概念のせいです。メインは6からなので6にしました。)

目標は13人にし、サーヴァントも入れようとしてます。修羅場エンドはナシです。あくまで「Personaルート」という視点でいきます。全コミュMAXルートを目指して書いてます。
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