Fate/stay night Persona Memory   作:鏡蓮

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#13 日常と非日常の狭間

5月10日(月)、今日は学校の為、セイバーを置いていくことにした。

 

「それじゃ、俺たちは学校に行くから。」

「分かりました。私も同行を…。」

 

俺と士郎は外に出ようとすると、セイバーは同行しようとしてくる…。

予め、伝えたんだけどな…。

 

「学校は行けないんだ。ほら、近くにマスターがいる可能性だってある。お前がいなくなったら、士郎との契約が無くなるだろ?」

「そ、そうですが…。」

 

セイバーは渋りながらも、家に待機させることにした。俺が居なくなっても、士郎とセイバーの契約は解除されない。そうすれば、勝者に近づくことができる。

 

「…ほんと、罪悪感が来るな。」

 

俺はそんな自分の欲望を否定したくても、できずにいた。…士郎達と出会ってから、俺は何か変われただろうか。そんな想いが自分の心を埋め尽くしていた。

 

「…放課後はセイバーに外食の事を教えよう。」

 

外に出れてないセイバーの為にも、学校を行けない代わりに外を教える事で、戦略も練られるしな。

放課後、セイバーを呼びだす手段がない事を知り、帰ることにした。

そんな時…1人の青髪と出会った。

 

「…お前は。」

「ん?…こないだの小僧か。」

 

なんで、ランサーがここに?いや、夜だから自由行動してるのか?

…コミュを築くチャンスだ。

 

「…どこか食べに行かないか?」

「ほぉ?俺を誘うなんて、お前さん、度胸がいすわってんな。」

 

そう笑うランサーを見ながら、どうするか考えた。

…もし、闘うとしても、夜だけだ。人集りは多いし、危険もない。

ランサーを連れて、「鍾馗」に入る事にした。

 

「お前さん、敵同士だっていうのに、よく信頼したな?」

「そりゃ、俺たちは英霊だ。だが、今は夜じゃない。それに、聞きたい事だってあった。」

「何をだ?」

「クー・フーリン、お前は何で恐れてるんだ?」

 

そう聞くと、クー・フーリンは苦笑いを浮かべた。その表情は何か訳があるらしいが…、今は聞けない。

 

「どうしてそう思うんだ?まさか、俺が従う理由があるのか?」

「恐れる理由は、マスターがいるから。だろ?それも、恐れるくらいの恐怖の対象か?」

「はっ…。そんなんだったら、どれほどいいのか。」

 

そう悲しみを帯びた声を出す。やはり、クー・フーリンのマスターは相当サイコパスだ。それも、悪い意味での。

 

「そっちにはメリットねぇだろ?なんでこんな事を聞くんだ?」

「思い当たる節はある。けれど、今は確証を得られてない。」

「そうかい…。まぁ、精々探しな。それに、お前さんはとんだお人好しだって、わかったもんだ。利用させてもらうぜ?」

「なら、俺はお前を殺す為にぶつかろう。」

 

そう答えると、クー・フーリンは笑いそうになった顔を抑えていた。…クー・フーリンとマスターはあの人かもしれない。だが、まだ情報が足りない。

 

「まぁ、お互い頑張ろうぜ?聖杯戦争の時は、容赦はしねぇ。」

「忠告、どうも。」

 

俺はそう答え、お好み焼きを食べ終える。先に帰るとしよう。

 

「情報、ありがとう。お金は渡したから、払っておいてくれ。」

「あいよ。」

 

我は汝…汝は我…

汝、ここに新たなる契りを得たり

 

契りは即ち、

生きし英霊の力とならん。

 

我、剛毅のペルソナの生誕に祝福の風を得たり

勝利へと至る、更なる力とならん…

 

ランクは5…。情報は少ない為、サブなのかもしれない。

 

夜は、セイバーと話すことにした。

 

「セイバー、明日の放課後は空いてるか?」

「え、はい。空いてますけど。」

「なら良かった。士郎、冬木の事、教えに行くか?」

「俺か?ううん……、俺は部活の事があるからパスで。」

 

士郎は、一緒に来る事は難しいらしい。なら、明日はセイバーと俺で放課後を過ごすことにしよう。

暇なので、勉強をする事にした。…難しい所は何度も書いて覚えるようにした。


5月11日(火)、今日は何も無かった。放課後の準備は万全だ。

 

「おい、あれ見ろ!」

「うわぁっ、海外の子かな?」

「誰か待ってんのか?」

 

そんな声が窓側から響いていた。海外の子…?…まさか!

 

「なんで、セイバーがここに?」

 

外に出ると、やはり、校門前に居たのはセイバーだった。

私服はなんか、大河さん寄りだが、余りを貸してくれたんだろう。

 

「セイバー、一応言うが、待つなら…いや何でもない。」

「どうしましたか?言葉を詰まらせてましたが…。」

「いや、セイバーがここにいるだけで、マシだと思ったんだ。怪しい奴…まぁ、マスターっぽい奴を見つけれるっていうメリットがあるからな。」

「じゃあ、これからはここで待ってますね!」

 

セイバーはそう嬉しい顔をしながら、俺について行った。

初めは洋服屋にしようとしたが、昼食を食べてないと思い、マウント深山に向かった。

 

「何を食べたいんだ?」

「そうですね…。あ、ラーメンとかどうでしょう!」

「聖杯の知識から得た物で探したな…。」

 

俺は呆れながらも、ラーメン屋に向かった。

 

「ど、どうすればいいんだ。」

「メニューか?」

「は、はい!」

「お金は持ってるから奢るよ。まぁ、シンプルに食べたい物を食べればいいんじゃないか?」

「そ、そうですか!なら…!味噌ラーメン!チャーハンの4人前!餃子の二人前!サラダを一つ!唐揚げを一つです!」

「…え?」

 

俺はセイバーの言葉に驚きながら、金を見た…。2万円…。まだ払える額だった。

 

「なぁ、セイバー。」

「はい?」

「…帰ったら、昨日より控えろよ。」

「ええ───ッ!?」

 

驚いた顔をしながらも…、食力に抗えないのか、食べる手は止まらない。

俺は定食にした。安いからな…。あ、定食がある事を伝えればよかったんじゃ──。

 

「美味しいですっ!こんな美味しい物、私たちの時代ではありませんでした!」

「そうか、それなら良かった。けれど、声は少し小さめにな。」

「はいっ───!」

 

ガブガブっと食べるセイバーを見ながら、俺は定食を食べ尽くした。それも同じタイミングで。

セイバーって、美味しい物に目が眩むんだな。

 

「ええっと、値段は…1万5千円です。」

「え、はい。」

 

安くなってる…。定食にしてくれたのか?

周りが驚いてる目をシャットダウンしてたが、同情の目は店員さんにも向けられてたらしい。

 

「美味しかったです!今度も行きましょう!」

「ああ…そうだな。」

 

俺はセイバーの顔を見て、微笑みながら、士郎の家に戻った。

その反面、セイバーの食費をどうするかを相談しないといけないと思ってる自分がいた。

 

夜、桜が散った木を見に来たが、やはり桜さんは居ない。

戻るとしよう。

俺は寝る事にした。明日はクー・フーリンの所に行くとしよう。




何故、剛毅はランク5なの?
A.活躍が少ない為、早めに終わる。しかし、後に重要な事が起こるので、早めに終わらせる事が出来る。
まぁ、セタンタがいるからその影響は受けてる。
皇帝を9にし、春の聖杯戦争と改名しました。理由は…まぁ、待ってください。

剛毅5
運命4
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