Fate/stay night Persona Memory 作:鏡蓮
これ、オリ主の断片的な回想を書いた方が良かった?
三人称…難しい。どうすればいいんだろ。
5000文字を超えた。…分ければよかったかな?
5月12日(水)、放課後はクー・フーリンの所に向かった。待つ場所は…見た目的に、魚屋か?
ここで待ってると、やはりクー・フーリンが来た。少し暑いのか、半袖だ。
「ここにいたのかよ…。」
「そんな忙しくはないだろ?ほら、行くぞ。」
俺はクー・フーリンを連れ、お好み焼き屋に入る。
「俺の情報を引き出しても意味はねぇ…。だが、お前の事を俺は個人的に知りたい。」
「なんで知りたいんだよ?」
「…さぁな。だが、同じ英霊としてはクラスに囚われない英霊なんていない。」
クラス…。セイバーとランサーとは違う存在だと思われてる?
…クラスなんて、俺にもある筈だが…。
「俺にだって、クラスがある。それに、ランサーの様にマスターはいない。」
「マスターがいねぇ。英霊ねぇ…。」
ランサーは俺をじっくり見る。見定めだろう。どう誘うか、そう考えてるに違いない。
「ランサー、俺を誘うのはお門違いだ。俺とお前はあの時で決別した。今は、戦ってないが、本番は…どうなるか。」
「分かってるぜ?でも、お前は俺の過去を知ってる顔をしてるからな。なぁ、お前は俺の事をどこで知った?」
「…本で。」
「本?ああ、本屋って書かれてる所か。それで、情報を得てたと。」
「そうだ…。それをマスターに報告する気か?」
そんな言葉を投げかけるが、ランサーは首を横に振る。興味本位だったらしい。…聖杯戦争でどう影響が出るか分からないな。
「なぁ、お前、名前は?」
「晴宮悠理だ。」
「晴宮悠理ねぇ…。お前、
「捨てる…?」
水だけを飲んでる俺は、ランサーを見る。何かを捨てる…。
『○○○!!』
『○!』
手を差し伸べる彼の手を弾く映像…。何かを忘れてるのか?俺は…?
「出来てはいない。けれど…離しはしないさ。ランサーの
「へ、そうかよ。…後悔しない事だな。」
ランサーはそう捨て台詞を吐き、席を立つ。先に払うらしい。
…信頼関係が出来ている。だが、距離はだいぶ開いた。
汝、ここに、人の絆を確立したり。
ここに、剛毅の秘めたる力を解き放したり。
今こそ、英霊という名の力を再臨せよ。
俺たちはそこから何も喋らず、別れることになった。
捨てる。俺は何を…捨てたんだろうか。
「はぁ…、セイバーの食費、高いなぁ。」
俺は深山から歩き、買った食糧を見る。物の数倍程度だろう。
これでも、藤ねえより食力低いって、どんなに笑えるのか…。
「あれ、お兄ちゃん…。ここで何してるの?」
「え…?」
俺は突然の声に驚き、周りを見る。
「ここだよ、ここ。」
そんな声が聞こえ、前を向くと…、白髪と赤目の少女が目の前に立っていた。
「衛宮士郎…でしょ?」
「なんで、俺の名前を───ッ!?」
その時、俺の前に大剣が横切った。ギリギリだ…。目と鼻の先。まさか、こいつらも…。
「私の名前はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。素性は明かさないけど…、貴方を
「くそっ…!!」
俺は大事な食料を置いて、逃げることに徹した。今日はセイバーがいない…。いや、居るんだ。だけど、力が足りないのか動けないらしい。
今がそのチャンスなのか…!?
「やっちゃって、バーサーカー。この痛みを…思う存分に!」
「なっ…!?バーサーカーってことは──!」
狂戦士…!?一番強いクラスの英霊!どう太刀打ちすればいいんだ…!!
「■■■■■■■■■■!!」
強い雄叫びと共に…、俺を切り伏す大剣が目の前に来た。
…悠理っ、来てくれッ!
「セイバーッ!!今だっ!」
「はいっ!」
その時、後ろから煙幕が掛かれると同時に、俺の身体が引っ張られる。
来てくれたのか…!!
「貴方たちも、サーヴァント?」
「そうだな…、俺はコイツのサーヴァントじゃない。けれど、友達を傷付けるなら、倒すまでだ。」
「士郎、大丈夫でしたか?」
「セイバー…どうして…!?」
「話は後だ!行くぞっ!」
悠理の合図により…、バトルが始まった。
「バーサーカーッ!やっちゃって!」
「■■■■■───ッ!?」
アイリスがバーサーカーに命令をするが、バーサーカーは動けずにいる。そう、鎖に繋がれた様に。
「セイバー、こっちが先行だ。」
「分かりました…!容赦はしません!」
セイバーは剣を強く持ち、バーサーカーに攻撃をする。しかし、かわされた。
「くっ!?」
セイバーはすぐさま陣地に戻り、ターンを終える。
「バーサーカーッ!攻撃よ!」
「■■■■─ッ!!」
バーサーカーは雄叫びを上げ、悠理を狙う。
大剣が悠理の身体を削るが、ダメージは全て削れず、4分の1だ。
「バーサーカーの攻撃が弱体化してる…?」
「ペルソナッ!」
後ろから現れるのは、もちろんアルセーヌ…。
「ガルッ!!」
その時、アルセーヌは緑の風魔法を出した。本来、持ち得ないその力…。
悠理も疑問符を浮かべていたが、すぐさま使うことにした。
「くっ─ッ!!」
「隙ありです!!」
バーサーカーは少し削れたダメージを気にするが、セイバーの間髪もない攻撃に伏せられる。
「■■■■■ッ!!」
その時、バーサーカーの目は赤く光り、大剣をセイバーに当てようとした瞬間…。
「アーチャー!!」
上空から響き渡る女性の声が響き、バーサーカーが攻撃をする直前に剣が空間を空けた。
「その声…、まさか。」
「遠坂っ!?」
士郎はその姿を捉え、驚く声を出す。ビルから飛び降りてきた彼女を抑える焦げた男。
その姿は…マスターとしての遠坂凛だった。
「遠坂っ…、なんで、お前がここに?」
「話は後よ。アーチャー、助太刀してちょうだい。」
「分かった…。だが、この小僧はどうする?」
「いいから、早くっ!」
アーチャーは少し拒みながらも、セイバー側の助っ人として参上した。
「アーチャーか。」
「…ああ、命令は凛の方を聞きたいが、やむを得ん。指示はお前に託した。謎のサーヴァント。」
「謎って…。まぁいいか…。ふぅ…、Show timeだ!!」
3対1、勢力的にはセイバー側は有利。だが、バーサーカーの反撃が無ければの話。
アーチャーがいなければ…士郎たちは死に等しかった。
「私が先に行こう。」
アーチャーは、二刀の短剣を持ち、バーサーカーに走り、攻撃する。
しかし、バーサーカーは赤い目となり…、反撃を仕掛ける。
「ぐっ──!」
アーチャーはバーサーカーの大剣を抑えるが、力はバーサーカーの方が上。
HPは徐々に削れる…。
「セイバー!アーチャーが抑えてる、チャンスだ!」
「バーサーカーを攻撃します!」
悠理の指示と共に、バーサーカーを攻撃する。しかし…、削れるのは僅か。
アーチャーが死ぬかの瀬戸際となっている。
「
「クリティカル?」
「見てればわかる。」
悠理はそう独り言をこぼし、バーサーカーの方に向かう。
攻撃は一度のチャンス…。作戦などないに等しい。
…だが、悠理の目には弱点を狙う保険などない。あるのは、クリティカルを狙うだけ…!!
「ハァァァッ──ッ!!」
アーチャーは悠理とアイコンタクトを交わし、抑える力を緩める。
その時、バーサーカーの大剣は重力に従い落ちていく。
その隙を狙った悠理は、ザシュッ!!と数回の斬撃音が、バーサーカーの身体に与える。
足もやられ…、彼はよろめいてしまう。
「アーチャー!今だっ!」
「言われなくても、分かってる!」
アーチャーは剣をバーサーカーの頭に与え…、HPが0になった…はずだった。
よろめいていた彼の身体が起き上がる。
「死んでないのか…?」
「すごいすごい!まさか、バーサーカーを一回殺しちゃうなんて!」
「一回…?」
バーサーカーは頭に刺された剣を外し、イリヤスフィールのそばにつく。
「一回殺したご褒美として、教えてあげるわ。バーサーカーの真名は「ヘラクレス」。あと11回は生きるって言えばいいかしら?」
「…悠長に喋ってるけど…、貴方も死ぬ覚悟はできてるの?」
「いいじゃない。アーチャーのマスターさん?それに、謎のサーヴァントの事も少し知れた。有益な時間だったわ。」
そう言って、イリヤスフィールはバーサーカーの肩に乗る。
「またね、お兄ちゃん。途中で死んだら許さないから…ね?」
そう不吉な言葉を最後に、イリスフィールは立ち去っていく。
「な、なんで、遠坂がここに?」
「話をするべきは私だわ。なんで、一般の人間が聖杯戦争のマスターに?それに…学校の彼がサーヴァントなんて、イレギュラーよ!」
「そ、そうだが…。どうするんだ?ここにきたってことは、何か用があったんだろ?」
「物分かりいいわね?やっぱり、転入生は違うのかしら?」
そう微笑む遠坂を見ながら、俺はチラッとアーチャーを見る。…何か嫌味たらしい男に見えてきた。
「…衛宮くん、一応教会に来て。」
「え?なんでだよ?」
「そこが、聖杯戦争の中心部なの。」
「…わ、分かったよ。」
俺は遠坂に従い、教会に向かった。セイバーとアーチャー、それに悠理…このメンツって何か違和感がくるんだよな。
…どうしてなんだ?
「いい、サーヴァントはここにいて。衛宮くんと私だけで行くから。」
「分かった。気をつけろよ、士郎。」
彼は、何かを危惧しているけど、ただ報告をするだけよ?
「ほら行くわよ、衛宮くん。」
「あ、ああ。」
少しドギマギしている衛宮くんを無視しながら、教会に入る。
そこにいるのは、この聖杯戦争の管理人・言峰綺礼。
「…彼が報告にあった、七人目のマスターか。」
「ええ、クラスはセイバーよ。」
「ほう…セイバーか。」
衛宮くんを観察する彼、少し気味が悪い。けれど、これでもお父さんの知り合い。
…我慢しなければならない事が苦痛ね。
「聖杯戦争の事は知ってるの?」
「あ、ああ。7人のサーヴァントとマスターが聖杯を勝ち取る…戦争だろ?」
「何処からそれを聞いた?」
「…セイバーたちに。」
そう答える彼、私たちは少し意外そうな目をしていた。サーヴァントは聖杯戦争の事はあまり言わない。
…彼が発端かしら。
「ひとつ聞きたいの、言峰綺礼。」
「…なんだ。」
「8人目のサーヴァント…。彼は何者なの?」
「…さぁな。私も知りたいものだ。彼がどうして、聖杯戦争のサーヴァントとマスター、冬木市に現れ、戦うのかをな。」
言峰綺礼も知ってる…。彼は、一体…何者なの?
『君が隣にいなければ、僕は…前へ進めなかった。』
「───ッ!?」
「ど、どうした?遠坂。」
「い、いえ…。少し、疲れて…ね。」
誰の声…?知らない男の人の声が脳内から聞こえた。でも、衛宮くんも聞こえてない…。幻聴だったの?
「…まぁいいわ。ひとつ、確認したいわ。衛宮くん。」
「あ、ああ。」
「闘う覚悟はあるの?この聖杯戦争は死ぬ覚悟もしないといけないわ。」
「…ああ、もう後戻りできない。俺は、もう後ろには戻らない。」
衛宮くんはそう言って、覚悟をした目で言う。そう、もう後戻りできない。
聖杯戦争を知ってしまった。もう、それで戻れなくなってる。
「一つ言うわ。衛宮くん。」
「あ、ああ。」
「家に案内してくれない?」
「は?」
呆気に取られる衛宮くんを横目に、外に出る。これは、一つの賭け。
…一度っきりの賭けよ。
「士郎、遠坂さんを呼んだって事は、何かあったのか?」
「い、いや、俺もわからないんだよ!」
そう焦る士郎を見て、俺は少し確信した。
遠坂さんは何かを行う。そう、可能性を考えていた。
士郎の自宅に戻り、俺とセイバーは、士郎側。反対側に遠坂さんとアーチャーが座る。
「私は同盟を組みたいの。」
「同盟…?悠理みたいに、協力してくれるのか?」
「いえ、バーサーカーが倒されるまで…ね。」
俺はその言葉を聞いて、セイバーの方を見る。少し危機感を持ってる。
…敵同士だ。俺の時とは違う。マスターとの同盟…。裏切りがある。
「──分かった。」
「アーチャー、それでいい?」
「…凛、私はそっちのマスターとは協力は出来ない。だが、条件を飲むならいい。」
「条件…?」
「そういえばそうね。アーチャーの条件…、私も聞いてないの。」
聞けよ…。俺は遠坂さんに呆れながらも、手に持ってるアルカナを見る。
段々と集まってきてる。
「彼、悠理とやらが、私たちの方でも協力をしてくれるなら同盟を組もう。」
「つまり…、私たちの手伝いをしてくれるならってこと。」
「…いいぞ?俺が疲れるけど。」
俺は士郎の方を見るが、納得はしている。…疲れが溜まりそうだが、偶に出会ったら付き合うことにしよう。
汝、ここに新たなる契りを得たり
契りは即ち、
生きし英霊の力とならん。
我、恋愛のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
勝利へと至る、更なる力とならん…
汝、ここに新たなる契りを得たり
契りは即ち、
生きし英霊の力とならん。
我、刑死者のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
勝利へと至る、更なる力とならん…
二つのアルカナが現れた…。進めていくことにしよう。
住居人が5人に増えた。これから、何が起こるか…分からないが、前へ向かわなければいけないな。
途中で終わらせましたが、次回は教会の話から日常の話になります。
バーサーカーはボス級なので、「ターン制バトル」でも反撃できる力を持ってます。
アーチャーのアルカナ…どうしようか。
剛毅MAX
刑死者3
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リンクエピソード(正義)をアルカナに変更しました。少しの誤字・文章を改良しました。
決定でアーチャーは刑死者になりました。