Fate/stay night Persona Memory   作:鏡蓮

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この物語を書くとき、思ってる事。
これ、オリ主の断片的な回想を書いた方が良かった?

三人称…難しい。どうすればいいんだろ。
5000文字を超えた。…分ければよかったかな?


#14 狂戦士との闘い、弓兵のマスター

5月12日(水)、放課後はクー・フーリンの所に向かった。待つ場所は…見た目的に、魚屋か?

ここで待ってると、やはりクー・フーリンが来た。少し暑いのか、半袖だ。

 

「ここにいたのかよ…。」

「そんな忙しくはないだろ?ほら、行くぞ。」

 

俺はクー・フーリンを連れ、お好み焼き屋に入る。

 

「俺の情報を引き出しても意味はねぇ…。だが、お前の事を俺は個人的に知りたい。」

「なんで知りたいんだよ?」

「…さぁな。だが、同じ英霊としてはクラスに囚われない英霊なんていない。」

 

クラス…。セイバーとランサーとは違う存在だと思われてる?

…クラスなんて、俺にもある筈だが…。

 

「俺にだって、クラスがある。それに、ランサーの様にマスターはいない。」

「マスターがいねぇ。英霊ねぇ…。」

 

ランサーは俺をじっくり見る。見定めだろう。どう誘うか、そう考えてるに違いない。

 

「ランサー、俺を誘うのはお門違いだ。俺とお前はあの時で決別した。今は、戦ってないが、本番は…どうなるか。」

「分かってるぜ?でも、お前は俺の過去を知ってる顔をしてるからな。なぁ、お前は俺の事をどこで知った?」

「…本で。」

「本?ああ、本屋って書かれてる所か。それで、情報を得てたと。」

「そうだ…。それをマスターに報告する気か?」

 

そんな言葉を投げかけるが、ランサーは首を横に振る。興味本位だったらしい。…聖杯戦争でどう影響が出るか分からないな。

 

「なぁ、お前、名前は?」

「晴宮悠理だ。」

「晴宮悠理ねぇ…。お前、()()()()()()覚悟はできてんのか?」

「捨てる…?」

 

水だけを飲んでる俺は、ランサーを見る。何かを捨てる…。

『○○○!!』

『○!』

手を差し伸べる彼の手を弾く映像…。何かを忘れてるのか?俺は…?

 

「出来てはいない。けれど…離しはしないさ。ランサーの()も。」

「へ、そうかよ。…後悔しない事だな。」

 

ランサーはそう捨て台詞を吐き、席を立つ。先に払うらしい。

…信頼関係が出来ている。だが、距離はだいぶ開いた。

 

我は汝…汝は我…。

汝、ここに、人の絆を確立したり。

ここに、剛毅の秘めたる力を解き放したり。

今こそ、英霊という名の力を再臨せよ。

 

俺たちはそこから何も喋らず、別れることになった。

捨てる。俺は何を…捨てたんだろうか。


「はぁ…、セイバーの食費、高いなぁ。」

 

俺は深山から歩き、買った食糧を見る。物の数倍程度だろう。

これでも、藤ねえより食力低いって、どんなに笑えるのか…。

 

「あれ、お兄ちゃん…。ここで何してるの?」

「え…?」

 

俺は突然の声に驚き、周りを見る。

 

「ここだよ、ここ。」

 

そんな声が聞こえ、前を向くと…、白髪と赤目の少女が目の前に立っていた。

 

「衛宮士郎…でしょ?」

「なんで、俺の名前を───ッ!?」

 

その時、俺の前に大剣が横切った。ギリギリだ…。目と鼻の先。まさか、こいつらも…。

 

「私の名前はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。素性は明かさないけど…、貴方を()()に来た。」

「くそっ…!!」

 

俺は大事な食料を置いて、逃げることに徹した。今日はセイバーがいない…。いや、居るんだ。だけど、力が足りないのか動けないらしい。

今がそのチャンスなのか…!?

 

「やっちゃって、バーサーカー。この痛みを…思う存分に!」

「なっ…!?バーサーカーってことは──!」

 

狂戦士…!?一番強いクラスの英霊!どう太刀打ちすればいいんだ…!!

 

「■■■■■■■■■■!!」

 

強い雄叫びと共に…、俺を切り伏す大剣が目の前に来た。

…悠理っ、来てくれッ!

 

「セイバーッ!!今だっ!」

「はいっ!」

 

その時、後ろから煙幕が掛かれると同時に、俺の身体が引っ張られる。

来てくれたのか…!!

 

「貴方たちも、サーヴァント?」

「そうだな…、俺はコイツのサーヴァントじゃない。けれど、友達を傷付けるなら、倒すまでだ。」

「士郎、大丈夫でしたか?」

「セイバー…どうして…!?」

「話は後だ!行くぞっ!」

 

悠理の合図により…、バトルが始まった。


「バーサーカーッ!やっちゃって!」

「■■■■■───ッ!?」

 

アイリスがバーサーカーに命令をするが、バーサーカーは動けずにいる。そう、鎖に繋がれた様に。

 

「セイバー、こっちが先行だ。」

「分かりました…!容赦はしません!」

 

セイバーは剣を強く持ち、バーサーカーに攻撃をする。しかし、かわされた。

 

「くっ!?」

 

セイバーはすぐさま陣地に戻り、ターンを終える。

 

「バーサーカーッ!攻撃よ!」

「■■■■─ッ!!」

 

バーサーカーは雄叫びを上げ、悠理を狙う。

大剣が悠理の身体を削るが、ダメージは全て削れず、4分の1だ。

 

「バーサーカーの攻撃が弱体化してる…?」

「ペルソナッ!」

 

後ろから現れるのは、もちろんアルセーヌ…。

 

ガルッ!!

 

その時、アルセーヌは緑の風魔法を出した。本来、持ち得ないその力…。

悠理も疑問符を浮かべていたが、すぐさま使うことにした。

 

「くっ─ッ!!」

「隙ありです!!」

 

バーサーカーは少し削れたダメージを気にするが、セイバーの間髪もない攻撃に伏せられる。

 

「■■■■■ッ!!」

 

その時、バーサーカーの目は赤く光り、大剣をセイバーに当てようとした瞬間…。

 

「アーチャー!!」

 

上空から響き渡る女性の声が響き、バーサーカーが攻撃をする直前に剣が空間を空けた。

 

「その声…、まさか。」

「遠坂っ!?」

 

士郎はその姿を捉え、驚く声を出す。ビルから飛び降りてきた彼女を抑える焦げた男。

その姿は…マスターとしての遠坂凛だった。

 

「遠坂っ…、なんで、お前がここに?」

「話は後よ。アーチャー、助太刀してちょうだい。」

「分かった…。だが、この小僧はどうする?」

「いいから、早くっ!」

 

アーチャーは少し拒みながらも、セイバー側の助っ人として参上した。

 

「アーチャーか。」

「…ああ、命令は凛の方を聞きたいが、やむを得ん。指示はお前に託した。謎のサーヴァント。」

「謎って…。まぁいいか…。ふぅ…、Show timeだ!!」

 

3対1、勢力的にはセイバー側は有利。だが、バーサーカーの反撃が無ければの話。

アーチャーがいなければ…士郎たちは死に等しかった。

 

「私が先に行こう。」

 

アーチャーは、二刀の短剣を持ち、バーサーカーに走り、攻撃する。

しかし、バーサーカーは赤い目となり…、反撃を仕掛ける。

 

「ぐっ──!」

 

アーチャーはバーサーカーの大剣を抑えるが、力はバーサーカーの方が上。

HPは徐々に削れる…。

 

「セイバー!アーチャーが抑えてる、チャンスだ!」

「バーサーカーを攻撃します!」

 

悠理の指示と共に、バーサーカーを攻撃する。しかし…、削れるのは僅か。

アーチャーが死ぬかの瀬戸際となっている。

 

()()()()()()を狙うしかないか…。」

「クリティカル?」

「見てればわかる。」

 

悠理はそう独り言をこぼし、バーサーカーの方に向かう。

攻撃は一度のチャンス…。作戦などないに等しい。

…だが、悠理の目には弱点を狙う保険などない。あるのは、クリティカルを狙うだけ…!!

 

「ハァァァッ──ッ!!」

 

アーチャーは悠理とアイコンタクトを交わし、抑える力を緩める。

その時、バーサーカーの大剣は重力に従い落ちていく。

その隙を狙った悠理は、ザシュッ!!と数回の斬撃音が、バーサーカーの身体に与える。

足もやられ…、彼はよろめいてしまう。

 

「アーチャー!今だっ!」

「言われなくても、分かってる!」

 

アーチャーは剣をバーサーカーの頭に与え…、HPが0になった…はずだった。

よろめいていた彼の身体が起き上がる。

 

「死んでないのか…?」

「すごいすごい!まさか、バーサーカーを一回殺しちゃうなんて!」

「一回…?」

 

バーサーカーは頭に刺された剣を外し、イリヤスフィールのそばにつく。

 

「一回殺したご褒美として、教えてあげるわ。バーサーカーの真名は「ヘラクレス」。あと11回は生きるって言えばいいかしら?」

「…悠長に喋ってるけど…、貴方も死ぬ覚悟はできてるの?」

「いいじゃない。アーチャーのマスターさん?それに、謎のサーヴァントの事も少し知れた。有益な時間だったわ。」

 

そう言って、イリヤスフィールはバーサーカーの肩に乗る。

 

「またね、お兄ちゃん。途中で死んだら許さないから…ね?」

 

そう不吉な言葉を最後に、イリスフィールは立ち去っていく。


「な、なんで、遠坂がここに?」

「話をするべきは私だわ。なんで、一般の人間が聖杯戦争のマスターに?それに…学校の彼がサーヴァントなんて、イレギュラーよ!」

「そ、そうだが…。どうするんだ?ここにきたってことは、何か用があったんだろ?」

「物分かりいいわね?やっぱり、転入生は違うのかしら?」

 

そう微笑む遠坂を見ながら、俺はチラッとアーチャーを見る。…何か嫌味たらしい男に見えてきた。

 

「…衛宮くん、一応教会に来て。」

「え?なんでだよ?」

「そこが、聖杯戦争の中心部なの。」

「…わ、分かったよ。」

 

俺は遠坂に従い、教会に向かった。セイバーとアーチャー、それに悠理…このメンツって何か違和感がくるんだよな。

…どうしてなんだ?


「いい、サーヴァントはここにいて。衛宮くんと私だけで行くから。」

「分かった。気をつけろよ、士郎。」

 

彼は、何かを危惧しているけど、ただ報告をするだけよ?

 

「ほら行くわよ、衛宮くん。」

「あ、ああ。」

 

少しドギマギしている衛宮くんを無視しながら、教会に入る。

そこにいるのは、この聖杯戦争の管理人・言峰綺礼。

 

「…彼が報告にあった、七人目のマスターか。」

「ええ、クラスはセイバーよ。」

「ほう…セイバーか。」

 

衛宮くんを観察する彼、少し気味が悪い。けれど、これでもお父さんの知り合い。

…我慢しなければならない事が苦痛ね。

 

「聖杯戦争の事は知ってるの?」

「あ、ああ。7人のサーヴァントとマスターが聖杯を勝ち取る…戦争だろ?」

「何処からそれを聞いた?」

「…セイバーたちに。」

 

そう答える彼、私たちは少し意外そうな目をしていた。サーヴァントは聖杯戦争の事はあまり言わない。

…彼が発端かしら。

 

「ひとつ聞きたいの、言峰綺礼。」

「…なんだ。」

「8人目のサーヴァント…。彼は何者なの?」

「…さぁな。私も知りたいものだ。彼がどうして、聖杯戦争のサーヴァントとマスター、冬木市に現れ、戦うのかをな。」

 

言峰綺礼も知ってる…。彼は、一体…何者なの?

 

『君が隣にいなければ、僕は…前へ進めなかった。』

「───ッ!?」

「ど、どうした?遠坂。」

「い、いえ…。少し、疲れて…ね。」

 

誰の声…?知らない男の人の声が脳内から聞こえた。でも、衛宮くんも聞こえてない…。幻聴だったの?

 

「…まぁいいわ。ひとつ、確認したいわ。衛宮くん。」

「あ、ああ。」

「闘う覚悟はあるの?この聖杯戦争は死ぬ覚悟もしないといけないわ。」

「…ああ、もう後戻りできない。俺は、もう後ろには戻らない。」

 

衛宮くんはそう言って、覚悟をした目で言う。そう、もう後戻りできない。

聖杯戦争を知ってしまった。もう、それで戻れなくなってる。

 

「一つ言うわ。衛宮くん。」

「あ、ああ。」

「家に案内してくれない?」

「は?」

 

呆気に取られる衛宮くんを横目に、外に出る。これは、一つの賭け。

…一度っきりの賭けよ。


「士郎、遠坂さんを呼んだって事は、何かあったのか?」

「い、いや、俺もわからないんだよ!」

 

そう焦る士郎を見て、俺は少し確信した。

遠坂さんは何かを行う。そう、可能性を考えていた。

士郎の自宅に戻り、俺とセイバーは、士郎側。反対側に遠坂さんとアーチャーが座る。

 

「私は同盟を組みたいの。」

「同盟…?悠理みたいに、協力してくれるのか?」

「いえ、バーサーカーが倒されるまで…ね。」

 

俺はその言葉を聞いて、セイバーの方を見る。少し危機感を持ってる。

…敵同士だ。俺の時とは違う。マスターとの同盟…。裏切りがある。

 

「──分かった。」

「アーチャー、それでいい?」

「…凛、私はそっちのマスターとは協力は出来ない。だが、条件を飲むならいい。」

「条件…?」

「そういえばそうね。アーチャーの条件…、私も聞いてないの。」

 

聞けよ…。俺は遠坂さんに呆れながらも、手に持ってるアルカナを見る。

段々と集まってきてる。

 

「彼、悠理とやらが、私たちの方でも協力をしてくれるなら同盟を組もう。」

「つまり…、私たちの手伝いをしてくれるならってこと。」

「…いいぞ?俺が疲れるけど。」

 

俺は士郎の方を見るが、納得はしている。…疲れが溜まりそうだが、偶に出会ったら付き合うことにしよう。

 

我は汝…汝は我…

汝、ここに新たなる契りを得たり

 

契りは即ち、

生きし英霊の力とならん。

 

我、恋愛のペルソナの生誕に祝福の風を得たり

勝利へと至る、更なる力とならん…

 

我は汝…汝は我…

汝、ここに新たなる契りを得たり

 

契りは即ち、

生きし英霊の力とならん。

 

我、刑死者のペルソナの生誕に祝福の風を得たり

勝利へと至る、更なる力とならん…

 

二つのアルカナが現れた…。進めていくことにしよう。

住居人が5人に増えた。これから、何が起こるか…分からないが、前へ向かわなければいけないな。




途中で終わらせましたが、次回は教会の話から日常の話になります。
バーサーカーはボス級なので、「ターン制バトル」でも反撃できる力を持ってます。
アーチャーのアルカナ…どうしようか。

剛毅MAX
刑死者3
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運命4:セイバー
剛毅MAX:ランサー
刑死者3:アーチャー
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リンクエピソード(正義)をアルカナに変更しました。少しの誤字・文章を改良しました。
決定でアーチャーは刑死者になりました。
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