Fate/stay night Persona Memory   作:鏡蓮

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5月18日の話。

三人称が短いし、水平線が多いです。短くするべきだったか。

…もっとバトルシーンを細かく書きたい、接続詞も色々書いたほうがいい。
…でも思いつかねぇ。どうしたらいいんだろうか。


#17 ライダーとの闘い

18日(火)、放課後、士郎と共に周りを見渡していた。

人気が不自然な程、消えてる。そう警戒心を持ちながら歩いていく。

 

「…もし、慎二だったらどうするんだよ。士郎。」

「…分からない。もしもの場合…殴るしかない。」

「そうか…、士郎。セイバーと遠坂さんは外にいる。サーヴァントは俺に任せて行け。いいな。」

「ああ、ありがとう。悠里。」

 

俺たちは廊下を歩く。人は帰った時刻だ。だが、先生もいない。

…調べたいが、まだ場所は分からない。突然動き出せば、返り討ちだ。

 

「キャアアァァァ───ッ!!」

 

複数の声が聞こえた。それもこの近くだ。…学校を結界にするほどの魔力を持ちたい…。

キャスターか?

 

「士郎、中は俺が入る。士郎は、廊下に出る慎二を追いかけろ。」

「…分かった、頑張ってくれ。悠理。」

 

俺は叫び声が聞こえた教室の中に入る。…そこは、無茶苦茶とも言えるほどの人の量…。そして、魔力が身体に伝わってきた。

 

「来ましたか…。」

「キャスター…じゃない!?」

 

キャスターなら、あんな武器を持たない…。つまり、ライダーか。

 

「慎二はどこにいる。」

「慎二…?ああ、彼ならもう教会に運ばれました。」

「…なら、マスターは。」

「教えるはず…ありません!!」

 

ライダーは鎖に繋がれた剣を俺に飛ばす…。俺のスキルが作動しない。つまり、このライダーは効かない程の魔力量を持ってること。…つまり、防戦だ。

通信は…、出来ないか。士郎、慎二はこないぞ。予想外の方に飛ばされたって報告もできないとなると…。

 

「くっ…!」

 

ライダーの攻撃を塞ぐことしかできない。そうなれば、俺の自己負担になる。どう回避すればいい。どう…切り抜けばいい?

 

「はぁっ──!」

「接近戦かっ!」

 

俺はライダーの攻撃を躱わす。鎖に絡まれば、相手のチャンスだ…。だが、それを上手く使えば…。

ナイフを軽く回す。一か八かだ。あらゆる物を使ってでも、ライダーを倒す!

 

「逃げる気ですか!」

「そう思えばいいんじゃないか?」

 

俺はドアを抜け、廊下を駆け回る。後ろからライダーが追いつこうと足音が聞こえる。

…士郎にアイコンタクトしたが、届いただろうか?

 

「───投影、開始(トレース・オン)!」

 

アイコンタクトは成功した…。なら、今しかないッ。

 

「ペルソナァッ!」

 

俺はアルセーヌを出し、アギをライダーに与える。だが、ライダーはアギを跳ね返す。…学校内だからか、ライダーには魔力量が異常に多い。

…結界を作る程の量なんだ。スキルを使っても、解除される。

 

「このっ!」

「マスターが接近戦を?無謀です。」

 

士郎は短剣を持って、ライダーに接近戦を挑む。…もし、ここで士郎が死ねば、俺は彼奴を倒せる。だが…、俺は。

 

「絆を手放さない…!」

 

俺はナイフを投げ、ライダーの気を逸らす。…倒すのは難しいかもしれない。だが、俺たちには仲間がいる…。

 

「士郎、結界の介入が出来ました。」

「セイバー…!」

 

セイバーがライダーと士郎の間に入る。つまり、結界は徐々に弱まってる証拠だ。あそこで補給しなければ、結界の維持が出来ない。

…つまり、スキルが使える。

 

「セイバー、士郎…共同戦線だ。」

「分かりました。」

「ああ!」

 

ライダーの魔力は漏れてる。それがあったら十分だ。


「くっ…。まさか、スキルを。」

 

ライダーは自身の異変に気づく。魔力補給はあそこで十分出来た。だが、身体が像の様に固まったまま。

魔力が元通りになってる…。そう、彼女は気付いたのだ。

 

「士郎、倒してでも進むぞ。」

「ああ…、俺はあの時の俺じゃない!」

 

士郎は短剣をライダーに向けて攻撃する。その行動にライダーは回避しようとするが、出来ない。その代わりに斬られてしまう。

 

「くっ…、私のマスターは何処へ…。」

「…逃げる気か!」

 

ライダーは周りを見渡し、逃げようとする。セイバーはそれを制止しようとするが…時すでに遅し。

彼女は最初から存在しなかった様に消え去って行った。

 

「…戦えなかったか。」

 

セイバーは少し物足りない顔をした。セイバーの心の中には焦りが生まれていた。異様に長く続く聖杯戦争に対しての焦りを。


結界もなくなり、俺とセイバーは前に歩いていた。…慎二がマスター、というのは理解できる。

けれど、場所がわからないとなると──。

 

「士郎、今度の動向を早めにした方がいいのでは?」

「え?そうか?少し早足すぎないか?」

「…そうですか…。野暮用ができたので、行ってきます。」

 

そう言ってセイバーは俺と離れる。…何かあったのか?

 

「なぁ、悠理。どうして、セイバーは焦ってるんだ?」

「多分だか、セイバーはこの聖杯戦争の長引きに違和感を抱いてるんだ。」

「長引き…?」

「ああ、俺の知識だと、精々二ヶ月程度だ。だが、この聖杯戦争は何も発展しない。それに違和感を抱いてるんだ思う。」

 

そうか…、俺からすれば違和感は抱いてなかった。でも、知識がある人からすれば、違和感は抱くか…。

 

「悠理。お願いだ、セイバーを尾行してくれ。」

「分かった、俺もセイバーが心配だからな。」

 

そう言って、悠理はセイバーが歩く方へ向かっていく。

…俺もついて行きたいけど、ここはセイバーに寄り添ってくれる悠理の方がいい。まだ、セイバーを理解してきれてないしな。


「セイバー。」

「悠理…。」

 

俺はセイバーに声をかける。…マスターの方がいい、そう言いたいが、士郎はまだ理解してない。

…頼る理由もあるが、話しづらいな。

 

「悠理は、どう思いますか?この聖杯戦争。」

「まだ始まったばかりだ、けれど、セイバーの想いもわかる。願いがあるんだろ?」

「…ええ、聖杯に叶える願いの為に…。」

 

セイバーは少し疲れるようだ。…ここからは言葉を選ぶしかなさそうだ。

 

「私は、聖杯戦争の為ならと思い、戦ってきました。ですが…日に日に思うんです。戦争の意味があるのかと。」

「…意味はある。けど、その本質は見抜けない。」

「…ですよね、でも、私はこの願いの為に戦ってるんです。…その筈なのに。」

「俺も同じだ、英霊として召喚されたのに、自分の願いに迷いがある。セイバーの悩みは、俺もあるさ。」

 

セイバーにそういうと、俺のそばに駆け寄る。…真名は俺にはわからない。理解すらもできない。

けれど、英霊の立場からすれば理解できる。

 

「私は…この日常を大事にしたいって思うんです。それなのに、英霊として召喚され、闘いに飽きがくる。…これが、感情なんでしょうか。」

「…飽きは分からない。けど、闘わなければ、俺たちも死ぬ。…士郎だって、それを理解してるさ。」

「…私は、道具なんでしょうか。」

「道具じゃないさ、同じ人間同士だ。決裂だってする。喧嘩だってする。それくらいでへこんだら、英霊に選ばれないさ。」

 

セイバーに言葉を投げかける。難しいかもしれない、理解はできないかもしれない。

でも、俺たち英霊も人間と同じだ。感情もある、心の中に勇気がある。諦めない、という想いだってある。

 

「私はやはり…貴方のことが──。」

 

通知音がガラケーから聞こえる。士郎からの様だ。

メールだが、早めに帰ってくれると助かるらしい。…もう夜になるか。

 

「セイバー、早く帰るぞ、士郎たちが待ってる。」

「──分かりました。明日は晴れだといいですね。」

「ん?そうだな。」

 

なぜか、セイバーの顔は前より暗くなっている。…通知が鳴る前に何か言ってたが…もう一度聞くべきか?

…やめておこう、そこまで仲良くはない。

 

夜になってから、俺は外に出て、月を見ていた。

…いつの間にか6月になりつつある。この長い戦争は終わるのだろうか。

 

「マスターを持たない英霊は存在しない…。」

 

周りはマスターを持っている。俺は居ない。…気晴らしにベルベットルームに行こう。

 

…部屋はいつも通りだ。自分が鎖に繋がって見上げている。…なぜ、こうなったのか、前は覚えていたはずなのに。

 

「ラヴェンツァ、そういえば聞いておくことがあった。」

「なんでしょうか?」

「どうして、アルセーヌは他の魔法を持ってるんだ?」

「…さぁ。」

「さぁ…?」

「はい、私からすれば経験のない事です。彼がどうして、ガルも使えるか…合体事故じゃありませんし。」

「…アルセーヌが前より強くなったのか?」

 

…合体事故なんてなかったし、アルセーヌがいない時に特訓してたのか?…難しいが、ベルベットルームに来たんだ。

新しいペルソナを持っておくことにしよう。

 

「…あれ、全書は。」

「…保管しています。それともう一つ…、何故かは分かりませんがペルソナの追加はできません。」

「え?じゃあ、ワイルドの力ってどうなるの?」

「…アルセーヌが全てを吸収してる筈です。彼がガルを持ったとするならば、道中にある物か、元々持っていたペルソナを体内に入れたと考えるべきでしょう。」

「セイバーと同じ大食漢になったのか。」

 

…つまり、イシスが居ないのは、アルセーヌが全てを吸い込んだってこと。…ブラックホールなのか。

そう思いながらも、ペルソナを作らない代わりにどうするかというと。

 

「装備品作りです。」

「…地味になったな。」

「はい、ですが、影響はこの聖杯戦争のせいでしょう。作り方は、アルセーヌが取り込んだ物を解剖する…つまり、体内から食べ物を…。」

「やめてくれ、その話は俺に影響を与える。」

 

ラヴェンツァに頼み、アルセーヌの体内にある装備品を取り出す事にした。…最初から最後まで、医務室だった…と伝えるべきだろう。

 

「…では、銃とナイフ…そして、彼の装備品です。」

「…剣?」

「はい、彼に与えてください。彼なら、使える物かと。」

「ありがとう、ラヴェンツァ。」

 

俺はお礼を伝え、部屋から出る。…短剣だからか、重い。…というか、これがアルセーヌから出たのか。

…伝えないでおこう。

 

俺は士郎に剣を渡し、明日の放課後の予定を考えることにした…。来週から定期テストだ。…その間にテスト勉強するべきだろう。




運命9

久々の投稿です。文章が相変わらず低レベルです。
…新しい小説を書きたいけど、野放しにしたら、怒られるかなー…。

イシスを使っている事を忘れてましたが、アルセーヌをメインにしたいという作者の思いから、アルセーヌが吸い込みを覚えました。つまり、前より胃袋が大きくなって、吸い込んでる事です。
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