Fate/stay night Persona Memory 作:鏡蓮
段々と終わりを迎えていく聖杯戦争。だが、「終わり」は彼に来るのだろうか?
セイバーとのカップリング、良くなかったかな。と感じてます。士郎とのカップリングにすれば良かったんだろうか。…でも進んじゃったし、変更できないし…。許してください。
「タナトスを取り込んだ者は、いつしか人間に戻る可能性がある。だが、それを取り込む者は「人間」ではなくなる。」
21日(金)、放課後はあの教会に訪れた。もし、ここにいるのするなら、何故ここにサーヴァントがいるのか、俺はその疑問を昨日から持っていた。
「来たか、異分子よ。」
「お前は…、英霊なのか。」
「そうだ、だが…我は頗る機嫌が悪いのでな。愉しませろ、雑種ッ──!」
教会に入った直後、俺に向けて槍が来る。話し合いは無理か…。待て、まさか…実力を示すしかないのか。
英霊は間髪入れずに、次の武器を飛ばす。遠距離が得意なのか。
「ふっ…、我の所に来てみろ。その粗末な足でな!」
俺を煽り、次々と投擲していく。逃げる事など出来ない。…それに、攻撃すれば続ける筈だ。
…走るしかない!
「ほうっ…?だが、走ればお前は完全な的になる。…やはり、我の見当違いか。」
攻撃が来る…。しかし、俺は避ける事など出来ない。防ぐ為にナイフを使うしかないっ。
カキンッ──。槍を塞いだ俺は、前へ進む。逃げるわけには行かない。慎二を助ける為に…!!
何度も来る矛、それを俺はナイフだけで塞いでいく。英霊の前へ行かなければ…。
「本来の力を隠すか、だが…英霊のお前でも死ぬぞ?」
無数の矛が空中に現れる。多分、死ぬだろう。だが…、走るしか方法はない!
「死ねッ──。」
そう二言の言葉を出し、矛は俺に向けて刺しにくる。だが、俺は隙を見て避ける。回避できない物はナイフで弾き返す。という方法を取る。
「はぁはあっ…。」
「やっと着いたか…。何故、貴様が力を使わなかったかは聞かないでおこう。」
英霊の前に着いた俺は…息を吐く。…もう、何も考えれなかった。あるのは、生きれた事。それくらいだった。
「雑種、いや、名前を聞いてやろう。喜べ、王の命令だ。お前は何者だ。」
「晴宮…はっ…悠理。」
「晴宮悠理、お前に聞こう。杯に何を願う。平和か?それとも絶望か?」
「…違う。俺は、俺は生きる為に戦いに来た。」
男性にそういうと、笑みをこぼした。何も考えずにいる自分が、醜く見えるのだろうか?
それだったら、今ここで殺すべきだろう。なのに、男性は殺さない。
「悠理よ、お前は雑種だ。だが、その欲は強欲。ふっ…、話し相手としては不利気だが、認めてやろう。異分子よ。」
そう嘲笑う男性を睨みながらも…、俺は何かの目標が出来た気がした。
「生きる」。その為に戦ってるのだと理解した。
「次に出会う時、お前がどう生きるか、これからどうするか、魅せてみろ。」
我は汝…汝は我…
汝、ここに新たなる契りを得たり
契りは即ち、
生きし英霊の力とならん。
我、節制のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
勝利へと至る、更なる力とならん…
「だが、まだコイツは返さん。返す時が来れば、返すとしよう。」
そう言って、男性は居なくなった。…まだ慎二は返されない様だ。
夜は勉強会の続きをすることにした。
「セイバーもするのか?」
「はい、私もこの時代に来てから、士郎たちの事をよく知っておかないといけませんし。」
セイバーも入れて、俺たちは勉強をすることにした。段々と暖かくなったからか、夏服が多くなっている。
「悠理って、前の高校はどうだったんだ?英霊だからか、分からないけどさ。」
「…多くて7人くらいで行動してた事が多かったかな。今の様に勉強会をしてたしね。」
「過去の英霊…なのかしら。」
「今、考えてもしょうがないだろ。勉強に手をつけないとな。」
遠坂さんと士郎のたちが逆転してる。だが、過去の英霊…と言われたらそうじゃない。
2004年からも生きていて、未来とも言える。…なのに、未来とは言えない。
「悠理、私たちの戦争は終わる時が来るのでしょうか。」
「来るさ、絶対とは言えないけど、終わりは来てる。」
まだ判明していない英霊もいるが、いるとしたら、あと5騎だ。
「私たちとも戦うのだから、気にしなさいよ。」
「そうか、遠坂とも戦うのか…。」
「ああ、それに、俺と戦う可能性だって出てくる。」
そういうと、士郎とセイバーの目には困惑の目が浮かんでいた。
…そうか、絆を結んでるせいか、仲間だと思ってしまってるんだ。
「もしもの話さ、それに、士郎と協力するって根本は変わんないんだし。」
俺はそうフォローする。段々と終わりを迎えてるが、戦っていく。この終わりのある戦争を。
22日の放課後は、一昨日にあった事象を検証することにした。
「…もし、ここを通れば、帰れない可能性がある。でも…行かなきゃいけない。」
俺は路地裏を歩く、進んでいくと──雪景色に染まった世界が広がっていた。
「城だ…。」
雪が降る城を歩いていく。…扉は開いてない。
声をかけよう。
「誰かいらっしゃいますか…!」
「……。」
銃弾が上から来る。…入らせる訳には行かないらしい。
「…また、来ますね。」
俺は城に背を向き、歩いていく。そうして歩いていくと、少女が先で待っていた。
「お兄ちゃん、来てくれたの?」
「ああ、来たのはいいけど、断られてね。」
「…そうなんだ、ねぇ…お兄ちゃんはどうして城に入りたいの?」
城に入りたい理由…。入る必要があるから、訪れてるのか?
…わからない。
「お兄ちゃん、雪だるまを作ろ。それで、お兄ちゃんがどうしたいのか分かってくる筈だからさ。」
「…そうだね、雪だるま、作ろっか。」
俺は少女と共に雪だるまを作っていく。…初めてだからか不自然な形になってしまった。対して少女は綺麗に作られていて、差を感じてしまった。
「お兄ちゃんは、いい人なんだね。」
「そうかな…。」
「うん、お兄ちゃんはどうして城に行きたいか分かった。多分、友達に似た雰囲気を感じてるんだよね?」
「雰囲気…。」
城には懐かしくもない初めて来た感じがした。だが、雪だるまを作り、少女に言われた一言で、少しだけ分かった。
そうだ、士郎に似た感じがしたんだ。友の様な、親友の様な想いが。
「私の名前は、イリヤスフィール・アインツベルン。イリヤって呼んでね。ねぇ、お兄ちゃんの名前は?」
「晴宮悠理。悠理でいいよ。ねぇ、君のお父さんは…衛宮なのか?」
「うーん…。わかんない!でも、お兄ちゃんが来れる様にするには…少し時間をかけて来ないといけないんじゃない?」
「…時間か。」
イリヤにそう言われ、俺は帰り道を歩こうとする。その時、彼女は俺の手を掴んだ。
「
我は汝…汝は我…
汝、ここに新たなる契りを得たり
契りは即ち、
生きし英霊の力とならん。
我、太陽のペルソナの生誕に祝福の風を得たり
勝利へと至る、更なる力とならん…
二重に聞こえたイリヤの声、目を開けたら…そこはいつもの路地裏の先。
「未来を変えれる…。」
未来は誰にでも変えれる。その筈だ…。だが、何で俺を頼ったんだ?
夜に傾く日に向いて、俺は帰り道を歩く。
夜は勉強会に参加せず、眠ることにした。明日の放課後はどうするべきだろうか。
23日(日)の放課後、セイバーと共に行動することにした。
ヴェルデのカフェで爆食するセイバーを見ながら、雑談をしていた。
「セイバーは何を願うんだ?」
「聖杯にですか…?」
セイバーは、少し悩んだ素振りをする。…俺より英霊らしいセイバーなら願いが決まっていると思ってるが、どうなんだ?
「私は…、英霊としての私の願いと今の私の願いとは違うんです。」
「2つ、あるってことか?」
「はい…。本当は人生を変えたい。そう思ってた。けれど、今の私は、貴方と共に生きていたい。って思ってるのです。」
自分の手に触れるセイバー、その手は女性らしい手をしていた。…だが、英霊とも付き合えない。断ろう。
「ごめん、セイバー。俺には…。」
「やめて下さい。私の想いを踏み締めないでください…。私は、貴方がいたから…。」
「士郎だっている。君の道の隣にいるのはマスターだ。…俺がいたら駄目だ。」
セイバーの手は俺の手を力強く握りしめている。士郎はマスターだ。ただ、俺がフォローしていた。それだけのことだ。
「セイバー、俺は…。」
「私を一人にしないでください…。あの場所に居たくないんです…。だから、貴方が居たらと思うと…。」
「それは愛じゃない。ただ、自分の都合を押し付けてるんだ。俺は友達で仲間なんだ。セイバー、これからは一人じゃないんだ。士郎たちがいる。」
「…悠理はどうするんですか。」
「絆がある。セイバーと結んだ、絆が。」
俺はそう諭して、セイバーとの付き合いを断る。だが、セイバーとの絆を昇格できなかった。
「悠理、私は諦めきれません。…貴方の想いでも、私は…。」
セイバーとの関係を考えた方が良さそうだ…。それも、厳しくなってる。…付き合うしかないのか。
「分かった、付き合うよ。でも、英霊同士だからな、飽きたら辞めていいからな。」
「…飽きる訳ありませんよ。」
セイバーはそう微笑み、カップルになることになった。…強制的だが、女性は獣なのか?と段々と思ってる俺は疲れてるんだろう。
夜は、セイバーと散歩する事にした。そうしないと、セイバーの機嫌が損なわれるからな。
「セイバー、いいのか?外に出て。」
「はい、私の優先順位は貴方ですので。」
愛が重い…。だが、仕方ないのかもな。セイバーはいつも寂しがってる。だから、辛いのだろう。独りでいることが。
「セイバー、英霊として終わったら、どうするんだ。」
「…決めてません。でも、貴方と共にいるなら、私はついていきます。貴方の旅を見届けるなら、私は…。」
セイバー…、精神的に重いのか、俺に圧が来てる。せめて、友達なら良かったんじゃないか?と思ってる。
「明日は日曜ですね。明日は、何も起こらないといいですね。」
そう笑う彼女の目は、少女の様に純粋で、俺に重い愛を向けた目だった。
汝、ここに、人の絆を確立したり。
ここに、運命の秘めたる力を解き放したり。
今こそ、英霊という名の力を再臨せよ。
運命MAX(強制カップル)
節制2
太陽3
カップルフラグになってしまった…。でも、そうしないと進まないから…。
隠者はいつ?と言われたら、まだまだです。
晴宮悠理のスキル・ペルソナの入れ替えを削除しました。代わりのスキルを考え中。(アイディアがあったら、参考にします。)